成約インタビューM&A事例

ソフトウェア開発業のM&A事例
【関西地方】

人材確保と事業承継
M&Aを通じた経営課題の解決策

  • 譲渡企業

    ソフトウェア開発業 O社

    代表取締役

    Y.F.様

    業種
    ソフトウェア開発業
    地域
    兵庫県
    売上
    3億円
    社長の年齢
    60代
    譲渡理由
    後継者不在と経営課題の解決
  • 譲受企業

    コンサルティング業 T社

    業種
    コンサルティング業
    地域
    神奈川県
    売上
    非公開
    上場有無
    未上場
    譲受目的
    事業のポテンシャルの高さに惹かれたため

この度、ソフトウェア開発業O社様とコンサルティング業T社様とのM&Aが成立いたしました。
譲渡企業代表に、M&Aを決意した背景や今後のビジョンについてインタビューいたしました。

【譲渡企業】ソフトウェア開発業 O社
本社:関西地方
事業内容:制御機器の電子回路やソフトウェアの設計を手掛けている。

【譲受企業】コンサルティング業 T社
本社:神奈川県
事業内容:人材・採用・IT・経営などのコンサルティングを行っている。

譲渡企業
ソフトウェア開発業 O社
代表取締役 Y.F.様 インタビュー

まずは御社についてご紹介いただきたいと思います。

1.御社の創業の経緯、事業内容と強みを教えて下さい。

私は前職でメーカーのエンジニアとして、十数年にわたりハードウェア設計に従事していました。そのなかで、独立を考えていた知人の誘いを受け、代表として会社を立ち上げることになりました。設立当初はハードウェア設計を主軸とし、徐々に事業を軌道に乗せました。その後、相互送客を行っていた企業の代表が高齢であったため、事業を引き継ぐこととなり、ソフトウェア開発会社の経営も並行して行うようになりました。現在は、ハードウェア・ソフトウェアそれぞれの会社を経営し、幅広い領域で事業を展開しています。

2. どのように事業を展開・拡大されてきたのでしょうか。

事業は、前職で築いた人脈を活かし、ハードウェア設計の仕事を紹介してもらう形でスタートしました。その後、ハードウェア設計だけでなく、人材を増やしながらソフトウェア開発にも対応するようになり、徐々に顧客を広げ、事業の拡大を進めてきました。

M&Aを検討されたきっかけ

3.譲渡をお考えになったきっかけや背景、経緯を教えてください。

最大の理由は、後継者不在の問題を解決するためです。過去に事業を譲り受けた経験があったため、譲渡先を見つけるには時間がかかると考えていました。社内で後継者候補を検討していたものの、経営を任せられる適切な人材が見つからず、次第にM&Aを選択肢の一つとして考えるようになりました。

ー譲渡を考えるきっかけとなった、ほかの要因はありますか?

コロナの影響も大きかったと思います。これまでの仕事が減り、コロナ禍の2年目以降はクライアント側からの待ちの状態が続いてしまい会社の経営維持が難しくなりました。コロナが落ち着いてからは仕事も戻ってきましたが、新規の人材確保も難しくなりM&Aを検討するに至りました。

コンサルティング業T社様との出会い

4.ご検討を進められる上で、ご希望や大事にされた条件を教えてください。

最も優先した課題は「人材確保」です。人口減少が続くなか、中小企業にとって採用は厳しさを増しています。そのため、人材面で協力できる企業との提携を希望していました。また、従業員の働く環境や社風を大きく変えないことも重視しました。M&A後、従業員の不安が高まると離職につながる可能性があるため、安定した職場環境を維持することが重要だと考えていました。

5.最終的にコンサルティング業T社様への譲渡をご決断されましたが、T社様の印象や譲渡を決められた理由を教えてください。

T社の経営者様と面談を行った際、考え方や企業文化が当社と合致していると直感的に感じました。また、従業員の雇用維持や仕事内容、社内環境を大きく変えないという希望が叶う形での譲渡が可能だったため、最終的にT社様への譲渡を決断しました。

6.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。

まずは現状維持を前提としつつ、さらなる成長を期待しています。また、優秀な人材が増えれば事業拡大の可能性も広がります。M&Aによるシナジーを活かし、既存顧客との関係を強化しながら、新たな市場にも挑戦していきたいと考えています。

M&Aを検討されている経営者様にアドバイスをお願いします。

7.譲渡を検討されている経営者様へ

M&Aの仲介会社選びは、費用面だけでなく、自社との相性を見極めることが重要だと感じました。選定を誤ると、M&A後に従業員の不安を招き、結果的に事業がうまくいかなくなるリスクがあります。譲渡価格の妥当性も大切ですが、最も重視すべきは「人材」です。従業員の適応力や企業文化のマッチングは、M&A成功の鍵となります。

ー譲渡検討する際、気をつけておくべき点はありますか?

M&Aの話が進むタイミングを逃さないことが重要です。適切な相手企業と出会った際、その機会をどう活かすかが、成功を左右する要素になると考えています。
 

最後に、M&A総合研究所についてお聞かせください。

8.M&A総合研究所にお任せいただいた理由を教えてください。また、弊社のアドバイザーのサポートはいかがでしたでしょうか。

担当アドバイザーの鞠子さんは、レスポンスが非常に早く、終始スムーズに対応していただきました。また、複数の提案をいただきましたが、M&A総合研究所様が紹介してくださった企業が、当社の希望する規模や事業内容に最も合致していた点が大きな決め手となりました。M&Aを進める中で、交渉が停滞するケースもあると聞いていましたが、途中経過の報告や細やかな配慮があり、終始安心してお任せすることができました。

担当者からのコメント

鞠子 功太郎
譲渡企業様は、ハードウェアおよびソフトウェアの設計を手掛ける企業様です。お取引先には大手優良企業が多く、従業員の皆様も非常に高い技術力をお持ちですが、お取引先から高度な技術力を求められる一方で、それに見合うスキルを持つ人材の確保が課題となっていました。譲受企業様は人材採用に強みを持っており、両社の強みを掛け合わせることで、さらなる発展が期待されます。 新体制のもと、ますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。この度は誠におめでとうございました。
(企業情報第十本部第二部 シニアマネージャー 鞠子 功太郎)

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