成約インタビューM&A事例

不動産賃貸業のM&A事例【大阪府】

不動産M&Aによる
スムーズな事業承継の実現

  • 譲渡企業

    不動産賃貸業 A社

    代表取締役

    F. N. 様

    業種
    不動産賃貸業
    地域
    大阪府
    売上
    約5000万円
    社長の年齢
    70代
    譲渡理由
    後継者不在
  • 譲受企業

    株式会社エヌ・ケイ商事

    常務取締役

    川崎 彰仁 様

    業種
    不動産業
    地域
    広島県
    売上
    約20億円
    上場有無
    未上場
    譲受目的
    譲渡企業の保有不動産に価値を感じたため

関西エリアで優良な不動産賃貸業を展開してきた有限会社A。代表のF. N.様は、ご自身の年齢と健康面を考慮し、株式譲渡をご決断されました。一方、広島県を拠点とし、新たな不動産事業の拡大を目指す株式会社エヌ・ケイ商事は、資産価値の高い物件と一括承継のメリットを高く評価し、譲り受けを決定しました。両社の想いが合致し、円滑な不動産M&Aが実現した背景に迫ります。

【譲渡企業】不動産賃貸業 A社
本社:大阪府
事業内容:自社で複数の不動産を保有する不動産賃貸業を展開している。

【譲受企業】株式会社エヌ・ケイ商事
本社:広島県
事業内容:不動産業及びアミューズメント施設の運営を主軸に多角的な事業を展開している。

譲渡企業
不動産賃貸業 A社
代表取締役 F. N.様 インタビュー

長年培ってきた不動産賃貸事業

―御社の創業の経緯、事業内容と強みを教えてください。

私自身は以前から複数の会社経営に携わってまいりましたが、今回譲渡したのは、一般企業や個人のお客様向けに不動産賃貸業を展開する法人です。優れた立地に複数の優良な賃貸物件を所有しており、長年にわたり安定した賃貸管理を行ってきたことが、当社の最大の強みです。これまでの経営で培った信頼関係に基づき、多くのお客様にご愛顧いただいてまいりました。

優良物件の取得と堅実な管理

―どのように事業を展開・拡大されてきたのでしょうか。

創業以来、入居者様に喜ばれる優良な物件を一つひとつ慎重に取得し、事業を拡大してまいりました。物件の維持管理においても、常にお客様の視点に立って細やかな対応を心がけ、高い入居率を維持してまいりました。入居者様やオーナー様との信頼関係を大切にしながら、堅実な賃貸管理を継続してきたことが、安定した事業基盤の構築につながったと考えております。

年齢と健康を考慮した承継の検討

―譲渡をお考えになったきっかけや背景、経緯を教えてください。

私が70代半ばを迎え、今後の健康面に不安を感じ始めたことが大きなきっかけです。賃貸管理は細やかな対応が求められ、神経を使う場面も少なくありません。万が一私が倒れてしまえば、入居者様にご迷惑をおかけしてしまいます。当初は不動産物件のみの譲渡を検討しておりましたが、M&Aを用いた手法が税務面においてもより良い選択肢であることを知り、会社ごとの譲渡へと舵を切りました。

双方にとって納得のいく円滑な承継

―ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件を教えてください。

もちろん条件面での評価も重要ですが、それ以上に「気持ちよくM&Aが成立し、譲受企業様とその後も良好な関係を築けること」を最も大切にしました。長年守ってきた資産を引き継いでいただくわけですから、金銭面だけでなく、譲受企業様の意向も尊重し、双方が納得できる着地点を見つけることを重視しました。入居者様への影響を最小限に抑え、スムーズな承継を実現することが、第一の希望条件でした。

誠実な人柄と厚い信頼感が決め手に

―最終的にエヌ・ケイ商事様へのご譲渡を決断されましたが、印象や譲渡を決めた理由を教えてください。

遠方の企業様であったため、当初は多少の不安もありました。しかし、直接面談でお話を伺った際、非常に誠実で人望の厚い経営者様であることがわかり、不安が払拭されました。夏の暑い日にもかかわらず、きちんとした服装で真摯に向き合ってくださるお姿がとても印象に残っています。エヌ・ケイ商事様であれば、当社を大切に引き継ぎ、さらに価値を高めていただけると確信し、譲渡を決断いたしました。

資産の有効活用と穏やかな第二の人生

―今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。

エヌ・ケイ商事様の資本力と組織力が加わることにより、物件の価値がさらに高まり、入居者様にとってもより良い環境が提供されることを期待しております。私個人としては、信頼できる企業様に事業を引き継ぐことができ、大変すっきりとした気持ちでおります。肩の荷が下りたことで健康状態も良好になり、今後はこれまでの経験を振り返りながら、穏やかな第二の人生を歩んでいきたいと考えております。

相手を尊重し最適な手法を選択する

―譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。

譲渡をご検討の際は、条件面にこだわりすぎるのではなく、M&Aを含めた最適な手法を専門家に相談することが重要です。税務面でのメリットなど、多角的な視点から検討を進めることをお勧めします。また、ご自身の想いだけでなく、譲受企業様の立場も考慮し、双方が納得できる形を目指すことで、結果として非常に満足のいくスムーズな承継が実現できるはずです。

最後に、M&A総合研究所にお任せいただいた理由をお聞かせください

担当アドバイザーが不動産領域に極めて精通しており、私の意図を的確に汲み取った上で、M&Aのメリットを論理的に説明してくださったことが最大の理由です。また、常に時間厳守で迅速に対応していただき、高いプロ意識を感じました。デューデリジェンスの際も、エヌ・ケイ商事様のご協力のもと、論点を絞った効率的な進行をご提案いただき、私の負担を最小限に抑えてスムーズな承継を導いてくださいました。

譲受企業
株式会社エヌ・ケイ商事
常務取締役 川崎 彰仁 様 インタビュー

多角的な事業展開と強固な経営基盤

―御社の創業の経緯、事業内容と強みを教えてください。

弊社は広島県広島市を本拠地とし、不動産業及びアミューズメント施設などの運営を主軸に多角的な事業を展開しております。長年の経営で培ってきた安定した資本力と、地域に根差した強固な経営基盤が弊社の強みです。近年は、さらなる企業価値の向上を目指し、不動産事業への積極的な投資を進めており、優良な資産を持つ企業の譲り受けを通じて、事業ポートフォリオの拡充と安定的な収益基盤の構築を図っております。

優良な不動産資産の取得とエリア拡大

―M&Aを検討されたきっかけを教えてください。

事業拡大の一環として、関西エリアや関東エリアでの優良な不動産物件の取得を検討しておりました。その中で、関西エリアで管理が行き届いた素晴らしい物件を複数保有されているA社様のご紹介を受けました。物件がいずれも非常に資産価値の高いものだったため、通常の不動産売買ではなく、企業ごと譲り受ける不動産M&Aの手法が最適であると判断し、検討を開始いたしました。

資産価値の高さと一括承継のメリット

―最終的にA社様を譲り受けられましたが、印象や譲り受けを決められた理由を教えてください。

最大の理由は、保有されている不動産の資産価値が非常に高かったことです。一般的な不動産売買では、複数物件の入居者様に対する通知や口座変更など、膨大な手間が発生します。しかし、M&Aという手法を用いることで、法人そのものを一括で取得でき、それらの複雑な手続きを省略できる点に大きな魅力を感じました。非常に合理的でスムーズな承継が実現できると考えたことが決め手です。

物件価値の向上とさらなる事業拡大

―今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。

弊社の組織力を活かし、これらの優良な資産を適切に管理・運用することで、さらに価値を高めていきたいと考えております。今回の関西エリアでの実績を第一歩とし、今後は東京を中心とする関東エリアなど、全国の主要都市にも積極的に不動産事業を展開し、企業全体の成長を加速させていくビジョンを描いております。

不動産仕入れの戦略的手段として活用

―今後、事業展開の1つとしてM&Aを活用されることは視野に入れていますか。その際の方針も併せて教えてください。

はい、今後も積極的にM&Aを活用していく方針です。不動産事業を推進する上で、単なる物件の売買だけでなく、優良な資産を保有する企業様をM&Aの手法で譲り受けることは、非常に有効な戦略的手段であると実感いたしました。譲渡企業様にとっても税務面などでメリットを提供できるスキームであるため、双方にとって有益なM&Aを推進し、不動産事業を拡大させていきたいと考えております。

対話を通じた信頼関係の構築が鍵

―M&Aを考えていらっしゃる経営者様にアドバイスをお願いいたします。

譲渡企業、譲受企業ともに、まずは専門のアドバイザーにしっかりと相談し、方針を検討することが重要です。その上で、トップ面談での対話を大切にしてください。今回、面談を通じてオーナー様のこれまでの歴史や事業への熱い想いを直接お伺いできたことで、対象企業に対する愛着と敬意が深まり、前向きな決断を下すことができました。対話を通じて強固な信頼関係を構築することが、成功への鍵となります。

的確なサポートと迅速な不安解消

―最後に弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。

弊社にとって不動産M&Aは初めての経験でしたが、担当アドバイザーには非常に丁寧かつ専門的なサポートを提供していただきました。金融機関との調整など、初めて直面する複雑な課題もありましたが、不明点があればすぐに相談でき、迅速に不安を解消してくださったおかげで、安心して手続きを進めることができました。

長年にわたり地域で愛される優良な不動産物件を守り抜いてきた有限会社A様と、多角的な事業展開でさらなる飛躍を目指すエヌ・ケイ商事様。本件は、両社の深い想いと戦略的なビジョンが見事に合致し、不動産M&Aという手法によって双方が多大なメリットを享受した理想的な承継事例です。今後、引き継がれた資産が新たな価値を生み出し、両社がさらに輝かしい未来へと歩みを進めることを確信しております。

担当者からのコメント

オーナー様はご高齢で体調も芳しくなく、後継者が不在という状況にありました。入居者様へのサービス提供や管理に対して人一倍強い責任感をお持ちであり、「自身に万一のことがあった際、入居者様に迷惑をかけてはならない」という想いから、この度M&Aをご決断されました。譲受企業様には、こうした背景を初期段階から深くご理解いただき、オーナー様のご負担に配慮した進行をご提案いただいたことで、非常にスピーディーな成約に至りました。また、今回の不動産M&Aは、オーナー様の経済的条件の観点からも、通常の不動産売買と比較して大きなメリットを生み出すことができております。改めまして、この度のご成約、誠におめでとうございます。
(企業情報本部 副部長 鞠子 功太郎)
鞠子 功太郎

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※ 本ページには、成約時期に関わらず、過去に弊社がお手伝いさせていただいたお会社様の一部を掲載しております。

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