譲渡企業
フレコード株式会社
代表 太田 泰治郎様インタビュー
M&Aを考え始めたきっかけ
Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。
きっかけは、経営者として考えたときの自分の「年齢と健康」です。そして、「顧客を守りたい・従業員を守りたい」という2つの大きな目的があり譲渡を考えるようになりました。
スター・レジン様との出会い
Q2.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件と、スター・レジン様に決められた理由を教えてください。
決め手は2つありました。1つ目は小澤社長のお人柄です。私は上場会社に27年在籍し、何千人と人に会ってきましたが、小澤社長は最初にあった印象が非常に良かったというのがありました。小澤社長の経営理念や人間性を知り、従業員も顧客も守ってもらえるのではないかと考えました。
そして、2つ目はM&A後の事業展開です。これまでの私自身の人脈で獲得した大切なお客様方との関係は、今後も維持していきたいと考えていました。
話し合いの中で引き続き仕事があるということを仰っていただき、その言葉が私の印象に強く残りました。
Q3.M&Aの前後で、M&Aへのイメージは変わりましたか。
最初に相談をしたM&Aの仲介会社は規模が小さく、情報も買い手企業も少ない中での紹介でした。これまで4社程検討しましたが、M&Aの目的が当社の顧客を取り込みたいとする会社ばかりで、正直当初はM&Aに対してマイナスのイメージがありました。
そのような中、M&A総合研究所様からの手紙が届き、アプローチ法やその情熱に惹かれ会ってみることにしたのです。そしてスター・レジン様をご紹介いただき、M&Aに対するイメージが大きく変わりました。
弊社との出会い
Q4.ご検討を始められ様々な情報を収集された中で、弊社にご依頼いただいた理由と担当アドバイザーの印象を教えてください。
まずは、担当アドバイザーの佐藤様の情熱に惹かれ、しっかりと成約までサポートしてくれたという印象です。 そして、M&A総合研究所様の提案・情報の豊富さや規模感などに魅力を感じご依頼しました。
今後への思い
Q5.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
従業員の待遇が今よりも良くなってほしいという事と、既存の顧客を守ってほしいという事があります。 今までは、一喜一憂して工場の人にも迷惑をかけた部分もあります。今後は安定的に事業を維持していくことができそうなので、安心しています。
譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。
まずは自分の理念に基づき、お金は二の次で従業員と顧客を守り、企業安定のためにM&Aを検討すべきではないでしょうか。そのうえでお相手を探すのが良いと思います。
譲受企業
株式会社スター・レジン
代表 小澤 輝高様インタビュー
フレコード様との出会い
Q1.フレコード様に決められた理由を教えてください。
フレコード様は当社と同業の事業をしていたため、M&Aにより期待するシナジー効果が得られると考えたからです。そのうえ加工部門だけでなく、製造部門などの環境も整っているのが魅力的でした。また、加工部門のこれまで培った実績があり、しっかりと運営されているというのが大きな決め手となりました。長い歴史を持ち、優れた加工部門を保有するフレコード様の事業は、M&A後も大切に守っていきたいと思っています。
今後への思い
Q2.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
当社グループのリソースを使ってフレコード様自体の業績を伸ばしていけるようお役に立ちたいと思っています。そして業績拡大できる後押しができるよう尽力いたします。
Q3.今後、事業展開の1つとしてM&Aを活用されることは視野に入れていますか。その際の方針も併せて教えてください。
当社は、合成樹脂にかかわる材料・加工品の製造に力を注いでいます。同業種のフレコード様から生み出されるシナジーを今後期待したいと思っています。
弊社との出会い
Q4.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。
担当アドバイザーの佐藤様は、毎回誠実に対応して下さり感謝しております。最後の成約まで全力でサポートいただきました。
M&Aを考えていらっしゃる経営者様にアドバイスをお願いいたします。
最終的には人柄で決めましたので、その部分は大事だと思います。
担当者からのコメント
高い技術力を誇る譲渡企業、製造業のグループ体として急拡大している譲受企業、両者がお互いの強みを生かし、今後の業界の流れを変え得る素晴らしいマッチングのお手伝いさせて頂きました。 取引先との関係性、従業員の雇用を守りたいという譲渡企業様の想いを最大限尊重し、時には会食、時には工場内で御面談を重ねている様子を見て、「何としてもこの良縁を結び付け、両社が安心してM&Aを実行できるよう全身全霊を尽くそう」と、アドバイザーとしても責任感を持って取り組んで参りました。 数年前にM&Aを検討した際、こういった想いを尊重頂けなかった背景があった中で、小澤社長の「仕事はいくらでもあります」、「フレコードの歴史を残す事に意味があるのです」といった発言は、太田社長や従業員は勿論、関係者全員が安心できる非常に暖かい言葉だったと改めて感じております。 今後の両社の発展が非常に楽しみなご成約となりました。
(企業情報第六本部第二部 部長 佐藤 廉)