成約インタビューM&A事例

卸売・小売業のM&A事例【大阪府】

戦略的な事業の選択と集中により実現したM&A

  • 譲渡企業

    卸売・小売業 C社

    K.I.様

    業種
    卸売・小売業
    地域
    大阪府
    売上
    約7億円
    社長の年齢
    非公開
    譲渡理由
    事業の選択と集中
  • 譲受企業

    サービス業 A社

    業種
    サービス業
    地域
    大阪府
    売上
    非公開
    上場有無
    非公開
    譲受目的
    自社既存事業の機能拡充

この度、卸売・小売業を行うC社様と、サービス業を行うA社様とのM&Aが成立いたしました。
C社代表に、M&Aを決意した背景や今後のビジョンについてインタビューいたしました。

【譲渡企業】卸売・小売業 C社
本社:大阪府
事業内容:外国にいながら日本製品を購入できる、越境ECを運営している。

【譲受企業】サービス業 A社
本社:大阪府
事業内容:商品開発やPR活動、店舗経営支援、店舗販売など飲食ビジネスの総合的な業務を行っている。

譲渡企業
卸売・小売業 C社
代表 K.I.様 インタビュー

M&Aを考え始めたきっかけ

Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。

事業価値が上がっていく時期が手放すタイミングであるとコロナ禍の頃から考えており、2023年の11月末頃からM&Aの検討を始めました。また別事業も軌道に乗ったことで、そこへリソースを投下したいという思いと、今回譲渡した事業の「0→1」(ゼロイチ)のフェーズが終わった段階が重なり、譲渡を決断いたしました。また、当社として今後目指していきたいビジョンがあるため、事業を手放すことに決定しました。

サービス業 A社様との出会い

Q2.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件と、サービス業A社様への譲渡を決められた理由を教えてください。

当社は個人商店に近く、スピード感を重要視しております。そのため、事業への知見が無ければ難しく、判断力や行動力を伴った企業様でないと、おそらく引き継いだ後が大変だろうと思いました。そのような中で、それを叶えられるのがA社様でしたので、今回譲渡を決断いたしました。

ー社風についてはどのようなご印象でしたか?

今回の事業はM&A実施後、そのまま引き継ぐ形であると右肩下がりになると想定しており、何かしらのストロングポイントが必要条件だと思っていました。その点で、A社様は当社に不足している圧倒的な強みも持っていますし、当社が一番苦労していたところを保有していらっしゃいますので、新たな成長戦略の一つになるのではないかと期待しております。

Q3.M&Aの前後で、M&Aへのイメージは変わりましたか。

企業を強くするといった視点で考えた際に、価値を見い出せるM&Aは非常に魅力的であると思います。

ーM&Aのスキームの観点からはいかがでしょうか?

当社は今回、2回目の事業譲渡になります。株式譲渡も事業譲渡も一定の知見がありますので、今後も成長戦略として機会があれば取り組んでいきたいと思っています。また新たな事業も視野にいれております。
 

弊社との出会い

Q4.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと思います。その中で弊社にご依頼いただいた理由を教えてください。

M&A総合研究所様の報酬体系である、譲渡企業は着手金がかからず成功報酬型であるところにメリットに感じ、ご依頼いたしました。
また、担当アドバイザーの佐藤様は、遠方にも関わらず東京から当社まで何度も足を運んでくださいました。今回のM&Aを通して行動力があり、最後までやり遂げる力があると感じました。今回、佐藤様に担当いただけたことが成約に繋がったと思います。

今後への思い

Q5.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。

まずは担当アドバイザーの佐藤様が両社の間に入ってやり取りをスムーズに進めてくださりました。精神的な部分でも非常に頼りにさせていただきましたし、スピーディーに成約まで進められたのは、佐藤様のおかげだと思っております。

Q6.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。

当社で運営していた時よりも、さらに大きな成果が出るのではないかと期待しています。

譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。

M&Aを成功させるためには売却・買収後を視野に入れた戦略が必要になるかと思います。ビジョンを持って経営している経営者の方は、行き着いた先で自分の限界をどこかで感じてくる時期があるかと思います。そうした時に出資を受ける方法やでグループに参画するなど、自分が描いたビジョンを継続しつつ、M&Aを1つの手段として捉えていくのがいいのではないかと思います。

担当者からのコメント

今回の譲渡企業様からのご依頼は事業譲渡ということもあり、経営戦略として期日が決まっていたため、スピーディーなご成就が求められるものでございました。 その分譲渡企業様にて明確な事業譲渡の目的と条件面の優先順位を定めていただいていたことで、弊社のもつ多くの譲受企業様とのネットワークから最良のご縁を導くお手伝いが出来たと考えております。 譲渡企業様におかれましては、譲渡対価を用いて既存事業強化をされ、譲受企業様におかれましては、譲受事業にリソースを投下し更なる拡大を目指しておられます。 両社様の今後の益々の発展をお祈り申し上げます。
(企業情報第五本部第三部 シニアマネージャー 佐藤 秀)
佐藤 秀

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