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2020年11月16日

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光通信・半導体製造事業のM&Aニュース/フォトロンがフォトニックラティスを買収

フォトロンによるM&Aの概要

フォトロンは、M&Aでフォトニックラティスの株式すべてを取得し子会社化すると発表した。株式取得予定日・取得価額はともに非公開。

フォトロンとフォトニックラティスの会社概要

買収側のフォトロンは、IMAGICA GROUPの子会社であり、民生用・産業用電子応用システムの開発・製造・販売・輸出入・保守を手掛けているメーカー。研究開発分野から生産技術分野への展開領域の拡大および、新たなセンシング技術を用いた製品領域の拡大を志向している。
 
会社 株式会社フォトロン
設立年月日 1968年7月10日 
資本金 1億円
代表者 瀧水 隆
所在地 東京都千代田区神田神保町一丁目105番地 神保町三井ビルディング21階
事業内容 民生用および産業用電子応用システム
・CAD 関連ソフトウェア
・高速度カメラ
・画像処理システム
・放送用映像機器 その他
の開発・製造・販売・輸出入
HP https://www.photron.co.jp/

売却側のフォトニックラティスは、東北大学発の研究開発型企業。フォトニック結晶の微細な積層パターンを自在に設計・成膜する独自の技術を保有しており、東北大学時代より20 年以上にわたりフォトニック結晶光学素子の製造技術確立および、フォトニック結晶を用いた偏光計測機器の製品化などを手掛けてきた。 
フォトロンとは10年以上の共同開発関係にあり、これまで偏光高速カメラ「CRYSTA」・複屈折マッピング計測装置「KAMAKIRI」などを製品化してきた。
 
会社 株式会社フォトニックラティス(PhL)
設立年月日 2002年7月4日 
資本金 9,000万円
代表者 佐藤 尚
所在地 宮城県仙台市青葉区南吉成6丁目6-3 LABO・CITY仙台
事業内容 フォトニック結晶素子の開発・設計・製造・販売
フォトニック結晶素子を用いた光モジュールおよび機器の開発・設計・製造・販売
上記の技術移転  など
HP https://www.photonic-lattice.com/

M&A当事会社であるフォトロンおよびフォトニックラティスは、ともに製造業界(業務・産業用機械製造事業)に属している。

M&Aにおけるフォトロン(買収側)の狙い

本件M&Aの狙いは、今後のセンシング領域へのさらなる事業拡大・最先端の光学素子技術をベースとした新市場の開拓。フォトニックラティスの子会社化により、これまで以上に一体感のある事業関係を築くことで、開発リードタイムの短縮・製造品質の向上だけでなく、市場拡大が期待される光通信・半導体製造分野への新たな製品開発・グローバル市場展開が図れるとして、株式取得に至った。

フォトロンの過去のM&A実績

フォトロンの親会社であるIMAGICA GROUPは、2019年以降、M&Aによる企業買収を積極的に行っている。直近では2020年10月1日付で、M&AによりPixelogicの株式を追加取得し子会社化している。
売却側のPixelogicは、アメリカの映像関連の持ち分法適用関連会社。劇場映画・TVドラマ作品などの映像コンテンツの原版完成後に提供するローカライズ(現地化)やディストリビューション(データ作成・品質チェック・納品作業・工程管理)などの業務を手掛ける。M&Aの目的は、サービスのグローバル展開および、映像制作サービス事業・メディア/ローカラーゼーション事業の拡充。

製造業界(業務・産業用機械製造事業)のM&A動向

昨今の業務用・産業用機械製造業界では、「新興国への事業進出目的のM&A」「周辺・関連事業同士でのM&A」「IoT技術との関連性を求めたM&A」などの実施が目立っている。業務用・産業用機械製造業界は景気に左右されやすいことから、売り上げを安定させるために、事業範囲の拡大を図るM&Aも多く見られる。

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