成約インタビューM&A事例

製造業のM&A事例
【神奈川県横浜市】

更なる成長を目指すためのM&A

  • 譲渡企業

    株式会社エアロクラフトジャパン

    代表取締役社長

    深津 拓真様

    業種
    製造業
    地域
    神奈川県横浜市
    売上
    非公開
    社長の年齢
    30代
    譲渡理由
    更なる事業成長、管理体制強化
  • 譲受企業

    株式会社技術承継機構

    代表取締役社長

    新居 英一様

    業種
    製造業
    地域
    東京都渋谷区
    売上
    非公開
    上場有無
    未上場
    譲受目的
    中小製造業グループの形成

この度、株式会社エアロクラフトジャパン様と、株式会社技術承継機構様とのM&Aをお手伝いさせていただきました。
両社代表に、M&Aを決意した背景や今後へのビジョンについてインタビューいたしました。
 
【譲渡企業】株式会社エアロクラフトジャパン
本社:神奈川県横浜市
創業当初から四輪・二輪用カーボン製品を手掛ける専門メーカー。
各種カーボンプリプレーグ材料から高機能なカーボン製品を製作している。

【譲受企業】株式会社技術承継機構
本社:東京都渋谷区
中小製造業の譲受及び譲受企業の経営支援に取り組み、中小企業の主要な悩みである人材不足・IT化を強力に改善・推進している。

譲渡企業
株式会社エアロクラフトジャパン
代表取締役社長 深津 拓真様インタビュー

M&Aを考え始めたきっかけ

Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。

当社は、順調に売上と利益を拡大していますが、経理は親族が行い、しっかりとした人事評価制度もありませんでした。自社でゼロベースから改善していくことはできますが、整備していくには時間がかかります。こうした背景から、家族経営の延長線上ではなくノウハウがある企業とM&Aを行えば、人事、社内体制をもっと強化でき、当社の中長期的な成長に繋がると考えました。

技術承継機構様との出会い

Q2.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件と、技術承継機構様に決められた理由を教えてください。
 

技術承継機構は、企業の良いところをさらに伸ばし、足りない部分を補ってくれるなど、当社が求めていた理想的な譲渡先であるというのが一番の決め手となりました。当社向けにカスタマイズされた具体的な提案に惹かれたというのも大きいと思います。
また、技術承継機構のミッションの一つである「再譲渡は行いません」というコンセプトにも安心ができました。私自身は新居社長と同じ歳であり、従業員も年齢が近い方ばかりだったのも気心が知れて良かったと感じています。そして、優秀な同年代の方々と一緒に仕事ができるというのはなかなかない機会ですので、M&Aを通してそれが実現できるというのは非常に魅力的でした。

ー技術承継機構様が中小製造業の譲受および譲受企業の経営支援を行っている点について、どのように思われますか。
 

技術承継機構は、製造業へ特化しているので理解度が高く、事前に当社が属する業界の勉強をしていただいたのがよくわかりました。当社の社員とも仲良くしていただき、現場のこともよく考えてくれています。そして、当社を客観的に判断し考えてくれるので大変ありがたいと思っています。まだクロージングをして1ヶ月ではありますが、今後がさらに楽しみです。

弊社との出会い

Q3.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと思います。その中で弊社にご依頼いただいた理由を教えてください。

私が信頼している友人からM&A総合研究所を紹介してもらい、安心感がありました。また、M&A業界の中でもM&A総合研究所は元々注目していましたので、ぜひご依頼させていただきたいと思いました。

Q4.弊社のアドバイザーはいかがでしたか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。

非常に熱心にやっていただけたと思っています。担当アドバイザーの狐塚さんから技術承継機構をご紹介いただけなかったら、今回のM&Aもなかったと思っています。引き合わせる営業センスが抜群にあると感じました。また、やり取りさせていただく機会が多くありましたが、スピード感を持って丁寧に進めていただけました。

Q5.M&Aの前後で、M&Aへのイメージは変わりましたか。

元々M&Aのイメージは、会社を買収して組織が大きく変わるというイメージでしたが、実際は全然違いました。M&A後も私はそのまま代表取締役社長として継続しているので、特に大きな変化はなく自由にやらせてもらっています。また、これまでは重要な決断が必要な場面も1人で判断していましたが、今後は相談に乗ってもらえる相手がいるというのが非常に心強いと感じています。

今後への思い

Q6.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。

まずは、しっかりとした組織作りですね。 そして、新居社長と一緒に業界で日本一ではなく、「世界一」を目指したいと話をしています。

譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします

会社経営が伸び悩んでいるとお悩みの経営者は、一度M&A総合研究所に相談してみるのが良いと思います。 実際、直接お相手企業とお会いして私自身も非常に勉強になりましたし、考えもかなり広がりました。最終的な条件を検討後、M&Aをするかどうかはそのときに判断すればいいと思います。M&A総合研究所は完全成功報酬型なので無料で気軽に相談できるというのがメリットとなると考えています。

譲受企業
株式会社技術承継機構
代表取締役社長 新居 英一様インタビュー

M&Aを経営戦略の根幹へ

Q1.M&Aを検討されたきっかけを教えてください。

技術承継機構は、中小の製造業の譲受を連続的に進め、強いグループを作る、ということに取り組んでおります。M&A総合研究所ともさまざまなご相談をさせていただく中で、今回、エアロクラフトジャパンをご紹介いただきました。エアロクラフトジャパンは技術力が高く、素晴らしい会社ですので、ぜひ譲受したいと考えました。

Q2.エアロクラフトジャパンの譲受を決められた理由を教えてください。

エアロクラフトジャパンは、他社が作れないものをCFRPで製造できる高い技術力を持つこと、素晴らしい経営者とメンバーがいることが決めてとなり譲受を決めました。

エアロクラフトジャパン様との出会い

Q3.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
 

エアロクラフトジャパンは急成長を遂げたため、組織的には伸びしろが多くあります。今後は更なる事業拡大に向けてあらゆる支援を行っていきます。深津社長及び社員の皆様と、F1を中心としたレース向けCFRP製品で世界№1になることを目指しています。
 


ーM&A後の最近の状況はいかがでしょうか
 

全社員との面談後、技術承継機構の様々なメンバーがエアロクラフトジャパンの皆様と様々なプロジェクトを進めています。新規営業先紹介、人事制度策定、経理体制強化、等にまずは取り組んでいます。
深津社長に、当社が定期的に行っているグループ各社の社長が集まるオンラインミーティングで話をしていただきました。その流れからグループ会社のFAシンカテクノロジーと、材料に関する技術交流が始まりました。こういった取組みは、当社のグループに参画することで得られるメリットの一例と考えております。

弊社との出会い

Q4.弊社のアドバイザーはいかがでしたか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。

M&A総合研究所とは以前からご一緒させていただいています。非常にレスポンスが早く、 必要な情報を必要なタイミングで共有いただいています。また、M&Aにおける煩雑な手続きや調整等をサポートいただき、本件も滞りなく進み感謝しております。間違いなく、担当アドバイザーの狐塚さんでなければ、クロージングまで辿り着かなかったでしょう。

今後への思い

Q5.今後も事業展開のためM&Aをご活用されるかと思いますが、その際の方針を教えてください。
 

技術承継機構は今後も製造業という領域において、規模と業種にとらわれずに譲受を進めていきたいと考えております。加えて今回の譲受の観点から申し上げますと、エアロクラフトジャパンの更なる成長のために、炭素繊維、CFRPといった関連分野の企業も積極的に譲受したいと検討しております。

譲渡をご検討されている経営者の皆様へメッセージをお願いいたします。

当社としては、引き続き、様々な中小製造業を譲受したいと考えております。技術承継機構のファンドとの最も大きな違いは、譲受した会社の再譲渡は行わない(イグジットしない)というところです。長期的に企業のことを考え、グループ内でベストプラクティスを共有し、共に成長していけるという点が譲渡企業に感じていただけるメリットだと思います。企業名やブランド、歴史や文化を存続させた上で、技術承継機構としてどんなプラスをもたらせるかというところを常に意識しています。当社はファンドでもなく、事業会社でもないという、特徴的な存在だと思っております。製造業の皆様、ぜひご一緒させてください。

担当者からのコメント

初めてお会いした際、事業は非常に順調で、単独路線でも十分成長が可能という印象でしたが、会社規模が年々大きくなり、組織経営へシフトする必要があるとお聞きし、その課題を解決し得る企業様とお引き合わせすることに努めました。 技術承継機構様は譲渡企業様の成長に必要なご支援を、綿密に行って頂ける企業様と認識しておりましたので、すぐにご紹介させていただきました。 私の至らない点も多々あったかと思いますが、エアロクラフトジャパン様の財務責任者様にもご協力いただき、また技術承継機構様にもフレキシブルにご対応いただけたことで、ご成立に至りました。 本件が、ご両社の更なるご発展に寄与出来ていれば幸いです。
( 企業情報第一本部第五部 部長 狐塚 瑛一郎)

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※ 本ページには、成約時期に関わらず、過去に弊社がお手伝いさせていただいたお会社様の一部を掲載しております。

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