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2020年11月17日

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木造建築事業のM&Aニュース/住友林業が宏栄興産(コーナン建設)を買収

住友林業によるM&Aの概要

住友林業(東証一部 1911)は、M&Aで宏栄興産の株式すべてを取得すると発表した。これに伴い、宏栄興産が53.59%の株式を保有するコーナン建設をグループ会社化する。株式取得予定日および取得価額はともに非公開。

住友林業と宏栄興産(コーナン建設)の会社概要

買収側の住友林業は、林業・木材建材・住宅事業・不動産事業などを中核とする企業。「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」をはじめとする木材利用促進の流れを受け、2011年に木化事業を開始し、現在は非住宅分野において木造化・木質化を進めている。
 
会社 住友林業株式会社
設立年月日 1948年2月20日 
資本金 326億7,200万円
代表者 矢野龍
所在地 東京都千代田区大手町一丁目3番2号
事業内容 新築注文住宅および木材・建材の製造・販売
売上 1兆1,040億9,400万円(連結、2020年3月期)
HP https://sfc.jp/

売却側の宏栄興産は、コーナン建設の株式を53.59%保有する企業。コーナン建設は1948年に創業された、大阪・東京を地盤とする総合建設業者。経験豊富な技術者が多数在籍しており、企画提案から設計・施工・アフターメンテナンスまで一貫対応できる点を強みとする。また、集合住宅・商業施設・学校・福祉施設・研究・生産施設などで豊富な建築実績を持つ。
 
会社 コーナン建設株式会社
設立年月日 1948年
資本金 4億8,500万円
代表者 原 眞一
所在地 大阪府大阪市北区大淀南1丁目9番10号
事業内容 建築・土木工事の施工・企画・設計・アフターケア・リニューアル
売上 182億9,900万円(2020年3月期)
HP http://www.cohnan.co.jp/

M&A当事会社である住友林業およびコーナン建設は、ともに建設・土木業界に属している。

M&Aにおける住友林業(買収側)の狙い

本件M&Aの狙いは、中大規模木造建築事業の拡大。宏栄興産・コーナン建設の買収に伴う人財交流により、コーナン建設が保有する鉄骨造・鉄筋コンクリート造建築の受注や施工管理ノウハウと住友林業の保有する木造建築・内外装の木質化技術などを融合し、混構造や木質化の取り組みを通じた新たな木造建築市場を開拓できるとして株式取得に至った。

住友林業の過去のM&A実績

住友林業は、2013年以降、M&Aによる企業買収を積極的に行っている。直近では、2017年5月3日付で、M&AによりBloomfield Homesの出資持分を追加取得して子会社化している。取得価額はおよそ41億円。
売却側のBloomfield Homesはアメリカの住宅会社であり、テキサス州で豊富なネットワークを持つ。M&Aの目的は、北米地域における事業拡大。

建設・土木業界のM&A動向

近年の建設・土木業界では、商業圏内の拡大や人材不足解消を目的とするM&Aの実施が目立っている。また、ハウスメーカーと大手ゼネコンという周辺業種間でのM&Aも多い。
そのほか、地方では収益力の低下・後継者不在を理由に廃業を余儀なくされている建設・土木会社も多くあり、この問題を解消する施策として、M&Aによる譲渡に注目が集まっている。

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