譲渡企業
オーナー 幸田様 インタビュー
M&Aを考え始めたきっかけ
Q.この度、譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください
私はもともと、55歳になったら引退しようと考えていました。息子は2人居ますが会社を継ぐ意思が見受けられず、身内での事業承継は初めから考えていませんでした。そんな折に依田さんからご連絡を頂き、ご縁を感じて本気で譲渡を考えました。
Q.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件を教えてください。
当初は、同業である不動産業者の大手企業様等かと漠然と考えていました。様々な企業様を検討していく中で、譲渡後の社員の事を最優先に考え、なるべく今までの環境と変化が少なく、そして現状を維持してくれそうな経営者がいらっしゃる企業様に重きを置きました。
Q.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
今まで当社でお世話になっていました顧客の方をしっかりと引き継いでいただくことが第一かと思っています。そして、これからの新しい不動産業の形を不動産の専門家でない柔軟な考えや行動と広い視野のもと、良い意味の変化をもたらしてくれることを期待しています。
弊社との出会い
Q.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと存じます。その中で弊社にご依頼いただいたご理由を教えてください。
これは、本当に偶然と「縁」であるかと思っています。
ちょうど、これから会社の承継問題を正式に考え行動し始めようとしたまさにその時に、仲介の担当をしてくれた依田さんから連絡を頂き、今回のやり取りが始まりました。
私自身、M&Aに関しての情報収集に関しては数年前から勉強していました。昨年3月に大学院を修了したのですが、その修論のテーマもM&Aに関するものでしたので、事前の知識は、ある程度あったかと思います。
Q.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
初回面談の時に、「当社であれば6ヶ月でクロージングまでもっていきます」と言い切っていただいたのは、大変心強かったです。それこそ、6ヶ月間でクロージングまでいかなければ、一旦M&Aの取り組みは保留にしようかとも思っていました。
また、依田さんとのやり取りは毎日のように行っており、連絡を頂いたらすぐに返事をするよう対応すると、それに対するレスポンスが更に早く、「打てば響く」と感じる場面が多くありました。依田さんでなければ恐らく途中で断念していたかと思います。感謝しております。
譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。
自社の企業価値を正確に知ることとスピード感が大切だと思います。
私は仲介会社が必要としている資料はなるべく早く渡すよう心がけていました。M&Aクロージングまでには多くの工程があるため、資料作成などで時間がかかると全ての工程が後ろ倒しになってしまいます。M&Aを検討中の期間は通常の経営状況と違ってきますので、なるべく短期間でクロージングするという意識を大事にし、難しければ再度別の方向から考える等、広い視野を持って取り組むといいかと思います。
担当者からのコメント
福岡県大牟田市にて創業50年以上になる不動産業の企業様の資本提携をお手伝いさせていただきました。
大牟田市で最初に不動産管理業を始め、地場で信頼と実績を築いていらっしゃる企業様でしたが、有力な後継者がおらず「縁」あって弊社にてご検討をいただきました。従業員様の雇用と就業環境を守ること、業界において今後大きな転換が予想される中で、「生き残り」ではなく「勝ち残り」が信頼できるということを最優先に資本提携を進めました。売主様のご希望や想いを引き継いでいただけるお相手企業とご縁を結ぶお手伝いができ、大変光栄に思っております。
(企業情報第九本部長 兼 企業情報第九本部第一部 部長 依田 彪吾)