M&Aニュース

2021年09月14日

M&Aニュース

ファーマフーズが明治薬品を買収/ヘルスケア事業のM&Aニュース

ファーマフーズによるM&Aの概要

ファーマフーズ(東証1部 2929)は、2021年8月31日に、M&Aにより明治薬品の株式を取得し子会社化した。取得価額は2,300百万円。

ファーマフーズと明治薬品の会社概要

買収側のファーマフーズは、食品と医薬の分野を事業としている企業である。食品分野を中心とした機能性素材の販売、同社独自の機能性素材を配合したサプリメント・医薬部外品・化粧品の通信販売を行なっている。また、バイオメディカル事業として、ニワトリ由来抗体作製技術である「アラジンテクノロジー」と卵黄由来の生理活性ペプチド活性技術を用いた抗体創薬の研究開発を行なっている。
 
会社名 株式会社ファーマフーズ
設立年月 1997年9月
資本金 20億円
代表者 金 武祚
所在地 京都市西京区御陵大原1-49
事業内容 機能性食品素材・医薬部外品などの開発・販売、抗体医薬の研究開発
売上高 153億円(2020年7月期 連結)
公式サイト https://www.pharmafoods.co.jp

売却側の明治薬品は、医薬品・医薬部外品・健康食品の製造・販売を行なっている企業である。CMO事業として、国内の大手製薬企業などを主な取引先として製造受託を行なっている。外用液剤・内服固形剤については一貫生産ラインを有し、少量多品種生産が対応可能である。また、一般消費者向けに、医薬部外品や機能性表示食品を開発し、ドラッグストアなどで販売している。
 
会社名 明治薬品株式会社
設立年月 1948年4月
資本金 98百万円
代表者 石坂 俊光
所在地 東京都千代田区外神田4-11-3
事業内容 医薬品・医薬部外品・健康食品などの製造・販売
売上高 5,335百万円(2021年5月期)
公式サイト http://www.meijiyakuhin.co.jp

M&A当事会社であるファーマフーズと明治薬品は、ともにヘルスケア業界に属している。

M&Aにおけるファーマフーズ(買収側)の狙い

明治薬品は、長年にわたりヘルスケア関連事業を行なっており、近年では、自社ブランドの機能性表示食品を国内だけでなく越境 EC を通じて販売するなど、多様化に取り組んでいる。同社を子会社化することにより、同社の製造・販路などの経営資源を融合させて収益拡大を図り、グループの持続的成長と中長期的な企業価値向上の実現を図ることができると判断して、株式の取得に至った。

ファーマフーズの過去のM&A実績

同社は、2016年11月にフューチャーラボの全株式を取得し子会社化している。取得価額は1,201百万円。
売却側のフューチャーラボは、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスの子会社で、角質ピーリングゲルなどの化粧品をテレビ通販と自社通販(Web、カタログなど)で販売している企業である。多様な商品開発力、映像の制作技術・訴求力、広告展開力などにより、有力な販路や多数の顧客を有している。
M&Aの目的は、通信販売事業の拡大である。

製薬業界のM&A動向

製薬会社・医薬品業界では、M&Aによる買収や売却、合併がたびたび行なわれている。武田薬品工業による巨額買収に見られるように、大手によるM&Aが増えているのが現状である。また、ジェネリック医薬品の需要や高齢化などの時代背景から、別業種からのM&Aも行なわれている。同業界のM&Aの背景には、創薬コストの高さが挙げられる。新薬開発のコストや難易度は年々増加傾向にあり、研究開発のための設備や人員の確保のために、M&Aが重要な手法となっている。

製薬業界のM&Aに関するお問い合わせはこちら

製薬業界に関連するM&Aの記事

M&A総合研究所のM&A成約実績

製薬会社のM&A・事業承継
プレミアム案件・お役立ち情報