M&Aニュース

2020年10月13日

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アウトソーシング、M&Aで海外人材サービスを展開するアバンセホールディングスを子会社化

アウトソーシングによるM&Aの概要

アウトソーシング(東証一部 2427)は、M&Aで海外人材サービスを展開するアバンセホールディングスの株式を追加取得し、子会社化すると発表した。株式43%の追加取得により、既存持分8%と合わせて発行済株式51%を保有する。株式取得予定日は11月2日。取得価額はアドバイザリー費用などを含めて45億6,200万円。

アウトソーシングとアバンセホールディングスの会社概要

買収側のアウトソーシングは、1997年に設立された人材派遣会社。事業領域とする人材ビジネスについて、人口が減少に転じているうえに移民受け入れに対して厳しい法規制のある日本国内のみでは中・長期的な成長は困難であると判断し、外国人労働者の活用領域の拡大や、労働者が安全・安心に日々の生活を過ごすためのWBB(“WORKING” Beyond Borders =“はたらく”に国境をなくす)プラットフォームの開発・提供などに取り組んでいる。
 
会社 株式会社アウトソーシング
売上 3,612億4,900万円(2019年12月期、連結)
場所 東京都千代田区丸の内
HP https://www.outsourcing.co.jp/

売却側のアバンセホールディングスは、2016年に設立された、アバンセグループの経営管理・経営指導を行う持株会社。主要子会社であるアバンセコーポレーション(売上高137億1,600万円 ※2020年3月期)は、30年以上にわたりブラジルを中心とした日系人を日本国内に招聘するネットワークとコネクションを有しており、関係行政などから厚い信頼を得ている。
 
会社 株式会社アバンセホールディングス
売上 6億200万円(2020年3月期)
場所 愛知県一宮市中町
HP http://www.avance-corp.com/

M&Aに関わる両社の業界

M&A当事会社であるアウトソーシングおよびアバンセホールディングスは、ともに人材業界に属している。

買収におけるアウトソーシングの狙い

本件M&Aの狙いは、株式追加取得によるシナジー効果の最大化の実現。お互いの経営資源を活用することで、労働人口減少トレンドにより拡大を続ける国内の外国人材活用分野において、将来的には国内への招聘だけでなく、欧州・中東・北米などへの人材流動化ネットワークの確立も図れるとして株式取得に至った。今後は、世界規模での人口増加をチャンスと捉えながらグローバル人材流動化ネットワークの確立を図り、成長基盤の強靭化を推進していくと発表している。

アバンセグループでは、アウトソーシンググループの持つ顧客基盤や営業力をはじめとするリソースをより積極的かつ機動的に活用することで、事業基盤および経営基盤の増強を図る見通し。

アウトソーシングの過去のM&A実績

アウトソーシングは、2000年以降、M&Aによる買収を積極的に行っている。直近では、2020年10月8日にM&Aでエコシティグループの株式すべてを取得し子会社化している。株式取得価額は非公開。
売却側のエコシティグループは、経営コンサルティング業を手掛けている企業。子会社を通じて自治体や公営企業などから上下水道料金の検針・料金徴収事務・納税催コールセンター運営などの業務を受託し、2003年の創業以来連続増収を達成している。M&Aの目的は、公共系アウトソーシング事業拡大に向けたシナジー効果の獲得。

また、アウトソーシングは、同年10月1日にM&Aでキャリアエージェント・キャリアコントラクト・キャリアファイル・キャリアインキュベーターの4社からなるキャリアグループの株式すべてを取得し子会社化している。株式取得価額は非公開。
売却側のキャリアグループは、人材サービスを展開する企業。製薬業界・食品業界などを中心に人材派遣を手掛けており、地場の優良企業を多数顧客に持っている。M&Aの目的は、地域密着採用による数人単位のニーズへの対応力強化や、特定顧客層の事業動向に左右されない業績平準化の強化など。

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