譲渡企業
株式会社ヤナ・コーポレーション
代表取締役 柳澤様 インタビュー
M&Aを考え始めたきっかけ
Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。
もともとは親族内承継を考えていましたが、昨年継がない旨の意思確認が取れたため、後継者問題を解決する一つの方法としてM&Aを検討し始めました。
良いタイミングで譲渡ができました。譲渡後は会長のポジションを務めるため、忙しくなりそうです。
ニッソウ様との出会い
Q2.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件と、ニッソウ様に決められたご理由を教えてください。
当社では大型案件の受注があり、ニッソウ様とであればさらに規模拡大が可能なのではないかと考えました。
当社は専門知識を持った職人が社員として多数在籍しており、プランニングから施工まで工事をしています。一方、ニッソウ様も同じく住宅リフォーム工事業をされていますが、当社と分野が被りません。
そのため、お互いを補い合いながらシナジー効果が生み出せるのではないかと思ったのが大きな決め手です。また、前田社長のお人柄も非常に良く、安心して進められました。
弊社との出会い
Q3.M&Aの前後で、M&Aへのイメージは変わりましたか。
M&Aのイメージは特に変わらず、思い描いたとおりに進んだというのが実感です。M&A後の今は、徐々にコーポレートサイドの統合がスタートし忙しくなってきています。
Q4.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと存じます。その中で弊社にご依頼いただいたご理由を教えてください。
以前、他の仲介会社様に連絡を頂き検討したこともありましたが、条件面が折り合わずお断りしました。今回は、M&A総合研究所様とのご縁があり、相談させていただきました。
Q5.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
担当の吉武様にはスムーズにご対応いただきました。最初に会った昨年の7月末からおよそ9ヶ月間、当社のために尽力いただいたという印象です。
今後への思い
Q6.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
トップ面談の時から前田社長には、当社のM&Aの目的として今後3年以内に親子上場を目指したいとの意向を伝えていました。
上場企業であるニッソウ様は、全国の主要都市に施工ネットワーク店を保有しており、弊社も事業拡大とともに上場できるのではないかと期待しております。
譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。
M&Aにおいて、重要になってくるのが企業価値です。候補先企業様の幅を広げるために、自社の経営状態を良くしていき魅力的な会社にしていくことが大切なのではないかと思います。
譲受企業
株式会社ニッソウ
代表取締役社長 前田様 インタビュー
M&Aでエリアと事業の拡大
Q1.M&Aを検討されたきっかけを教えてください。
M&Aはエリア拡大や事業拡大のひとつの手段として前々から検討しており、機会があれば実施したいと思っていました。以前も他の会社とのM&Aを検討していましたが、最終段階で断念した経緯があります。
そんな時にタイミング良く、ヤナ・コーポレーション様のお話をいただき今回成約に至りました。
Q2.ヤナ・コーポレーション様に決められたご理由を教えてください。
柳澤社長と面談を行った際に、気持ちよくコミュニケーションが取れたことが一番の決め手です。
事業内容面では、当社の希望条件に沿っておりましたので、安心して進められました。
建築業の会社は、それぞれ得意としている分野が異なります。当社は不動産業の修繕に特化しており、ヤナ・コーポレーション様は外壁の塗装工事に特化しているため、シナジー効果が期待でき、事業拡大が見込めると考え、お話を進めていただきました。
弊社との出会い
Q3.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
担当の吉武様は常に迅速なレスポンスと誠実な対応をしてくださり、大変感謝しております。吉武様の対応があったからこそ、今回の成約が迎えられたと思っています。
今後への思い
Q4.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
事業運営として常に右肩上がりの売上を意識しており、今回のM&Aによって売上は担保できるだろうと期待しています。
また、当社の不得意な分野をヤナ・コーポレーション様が補ってくれることで、シナジー効果が期待できるのではないかと考えております。
Q5.今後、事業展開の1つとしてM&Aを活用されることは視野に入れていますか。その際の方針も併せて教えてください。
今回は初めてのM&Aで良い経験となりました。当社はリフォーム業を主体としている会社ですので、今後、意匠性、デザイン性に強みを持った会社を視野に入れていきたいと思います。
M&Aを考えていらっしゃる経営者様にアドバイスをお願いいたします。
M&Aを多方面において経営戦略的に検討されるのがいいかと思います。そして、実施できる目途が立った時は挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。
担当者からのコメント
大型案件を受託し、より会社を成長させたい。オーナー様のご意向を実現する為には資本力のある会社との友好的M&Aが不可欠でした。その様な中、譲渡企業様の実績と技術力、オーナー様のお人柄が上場会社である譲受企業様の心を惹きつけ、両社のニーズが満たされる結果となりました。
オーナー様は、後継者不在や債務の個人保証等の大きな心理的負担から解放された一方、譲渡企業様の益々の発展のため、譲受企業様のサポートを受けながら会長という立場で引続き前線で敏腕をふるっておられます。
今後は譲受企業様と共に是非手を取り合って走り続けていただければと思います。
(企業情報第六部 シニアマネージャー 吉武 遼)