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2021年06月07日

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タキロンシ―アイがマーベリックパートナーズを買収/環境製品事業のM&Aニュース

タキロンシ―アイによるM&Aの概要

タキロンシ―アイ(東証1部 4215)は、M&Aによりマーベリックパートナーズの株式の60%を取得し子会社化した。株式取得日および取得価額は非公開。

タキロンシ―アイとマーベリックパートナーズの会社概要

買収側のタキロンシ―アイは、合成樹脂製品の製造・加工・販売を行なっている企業である。建築資材・農業資材・土木資材・産業資材から日用品まで、様々な分野で合成樹脂製品を取り扱っている。各分野でのシェアも高く、採光建材ではトップメーカーである。
 
会社名 タキロンシーアイ株式会社
設立年月 1935年12月
資本金 151億円
代表者 齋藤 一也
所在地 大阪市北区梅田3-1-3 ノースゲートビルディング
事業内容 合成樹脂製品の製造・販売 他
売上高 1,344億円(2021年3月期 連結)
公式サイト https://www.takiron-ci.co.jp

売却側のマーベリックパートナーズは、コンパウンドを取り扱っている企業である。機能性樹脂コンパウンド材料の開発・販売を行なっている。近年は、環境配慮型の樹脂コンパウンドの開発に力を入れている。
 
会社名 マーベリックパートナーズ株式会社
設立年月 2012年9月
資本金 1億円
代表者 有田 邦彦
所在地 東京都中央区八重洲2-10-12
事業内容 樹脂コンパウンドの開発、コンパウンド材料の開発・販売
売上高 非公開
公式サイト (なし)

M&A当事会社であるタキロンシ―アイとマーベリックパートナーズは、ともに化学業界に属している。

M&Aにおけるタキロンシ―アイ(買収側)の狙い

本件M&Aの狙いは、環境対応製品による事業展開を推進することである。マーベリックパートナーズは、OA機器や家電製品の分野を中心に、循環型社会を目指した樹脂コンパウンドを開発し、タキロンシ―アイと同様に地球環境を重視した事業を展開している。同社を子会社化することにより、同社のノウハウを活かして環境配慮型商品の創出を進めるとともに、既存事業における製品の付加価値のアップを図ることができると判断して、株式の取得に至った。

タキロンシ―アイの過去のM&A実績

同社は、2015年7月に日本ポリエステルの株式を取得し子会社化している。取得価額は非公開。
売却側の日本ポリエステルは、ポリカーボネート製の波板・平板、FRP(繊維強化プラスチック)製の波板・平板を主力製品として、事業を展開している企業である。
M&Aの目的は、不燃性のFRP製品をラインアップに加えることにより、建築物における省エネ化や安全面での提案力を強化することである。

化学業界のM&A動向

化学業界では大企業同士による業界再編が続いていたが、近年は中小企業によるM&Aの動きが活発になっている。大企業による事業ポートフォリオの見直しを受けて、中小の化学メーカーもM&Aによる短期間での大きな転換を図らざるを得ない状況となっている。また、従来製品の付加価値の低下に伴い、高付加価値品の獲得と自社のブランド力向上が必須となり、他社と差別化できる特許技術などの獲得を目的として、M&Aを行なうケースも目立っている。

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