成約インタビューM&A事例

給食サービス業のM&A事例
【山形県鶴岡市】

社員一人ひとりを大切に、
共に成長していくためのM&A

  • 譲渡企業

    株式会社ベスト

    代表取締役

    斎藤秀紀様

    業種
    給食サービス業
    地域
    山形県鶴岡市
    売上
    約10億円
    社長の年齢
    70代
    譲渡理由
    後継者不在
  • 譲受企業

    富士産業株式会社

    取締役 執行役員本部長

    中村仁彦様

    業種
    給食サービス業
    地域
    東京都港区
    売上
    820億円
    上場有無
    非上場
    譲受目的
    エリア拡大

この度、介護施設等の給食受託・介護食の製造販売を主に行う株式会社ベストと、医療や福祉施設を中心に食事サービスの提供から食材の提供までをグループで行う富士産業株式会社とのM&Aをお手伝いさせていただきました。
それぞれの会社のお二方に、M&Aを決意した背景や今後へのビジョンについてインタビューいたしました。
 
【譲渡企業:株式会社ベスト】
創業約40年 山形県鶴岡市本社
給食受託・介護食製造販売・食事宅配を主業とし、地元で高い知名度を誇る。地元密着の食事提供サービスと全国展開を図る介護食の製造販売を両輪として事業拡大を目指す。
 
【譲受企業:富士産業株式会社】
創業約50年 東京都港区本社
医療機関や介護・福祉施設、学校、会社など幅広い食事提供業務の受託事業を行う。レストラン経営や食材の販売など周辺領域の事業も備えた業界のパイオニアであり、全国的に事業を展開している。

譲渡企業
オーナー 斎藤様 インタビュー

M&Aを考え始めたきっかけ

Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。

私が事業を起こして37年が経過し、かねてより事業承継については考えておりました。
社内には役職者として、従業員として、優秀な者は多いものの、身内や社内には経営者に手を挙げる者はおりませんでした。
舵を切って荒波を乗り越えていくような気概のある方に経営をお願いしたいと思い、M&Aを検討し始めました。

富士産業様との出会い

Q2.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件を教えてください。

希望条件は主に2点ありました。
・当社の社員を上手く活用しながら、より発展的に雇用していただけるか
・取引先であるお客様に対して誠実に対応していただけるか
これらを大切にしてくれる企業様を希望していました。

ー富士産業様に決められたご理由を教えてください。

企業風土が当社と大変似ていると感じました。
富士産業様は社是に「相互信頼」を掲げ、従業員同士の絆を非常に重視されていらっしゃいます。当社の社章には「お互いに支え合い助け合っていこう」という気持ちが込められており、社風の近さを感じました。


ー斎藤様のお考えに共通するものがあったのですね。

はい。私は良い土壌があってこそ良いものが育つと思っているので、環境が最も重要だと考えています。その点が一致したのでお話を進めさせていただきました。
実際に富士産業様にお会いしてみると社是のとおり皆様非常に良いお人柄で、安心感のある環境の中でお話することができました


ー富士産業様と一緒になられて半年ほど経ちましたが、M&A成立前と後でご印象の違いなどいかがですか?

富士産業様の皆様には今も引き続き丁寧に対応いただき、さらに気心が知れる間柄になりました。当社の従業員にとっては不安解消にも繋がっていると思うので、大変ありがたいです。


ー従業員の皆様の反応にも変化があったのですね。

最初は戸惑っていた様子でしたが、だんだんと雰囲気に慣れてきたようです。また、富士産業様にはしばしば足を運んでいただき、社員同士の交流の機会をつくっていただいているので、壁が薄れてきたと感じています。

弊社との出会い

Q3.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと存じます。その中で弊社をお選びいただいたご理由を教えてください。

担当アドバイザーの向井さんのお人柄が信頼できたからです。
我々の気持ちをいち早く察知いただき、それに対するアドバイスや資料を提示していただいたので、不安なく今日までやってこれました。スムーズな成約に繋がったのは向井さんのおかげです。ありがとうございました。

Q4.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。

常に真面目な話が多かったですが、数回宴席の中で仕事以外の話もさせていただきました。そこでも改めて向井さんは良い方だなと思いました

今後への思い

Q5.今回のM&Aで期待することを教えてください。

シナジー効果に期待しています。M&Aには同業種と異業種の両パターンがあるかと思いますが、当社は同業種の富士産業様に決定しました。同業種を選んだのは、お互いの強みを活かしてシナジー効果が発揮されることが想像できたためです。
また、当社の意向を汲んでいただいた条件を提示いただきありがたく思っております。


ー今後のビジョンについても教えてください。

お互いの強みを発揮し合い、お客様に喜んでいただけるよう今以上に高みを目指して頑張っていきたいです。富士産業様の深い知見とともに、従業員を大切にしながら我々も成長していきたいです。

譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。

当社のような地方企業は潤沢な資金を持っているとは限らないので、M&Aに対して費用面でハードルが高く感じることはあると思います。今回、話がどのように進むかはっきりとは分からない状態だったので、着手金や中間金が一切発生しないM&A総合研究所様には安心して相談することができました
このご縁に感謝して富士産業様にしっかりとバトンを渡し、我々もより良い仕事をしていきたいと思っています。

譲受企業
取締役 執行役員本部長 中村様 インタビュー

M&Aで安定的な事業継続

Q1.M&Aを検討されたきっかけを教えてください。 

現在、集団給食サービス業界は既に成熟期にあります。
当社のような人員集約型の事業形態は、今後も続くであろう人手不足の波の影響を大きく受けています
このような状況の中でも事業を継続させ、安定的に成長していくためには、特定の地域においてしっかりとした実績を持った同業他社と資本提携することが解決策の一つであると考え、M&Aを行うことを決めました。
そこで、当社と企業文化が近く、双方に相乗効果が見込める企業様と提携したいと考えました。

M&Aの決め手

Q2.ベスト様の譲り受けを決められたご理由を教えてください。

M&Aの目的としてグループ全体としての規模の拡大安定的な人材確保を考えておりましたが、ベスト様については活動地域についても魅力を感じました。
当社は全国約2,000箇所で事業を展開しておりますが、山形県は事業を強化していきたい地域の一つでした。山形県の庄内地区における実績が十分であり、地元の信頼の厚いベスト様と一緒になることで、シナジーの創造やノウハウの共有もできると思い、決断しました。

ー斎藤様に対するご印象はいかがでしたでしょうか?

個人的な話にはなりますが、第一印象として「創業者である祖父に似ている」と感じました。
祖父は私が幼いころに亡くなったのですが、懐が海のように深い人でした。斎藤社長からお話を伺う中で、祖父のような懐の深さを感じるとともに、もし祖父と一緒に仕事をしていたらこのような感覚だったのかもしれない、と興奮を覚えました。

ーそうだったのですね。先ほど斎藤社長からも企業風土が似ているというお話を伺いましたが、中村様も同じように感じられたのでしょうか?

そうですね。多くの従業員と共に仕事をするので、一人ひとりを大切にする心を持つことが大事だと考えています。斎藤様とお話しする中で人を大切にしている企業様だという印象を受けましたので、お互いに企業風土が似ていると感じていたというのは嬉しく思います


ー従業員の皆様へのご印象はいかがでしたか?

温かな雰囲気を感じました。急な話でしたので、雇用継続について不安に感じた方も少なくはなかったと思います。そのためしっかりと我々の考えを提示し「皆さんと一緒に成長していきたい」という気持ちをお伝えしました。

今後への思い

Q3.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。

お互いに良い影響を受け合い、それぞれのノウハウを相互補完してさらなる事業展開に繋がることを期待しています。
ベスト様は今までは斎藤社長の偉大なリーダーシップで会社を大きくされてきたことと思います。これからは皆様一人ひとりの力をさらに発揮して楽しんでいただきたいです。それが当社のグループに入っていただいたメリットの一つでもあるのではと思っています。


Q4.今後、事業展開の1つとしてM&Aを活用されることは視野に入れていますか。その際の方針も併せて教えてください。

はい、今後もグループの安定的な発展を目指してM&Aを検討していきます。
ベスト様のような同業企業様との連携に加えて、新規事業のノウハウの取得も目的としております。当社の理念である、食をもって社会に寄与するということに繋がる企業様と一緒にやっていきたいと考えております。

弊社との出会い

Q5.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。

M&A総合研究所様とは初めてお付き合いさせていただきました。
委託給食業界はあまりメジャーな業界ではないので向井さんには勉強していただいた部分もあったかと思いますが、我々の話す内容への理解が早く、的確なレスポンスで意思の疎通がとてもスムーズでした。
ベスト様に対しても当社に対しても公平で誠実であろうとする態度に好感が持てました。信頼感があったので何でも相談することができました。

M&Aを考えていらっしゃる経営者様にアドバイスをお願いいたします。

M&Aをどのように活用していくのかは経営者の方によって考え方は様々かと思います。
当社は、譲渡側と譲受側のどちらの企業も成長でき、お互いがM&Aして良かったと思えるかどうかを大切にしています。譲受側として、新しく迎え入れた従業員の皆様の生活や雇用を守っていきながらやりがいを感じて仕事をしていただきたいと思っております。
企業文化が近く理念を共有できるような、心の部分で通じ合えるお相手とM&Aできると良いのではないでしょうか。
 

担当者からのコメント

ご両者のお言葉にあるように、終始、お互いの文化や考え方をお互いが尊重しながらお進めになられたM&Aでした。そのためか、当初より発展的なお話しが多く、また条件面もご両者がご事情を理解しながらご検討いただきましたため、非常に円滑にご成立をお迎えいただきました。
ご成立後においても大きな混乱もなくご両社のノウハウを融合させた体制へスムーズに移行をされていると伺っており、事業規模は違えどご両社がお持ちの課題を補完できたM&Aが実現されたと拝察しております。
今回のご成立が、ご両社の益々のご発展や従業員の皆様の幸せにつながるものと確信しており、またそのようなご成立に微力ながらお手伝いさせていただけましたことを大変光栄に感じております。

(企業情報第二部 部長 向井 崇)

M&A総合研究所YouTubeチャンネルにて本記事のインタビュー動画を公開しております。
ぜひご覧くださいませ!

 
▼M&A成約後インタビュー 譲渡サイドの実態は!?
https://youtu.be/z7C2ndlkrhs
 
▼M&A成約後インタビュー 譲受サイドの実態は!?
https://youtu.be/oRbMsP3Zakw

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