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2021年06月25日

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ロート製薬が天藤製薬を買収/一般用医薬品事業のM&Aニュース

ロート製薬によるM&Aの概要

ロート製薬(東証1部 4527)は、M&Aにより天藤製薬の株式を取得し子会社化すると発表した。株式取得予定日は2021年8月31日。取得価額は非公開。

ロート製薬と天藤製薬の会社概要

買収側のロート製薬は、ヘルスケアと美容の分野を事業としている企業である。医薬品・健康食品・化粧品の開発・製造・販売を行なっている。胃腸薬・目薬・皮膚用薬を始めとする一般用医薬品や機能性化粧品などのスキンケア製品を主力としている。目薬では国内でトップシェアを誇っている。尚、医療用医薬品には参入していない。また、健康食事業や再生医療事業も展開している。
 
会社名 ロート製薬株式会社
設立年月 1949年9月
資本金 65億円
代表者 杉本 雅史
所在地 大阪府大阪市生野区巽西1-8-1
事業内容 医薬品・健康食品・機能性化粧品の開発・製造・販売 他
売上高 1,812億円(2021年3月期 連結)
公式サイト https://www.rohto.co.jp

売却側の天藤製薬は、国内最大手の医薬品グループ企業である武田薬品の関連企業である。痔疾用の医薬品メーカーの最大手であり、「ボラギノール」という名称で痔の薬を販売している。
 
会社名 天藤製薬株式会社
設立年月 1921年10月
資本金 96百万円
代表者 大槻 良三
所在地 大阪府豊中市新千里東町1-5-3
事業内容 医薬品の開発・製造・販売
売上高 5,860百万円(2021年3月期)
公式サイト https://www.amato.co.jp

M&A当事会社であるロート製薬と天藤製薬は、ともに医薬品業界に属している。

M&Aにおけるロート製薬(買収側)の狙い

本件M&Aの狙いは、一般用医薬品の事業拡大である。天藤製薬は、日本の痔疾用新薬の先駆けである「ボラギノール」を長年にわたり製造・販売し、長期的に安定した事業を展開している。一般用医薬品市場でのブランド力やユーザーからの支持が高く、医療用医薬品としても医師から高い評価を得ている。同社を子会社化することにより、ロート製薬の販売のネットワークやノウハウを活用することで大きく成長させ、目標とする一般用医薬品のリーディングカンパニーとして最初のステップになると判断して、株式の取得に至った。

ロート製薬の過去のM&A実績

同社は、2020年3月に日本点眼薬研究所の全株式を取得している。取得価額は非公開。
売却側の日本点眼薬研究所は、医療用眼科点眼薬の開発・製造・販売を行なっている企業である。
M&Aの目的は、国内の眼科領域での事業拡大と海外への事業展開を図ることである。

製薬業界のM&A動向

製薬業界の特徴は、買収・売却や合併などのM&Aが盛んなことである。製薬業界のM&Aによる買収や売却による事業譲渡や合併などの動向は、大手による事例が増えているのが現状である。M&Aが成功した一覧を見ても、大手製薬会社の買収や売却が多く見受けられる。また、ジェネリック薬品の需要や高齢化などの時代背景から、業界が伸びを見せており、新規参入するために、別業種の会社からのM&Aも行なわれている。

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