成約インタビューM&A事例

清掃・ビルメンテナンス業の
M&A事例【愛知県】

ホテル清掃会社の承継
地元大企業の信頼が決め手に

  • 譲渡企業

    清掃・ビルメンテナンス業 O社

    取締役

    K.U.様

    業種
    清掃・ビルメンテナンス業
    地域
    愛知県
    売上
    非公開
    社長の年齢
    非公開
    譲渡理由
    後継者不在、個人保証の解除
  • 譲受企業

    運輸業、郵便業等 N社

    業種
    運輸業、郵便業等
    地域
    静岡県
    売上
    非公開
    上場有無
    未上場
    譲受目的
    近隣地区進出におけるシナジー効果

愛知県豊橋市でホテル客室清掃やビルメンテナンス事業を手掛けるO社が、静岡県西部を拠点に多角的な事業を展開するN社に事業を譲渡した。50年近くの歴史を持ち、ビルメンテナンス事業で成長を遂げたO社。財務改善と従業員の雇用維持を最優先に考えたO社の取締役K.U氏と、隣接する地域での事業拡大を目指すN社。双方の想いが合致したM&Aの舞台裏に迫る。

【譲渡企業】清掃・ビルメンテナンス業 O社
本社:愛知県
事業内容:ホテル客室清掃業務やビルメンテナンス総合管理業務を中心に行っている。

【譲受企業】運輸業、郵便業等 N社
本社:静岡県
事業内容:静岡県西部を地盤に運輸や不動産売買、保険代理店業務などを行っている。

譲渡企業
清掃・ビルメンテナンス業 O社
取締役 K.U.様 インタビュー

50年にわたる事業のルーツ

―まず、御社の創業の経緯について教えてください。

当社は、50年近く前に祖父が設立しました。当時は住宅の需要が伸びており、住宅向けの小さな建築資材を提供している会社が少なかったため、この分野に特化しました。その後、当時の事業から撤退する際に、これからは清掃会社が良いというアドバイスを受け、全く縁のなかったビルメンテナンス・清掃業を始めたのが、現在の事業のきっかけです。

産廃事業からビルメンテナンス事業へ特化

―どのように事業を展開・拡大されてきたのでしょうか。

ビルメンテナンス事業に転換した後、一時的に産廃会社と提携し、売上の半分を占めるまでに成長しました。しかし、産廃事業は危険を伴うため撤退を決意。それにより売上が半減したものの、営業力のある人材もいたため、ビルメンテナンス事業を拡大し、撤退前の売上の3倍近くまで成長させることができました。

従業員230名の負担と財務課題

―譲渡をお考えになったきっかけや背景を教えてください。

ビルメンテナンス事業の売上は順調に伸びましたが、数百名の従業員を抱える中、最低賃金の上昇などが経営の負担になってきたことが一番の理由です。会社をさらに大きくしていくには、財務面をはじめ、さまざまな課題を解決する必要があると感じ、M&Aという選択肢を検討し始めました。

従業員の継続雇用と出費の削減を最優先に

―ご検討を進められる上で、ご希望や大事にされた条件を教えてください。

今回のM&Aで最も重要視したのは、従業員が継続して雇用されること、そして私が個人で負っていた保証人としての負担をなくすことでした。事業が縮小するのではなく、最低限でも現状を維持し、さらに拡大できることを願っていました。

地理的優位性と強固な信頼関係

―最終的にN社様への譲渡をご決断されましたが、N社様の印象や決め手を教えてください。

N社様は、私たちが拠点とする愛知県の東の端と、お隣の静岡県の西の端に位置し、地理的に近いことが大きな利点でした。N社様も近年、当社の事業エリアに進出を始めており、お互いの事業展開に相乗効果が期待できると感じました。また、長年にわたり地域に根差した大企業であるN社様は、信頼のおける相手だと確信しました。

財務基盤の強化とさらなる成長への期待

―今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。

我々が弱かった財務面を、N社様という信頼のおける企業が改善してくれると期待しています。当社の強みである営業力や、東への事業展開といった良い点を活かし、N社様と一緒になることで、これまで以上の成長を遂げてほしいと願っています。私自身、直近の業績は思わしくありませんでしたが、以前はもっと会社を大きくできると確信していました。今回のM&Aで、そのポテンシャルを最大限に引き出してもらえると信じています。

M&Aは経営者の新たな一歩

―M&Aを検討されている経営者様へメッセージをお願いします。

M&Aに踏み出すのは勇気がいることだと思います。しかし、まずは話だけでも聞いてみるべきです。経営者の方は、M&Aの話になると「下手なことは喋りたくない」と身構えてしまうかもしれません。でも、ありのままの本音を話せる雰囲気を作ってくれるアドバイザーを見つけることが重要です。そうすることで、会社にとって最適な選択肢が見えてくるはずです。
 

最後に、M&A総合研究所にお任せいただいた理由をお聞かせください

最初に「債務超過の会社でもM&Aができるのか」と率直に相談できたことで、安心して話を進めることができました。見栄を張ることなく本音で話せたのは、アドバイザーの堂福さんの雰囲気づくりのおかげだと思います。また、当社のことを理解し、最も良いお相手を紹介してくれたことが決め手となりました。
今は、ひと区切りついて、少し肩の荷が下りた気持ちです。
 

愛知県豊橋市の地で50年近くにわたり事業を営んできたO社と、静岡県を代表する総合企業であるN社。隣接する地域に拠点を置く両社のM&Aは、地理的な優位性だけでなく、O社が持つ事業のポテンシャルと、N社が持つ強固な財務基盤とブランド力が合致した結果と言える。譲渡後も経営を継続するK氏は、長年抱えていた経営への重圧から一息つき、今後はN社との協業を通じて、会社のさらなる成長に注力していく。今回のM&Aは、O社が次なるステージへ進むための重要な一歩となるだろう。

担当者からのコメント

堂福 正太郎
オーナー様はご高齢且つ後継者もご不在の状況であり、財務面での経営課題を抱える中、M&Aによる早期の解決を望んでおられました。ご譲渡の前提として「従業員雇用と取引先との関係は必ず維持したい。」と素晴らしい思いを持つオーナー様でございました。 譲受企業様には近隣地区によるM&Aのシナジー効果を強く感じていただき、ディールをスピーディーにご対応いただきました。譲受企業様のグループ内には同業の会社を持つため、お互いにノウハウを共有しつつ、本M&Aによる両社様の成長が実現することを切に願っております。 今回のご成約により、地域の清掃業を守ることができたこと、担当として心から嬉しく思います。
(企業情報本部 次長 堂福 正太郎)

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