譲渡企業
オーナー 志賀様 インタビュー
M&Aして良かったと実感
Q1.一緒になられて1ヶ月ほど経ちましたがいかがですか。
現在、早速いくつかのプロジェクトが動いております。
今まで取引先向けにやっていたサービスと同じようなものを、グループ内に提供していくような話も挙がっており、当社のノウハウの活用場面が広がっているのを感じています。
ー今までと変わった部分も実感されているのではないでしょうか。
そうですね。今まではもちろん対取引先様向けの開発がメインでしたので、限られた予算の中での対応が求められていました。
それに対して今は、グループ内向けの開発も行っているので「何がベストか?」と意見を交わしながら業務に取り組むことができております。
ー従業員様のモチベーションアップにも繋がっていそうですね。
はい。雰囲気はさらに活気づいたと思います。当社が得意としているものづくりの分野でこだわることができているので、M&Aして良かったなという実感に繋がっています。
M&Aを考え始めたきっかけ
Q2.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。
コロナの影響で事業環境を改善する必要があったので会社を変えたいと思っていました。
技術力や開発力については自信があった一方で、営業力や新規受注を獲得する繋がりが弱いと感じていたので、ブランド力が強い企業へ参入したいと考えました。
アミューズ様との出会い
Q3.アミューズ様に決められたご理由を教えてください。
主な理由は3つです。
・業界内でオンリーワンの存在であること
・当社の開発チームを評価してくれること
・社内の空気感が似ていること
アミューズ様は当社が希望していた条件を叶えている会社様でした。
ーIT業界の未来ボックス様と芸能業界のアミューズ様ということで異業種ではございますが、どこか共通点を感じたところはございましたか?
はい、当社が携わっているプロダクトは元々コンテンツ系が多く、エンタメ業界との関りが多かったのです。
そういった意味で、アミューズ様の事業内容は非常に親近感の湧くものでした。
弊社との出会い
Q4.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと存じます。その中で弊社にご依頼いただいたご理由を教えてください。
他の会社とは、ゆるやかに話が進んでいる状態でしたが、そんな中で一番最後に話を伺ったのがM&A総合研究所様でした。
正直、M&A総合研究所様から依頼されて準備する資料のハードルは高かったですが、M&Aを具体的に進めるためにはあれくらい細かな準備が必要だったのだな、と今となっては思います。
担当アドバイザーの田巻さんには親身に対応していただき、お人柄も信頼できたので、最終的にはM&A総合研究所様1社にお願いすることにしました。
ー周りの経営者の方にも相談されていたのでしょうか?
はい。相談した方々には「譲渡しようかと考えているのであれば、した方が良い」と言われていました。
その時は私の中では不安感がなかなか拭えなかったのですが、譲渡した今となってはこの選択は間違っていなかったと思えます。
ー不安感があったとのことですが、志賀社長の中でどのような気持ちの変化があったのでしょうか?
ゼロから会社を作り上げた手前、会社を譲渡することに対してネガティブに感じていた部分がありました。
ですが、「譲渡=終わり・頑張らない」というわけではないので、何がベストなのかを考えた時に譲渡した方が良いと思い始めました。
Q5.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
特に最後の方は細かいところまで相談させていただきました。これって本当に大丈夫なのかな、という疑心暗鬼な部分が出てきた時も、田巻さんとの対話の中で不安要素を消すことができました。
また、田巻さんがIT業界出身であったため、ITベンチャー企業の不安な部分も理解いただけ、話しやすかったです。
ーありがとうございます。田巻の前職が大手IT企業だったので、IT企業である未来ボックス様と、大企業であるアミューズ様の両社に寄り添いやすかったかと思います。
はい、IT業界のカルチャーや大手企業の組織的構造を理解されていたので、相談しやすかったです。
また、全てに対してYESではなくNOも言ってくださり、フェアに対応してくださったので信頼できました。
譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。
起業前の前職では譲受側としてM&Aに関わっていた時もありましたが、その時は、M&Aには感情など関係なく、合理性だけを求めて行われる印象が強かったです。しかし、今回は私が10年間育ててきた会社を譲渡する者として、様々な不安や疑問も抱える立場になり、M&Aへの印象が大きく変わりました。
そういった感情に寄り添ってくれて、気軽に相談ができるアドバイザーと出会うことが大事なのではないでしょうか。M&A総合研究所様のように、プロフェッショナルな方と一緒になって話を進められるとベストな選択ができると思います。
譲受企業
事業戦略部 部長 中山様 インタビュー
社内で具体的な相談ができる安心感
Q1.一緒になられて1ヶ月ほど経ちましたがいかがですか?
今は企画会議の中で当社が対応している案件について話したりしています。「この案件であればできます」とおっしゃっていただいていたり、早速連携が出来ていると思います。
これまでは発注内容を固める中で出てきた不明点に対して、中々取引先に相談できず、進捗が鈍ってしまうこともありました。
今は、同グループ内の未来ボックス様にそういった具体的な相談も直接できることが嬉しいですね。
ー志賀社長とお話しした際、従業員の皆様がさらに活気づいたとおっしゃっていました。
そういった声が聞けて安心しました。これから徐々に当社の社員との交流も増えて、話がより具体的に進むと良いなと思っています。
M&Aの決め手
Q2.今回のM&Aを検討されたきっかけを教えてください。
当社は事業戦略として、Eコマースサイトやファンクラブ会員管理システムなどを内製化してまいりましたが、その開発はすべて外注していました。外注していると、当然ながら相手先の都合に左右されることもありますし、資金もノウハウも外部に流出していきます。
また、開発案件が増加するに連れてプロジェクトマネジメントする社内人材のリソースが不足していました。
今後も様々なシステムを開発する計画がございましたので、それらの開発の内製化や先程の課題解決のために、M&Aを検討していました。
Q3.未来ボックス様の譲り受けを決められたご理由を教えてください。
主には3つあります。
・当社のシステム開発部と連携しやすい規模感であったこと
・管理システムの開発実績があること
・コンテンツ系の開発実績もあり、当社との親和性が高いこと
などが理由としてあります。他のシステム会社も検討してはいましたが、このような条件が揃っている会社は未来ボックス様だけでした。
ー未来ボックス様に対していつ頃から本格的に検討し始めたのですか?
M&A総合研究所様より資料を頂いた時から、好印象を抱いていました。
未来ボックス様の実績を拝見したとき、当社に来ていただければノウハウが活用できそうだと想像が膨らみました。
ー社風のご印象はいかがでしたか。
志賀社長とお話ししたときに柔らかい印象を受け、当社の雰囲気に合いそうだと感じました。
また、社員の方々は開発スキルに長けておられ、社風の面でも技術の面でもバランスの取れた会社だと感じました。
弊社との出会い
Q4.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
担当アドバイザーの田巻さんには、迅速かつ的確に対応いただき大変助かりました。
最後の方では当社での審議に時間を要し、当初のスケジュール通りに進まなかった部分もありましたが、田巻さんが間に立って柔軟にご対応いただけたおかげで無事に未来ボックス様と手を組むことが出来ました。
ーありがとうございます。他の会社様にもご相談されていたのでしょうか。
実は、未来ボックス様をご紹介いただいたのは、他の会社を譲り受ける話が無くなった直後のことでした。
スピード感というところで話が無くなってしまったので、今回はなおさらスピード感を意識して話を進められれば、と思っていました。
今後への思い
Q5.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
・社内システムの内製化
・外部委託しているシステム開発のリスクの緩和・解消、ノウハウの内部化
・当社の情報システム部のプロジェクトマネジメントの機能の強化
など、社内と社外のどちらの施策に対しても良い影響が起こることを期待しています。
M&Aを考えていらっしゃる経営者様にアドバイスをお願いいたします。
M&Aは両社の未来に影響があることなので、慎重な議論にはなるかと思います。時には従業員のご家族の運命を左右するような選択にもなります。
そういった意味でも、M&Aに対しては抵抗感がある方もいるかもしれないですが、投資の選択肢の一つとしてまずは話を聞いてみてはいかがでしょうか。
M&A総合研究所様であれば無料で相談を受けてくださるので、検討してみると良いと思います。
※M&A総合研究所では、譲渡企業様に対してはM&A成約までの費用は一切いただいておりません。お気軽にご相談くださいませ。
担当者からのコメント
M&Aは、株主様に限らず従業員の方々もハッピーに出来るものであると改めて感じました。
今回、譲渡企業様は保守系だけでなくコンテンツ系のシステム開発も可能な会社様で、譲受企業様の課題解決に寄与できる企業様でした。
当初は多くのご不安があったと思いますが、このようなお相手にも恵まれ、最終的には事業的にも、そして従業員の方々にとってもより最善な選択をされたのだと思います。
志賀社長がインタビューの中で仰られた「譲渡=終わり・頑張らない」ではない!という言葉は、アドバイザーの私も考えさせられるお言葉です。
何年もかけて積み上げてきたノウハウをより磨き上げ、グループ一体で益々発展して頂きたいと考えております。
(企業情報第一部 シニアマネージャー 田巻 雄太)