譲渡企業
オーナー 東川様 インタビュー
M&Aを考え始めたきっかけ
Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。
会社の売上が順調に伸びる中で今後も一人でやっていくことに対して限界を感じていました。
さらに拡大していくためには大きい会社と一緒になる方が良いと考えていたタイミングで、担当アドバイザーの廣瀬さんから連絡を頂き、譲渡を考え始めました。
ー今までにご譲渡を考えたことはありましたか。
全くありませんでした。
M&Aは聞いたことはありましたが、自分の会社を譲渡するのは考えたことすらありませんでした。一緒に仕事をする会社と業務提携をすることは選択肢としてありましたが、譲渡については今まで考えたことはなかったです。
今回、事業を拡大するにあたり悩んでいた時に廣瀬さんからお話を頂いたので、すごく良いタイミングでした。ご縁だなと思います。
CREST様との出会い
Q2.ご検討を進められる上で、譲受企業の業種のご希望はありましたか。
舞台事業のみを行う会社は考えていませんでした。
当社は舞台製作をメインにやっておりますが、今後はメディアミックスと言われている、ゲームやアニメの舞台化を更に促進することに取り組みたいと思っていました。なので、そういったコンテンツ制作を手掛けている会社との提携を希望していました。
ーその中で、CREST様に決められたご理由を教えてください。
CREST様はゲームやアニメの制作を行っているので、当社と一緒になることでそのコンテンツを舞台化することができるためです。
また、将来のクロスメディア展開を見据えた舞台発のオリジナルIPの開発を目指している点に大変共感を覚えました。スピード感のある対応でM&Aの話を進めてくださったことも理由の一つです。
ー決められた際に大事にされていた希望条件を教えてください。
M&A後の自身の条件や部下の待遇が希望に沿うかどうかを大事にしていました。
CREST様とはもともと一緒にお仕事をしたことがあり、グループ化した後に私がどのように動いていくか、どのような方たちと一緒に仕事をしていくのかという点はある程度想像できたので、譲渡後の待遇にかかわる条件を重視していました。ジョインした後も楽しく仕事ができそうだというイメージはありました。
弊社との出会い
Q3.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと存じます。その中で弊社にご依頼いただいたご理由を教えてください。
担当アドバイザーが廣瀬さんだったからです。
廣瀬さんはとても丁寧に、そしてこまめに連絡を取ってくださり、アドバイザーとして真摯に対応してくださりました。
やり取りを重ねる中で、人として信頼することができると思ったので安心してお願いしました。
Q4.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
企業概要書を作成した時は廣瀬さんには大変お世話になった記憶があります。
業界の構造上、他者には非常に説明しにくい事業なのですが、廣瀬さんは懸命に咀嚼しわかりやすい表現に落とし込んでくれました。また会社の事業フローを見直す機会になったので、私にとっても大変いい機会になりました。
譲渡後のメリットを的確に伝えてくれたことや、細かい契約事項を取り纏める際に何度も訪問してくれたことも印象に残っています。素晴らしい対応でサポートいただき、本当に感謝しております。
今後への思い
Q5.今後のビジョンを教えてください。
明確な中期計画があるのですが、先ずはそれを達成することが目標です。
エンタメの垣根を越えた企画や芸能人が出演する規模の大きな舞台の制作、オリジナルコンテンツの融合、小説の舞台化など、力を入れていきたいことが多くあります。色々なコンテンツを手掛けている会社にジョインしたからこそ、メディアミックスの方向性で事業展開していきたいです。
譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。
夢や野望がある人にM&Aは非常に良い選択肢だと思います。
M&Aの決断には長い時間がかかる一方、縁とタイミングを逃してしまう可能性もあります。自身の今後を熟考する時間と、決断する際は即決するスピード感のバランスを大事にすると良いのではないでしょうか。
担当者からのコメント
SANETTY Produce様は過去多数の有名作品の舞台化を手掛けており、業界内でも著名な非常に魅力のある企業です。
創業7期目において事業が順調に伸長する一方、代表の東川様は自社資本のみでの成長速度に限界を感じており、企業の更なる発展の為にはM&Aがベストな選択肢と考えご譲渡を決断されました。
アニメやゲームなど多岐にわたるメディアコンテンツの制作を手掛けるCREST様との資本提携により、舞台化の枠は一気に広がり、今後更なるクロスメディア展開が期待できます。両社の良縁に携わることができ大変光栄に思っております。
(企業情報第十部 次長 廣瀬 誠二)