譲渡企業
東海管工株式会社
代表取締役社長
岩島俊夫様
- 業種
- 設備工事業
- 地域
- 東京都品川区
- 売上
- 非公開
- 社長の年齢
- 50代
- 譲渡理由
- 後継者不在
譲受企業
株式会社イシイ設備工業
代表取締役会長
石井幹男様
- 業種
- 設備工事業
- 地域
- 群馬県高崎市
- 売上
- 非公開
- 上場有無
- 未上場
- 譲受目的
- 事業拡大
今年設立60年目を迎える譲渡企業の東海管工様、譲受企業であるイシイ設備工業様にM&Aを決意した背景や今後へのビジョンについて双方の経営者にインタビューいたしました。
成約インタビューM&A事例
譲渡企業
東海管工株式会社
代表取締役社長
岩島俊夫様
譲受企業
株式会社イシイ設備工業
代表取締役会長
石井幹男様
今年設立60年目を迎える譲渡企業の東海管工様、譲受企業であるイシイ設備工業様にM&Aを決意した背景や今後へのビジョンについて双方の経営者にインタビューいたしました。
Q.M&Aについて考え始めた経緯はありますでしょうか?
M&Aについては、社員が安心して働ける会社作りを想う中で考え始めました。
経営基盤もそうですが、当社の先代の社長が9年前に病気で急逝してしまい、急遽引き継いで大変だったことや、その3年後に私の父も病で亡くなってしまったこともあり、私は50歳でまだ若いと思いながらも、万が一何かあった時に会社が傾いてしまうのではないかという不安が常にありました。
私自身子供がいませんので後継者問題も考え、勇気を出してM&Aについて調べてみて、M&A総合研究所にたどり着きました。
Q.当初、M&Aについてはどのような印象をお持ちでしたでしょうか?
弊社は祖父が設立した会社でしたし、それが買収されてしまうという想いはありました。
しかし、会社名が無くなるわけではなく、今設立60年目でしたので、新たなスタートが切れるのかなと思っておりました。
Q.それでは進めるうえでは不安な点はありませんでしたか?
正直今も、これから先もどのような形で会社を運営していかなくてはいけないのだろうかということや、石井代表の期待にどこまで応えられるのかという不安はあります。
ただやはり、従業員のことを思うと彼らの働く環境がきちんと整っていることが、まず第一だなと思っており、私自身の不安より、社員が安心して働ける環境が整った安心感の方が勝っています。
Q.候補先とお話しを進めた結果イシイ設備工業様をお相手に選ばれた理由を教えてください。
複数社面談をさせて頂きましたが、その中で石井会長とご面談させていただいた際に、中小企業の集合体を作り大手に負けないような会社を作りたいというお話に心を打たれ、そのグループの一員にさせていただきたいと思いました。
①業歴が長いというのは、地域に信用があるということで、“継続は力なり”という言葉がある通り、長く続けているということはとても大事なことです。
②公共事業をやっていることについては、役所の仕事を長く続けるということは、その会社の真面目さが求められます。公共事業は書類が多く、煩わしいこともある、それをやってのけるということはそれだけの勤勉さがあると思っています。
③勤続年数が長い従業員の方がいらっしゃるということは、その会社がいい会社である証拠です。
東海管工様はこの3つの条件にすべてマッチしていたので、お会いしてみたいと思いました。
Q.実際にお会いして会話を重ねた結果、譲り受けられた理由をお聞かせください。
お会いしてみて、やはり先ほどの3つの条件をクリアされている会社の社長というだけある方だと感じました。
岩島様とのお話しの中で、従業員のことをいつも思っていらっしゃる方だと強く印象に残っておりました。
会社というのは社長の人となりが表れるものだと考えており、よく従業員のことを想われているお人柄を通じてこの人とならいい会社ができると確信し決断をしました。
(岩島様)
担当の辻さんには本当に親身に接していただきました。
とにかく初めてのことばかりで何もわからない中で、一つ一つ細かくわかりやすく説明してくださり、安心してお任せできました。
また、お相手を一生懸命に探してくださり、今回のイシイ設備工業様を紹介してくださりました。
(石井様)
担当の室井さん、彼は栃木の出身だそうで、だからというわけではないですが、真面目で誠実な様子が伝わり、とにかくそれが私にとって良かったです。
テクニックや知識を身に着けて、自分はモノを知っている風に見せる方より、誠実さが伝わってきた彼の人柄が良いなと。これからスキルをどんどん磨いていく中でもその気持ちを忘れずにいてほしい。
また、辻さんは知識が豊富で経験値も高いためとても進めやすく、この二人のバランスがとてもよく、いいコンビだったと思います。
(岩島様)
石井会長とともに、これからどんなことができるのかとワクワクしています。
技術的な面でもバックアップしていただけるとのことで、今までは人員不足でチャレンジできなかった部分につきましてもイシイ設備工業様とタッグを組んで、受注を伸ばしていきたいです。
(石井様)
私の場合は期待より、責任が重くなってきております。仲間となる会社が増えたこと以外にも、メディアにも取り上げてもらえる機会も増えてきました。
この業界ではM&Aで会社を大きくすることは以前から行われてきたが、当社のような規模で、M&Aで大きくしていこうというのは珍しい取り組みだと思う。そういう意味では絶対にやり遂げるという責任を強く感じています。
私のモットーは正直であることです。問題があっても正直に話し合えば解決すると思っています。一緒にいい会社を作ろうという根底の想いがぶれなければ必ずできると思っています。
過去にM&A総合研究所が、
M&A成約に導いた実績の一部をご紹介させていただきます。
※ 本ページには、成約時期に関わらず、過去に弊社がお手伝いさせていただいたお会社様の一部を掲載しております。