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2022年01月13日

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ヤマハ発動機がSiren Marineを買収/マリン機器関連事業のM&Aニュース

ヤマハ発動機によるM&Aの概要

ヤマハ発動機(東証1部 7272)は、2021年12月に、アメリカのSiren Marineの買収について両社で合意したと発表した。

ヤマハ発動機とSiren Marineの会社概要

買収側のヤマハ発動機は、輸送用機器、マリン機器、産業用機械を主な事業分野としている企業である。輸送用機器では、二輪車・四輪バギー・電動アシスト自転車、マリン機器では、ボート・ウォータービークル・マリンエンジン、産業用機械では、サーフェスマウンターなどの電子部品実装関連機械、各種産業用ロボット、無人ヘリコプターなどを取り扱っている。中でも、二輪車の売上高は世界でもトップクラスを誇っている。
 
会社名 ヤマハ発動機株式会社
設立年月 1955年7月
資本金 857億円
代表者 日髙 祥博
所在地 静岡県磐田市新貝2500
事業内容 輸送用機器、マリン機器、産業用機械などの開発・製造・販売 他
売上高 1兆4,713億円(2020年12月期 連結)
公式サイト https://global.yamaha-motor.com/jp/

売却側のSiren Marineは、スマートボートテクノロジーを活用したボートのソリューションを提供している企業である。バッテリー残量、船底に溜まる不要な液体、陸上からの電力供給の状況など、ボートに不可欠な情報の管理・モニターができる機器やソフトの開発・販売、ボートへの不当な侵入や盗難を防止するサービスの提供などを行なっている。
 
会社名 Siren Marine, Inc.
設立年月 2011年
資本金
代表者 Jeffrey Poole
所在地 Newport, Rhode Island, United States of America
事業内容 スマートボートテクノロジーを使った機器・センサーの販売
売上高
公式サイト https://sirenmarine.com/

M&A当事会社であるヤマハ発動機とSiren Marineは、ともに製造業界に属している。

M&Aにおけるヤマハ発動機(買収側)の狙い

本件M&Aの狙いは、マリン業界でのIoT対応・コネクテッドボート対応に向けた技術開発をさらに推進することである。Siren Marineは、ボートを楽しむユーザーへ安心感と快適さを提供するための製品やサービスを開発・提供している。同社を子会社化することにより、マリン分野におけるIoT対応、DXの加速による付加価値の高いサービスや製品の提供を行なうことで、ボートおよび周辺機器事業の拡大に繋がると判断して、買収に至った。

ヤマハ発動機の過去のM&A実績

同社は、2019年6月に、第三者割当増資の引受けにより新川を子会社化している。
売却側の新川は、半導体メーカー・電子部品メーカー向けの半導体製造装置・電子部品実装装置の開発・製造・販売を行なっている企業である。
M&Aの目的は、従来から販売提携関係にあった同社との関係を更に強化して、産業用機械・ロボット分野において、ユーザーに対するトータルソリューションを提供することである。

製造業界のM&A動向

製造業界では、「大手企業による中小規模の部品メーカーへのM&A」「IT化などの導入を行なうための異業種M&A」「本業を革新させるためのM&A」などの実施が目立っている。特に近年は大手企業による中小部品メーカーのM&Aが増加しており、大手企業が自社グループ内で一貫した製造を行なうための手段としてM&Aによる買収が活用されている。

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