成約インタビューM&A事例

卸売・小売業のM&A事例【関東地方】

社内体制の改善と事業継続のためのM&A

  • 譲渡企業

    卸売・小売業 G社

    代表取締役

    C.K.様

    業種
    卸売・小売業
    地域
    関東地方
    売上
    50億円以上
    社長の年齢
    53歳
    譲渡理由
    後継者不在の為
  • 譲受企業

    卸売業 R社

    業種
    卸売業
    地域
    近畿地方
    売上
    1,000億円以上
    上場有無
    上場
    譲受目的
    事業拡大の為

この度、卸売・小売業を営むG社様と同じく卸売業のR社様とのM&Aが成立いたしました。
譲渡企業G社代表に、M&Aを決意した背景や今後のビジョンについてインタビューいたしました。

【譲渡企業】卸売・小売業 G社
本社:関東地方
事業内容:業務用機器の卸売販売を行っている。

【譲受企業】卸売業 R社
本社:近畿地方
事業内容:保健・福祉の分野において機器の卸売他、総合的なサービスを提供している。

譲渡企業
卸売・小売業G社
代表取締役 C.K.様 インタビュー

M&Aを考え始めたきっかけ

Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。

理由は3つあります。1つ目は後継者問題です。娘がおりますが、まだ小さく後継者には難しいというのがありました。2つ目は、社内体制の問題です。当社は小規模な企業のため、私が経理・財務・総務・銀行周りも含めて全て対応してきました。今後、これが会社経営のリスクとなってしまう可能性が高いと考えました。3つ目は、事業継続のためです。現在のクライアントに、より良いサービスを今後も提供していかなければ事業継続は見込めません。競合が激化する昨今、当社の規模感では事業の成長が難しいと判断しました。卸売業界の中で、クライアントへ貢献をしていくには、ヒト・モノ、情報、資金がさらに必要であると感じました。従って、経営・財務基盤の強固な信頼できる企業様へ譲渡することで、解決できるのではないかと考え、今回M&Aを決断いたしました。

卸売業R社様との出会い

Q2.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件と、卸売業R社様への譲渡を決められた理由を教えてください。

一番は、譲渡後に会社が安定して5年〜10年というスパンで確実に経営が続けられるというのがありました。今まで一緒に仕事をしてきた従業員を守るためにも、最低でも3年程度、現在の従業員が問題なく仕事ができる雇用の継続というのは条件として挙げていました。

ー他にも条件はありましたか?

M&Aをするうえでは、譲渡価格も重要でありますが、それ以上に譲渡後どのような体制になるのか、安心して当社を任せられるかなど細かな条件もありましたが、今回の譲受企業様はその条件を全て満たしており、決めさせていただきました。

Q3.M&Aの前後で、M&Aへのイメージは変わりましたか。

M&Aは、ファイナンス部分が重要であると実感しました。今回のM&Aで、担当アドバイザーの吉武様にサポートをしていただき本当に良かったと思っています。M&Aの知識は少しはありましたが、当初イメージしていた以上にM&Aは戦略的に行う必要があり、奥が深いものであるとわかりました。

弊社との出会い

Q4.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと思います。その中で弊社にご依頼いただいた理由を教えてください。

M&Aを依頼する時点で、報酬体系を一番重要視をしており、なかでも完全成功報酬の体系が非常に良いと考えていました。また、パートナーとの相性も重要です。M&A総合研究所様は上場企業かつ勢いがあること、また今回の担当アドバイザーの吉武様との相性もよく、当社に寄り添ってくれていると感じるものがありました。吉武様であれば当社のM&Aをお任せできると思い、ご依頼させていただきました。

Q5.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。

担当アドバイザーの吉武様は、話をしていても非常にスマートで、何事にも誠意をもって対応する方だと感じました。交渉の場面でも非常にスキルが高く、安心してお任せできました。私は何事にもスピードが重要だと思っているのですが、吉武様は常にスピード感をもって対応していただけたことが今回の結果に繋がったのだと思います。

今後への思い

Q6.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。

戦略的な目的があってM&Aを実施していただいたので、今後はグループ全体としてより成長してほしいと期待しています。今回ご縁をいただきましたので、当社も新たなグループの中で、上向きのスタンスで挑戦を続けていってもらいたいと願っております。

ー社長ご自身の今後のビジョンを教えてください。

これまで考えてきたビジネスを本格化し、拡大・挑戦をどこまでやり切れるかということに期待をもっています。またプランとして海外に向けた事業の可能性にも目を向けているところです。

譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。

経営者様が目指しているキャリアや目的によっても異なりますが、次の事業展開を考えているのであれば、時間・体力・資金面を考えてもできるだけ早くM&Aを検討した方が良いと思います。また、信頼できるパートナーを妥協せずに探すことが重要です。一般的には経営者様はM&Aの知識が少ないと思います。ですから、M&Aを専門としているM&A仲介会社様、信頼できるアドバイザーを探すことから始めてみてはいかがでしょうか。

担当者からのコメント

譲渡企業オーナー様とは初めてお会いした日に4時間の面談を行い、お悩みや将来の展望に就いて詳しくお話いただきました。 M&Aディールの推進には資料の手配や契約書の確認、従業員のケア等様々な負担がオーナー様にかかりますが、本業もお忙しい中で全てタイムリーにご対応いただいたことが印象に残っております。 将来的に後継者不在という課題がある中、タスク処理能力が衰えていない50代前半という早いタイミングでM&Aをご検討いただいたことが、5ヶ月というスピードディールの成功が実現出来た要因だと思います。
(海外事業部部長 兼 M&A Research Institute Singapore Pte. Ltd. Managing Director 吉武 遼)
吉武 遼

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