吸収合併を英語で何という?【吸収合併する/した/される/された】の英語は?

取締役
矢吹 明大

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。

今回は、吸収合併を英語で何というのか紹介したうえで、「吸収合併する・した・される・された」を表す英語もまとめました。最近のビジネスシーンでは英語によりM&A取引を行うケースも多いです。吸収合併で使用される英語例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 「吸収合併」を英語で表記すると
  2. 「吸収合併する」を英語で表記すると
  3. 「吸収合併した」を英語で表記すると
  4. 「吸収合併される」を英語で表記すると
  5. 「吸収合併された」を英語で表記すると
  6. M&Aという英語の意味は?
  7. 吸収合併の意味
  8. 吸収合併を英語で何という?まとめ
  • 今すぐ買収ニーズを登録する
  • 経験豊富なM&AアドバイザーがM&Aをフルサポート まずは無料相談

1. 「吸収合併」を英語で表記すると

M&Aに限らず専門的な分野においてビジネスを円滑に進める場合、専門用語を覚えておかなければなりません。

簡単な用語から複雑な用語まで多種多様ですが、こうした言葉を覚える際には工夫も必要となります。

工夫のひとつは、専門用語の英語での表記方法も合わせて覚えることです。現在のグローバル社会では、これまで以上に英語が重要な言語として位置づけられています。

M&Aを行う際には、国内外問わずさまざまな国・地域から相手企業を探すケースも少なくありません。海外企業とのM&Aにおいて意思疎通を交わす際に基本となる言語は英語です。

さまざまな専門用語が存在するM&A分野ですが、中でも基礎として位置づけられる言葉のひとつに「吸収合併」があります。

今回はM&A用語のひとつである、「吸収合併」に関する英単語および例文をまとめました。

Absorption merger(吸収合併)

はじめに紹介する言葉は、名詞である「吸収合併」です。吸収合併を英語で表記する場合、「吸収」の意味を持つ英語「Absorption」と「合併」の意味を持つ英語「Merger」を合わせて「Absorption merger」となります。

「Absorption」は吸収・併合・編入などの意味を持つほか、ケースによっては単体でも吸収合併を意味する言葉です。上記以外には、夢中・没頭などの意味もあります。ちなみに、名詞「Takeover」も、吸収合併を意味する言葉です。

「Absorption merger」の例文

ここでは、吸収合併を意味する「Absorption merger」を使用した例文を紹介します。紹介する例文は、「昨日、A社とB社の吸収合併を知った」です。

これを英文にすると「Yesterday , I knew the absorption merger of company A and company B」と表記されます。

なお、「Absorption merger」にはもうひとつ表記方法が存在するため、合わせて把握しておきましょう。はじめに、「Absorption」と「merger」の間に「type」という英単語を入れます。

そして「Absorption」と「type」の間に「ー(ハイフン)」を入れ、「Absorption-type merger」と表記されます。

例えば、「吸収合併の登記」を表したいときには、「Registration of an Absorption-type Merger」と表記します。

「Absorption」と「merger」の間に「type」の英単語を入れる場合と入れない場合、そのどちらを用いても意味は基本的に同じです。

【関連】事業承継を英語では何という?使い方や英語例文あり!

2. 「吸収合併する」を英語で表記すると

名詞の「吸収合併」を表す英語を把握したところで、次は吸収合併の動詞を表す言葉「吸収合併する」の英語表記について解説します。

Absorb and merge(吸収合併する)

「吸収合併する」は吸収合併の動詞です。そのため、吸収を表す名詞「Absorption」の動詞形である 「Absorb 」および合併を表す名詞「Merger」の動詞系「Merge」を使用して、「Absorb and merge」と表記します。

とはいえ、表記方法はこれだけに留まらず、「Absorb into」「Acquire」などでも同様の表現となるほか、省略して「Merger」と表記しても「吸収合併する」を意味するため、合わせて把握しておきましょう。

「Absorb and merge」の例文

次に「吸収合併する」を使用した例文を紹介します。ここで紹介する例文は、「A社がB社を吸収合併する」です。

英語では「Company A absorbs and merges company B」と表記します。「Absorb and merge」は動詞であるため、be動詞が入る部分に使用されます。

3. 「吸収合併した」を英語で表記すると

次に解説する表現は、「吸収合併した」です。ここでは、動詞「吸収合併する」の過去形である「吸収合併した」の英語表記について解説します。

Absorbed and merged(吸収合併した)

過去形である「吸収合併した」を英語で表記するには、動詞の「Absorb」に「ed」を付加した過去形の動詞「Absorbed」を使用します。

そして、「合併する」を表す動詞「Merge」にも過去形の「d」を付けると、「吸収合併した」を表す英語「Absorbed and merged」となるのです。なお、省略した表現「Merged」でも、「吸収合併した」を表せます。

「Absorbed and merged」の例文

ここでは、動詞の過去形「吸収合併した」を表す「Absorbed and merged」の例文を紹介します。

紹介する例文は、「吸収合併したA社とB社は最高益を更新した」です。これを英語で表すと「Absorbed and merged company A and company B renewed the highest profit」となります。

4. 「吸収合併される」を英語で表記すると

ここまで「吸収合併」の名詞・動詞および、その過去形について解説しました。どれも簡単な英語ですが、実際のM&Aシーンに立ち会うと言葉が出てこなくなることもあります。こうした場合でも、焦ることなく本記事の内容を思い出してみましょう。

次に紹介するのは、受け身の表現「吸収合併される」です。この表現は、受動態とも呼ばれています。

Be absorbed and merged(吸収合併される)

受動態は「be動詞」+「過去形」で表す決まりです。これを踏まえて「吸収合併される」を英語で表現すると、「吸収合併する」の受動態となるために「Be absorbed and merged」と表記します。

なお、「Be taken over」「Undergo merger」なども、「吸収合併される」を意味する表現です。

「Be absorbed and merged」の例文

ここでは「吸収合併される」を用いた例文を紹介します。紹介する例文は、「吸収合併されるA社の高い技術力は以前から定評がある」です。

これを英文にすると、「The high technical strength of Company A, which is absorbed and merged, has long been established」となります。

5. 「吸収合併された」を英語で表記すると

最後に紹介する言葉は、「吸収合併される」の過去形「吸収合併された」です。受動態かつ過去形である「吸収合併された」の英語表記について解説します。

Be absorbed and merged(吸収合併された)

「吸収合併された」は、受動態「吸収合併される」と同じ文法である「Be absorbed and merged」によって表記されます。

ただし、「吸収合併された」で使用されるbe動詞は、「吸収合併される」とは異なり過去形です。

「Be absorbed and merged」の例文

過去形であり受動態の「吸収合併された」の例文を紹介します。紹介する例文は、「A社がB社に吸収合併されたのは本当に驚いた」です。英語に直すと「I was really surprised that company A was absorbed and merged with company B」となります。

6. M&Aという英語の意味は?

そもそもM&Aとはどういった意味の英語が略されている言葉なのか、把握できている経営者はそれほど多くありません。ここでは、改めてM&Aの意味について解説します。

合併と買収を意味しているM&A

M&A(エムアンドエー)は、正式名称を「Merger and acquisition」とする言葉です。日本語では、「合併と買収」という意味になります。企業同士の買収や合併といった行為を表す言葉です。

M&Aの代表的な手法

M&Aにはさまざまな手法があり、代表的なものには株式譲渡事業譲渡吸収合併などがあります。また、そのほかに株式交換株式移転などもあります。

「マネジメント・バイアウト(MBO)」や「レバレッジド・バイアウト(LBO)」など、株式を買収する際に用いる手法もあります。

M&Aを行う場合は自社の目的に合った手法を選ぶ必要がありますが、どれが最適かを判断するためには専門的な見解も不可欠になるので、M&A仲介会社などの専門家に相談することをおすすめします。

また、M&Aでは対象となる業界特有の知識だけでなく、M&Aに関する専門知識・実務能力なども必要です。M&Aで最大限メリットを得るためにも、専門家の協力のもとプロセスを進めていくとよいでしょう。

M&Aをご検討の際は、ぜひM&A総合研究所へご相談ください。M&A総合研究所には、多数の支援実績を持つアドバイザーが在籍しており、M&Aをフルサポートいたします。

当社は完全成功報酬制(※譲渡企業のみ)となっております。無料相談はお電話・Webより随時お受けしておりますので、M&Aをご検討の際はお気軽にご連絡ください。

【関連】M&A・事業承継ならM&A総合研究所
電話で無料相談
0120-401-970
WEBから無料相談
M&Aのプロに相談する

7. 吸収合併の意味

吸収合併の英語表記について紹介しましたが、最後に吸収合併の定義を紹介します。

吸収合併の定義

吸収合併とは、合併手法のひとつです。吸収合併を行う際には、吸収する会社と吸収される会社が生まれます。そして吸収合併する側の法人格は残りますが、吸収合併される側の法人格は消滅するのです。

吸収合併において合併される側は、会社の権利義務のすべてを合併する側に承継します。企業合併の中には法人を新設して合併する新設合併の手法も存在しますが、実務上の難しさなどを理由に新設合併よりも吸収合併が選択されるケースが多いです。

【関連】合併(吸収合併)と買収の違いは?M&A手法を徹底解説!

8. 吸収合併を英語で何という?まとめ

本記事では、吸収合併の英語表記について紹介しました。関連表現である「吸収合併する・吸収合併した・吸収合併される・吸収合併された」も、それぞれ英語・例文をまとめています。M&Aシーンでは、専門用語および英語を使用する機会が多いです。

しかし、ひとつひとつ言葉の意味を把握しておかないと、M&A当事者の間で意思疎通が取れていない状況に陥るおそれがあります。把握しているつもりになっている言葉も、この機会に再確認しておきましょう。

潤滑なコミュニケーションを目指すと、より良い条件や待遇でM&Aに成功する可能性が高まります。

M&A・事業承継のご相談ならM&A総合研究所

M&A・事業承継のご相談なら経験豊富なM&AアドバイザーのいるM&A総合研究所にご相談ください。
M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴をご紹介します。

M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴

  1. 譲渡企業様完全成功報酬!
  2. 最短49日、平均6.6ヶ月のスピード成約(2022年9月期実績)
  3. 上場の信頼感と豊富な実績
  4. 譲受企業専門部署による強いマッチング力
>>M&A総合研究所の強みの詳細はこちら

M&A総合研究所は、成約するまで無料の「譲渡企業様完全成功報酬制」のM&A仲介会社です。
M&Aに関する知識・経験が豊富なM&Aアドバイザーによって、相談から成約に至るまで丁寧なサポートを提供しています。
また、独自のAIマッチングシステムおよび企業データベースを保有しており、オンライン上でのマッチングを活用しながら、圧倒的スピード感のあるM&Aを実現しています。
相談も無料となりますので、まずはお気軽にご相談ください。

>>完全成功報酬制のM&A仲介サービスはこちら(※譲渡企業様のみ)

関連する記事

関連するキーワード

新着一覧

最近公開された記事