譲渡企業Y社
代表取締役Y.H.様 インタビュー
M&Aを考え始めたきっかけ
Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。
M&Aをすることで企業の成長と人材育成、自己成長を実現できるのではないかと思い譲渡を検討しました。実は、先代から当社を引き継いで事業を行ってきましたが、リフォーム業界の変化や課題、経営の難しさを常々感じていました。そうしたなか新規事業にチャレンジしたい気持ちが芽生え、私の能力の限界が来る前にM&Aを活用して新しいことに挑戦しようと決意しました。
譲受企業様の印象
Q2.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件と、S社様に決められた理由を教えてください。
S社様は異業種ではありますが、さまざまな事業を行っているところに魅力を感じました。 コロナ禍の中で、企業規模問わず多くの企業が事業の見直しを迫られています。将来的に不安がある時代だからこそ、1つの事業に集中していると失敗したときに立て直すのが難しい。収益の柱を増やすため事業の多角化をしているS社様のような企業と一緒になることで、経営戦略としても安心材料となるのではないかと考えました。また、自己チャレンジという意味でも選択肢が増えると感じました。
Q3. S社様の印象に残っているエピソードはありますか?
昨年の10月末に初めてお会いしましたが、最初から身構えることなくS社様とお話することができました。私はある程度オープンにしないと結束力も生まれないし、信頼関係も築けないと思っています。今回、基本的に全部オープンにするスタイルをとりましたが、それが良い結果に繋がったのだと思っています。
Q4.M&Aの前後で、M&Aへのイメージは変わりましたか。
M&Aへのイメージは特にありませんでしたが、安易に考えていた部分もあります。全体としてスムーズに進みましたが、資料を作成するなどの事前準備には苦労しました。また、経営者にとって成約まで精神力を維持し続けるのが大変だと感じました。不安もありますが、M&Aによる統合によってどう変わっていくのかが楽しみです。M&Aは限られた人間しか経験できないものであり、とても良い経験になりました。
弊社との出会い
Q5.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと思います。その中で弊社にご依頼いただいた理由を教えてください。
以前も他の仲介会社様にも相談していましたが、なかなか成約に繋がりませんでした。そのため、M&A総合研究所様からお話をいただいた時は、3度目の正直という覚悟がありました。また、値段云々じゃない部分として、担当アドバイザーの大釜さんの名刺をいただいた時に、良いご縁があるのではないかと運命を感じました。
Q6.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
担当アドバイザーの大釜さんの第一印象として、雰囲気にまず魅了されました。半年程ご一緒させてもらいましたが、しっかりと成約までサポートしていただきました。ニッチな業種柄、買い手企業を探すのは大変で過去もなかなか見つからない中、大釜様にS社様をご紹介いただき本当に感謝しております。
今後への期待
Q7.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください
今は正直ビジョンなどはありません。コロナ禍で、新規事業にもチャレンジしましたが、短期でのヒットが難しいと痛感しました。今回S社様と一緒になり当社の事業をより関係性を深めてから、いろいろとアイデアを出していけるのではないかと期待しています。統合後、ぜひ一緒に新規事業を育てて頂けたらうれしいです。
譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします
M&Aで苦労もありましたが、順調に成約ができました。全体的にスムーズに進められましたが、やはりトップ面談以降、M&Aを成功に導くためには精神力が求められます。最後までやりきる強い意志を維持して、最終着地までしっかりと向き合うことが大事だと思います。