成約インタビューM&A事例

住宅設備業のM&A事例【東海地方】

会社・経営者個人の双方がより大きく成長するために、
M&Aを選択

  • 譲渡企業

    K.M.様

    業種
    住宅設備業界
    地域
    東海地方
    売上
    非公表
    社長の年齢
    30代
    譲渡理由
    事業拡大
  • 譲受企業

    業種
    リフォーム業界
    地域
    売上
    非公表
    上場有無
    非上場
    譲受目的
    事業多角化

【譲渡企業:住宅設備業A社】
2018年の創業以来、住宅設備に関する販売・施工・メンテナンスなどを手掛けてきましたが、わずか2年後の2020年に、M&Aによる会社譲渡に踏み切っています。今回は、経営者の方に、M&A決断に至るまでの経緯を中心にインタビューいたしました。

事業の概要についてお聞かせください。

当社は、東海地区を拠点に、住宅設備に関する販売・施工・メンテナンスなどを手掛けている会社です。M&Aの完了から逆算しておよそ2年前の2018年に創業して、10人ほどの従業員を抱えています。
 

創業からわずか2年ほどで譲渡を決断した理由はどういったものでしたか?

会社という組織から見た理由としては、会社を存続させたうえで成長戦略を実現させたい、という点にありました。もともと当社では「会社の売却」を見越したうえで、ビジネスモデルを構築していたという背景があります。
また、「私」という経営者個人から見た理由としては、目先10年間のステップアップを急速に進めていきたい、という点です。今後の10年間でより大きなビジネスに取り組んでいくには、M&Aによる売却で急速に成長を果たしてしまう方法が有効策だと考えました。
そこで「会社・経営者個人の双方がより大きく成長できるように」という思いのもとで、売却利益を得ながら、相手企業の経営資源を活用して成長を図れるM&Aの実施に乗り出した、という経緯があります。

これまで他社との提携による施策で売り上げを大きく伸ばされたと伺っておりますが、そのうえでM&Aによる譲渡のどういった点に魅力を感じましたか?

提携を進めていくに連れて、当社のビジネスを大きくするには、相手企業との強固な関係性が必要であると感じるようになりました。提携で構築される相手企業との関係性のイメージは、あくまでも他人同士に過ぎません。
その一方で、M&Aによる譲渡もある意味では提携の延長線上にある行為といえますが、構築できる関係性は非常に強固なものです。
当社のビジネスを大きくしていくうえで、最終的には提携ではなくM&Aによる譲渡を選択しました。

適切な企業価値評価・マッチング・仲介会社選びの重要性を身をもって実感した

具体的にM&Aの着手を開始したのはいつ頃でしょうか?



具体的に検討を始めたのは、2019年の夏頃でした。そう考えると、検討から完了までの期間はちょうど1年程度でしたね。もともと私自身、M&Aという行為自体は5年ほど前から認識していて、いつ自分が取り組むことになっても不思議ではないな、というように心の準備はしていました。
こうした状況の中で、当社のみで成長していくことに明確な限界を感じ始めたのが、2019年の夏というタイミングだったのです。そこで「仕入先の変更」や「業務形態の変更」というような経営戦略を下すスタンスと同じように、1つのビジネスとしてM&Aの実施を選択しました。

M&A総合研究所にご依頼いただいた経緯はどういったものでしたか?

当社では、M&A実施にあたり、M&A総合研究所さんだけではなく、別の仲介会社さん(以下、B社)にも相談を持ちかけていました。そこで双方の仲介会社さんとやり取りしながら売却価額を検討していたのですが、当初はB社から想定していたよりも高額な売却価額を提案がありました。
提案された売却価額に驚きながらも、B社にマッチングしていただいたいくつかの企業さんとトップ面談を進めましたが、そこから具体的な交渉に発展することはありませんでした。いま思うと、やはり売却価額が現実的な相場と離れていたことが理由の1つであったのかもしれません。
そこで、M&A総合研究所さんに上記の問題について相談を持ちかけたところ、適切な売却価額を提案していただいたうえでマッチングを図ってもらえて、結果的に具体的な交渉までスムーズに進められたという経緯があります。
M&Aを進めるうえで、適切な企業価値評価やマッチング、ひいては仲介会社選びの重要性を身をもって実感しました。

客観的かつ的確にM&A市場を捉えている仲介会社の目線はとても大切

M&Aを終えてみて、仲介会社を利用するメリットをどのように感じていますか?

1番のメリットは、会社のアピールポイントを的確にピックアップしてもらったうえで、それを譲受候補の会社に対して効果的に伝えられるという点です。
私には仲介会社さんを通さずに、自分だけで譲受企業探しやプレゼン資料作りなどを行っていた時期がありました。そこで、「当社からすると魅力的でも、譲受候補の会社にとってはそれほど重要ではない」部分をアピールポイントとして打ち出しても、効果的なマッチングは図れないことを痛感しましたね。実体験を踏まえて、客観的かつ的確にM&A市場を捉えている仲介会社さんの目線はとても大切だと感じました。
また、仲介会社さんは、M&Aの相手企業と信頼関係を築いていくうえで、パイプ役としても大いに機能する存在だと思います。仲介会社が間に入るのと入らないのとでは、相手企業と信頼関係を築けるまでの時間だけでなく、その成否まで大きく変動するといっても過言ではないです。

他のM&A仲介会社と比較して、M&A総合研究所に依頼して良かったと思える点はありますか?

M&A総合研究所さんには、まずレスポンス面において、依頼して良かったと感じています。私も見習わなくてはならないと思うほど、担当アドバイザーさんには、ときに直接足を運んでもらいながら、スピーディかつ丁寧にご対応いただけました。そのおかげもあり、当社は東海地区に拠点を置いていますが、東京に本社があるM&A総合研究所さんとの距離を感じることなく、スムーズにM&Aを進められたのだと思っています。
また、M&Aには多くのルールがあり、これに則って手続きを進めていく必要があります。しかし、私を含めたM&Aの当事者たちはルールのみで片付けられない「想い」を抱えています。それは、会社への思い入れであったり、手続きに対する不安感であったりしますが、M&A総合研究所さんはこうした経営者の心理をキッチリと捉えてくれる仲介会社だと思います。
これまで相談を持ちかけたB社の中には、「血の通った人間味」のようなものがなく、あくまでも業務として機械的にM&Aを進めているように感じました。しかし、M&A総合研究所さんでは、こういった対応を取られることは全くありませんでした。
「M&Aの初心者」である経営者の心強い味方となるためのサポート体制が整っているM&A総合研究所さんには、私のようなM&A未経験の経営者であっても安心して依頼できると思います。

今後、経営者さんはどのようなことに取り組む予定でしょうか?

一旦は経営者としての立場をリタイアして、しばらく経ってから別の角度から新たなビジネスを始動させたいと考えています。とはいえ、まずは、相手企業の役員として残り、買い手企業を大きくしていくことに尽力していきます。
役員として活動していく期間で新たなやりがいなどが見えてくるかもしれないので、その点も踏まえて柔軟に進めていこうと考えています。

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