2022年02月17日更新
神奈川県・横浜市のM&A・会社売却・事業承継の動向や事例、案件紹介あり!
近年では、M&Aを活用した会社売却や事業承継が増えていますが、神奈川・横浜はどのような状況なのでしょうか。この記事では、神奈川・横浜のM&A・会社売却・事業承継における近年の動向や事例、案件を紹介します。
目次
1. 神奈川県・横浜市でM&Aをする際に仲介会社を選ぶポイント
神奈川・横浜でM&Aをする際に最適な仲介会社を選ぶポイントは、以下のとおりです。
- 該当する分野の専門的知識・M&A実績を持っている
- 案件規模・地元M&A実績などがある
- M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている
- 手数料・相談料・報酬体系がわかりやすい
- 担当スタッフの対応・相性が良い
それぞれのポイントを順番に見ていきましょう。
①該当する分野の専門的知識・M&A実績を持っている
神奈川・横浜にはさまざまな得意分野を持った仲介会社がありますが、担当する業界によって求められる知識・経験は異なります。M&Aを依頼する際には、対象の業界に関する専門知識やM&A実績を持っているか確認する必要があるのです。
②案件規模・地元M&A実績などがある
M&Aでは、さまざまな専門家と連携しながら地域性に合った対応が必要です。
神奈川・横浜でのM&A実績があれば、地元の士業専門家や金融機関などとのネットワークもできている可能性が高まります。神奈川・横浜で自社と同規模の案件を担当したことがあるかどうかの確認も重要です。
③M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている
たとえ、神奈川・横浜での実績があったとしても、M&Aは案件ごとにさまざまな問題が生じるため、柔軟に対応できる知識と経験も求められます。自社の業界に関する知識や神奈川・横浜での実績だけでなく、仲介会社にはM&Aに関する幅広い知識・経験も必要です。
④手数料・相談料・報酬体系がわかりやすい
神奈川・横浜では、M&A・会社売却・事業承継の課題を抱えている企業の多くは中小企業といえます。大きな資金の負担を抱えられない中小企業が仲介会社にM&Aを安心して任せるためには、報酬体系がシンプルで手数料が安価な仲介会社を選ぶことが大切です。
⑤担当スタッフの対応・相性が良い
会社の将来に関する重要なサポートを任せるには、担当者との信頼関係が欠かせません。
もともとM&Aはマニュアルどおりには進まないうえに、中小企業のオーナー経営者からするとさまざまな悩みを抱えているため、自身の考え方を理解したうえで誠実に対応してくれる仲介会社を選ばなければなりません。
2. 神奈川県・横浜市のM&A・会社売却・事業承継動向
神奈川・横浜エリアは、M&A・会社売却・事業承継の件数と金額は、全国的に見て上位に入っています。ここでは神奈川県・横浜市のM&A件数の推移と、休廃業・解散件数を紹介します。
神奈川県・横浜市のM&A件数の推移
レコフの調査によると、2020年の神奈川県におけるM&A合計件数は156件でした。この数値は、同じ関東地方に属する埼玉県(71件)や千葉県(62件)と比較しても、非常に多いことがわかります。
上記のうち買い手・売り手ともに神奈川県内の企業となったM&A案件は10件であるほか、「買い手が神奈川県内で売り手が神奈川県外」のM&A案件は56件(そのうち8件が海外)、「買い手が神奈川県外で売り手が神奈川県内」のM&A案件は90件(うち7件は海外)と報告されました。
もともと神奈川県・横浜市には規模の大きい企業が多いことや、全国トップのM&A・会社売却・事業承継件数および金額を持つ東京との取引が多いことなどが、M&Aの実施が盛んな理由の1つとして挙げられます。
神奈川県内企業の休廃業・解散件数
帝国データバンクの調査によると、2021年全国での企業の休廃業・解散件数都道府県別の発生状況では、件数ベースで最も多いのは 「東京都」の 1万 21,123 件で、全国で唯一1万件を超えました。
神奈川県の休廃業・解散件数は、大阪府に次いで2番目で3,233 件の結果となっています。そして、神奈川県内の「新型コロナウイルス関連倒産」動向調査 (2021年)によると、新型コロナウイルスの影響による神奈川県内の倒産は110件でした。
この件数は、前年の43件と比較して、2.5倍の増加です。業種別では、「小売業」28件と最も多く、次いで「サービス業」が24件と続いています。
上記のデータをみると、コロナによる経営難により事業が継続できなくなった企業よりも、財務内容やキャッシュに余裕のある企業で、後継者問題など経営難以外の理由で事業が継続できなくなった企業が多い現状を浮き彫りにしています。
こうした状況を改善するため、神奈川県・横浜市では、金融機関・公的機関・民間企業などが協力して、事業承継の推進に力を入れている状況です。
3. 神奈川県・横浜市のM&A・会社売却・事業承継に役立つ公的機関
後継者問題などを背景として、今後も中小企業のM&Aは、ますます増加するでしょう。M&Aは事業承継問題の解決だけではなく、成長戦略の一環でもあります。事業承継を円滑に進めるためにも、幅広い相談対応を行っている公的機関で専門家のアドバイスを受けてみるのもおすすめです。
神奈川県・横浜市のM&A・会社売却・事業承継に役立つ公的機関を詳しく紹介します。神奈川県・横浜市にある身近なサポート機関としては、以下が挙げられるでしょう。
①神奈川県事業承継・引継ぎ支援センター
神奈川産業振興センターにある神奈川県事業承継・引継ぎ支援センターは、中小企業や小規模事業者の事業承継の相談や専門家の紹介などのサービスを提供する公的機関です。
後継者不在の経営者と起業家を引き合わせるため、神奈川県後継者バンクも置かれています。神奈川県事業承継・引継ぎ支援センターでは、広域的なM&A案件も対応可能です。
中小企業の状況を整理し、丁寧なサポートを行っているため、目的に合わせたM&A案件を探せることでしょう。
②神奈川県よろず支援拠点
神奈川県よろず支援拠点も神奈川県事業承継・引継ぎ支援センターと同様に、神奈川産業振興センター内に設置されています。
神奈川県よろず支援拠点では、コーディネーターなどの専門員が、中小企業向けに売上拡大や経営改善などの経営課題に対してアドバイスを行う場所です。他にも相談内容に応じ、支援機関の紹介や課題に適した支援機関の相互連携をコーディネートも行います。
神奈川県各地にサテライトも設置していますので、身近な公的機関としてM&A案件を探す際に活用できるでしょう。
③横浜商工会議所
横浜商工会議所は、神奈川県各地にある地域総合経済団体の一つです。神奈川県の法人、個人、団体などが会員となり、経営や創業支援をサポートします。活動の基盤は常に地域に置いている利点を生かし、M&Aを行う際に活用できる可能性があるでしょう。
④神奈川県信用保証協会
神奈川県信用保証協会は事業資金調達の円滑化に努めることを目的として、主に中小企業・小規模事業者に対して金融面をサポートしています。
神奈川県信用保証協会が中小企業の公的な保証人となり、スムーズな融資を受けるためのサポートだけでなく、経営改善をなどの相談も可能です。神奈川県に密着した金融面での支援を行っているため、M&A案件を探す際にも活用できるでしょう。
4. 神奈川県・横浜市近郊のM&A案件一覧
ここでは、実際に公開されている神奈川・横浜近郊の案件一覧を紹介します。
- 新しい学びを提案する学習塾
- 「女性活躍」「ダイバーシティマネジメント」に特化した専門出版事業の国内外展開
- 庭のリフォームのプランニング・工事
- 沖縄料理店3店舗の運営
- 測量機器・試験装置の組み立て事業
- 不動産賃貸業
- Webサイト運営会社
それぞれの案件を順番に見ていきましょう。
①新しい学びを提案する学習塾
神奈川・横浜近郊の案件一覧1件目は、新しい学びを提案する学習塾です。
業種 | 教育 |
都道府県 | 神奈川県 |
法人形態 | 合同会社・合資会社 |
譲渡価格 | 5,000万円〜1億円 |
②「女性活躍」「ダイバーシティマネジメント」に特化した専門出版事業の国内外展開
神奈川・横浜近郊の案件一覧2件目は、女性活躍・ダイバーシティマネジメントに特化した専門出版事業の国内外展開です。
業種 | 出版 |
都道府県 | 神奈川県 |
法人形態 | 個人事業 |
譲渡価格 | 応相談 |
③庭のリフォームのプランニング・工事
神奈川・横浜近郊の案件一覧3件目は、庭のリフォームのプランニング・工事です。
業種 | 建設・工事 |
都道府県 | 神奈川県 |
法人形態 | 株式会社 |
譲渡価格 | 応相談 |
④沖縄料理店3店舗の運営
神奈川・横浜近郊の案件一覧4件目は、沖縄料理店3店舗の運営です。
業種 | 飲食 |
都道府県 | 神奈川県 |
法人形態 | 株式会社 |
譲渡価格 | 5,000万円 |
⑤測量機器・試験装置の組み立て事業
神奈川・横浜近郊の案件一覧5件目は、測量機器・試験装置の組み立て事業です。
業種 | 機械・部品メーカー |
都道府県 | 神奈川県 |
法人形態 | 株式会社 |
譲渡価格 | 2,500万円 |
⑥不動産賃貸業
神奈川・横浜近郊の案件一覧6件目は、不動産賃貸業です。
業種 | 不動産 |
都道府県 | 神奈川県 |
法人形態 | 株式会社 |
譲渡価格 | 1億〜2.5億円 |
⑦Webサイト運営会社
神奈川・横浜近郊の案件一覧7件目は、Webサイト運営会社です。
業種 | ウェブサイト・システム |
都道府県 | 神奈川県 |
法人形態 | 株式会社 |
譲渡価格 | 1,000〜5,000万円 |
5. 神奈川県・横浜市のM&A・会社売却・事業承継案件を探す手段
神奈川・横浜のM&A・会社売却・事業承継案件を探す手段には、以下の方法があります。
- M&A仲介会社・専門家に相談する
- 公的機関・地元の金融機関などに相談する
- M&Aマッチングサイトなどを活用する
それぞれの方法を順番に見ていきましょう。
①M&A仲介会社・専門家に相談する
M&A・会社売却・事業承継案件を探す手段としては、まずM&A仲介会社などの専門家に相談する方法が挙げられます。
M&Aを専門的に扱っているため、独自ネットワークや経験・実績によるサポートや案件紹介が受けられる点が大きなメリットです。
②公的機関・地元の金融機関などに相談する
神奈川県事業承継・引継ぎ支援センターや神奈川県・横浜市の地元金融機関に相談する方法も効果的です。どちらの機関も、地元の企業を十分に知っているといった強みがあります。
③M&Aマッチングサイトなどを活用する
M&Aマッチングサイトなどを利用すれば、神奈川県・横浜市に限らず全国からM&A・会社売却・事業承継案件を探せます。現在ではさまざまなマッチングサイトが生まれていますが、おすすめのマッチングサイトは以下のサイトです。
- M&A総合研究所
- Batonz(バトンズ)
- Tranbi(トランビ)
それぞれのサイトにある特徴を順番に見ていきましょう。
M&A総合研究所
M&A総合研究所が運営するマッチングプラットフォームでは、独自のAIシステム採用により精度の高いマッチングを実現しております。
譲渡をご希望の場合はプラットフォームを無料で利用可能です。そのほか、専門家による仲介が必要な場合には、実務経験豊富なアドバイザーによる専任サポートも受けられます。
Batonz(バトンズ)
Batonz(バトンズ)は、バトンズが運営するマッチングサイトです。
大手仲介会社が主に中規模から大規模案件をサポートするのに対して、Batonz(バトンズ)では小規模の案件を取り扱っています。
小規模案件が中心とはいえ、事業の承継先を探したい人から後を継ぎたい人への経営交代手続きに関して、全国約900の士業事務所および約90の金融機関などと協力しながら丁寧なサポートを実施しているマッチングサイトです。し
Tranbi(トランビ)
Tranbi(トランビ)は、2011年に生まれてから急激に成長を続けており、現在では国内トップクラスの豊富な案件数を保有しています。小規模事業者であっても手軽に利用できるシステム・手数料体系が特徴です。
6. 神奈川県・横浜市近郊のM&A事例
昨今はさまざまな規模の企業がM&Aを行っています。ここでは、神奈川県・横浜市近郊の案件一覧に関して、それぞれ紹介します。
①城南進学研究社によるTresterの買収
城南進学研究社は2020年5月、英語学童保育のTresterの全ての株式を取得し、子会社化しました。
Tresterは神奈川県川崎市に拠点を置いており、小学生を対象にネイティブ英語環境を提供する「トレスターインターナショナルアフタースクール」の教室を複数運営しているため、児童英語教育や学童保育のノウハウを保有しています。
城南進学研究社は、大学予備校「城南予備校」として有名です。英語教育でも未就学児から社会人までの教室もあります。昨今は、積極的な教室展開やM&Aによる事業の拡大を行っている会社です。
今回のM&Aにより、質の高い英語学童保育サービスを提供し、事業規模の拡大の加速を目指します。
②日本電計による新栄電子計測器の買収
日本電計は2019年12月、新栄電子計測器の全ての株式を取得し、子会社化しました。
新栄電子計測器は、神奈川県茅ヶ崎市に拠点を置く会社で、太陽光発電所システムやメガソーラーの点検・維持管理に必要なメンテナンス機器から監視システムなどの各種計測器の開発・販売を行う会社です。
日本電計は、東京都台東区に本社を置いており、電子計測機器の販売やシステム構築、各種計測器を取り扱うなどのテクニカル商社です。
今回のM&Aにより日本電計は新栄電子計測器社をグループに加え高い技術力を得ることで、システムハウス事業分野の強化、多様な商品群を取り込み、業容拡大を目指します。
③ポエックによる協立電機工業の買収
ポエックは2019年10月、協立電機工業の全ての株式を取得し子会社化しました。
ポエックは広島県福山市にあるポンプ、送風機、空調機、工場設備機器の製造・販売、防災機器などの販売を行っている会社です。
協立電機工業は神奈川県茅ヶ崎市に拠点を置く会社で、電気機械機器製作、修理を手がけています。主にモーターコイル、陸上ポンプ、水中ポンプなどの機器メンテナンス・修理に強みがあり、約200社の安定的な取引先を保有しているのが特徴です。
今回のM&Aにより、ポエックは関東地域での機器メンテナンス・修理案件の受注拡大を目指します。
7. 神奈川県・横浜市のM&Aに関するQ&A
神奈川県・横浜市のM&Aに関するQ&Aとして、M&A仲介会社を利用する際の譲渡価額の決め方や・M&A仲介会社のサポート範囲を解説します。
譲渡価額の決め方は?
譲渡価額の決め方は、特に指定された方法や決まりはありません。しかし、一般的に法外な譲渡価額や異常に安い価額を設定しても買い手はつかないでしょう。したがって、できるだけ説得力のある企業評価で価格算定を行う必要があります。
M&A仲介会社のサポート範囲は?
M&A仲介会社のサポート範囲は、M&Aの事前相談からクロージングまで行うのが一般的です。売り手側・買い手側ともにM&Aは、未経験であるのが多いるため、M&A仲介会社のアドバイザーの助言・交渉により、M&Aを進めていきます。
M&Aの交渉過程で取り交わす契約書は非常に多く、プロセスに従って「秘密保持契約」「基本合意書」「最終契約書」などを契約するため、専門的な知識や経験が必要になります。
拘束力が発生する書面もあるため、トラブルが未然に防げるよう契約書を作成する必要があるでしょう。全ての仲介会社で行っているわけではありませんが、事業や会社の統合が終了するまでサポートを行うM&A仲介会社もあります。
M&A仲介会社に依頼する際には、事前にサポート範囲などを確認しつつ自社と相性の良いM&A仲介会社を選択するのがベストです。
8. 神奈川県・横浜市のM&A・会社売却・事業承継ならM&A総合研究所へ
神奈川県・横浜市でM&A・会社売却・事業承継をお考えの経営者様はぜひM&A総合研究所へご相談ください。M&A総合研究所は、経験豊富なM&Aアドバイザーによる専任フルサポートを行っており、神奈川・横浜のM&A・会社売却・事業承継にも対応しております。
成約まで最短3カ月の実績を有するなど機動力が強みです。料金体系は成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。
無料相談はお電話・Webより随時お受けしておりますので、M&Aをご検討の際はお気軽にご連絡ください。
9. 神奈川県・横浜市のM&A・会社売却・事業承継まとめ
神奈川県・横浜市のM&A・会社売却・事業承継におすすめの仲介会社や、神奈川県・横浜市の案件一覧、M&A・会社売却・事業承継を成功させるポイントなどを紹介しました。
神奈川県・横浜市は製造業に大きな強みを持っていますが、その傾向はM&A事例にも顕著に表れているのがわかるでしょう。将来的には海外からのM&Aなども含め、事例の多様化すると考えられます。
高度に専門的な知識が求められるM&Aでは、M&A仲介会社などの専門家のサポートを受けるのがおすすめです。
M&A・事業承継のご相談ならM&A総合研究所
M&A・事業承継のご相談なら経験豊富なM&AアドバイザーのいるM&A総合研究所にご相談ください。
M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴をご紹介します。
M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴
- 譲渡企業様完全成功報酬!
- 経験豊富なM&Aアドバイザーがフルサポート
- 圧倒的なスピード対応
- 独自のAIシステムによる高いマッチング精度
M&A総合研究所は、成約するまで無料の「譲渡企業様完全成功報酬制」のM&A仲介会社です。
M&Aに関する知識・経験が豊富なM&Aアドバイザーによって、相談から成約に至るまで丁寧なサポートを提供しています。
また、独自のAIマッチングシステムおよび企業データベースを保有しており、オンライン上でのマッチングを活用しながら、圧倒的スピード感のあるM&Aを実現しています。
相談も無料となりますので、まずはお気軽にご相談ください。