サーチャー
三輪 勇太郎様 インタビュー
M&Aを考え始めたきっかけ
Q1.M&Aを検討されたきっかけを教えてください。
サーチャーとして活動を開始してからBtoCで事業を行っている業界を幅広く検討していました。そして、2024年の年明けにM&A総合研究所様よりお相手先様をご紹介いただきました。未経験の業界ではあったのですが、自身が経験値を積んでいるBtoCの領域であること、またトップ面談を通じて事業を解像度高く理解できたことが自信に繋がり、前向きに検討するに至りました。今回、非常にタイトなスケジュールではありましたが、M&A総合研究所様にサポートいただけたことで無事に成約まで進めることができたと思っています。
※サーチャー:投資家の支援を受けながら企業のM&A/事業承継を主導し、承継後は自ら承継先の経営に携わる個人のこと
株式会社K様との出会い
Q2.株式会社K様を譲り受けられた理由を教えてください。
業界に関わらずBtoCの領域の企業様を広く検討していたのですが、そのなかでも人が肝となる店舗型のビジネスを経営してみたいという思いが強くありました。今回の譲渡企業様の社員の皆様は、本当に魅力的な方々で、改めてご縁のありがたさを感じました。
今後への思い
Q3.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
美容業界全体として、離職率の高さ、低賃金、長時間労働などの課題があります。M&A後にそういった課題を克服し、非連続的な成長を目指していくことで業界を大きく変革したいと考えています。そのためにも、従業員の皆様はもちろんのこと、社外の方々にも共感頂けるビジョンを掲げて経営に邁進したいと考えています。
Q4.今後、事業展開の1つとしてM&Aを活用されることは視野に入れていますか。その際の方針も併せて教えてください。
自社で新店を1店舗ずつ愚直に立ち上げていくことを基本に考えており、単純に売り上げを伸ばすためのM&Aは考えておりません。ただし、当社と同じ想い、カルチャーをお持ちの会社様と二人三脚でより良い業界を作っていくためのM&Aは検討しております。
ー大切にしている価値観とはなんでしょうか。
店舗は、従業員の皆様が一日の多くの時間を過ごす場所です。人生の一部を費やす場所といっても過言ではない。従って、働きやすさや給与などの待遇面はもちろんのこと、良好な人間関係を大切にすることを最重要に考えています。店舗で働くそれぞれの個人が利他の心を持ってこそ、業務上の連携やフォローなどがスムーズに進むものです。そしてそれはお客様にも伝わる大事な提供価値です。
弊社との出会い
Q5.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
基本合意前に前代表者様が迷われる場面もあったのですが、前代表者様の気持ちにしっかり寄り添い、関係を構築いただいたことが成約に繋がったのだと思います。担当アドバイザーの内藤様には最後まで伴奏し、都度相談に乗っていただけたことを感謝しております。
M&Aを考えていらっしゃる経営者様にアドバイスをお願いいたします。
アドバイスというのはおこがましいので差し控えますが、譲り手の立場で承継に携わらせて頂いた身として、自分が本当に前代表の方の想いを100%理解し、受け止められるかを真剣に考えました。その覚悟がなければこれまで培ってきた歴史や価値観を尊重することも難しいでしょうし、長期的な視点での承継も上手くは進まないと考えています。