譲受企業
代表取締役 亀井様 インタビュー
M&Aを考え始めたきっかけ
Q1.M&Aを検討し始めた時期はいつ頃ですか。
本格的にM&Aを検討し始めたのは約4年前です。
M&A総合研究所様を含めて様々な仲介会社に問い合わせておりました。
ー検討されたきっかけを教えてください。
約5年前に比較的小規模の会社のM&Aを行ったことがあるのですが、その会社の強みと当社のノウハウを活かしながらオペレーションに取り組み、1年後には順調に売上が伸びていきました。
その成功体験があったのと、M&Aにおける譲受側の工数は、譲渡企業様の規模にそれ程左右されないという、過去の経験を通じて感じた自分自身の感覚があったため、次はもう少し大きい規模の会社様のM&Aにチャレンジしたいという想いがあり、兼ねてより良縁を模索していました。
M&Aの決め手
Q2.譲渡企業U社様の譲り受けを決められたご理由を教えてください。
主に3点あります。
・U社様の事業領域は私自身よく知っている領域で、オペレーションの詳細な部分までイメージできていたこと
・一定数の社員が在籍している理想の規模感で、組織体制が確りしていること
・勤続年数の長い、経験豊富な社員が多いこと
上記の印象を受け、前向きにお話を進めたいと考えました。
今後への思い
Q3.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
私がいなくても運営できるようなオペレーション体制と、新しい社員も迎え入れながら新陳代謝の良い組織をつくり、早期に利益を上げていきたいです。
2、3年で業績を改善し、目途が立てば次のM&Aも考えたいと思っています。
ー採用の強化についても検討されていますか。
中途採用の強化で実績を上げていきたいと考えています。
注文住宅の営業は難しいため、一人前の営業になるまで約4、5年は必要です。
勤続年数の長い社員を中心に、より盤石な会社にしていきたいと考えております。
Q4.今後も事業展開の1つとしてM&Aを活用されることは視野に入れているかと存じますが、その際の方針も併せて教えてください。
私は「飛び石を打たない」という方針なので、自分が精通している建築不動産関連企業については前向きに検討していきたいです。
ー規模感のご希望はございますか。
何かが起こった時のリスクを当社で負える範囲内で、できるだけ大きい規模感を求めていきます。
それぞれ会社の業種や業績によって、リスク許容範囲が変わってくると思っています。
ー特に希望する業界があれば教えてください。
当社は住宅、ゼネコン、デベロッパー、不動産管理等様々な事業と関連性があります。
多様なシナジーが生み出せると思うので、私が分かる事業の範囲内であれば幅広く検討していきます。
弊社との出会い
Q5.弊社のサービスやアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
担当アドバイザーの加藤さんは迅速かつ的確に対応してくださりました。
話を進める中で急な変更等様々ありましたが、柔軟にご対応いただき助かりました。
M&Aを考えていらっしゃる経営者様にアドバイスをお願いいたします。
直感や感性を大切にし、じっくり考えて決断されると良いのではないでしょうか。
M&Aは企業同士の結婚だと言われていますが本当にその通りで、縁やタイミングが非常に重要だと思っています。
担当者からのコメント
譲渡企業様は、関東圏を中心に多数の施工実績を有する、素材や工法、デザインに拘った住宅設計が強みの会社様でした。コロナウイルスや資材高騰の影響を受け、将来の市場環境に先行き不透明感が漂う中、そこで働く従業員の幸せを最優先事項としてお相手企業様の選定をお手伝いさせて頂く中で、今回の譲受企業様とご縁があり、資本提携の実現に至りました。
対話を通じて相互理解を深めていく中で、譲受企業の代表者様は同業界に精通されたプロフェッショナルであり、且つ事業上の親和性も高い事から、最終的には安心してご譲渡を決断することが出来たと仰っておりました。今後大きな事業シナジーによって、両社の更なる成長が期待できる今回のM&Aに携わらせて頂けたことを、大変嬉しく思っております。
(企業情報第四本部第二部 副部長 加藤 大地)