2023年05月01日更新
アーリーリタイアできた独身男性の資金・貯金まとめ!【30代・40代・50代】
独身男性がアーリーリタイア(早期リタイア)をする場合、必要な資金・貯金はどれほどで、どういったメリットやデメリットが存在するのでしょうか。ここでは独身男性を焦点に当てたアーリーリタイア(早期リタイア)を、年代別に解説します。検討している方は参考にしてください。
目次
1. 独身男性がアーリーリタイアするメリット
独身の男性の中には、アーリーリタイア(早期リタイア)を考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、実際にアーリーリタイアを考えていても、何をどうすればよいかわからないものです。
そこで、ここでは独身男性のアーリーリタイアについて、アーリーリタイアに成功した事例を基に解説していきます。自身のアーリーリタイアを検討する際の参考にしてください。
自分の生活費だけを考えればよい
独身男性のアーリーリタイア(早期リタイア)をする際、一番不安がない部分は自分の生活だけを考えればよいことです。結婚している場合は、アーリーリタイアのリスクは高くなってしまいます。
貯金した資金を自分に使える独身男性だからこそ、アーリーリタイアを楽しめる可能性があるのです。アーリーリタイアをして会社を早期退職することで、自由な時間を過ごせるでしょう。
自分の目的に応じた生活ができる
独身男性の中には、自分の趣味に没頭したい方が多いのではないでしょうか。そうした方も、現在の職場を早期退職してアーリーリタイア(早期リタイア)することで、自分の趣味の時間を持てる可能性があります。
自分がやりたいことがあった場合などは、アーリーリタイアによって、自分の本当の目的にあった生き方を過ごせる可能性もあるのです。アーリーリタイアは、自分の目的に応じた生活を手に入れるために必要となる行為も多いでしょう。
仕事上でのストレスから解放
独身男性の中には、仕事上でのストレスによって心身をむしばまれてしまう人もいます。アーリーリタイアをしてからの生活では、つらい仕事や職場での対人関係から生じるストレスがなくなります。
フルタイムでの仕事はストレスが積み重なりやすく、心身ともに悪影響が与えられてしまうことが少なくないでしょう。アーリーリタイアを実施すれば、健康な心身を取り戻せるメリットがあります。
自由な時間の獲得
独身男性がアーリーリタイアするメリットには、何より元気なうちに自由な時間を獲得できる点が挙げられます。一般的に、企業が定めた年齢で定年退職する場合、体力面や精神面で疲れやすく、病気になりやすいリスクが考えられるでしょう。
30代~50代でアーリーリタイアすれば、体力があるうちにやりたいことに自由な時間を使えるのです。オフシーズンの旅行を楽しむことや、これまでできなかった新たなことへのチャレンジなどができるでしょう。
仕事のストレスから解放され、ゆったりと自由な時間を確保できる点は大きなメリットといえます。
2. アーリーリタイアとセミリタイア
アーリーリタイア(早期リタイア)と似た言葉で「セミリタイア」という言葉があります。セミリタイアとアーリーリタイアは何が違うのでしょうか。
セミリタイアとは、会社を早期退職した後に、ある程度の収入を得ながら、時間に余裕のある生活を送ることを表す言葉です。アーリーリタイアは、20代〜50代のうちに会社を早期退職することをいいます。
セミリタイアは、アーリーリタイア後の生活方法を意味することです。収入を得ないアーリーリタイアは「完全リタイア」と呼ばれています。
FIREとの違い
アーリーリタイアやセミリタイアと似ている言葉に、FIRE(Financial Independence, Retire Early)があります。文字通り、経済的自立と早期退職を意味する言葉です。早期退職し、それまでに蓄えたある程度の資金を運用しながら、運用益で生活費をまかなう考え方です。
フルFIRE(十分な資産を保有し、仕事による収入がなくても資産運用による収入のみで生活をするスタイル)やサイドFIRE(資産運用による収入と労働収入の2軸で生活するスタイル)などの種類もあります。
他にも「完全リタイア」という言葉があります。これは、勤務中に蓄えた一生分の貯蓄を生活費に充て、仕事もしないことを意味します。
3. 独身男性がアーリーリタイアする際のリスク
それでは独身男性がアーリーリタイア(早期リタイア)を行うリスクはどういった所にあるのでしょうか。独身男性がアーリーリタイアするときのリスクは、30代、40代、50代と年齢とは関係がないものと、年齢に関係するものがあります。
ここでは、独身男性がアーリーリタイアする際に年齢にあまり左右されないデメリットを2点、解説します。
- 結婚など家族構成の変化の可能性
- 健康問題など不確定要素
①結婚など家族構成の変化の可能性
独身男性がアーリーリタイア(早期リタイア)するリスクとしてまず考えられるのは、結婚などによる家族構成の変化です。30代の男性はもちろんのこと、40代、50代の独身男性でもリスクとして考えられます。
人の出会いはどこにあるかわかりません。今は独身のままでよいと考えていた場合でも、アーリーリタイア後に結婚を考える女性が現れることもあるでしょう。
アーリーリタイア後に結婚をする場合、仕事を早期退職していますから、収入がままなりません。もちろん、セミリタイアであれば、ある程度収入を得ています。しかし、完全リタイアの場合は収入が全くない状態です。
このようにアーリーリタイアの状態で結婚などに踏み切った場合は、それ相当のリスクが生じるわけです。アーリーリタイア後の家族構成の変化は結婚だけではありません。
両親の健康問題などから、実家の家計を支える状況になることも考えられるのです。貯金が多くあれば安心ですが、それでも資金不足となる可能性もあるでしょう。このようなリスクがあることをあらかじめ理解しておく必要があります。
②健康問題など不確定要素
アーリーリタイアによる健康上の問題は、30代、40代、50代の独身男性にも起こりうることです。一度健康を損なってしまうと、慢性的に病気となってしまう場合もあります。そのような状況では、貯金を切り崩していくしか道はありません。
病気などではなくても、突然の事故など、どこでトラブルに巻き込まれるかわかりません。そのようなときに、早期退職によって安定的な収入が得られていない状態のアーリーリタイアはリスクを伴うでしょう。
4. 独身男性がアーリーリタイアするための方法
独身男性がアーリーリタイアするためには、稼いだお金を貯蓄にまわしたり、給与天引きなどで預金したりすることがまず前提にあります。それ以外におすすめの方法として、「株式投資」「不動産投資」「FX」を紹介しましょう。
株式投資
企業は資金を集める方法の一つとして、株式の発行を行います。この株式を購入した人は、株式を発行した会社の株主となるのです。株式投資は、株式を売買して利益を得る投資方法です。
株式投資では、値上がり益(キャピタルゲイン)や配当益(インカムゲイン)、株主優待などが得られる点がメリットです。買ったときの株式を高く売ることで値上がり益が獲得できます。
企業の業績が好調な場合、利益の一部を株主に配当金として還元します。業績によって毎回の配当金は異なるため、配当金が出ないこともあるでしょう。
企業が自社製品や優待券などを株主に提供することを、株主優待制度と呼びます。この制度を取り入れていない企業もあるため、購入時に確認するようにしましょう。
不動産投資
マンション・アパート・オフィスビルなどの不動産を投資家が購入し、貸し出すことで収益を得る方法を不動産投資といいます。不動産投資は、安定した収入が得られることがメリットです。基本的に、賃貸物件の契約は1~2年で、家賃が変わることがないためです。
購入した不動産は資産となります。それ以外にも、銀行から融資を受けて物件を購入できる点が、他の投資にはないメリットといえます。ローンを組む際に加入する団体信用生命保険は、死亡保険の代わりとして活用できるでしょう。
FX
FXとは、外国為替証拠金取引と呼ばれる投資のことです。外貨を買ったり売ったりするときに生じる、買値と売値の差額により利益を得る取引方法です。
FXのメリットとしては、平日のほぼ24時間取引ができる点や、少額から始められる点が挙げられます。会社員であっても、コツさえつかめれば、比較的取り組みやすいといえるでしょう。
FXの最大の特徴に、「レバレッジ」と「スワップポイント」があります。レバレッジとは、証拠金を金融機関に預けることが条件で、少ないお金でたくさんのお金を取引できるようになるしくみです。国内では最大で25倍までかけられます。
ただし、このレバレッジは、予想が外れた場合には損失が大きくなってしまうため注意が必要です。スワップポイントとは金利差のことです。異なる通貨の金利差が貰えるのです。
他にもメリットとデメリットはあります。使い方をよく理解してから始めましょう。
5. 30代独身男性がアーリーリタイアしたら?
ここからは、年代別に見たアーリーリタイア(早期リタイア)を見ていきましょう。まずは30代に早期退職をしてアーリーリタイアを行った場合です。このような場合、どのような資産形成方法があるのでしょうか。
30代の早期退職で得たアーリーリタイアには、どのようなメリットが考えられるのでしょうか。ここでは30代のアーリーリタイアを解説します。
資金・貯金はいくら必要?
30代のアーリーリタイアを考えるときに、一番大きな問題となるのが資金や貯金です。30代であれば、資金や貯金はそれほど蓄えられていない可能性が高いからです。年金受給までにかかる年数が長いという問題もあります。
30代でアーリーリタイアを行う場合は、8,000万円から1億円を超える額が必要といわれています。必要な資金が集められない場合は、アーリーリタイアの魅力である時間的余裕を得ることが難しくなるかもしれません。
資産形成方法
30代の独身男性がアーリーリタイアする場合は、貯金による資産形成は厳しいかもしれません。もちろん、切り詰めた生活を行っていれば貯金は積み上げられるでしょう。しかし、それでもアーリーリタイアに足りる貯金を全てまかなえるとは考えられません。
アーリーリタイアのための資産形成を行う方法の一つとして、株式投資などの投資により資産を増やす方法が考えられます。自身の知恵と才能で資金を増やせるかもしれないからです。
遺産の相続などで現金や不動産などの資産を得る場合もあるでしょう。安定した資産となるため、金額と状況を考えて、アーリーリタイアを踏み切ることもあり得ます。
メリット
それでは、30代の早期退職によるアーリーリタイアにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、以下の項目を解説します。
- 再就職しやすい
- 趣味や移住を実現する体力がある
- 生活パターンの変更に対応できる余力がある
再就職しやすい
定期的な収入を得るために就職を行う場合、30代という若い年齢はメリットに働きます。業種にもよりますが、若い年齢から経験を積むことで、より収入が上がる可能性のある業種もあるでしょう。
30代であれば再就職がしやすい年代です。年金受給までには長期間あるため、収入を得なければならない場合が多くあります。
再就職先で生活に困らない程度の固定的な収入を得て、時間的余裕を持ちながら生活を大いに楽しめるわけです。
趣味や移住を実現する体力がある
30代はまだまだ若い年齢です。年金受給をする年齢層とは違い、体力や行動力が備わっています。30代という若い年代でアーリーリタイアをすることで、趣味や移住など自分が行いたかったことやかなえたかった夢を実現できます。
仕事をしていたときは時間的余裕がなかった生活でも、アーリーリタイアすることで時間的余裕が生まれます。ただし、収入がない30代の場合、何らかの方法で収入を獲得しておいたほうがよいでしょう。
生活パターンの変更に対応できる余力がある
上記の項目と少し重なる部分もありますが、退職により自分の生活を大きく変えられるのも、体力と柔軟性に長けている30代だからこそ可能であるといえます。生活パターンの変化は大きなストレスとなります。
夢をかなえて海外に居住したとしても、必ずしもうまくいくとは限りません。慣れない生活からストレスを抱えて、思い描いていた理想とは違ったという人も多く見受けられます。
30代でアーリーリタイアを行い、海外などに居住した場合、生活パターンの変化などに対応していける体力があります。これだけでも40代や50代、年金受給をしてからのリタイアとは大きく異なるメリットといえるでしょう。
デメリット
続いて、30代の早期退職によるアーリーリタイアには、どのようなデメリットがあるのか見てみましょう。
完全リタイアするにはかなりの資金力が必要
デメリットで最も大きいのは、早期退職をして完全リタイアを行った場合です。完全リタイアは、早期退職後に働かないため、収入が全くありません。早期退職時の資金や貯金で、その後の年金受給を受けられるまでの期間を過ごすことになります。
アーリーリタイアによる完全リタイアは、多くの資金や貯金などが必要です。30代では、それほど資金をもっていない場合が多いため、完全リタイアすることは現実的には難しいといえるでしょう。
6. 40代独身男性がアーリーリタイアしたら?
次に、40代で早期退職などからアーリーリタイア(早期リタイア)をした場合を解説します。40代のアーリーリタイアは、30代とはどのような違いがあるのでしょうか。そのあたりにも重点を置いて解説していきます。
資金・貯金はいくら必要?
40代のアーリーリタイアに必要な資金や貯金はどのくらいなのでしょうか。一般的には、5,000万円から1億円ぐらいといわれています。
金額的には30代と同等です。生活環境によって必要になる資金に差が生まれるからです。都会と田舎では物価が違いますし、税金など生活に必要な支出の金額も変わります。
年金受給までに不安なく生活を送る場合は、やはり多くの資金が必要です。もちろん、セミリタイアにより月に20万円程度の収入が見込めるのであれば、貯金の必要がない場合もあるでしょう。
資産形成方法
40代がアーリーリタイアする場合の資産形成でおすすめなのが貯蓄です。30代とは違い、独身男性で40代半ばを過ぎていれば、それなりに貯蓄を積むことが可能です。もちろん、貯蓄を増やすためには節約が必要となります。
ある程度社会的知識も身に付いてきている段階なので、自身のコネクションや経験を活かした投資なども資産形成には向いているかもしれません。ただし、投資にはリスクが伴いますので注意が必要です。
メリット
それでは40代の独身男性がアーリーリタイアを行うメリットは、どのようなことが考えられるでしょうか。ここでは、以下のポイントを解説します。
- 会社の早期退職制度を利用できる可能性
- 生きがいを実現する体力がある
- 経験を活かした再就職も可能
会社の早期退職制度を利用できる可能性
会社によっては定期的にまたは突発的に早期退職制度の利用者を募集している場合があります。40代以降には、条件的に会社の早期退職制度を利用できる可能性があるでしょう。
早期退職制度は、会社で定められている退職金に上乗せした額を受給できる制度です。多くは、定年直前の50代が利用する制度ですが、40代でも利用可能な場合があります。退職金を少しでも多くもらうために、活用できるなら、早期退職制度を考えてみるとよいでしょう。
生きがいを実現する体力がある
30代と比べれば体力的には劣るものの、40代でのアーリーリタイアもまだまだ体力のある年代です。資金や環境にもよりますが、思い切った決断ができるのも独身男性だからこそです。
新たな人生に踏み出せるチャンスとして、アーリーリタイアを活用することはメリットといえます。
経験を活かした再就職も可能
アーリーリタイアを実行したものの、思いのほか資金が足らなくなってしまった場合もあります。そうした場合には、アーリーリタイアからの社会復帰を考えてもよいでしょう。
アーリーリタイアからの社会復帰を考えた場合、40代は社会において経験を活かせる年齢です。今まで培ってきた経験を活かせる業種であれば、再就職の場面でも苦労せずに採用されるでしょう。
アーリーリタイアを行ったとしても、以前に働いていた人たちとのつながりがある場合もあります。そうしたつながりから再就職を目指せるメリットも見込まれます。
デメリット
40代におけるアーリーリタイアのデメリットは、今まで形成してきた給料や社会的地位を放棄することにあります。長い間かけて築き上げた社会的地位も、アーリーリタイアによって失われます。
7. 50代独身男性がアーリーリタイアしたら?
50代におけるアーリーリタイア(早期リタイア)は、どういったことが考えられるでしょうか。30代、40代とは違い、年金受給までの期間が短い50代のアーリーリタイアを解説します。
資金・貯金はいくら必要?
年金受給が近い50代におけるアーリーリタイアに必要な資金は、5,000万円程度といわれています。もちろん、これよりも少ない額でもアーリーリタイア後に安定した生活を送ることも可能です。
50代後半であれば、数年後に年金受給となるため、生活設計も立てやすく、アーリーリタイアによるリスクも他の年代より低いといえるでしょう。
資産形成方法
50代のアーリーリタイアのための資金形成はさまざまな方法で対応できます。貯蓄も十分可能な範囲となりますし、株式投資や不動産投資を早くから始めていれば、資産が構築されていることもあるでしょう。
リスクを負いたくなければ貯蓄、リスクがあったとしても資金を増やしたければ投資、といったところでしょう。
メリット
50代におけるアーリーリタイアのメリットは、どのようなことが考えられるのでしょうか。ここでは以下の2点を解説します。
- 会社の早期退職制度を利用できる可能性
- ある程度の資産力がある
会社の早期退職制度を利用できる可能性
40代と同様に、会社の早期退職制度を利用できる可能性があります。早期退職で退職金を上乗せして貰えれば、リタイア後の貯蓄を増やせるため、大きなメリットとなります。
ある程度の資産力がある
若い世代とは違い、50代の独身男性は豊富な資金を持っている場合が多く見られます。今まで働いてきた結果が自身の資産として形成されていることでしょう。
デメリット
50代におけるアーリーリタイアのデメリットを見てみましょう。
失敗した際に再就職が難しい
アーリーリタイアしても、理想とは異なったり、思わぬ出費で資金が足りなくなったりすることもあるでしょう。そのような場合に、再就職を考えたとしても、50代の再就職は、年齢的に他の年代と比べて非常に困難な場合が多い傾向にあります。
健康問題
他の年代と違うデメリットは健康問題です。年齢とともに体は弱っていくものです。体を壊してしまうと、資金調達がうまくできないまま浪費する場合もあります。こうしたデメリットがあることを十分に考慮して、50代のアーリーリタイアを検討しましょう。
8. 独身男性のアーリーリタイア後に必要なコスト
アーリーリタイアした後に必要になるコストには、どのような項目があるのでしょうか。以下の項目を簡単に説明していきます。
- 生活費
- 税金
- 年金と各種保険料
- 趣味や生きがいにかかる費用
- その他
①生活費
必ずかかるコストとして挙げられるのが生活費です。食費や光熱費など生活に必要な費用となります。この費用は、都心と田舎など環境によって大きく変わります。アーリーリタイア後にどこで生活するのか場所を決めたら、その近辺の物価などを調べておきましょう。
②税金
必ず払わなければならないコストに税金があります。住民税などの他に、持ち家であれば固定資産税などが必要です。アーリーリタイア後に必要となる税金額をあらかじめ算出しておくとよいでしょう。
③年金と各種保険料
30代・40代は、年金保険料を納めなければなりません。40代以降の場合は介護保険料が必要です。年齢により、年金や各種保険料に違いがあります。アーリーリタイアするときは、このようなコストがかかることも念頭に置いておきましょう。
④趣味や生きがいにかかる費用
せっかくアーリーリタイアするわけですから、趣味や旅行などの生きがいに費用をかけたいと思うのは当然のことです。このようなコストがかかることもあらかじめ考えておくと、リスクが軽減されるでしょう。
⑤その他
上記に挙げたほかにも、医療費や介護費用などにいくらかかるかわかりません。アーリーリタイア後に起こり得る、さまざまな状況の変化に対応できるような資産や資金が必要です。
9. 独身男性へのセミリタイアのすすめ
アーリーリタイア後に、いかなるトラブルや出費が発生するかわかりません。そこで、完全リタイアではなくセミリタイアをおすすめします。
資金の不足でリタイアをあきらめなくてすむ
アーリーリタイア後に資金が不足してしまい、職場に復帰する人も中にはいます。せっかく決断したアーリーリタイアを失敗に終わらせないためには、ある程度の収入を得ることが重要です。まずはセミリタイアを念頭に置き、アーリーリタイアを考えるほうがよいでしょう。
働き方の見直しができる
アーリーリタイアをしてセミリタイアを選択した場合、今までの自分の働き方や今後の働き方を見つめなおすきっかけとなります。もしかしたら、アーリーリタイアをしなくても自分の時間が持てる可能性があるかもしれません。
現状の職場で仕事量を制限して時間を得られるといった方法も、セミリタイアで実現できる可能性があります。収入を全くなくす完全リタイアのリスクを考えれば、セミリタイアをまずは検討してみるべきでしょう。
10. 独身男性のアーリーリタイア資金のまとめ
独身男性のアーリーリタイアを解説しました。アーリーリタイアは自分の時間に余裕が持てるメリットがあるものの、資金不足になりかねないデメリットも存在します。
アーリーリタイアを行う際は、まずはセミリタイアを取り入れ、その後の完全リタイアなどに踏み切るほうが、リスクなくリタイアするポイントになるといえるでしょう。
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