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2021年04月30日

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廣済堂がエヌティとNeoを買収/人材派遣事業のM&Aニュース

廣済堂によるM&Aの概要

廣済堂(東証1部 7868)は、2021年4月28日に、エヌティとNeoの全株式を取得し子会社化した。エヌティの取得価額は369百万円、Neoの取得価額は50百万円。

廣済堂とエヌティおよびNeoの会社概要

買収側の廣済堂は、情報・人材・葬祭の3分野で事業を展開している企業である。情報分野では、印刷関連を中心に、ITやBPOのサービス、出版を手掛けている。人材分野では、求人広告を始めとして、人材派遣、人材紹介、人材育成・研修などを手掛けている。
 
会社名 株式会社廣済堂
設立年月 1962年4月
資本金 10億円
代表者 根岸 千尋
所在地 東京都港区芝浦1-2-3 シーバンスS館13F
事業内容 情報ソリューション、人材サービス、葬祭 他
売上高 350億円(2020年3月期 連結)
公式サイト https://www.kosaido.co.jp

売却側のエヌティとNeoは、人材派遣事業と輸入事業を手掛けている企業である。人材派遣事業では、物流関係に特化してサービスを提供している。輸入事業では、中国に自社工場を有し、靴下・帽子・手袋などの製造・輸入販売を行なっている。
 
会社名 株式会社エヌティ
設立年月 2011年10月
資本金 40百万円
代表者 富田 将明
所在地 埼玉県鴻巣市松原1-3-18
事業内容 人材派遣、輸入卸売
売上高 831百万円(2020年8月期)
公式サイト http://www.n-nt.info
 
会社名 株式会社Neo
設立年月 2016年9月
資本金 20百万円
代表者 富田 将明
所在地 埼玉県鴻巣市松原1-3-18
事業内容 人材派遣、輸入卸売
売上高 266百万円(2020年8月期)
公式サイト http://www.neo-nt.net

M&A当事会社である廣済堂はサービス業界、エヌティとNeoは人材派遣業界に属している。

M&Aにおける廣済堂(買収側)の狙い

本件M&Aの狙いは、グループ事業の業容拡大である。エヌティとNeoは、現在物流倉庫の建設ラッシュが進む埼玉県北部において、大手優良ユーザーを数多く獲得し、人材派遣事業を展開している。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、物流需要は拡大しており、物流倉庫業は今後も堅調に推移すると予想される。両社を子会社化することにより、物流関係の人材派遣サービスの拡大や他の事業との連携による売上の創出も見込まれると判断して、株式の取得に至った。

廣済堂の過去のM&A実績

同社は1994年7月に東京博善の全株式を取得し子会社化している。売却側の東京博善は、東京都内で6ケ所の総合斎場と1ケ所の保棺施設を運営している企業である。
取得価額やM&Aの目的などについては非公開。

人材派遣業界のM&A動向

人材派遣業界は、法改正の影響などにより業界全体としては縮小傾向にある一方で、M&Aは増加傾向にある。主な理由は、事業の認可申請を断念する事業者による大手グループへの傘下入り、事業領域拡大のための同業種によるM&Aの増加、売上確保に向けた周辺業種へのM&Aの増加、少子高齢化に伴う後継者問題の解消などである。これらの理由により、同業界では今後もM&Aは増加することが予想される。

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