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2021年04月19日

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ニコンがMorf3D Inc.を買収/材料加工事業のM&Aニュース

ニコンによるM&Aの概要

ニコン(東証1部 7731)は、M&AによりMorf3D Inc.の株式の過半数を取得し子会社化したと発表した。株式取得日および取得価額は非公開。

ニコンとMorf3D Inc.の会社概要

買収側のニコンは、光学機器を取り扱っている企業である。光学関連機器の大手企業であり、カメラ製品、双眼鏡・望遠鏡・顕微鏡・メガネなどのレンズ製品、半導体用・液晶用の露光装置、測定器類など、様々な分野で製品を展開している。
 
会社名 株式会社ニコン
設立年月 1917年7月
資本金 654億円
代表者 馬立 稔和
所在地 東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟
事業内容 光学機械・器具の開発・製造・販売 他
売上高 5,910億円(2020年3月期 連結)
公式サイト https://www.nikon.co.jp

売却側のMorf3D Inc.は、アメリカのカリフォルニア州に拠点を置き、金属を積層する加工方法である「3Dプリンティング」を手掛けている企業である。主に、宇宙航空機関連部品を受託生産している。
 
会社名 Morf3D Inc.
設立 2015年
資本金 不明
代表者 Ivan Madera
所在地 米国・カリフォルニア州
事業内容 宇宙航空機産業向け金属部品の受託加工
売上高 不明

M&A当事会社であるニコンとMorf3D Inc.は、ともに製造業界に属している。

M&Aにおけるニコン(買収側)の狙い

本件M&Aの狙いは、材料加工事業の拡大を図ることである。ニコンは、材料加工事業を今後の成長領域のひとつとして注力し、事業をリードする企業への投資や提携を積極的に検討している。Morf3D Inc.は、宇宙航空機関連部品の受託生産に関してアメリカのトップクラスの企業である。同社を子会社化することにより、同社の事業基盤を活用して、新たな受託加工ビジネスを展開できると判断して、株式の取得に至った。

ニコンの過去のM&A実績

同社は、2016年10月に、アメリカのMark Roberts Motion Control Limitedの全株式を取得し連結子会社化した。
売却側のMark Roberts Motion Control Limitedは、映像機器の遠隔・自動追尾操作を可能とするロボット制御装置の開発・製造・販売を行なっている企業である。
M&Aの目的は、映像事業における事業領域の拡大である。

製造業界のM&A動向

製造業界では、「大手企業による中小規模の部品メーカーへのM&A」「IT化などの導入を行なうための異業種M&A」「本業を革新させるためのM&A」などの実施が目立っている。特に近年は大手企業による中小部品メーカーのM&Aが増加しており、大手企業が自社グループ内で一貫した製造を行なうための手段としてM&Aによる買収が活用されている。

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