成約インタビューM&A事例

建設業のM&A事例【埼玉県】

M&Aで「後継者問題解決」+「成長戦略」を実現

  • 譲渡企業

    有限会社和工房

    代表取締役 原 重生様、取締役 鈴木 淳子様

    業種
    建設業
    地域
    埼玉県
    売上
    2億円
    社長の年齢
    65歳
    譲渡理由
    後継者不在、早期引退
  • 譲受企業

    株式会社ジョイフル本田

    社長付担当部長

    大内 健司 様

    業種
    卸売業
    地域
    茨城県
    売上
    1,233億
    上場有無
    東証プライム上場
    譲受目的
    リフォーム事業とのシナジー

この度、有限会社和工房様と株式会社ジョイフル本田様とのM&Aが成立いたしました。
両社に、M&Aを決意した背景や今後のビジョンについてインタビューいたしました。

【譲渡企業】有限会社和工房
本社:埼玉県
事業内容:住宅向けリペア業の専門家として、床材や家具を始め石材や特殊素材などの補修を行っている。

【譲受企業】株式会社ジョイフル本田
本社:茨城県
事業内容:大型ホームセンター「ジョイフル本田」を関東地区で運営。住宅リフォーム事業等も展開している。

譲渡企業
有限会社和工房
取締役 鈴木 淳子様 インタビュー

M&Aを考え始めたきっかけ

Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。

年齢による体力低下と早期引退というのを考え始めたのたがきっかけです。当社は世襲制ではないため、このまま廃業をしようと考えていました。実は、他のM&A仲介会社様とアドバイザリー契約を1年間お願いしていましたがなかなかうまく進められずにいたため、継続はせずにM&A総合研究所様にご依頼いたしました。

ジョイフル本田様との出会い

Q2.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件と、ジョイフル本田様への譲渡を決められた理由を教えてください。

ジョイフル本田様の自由な思想に魅了されたことと、将来のビジョンが当社と合致するところが多いと感じたため、譲渡を決断いたしました。また、さまざまな制約事が多い中で、ジョイフル本田様は適材適所に職人達を配置してくださるので、当社の職人たちもM&A後も問題なく定着してくれるだろうと思い、即決いたしました。

ー専属の外注職人達に対して、柔軟なお考えを持っているところでしょうか。

請負や委託、正社員など、一人ひとりに合わせて対応してくださっています。また職人達の不安や疑問にもご丁寧にお答えいただきましたので不安も払拭されました。その後も職人達が気持ちよく働ける環境でしたり、M&A後のビジョンなどを示してくださっているので安心しております。

Q3.M&Aの前後で、M&Aへのイメージは変わりましたか。

変わりました。M&Aは苦しいときに助けてもらう、要するに経営が傾いたから他社と合併するようなイメージがずっとありました。取引先様からもマイナス要素の質問があったのも事実です。しかし実際のところはむしろ逆だとわかりました。チャンスの機会、ステップアップをするためのM&Aであるというのを自信を持って取引先様にはお伝えすることができました。
M&A後はシステムの構築や法務、労務的なことがすべてプラスに働き、将来的には一緒になって良かったと思ってもらえるよう頑張っていきたいと思っています。

弊社との出会い

Q4.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。

アドバイザーの松尾様は、対応力とプレゼン力が非常に高く、安心してお任せできました。また良いところばかりではなく、悪いところもしっかりと説明していただき、常に真摯に当社と向き合ってくださりました。今回成約できたのも、説明を丁寧にして進めてくださった松尾様のおかげです。

今後への思い

Q5.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。

今後、優秀な職人の採用と人材教育に力を入れ、長き繁栄を目標にしています。また、横展開でさらに事業を拡大できればと期待しています。

譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。

M&Aは会社を成長させるための一つの選択肢ではないでしょうか。従業員がよりいろいろな働き方ができる可能性など、M&Aをプラスに考え、踏み出した方が広がる未来を描けるのではないかと思います。

譲受企業
株式会社ジョイフル本田
社長付担当部長 大内 健司様 インタビュー

M&Aでさらなる事業拡大を

Q1.M&Aを検討されたきっかけを教えてください。 

数年前からM&Aの検討をしており、リサーチはしていました。そして、中期経営計画を作成していた中で、改めて会社の成長戦略にはM&Aが必要であると判断いたしました。今後、当社の柱となる事業はリフォーム事業部であるというのは社内で一致していましたので、リフォーム関係の会社様を幅広く探しました。

和工房様との出会い

Q2.和工房様を譲り受けられた理由を教えてください。

和工房様の高い技術力はもちろんのこと、経営に携わる社長と鈴木様お二人の人柄に非常に惹かれました。

ーM&A後のシナジーもイメージできたということでしょうか。

当社はBtoCなのですが、和工房様はBtoBです。そのため、経営戦略としてBtoCだけでなく、BtoBからBtoCへの波及ができると考えました。また、昨今は地球環境の保全などを意識したサステナブルな経営が求められているめ、古い木材をそのまま活用するなどして補修する必要があります。一般のお客様目線からすると当然選択肢が増えるため、今後も需要は増えるだろうと見込んでいます。
 

今後への思い

Q3.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。

やはりBtoBの拡大です。また、現在需要がかなり伸びているので、事業継続のためにもBtoBに対応できる人材確保と育成を同時進行し、さらなる大型受注に繋がればと期待しています。また、BtoBとBtoCそれぞれの活用法もあります。BtoBだけですと、繁忙期と閑散期がありますので、閑散期についてはBtoCの方で補完できるような形にしていきたいと考えています。そうすると、職人が増えても効率的に仕事が回り、企業としても成長していけると思っています。

Q4.今後、事業展開の1つとしてM&Aを活用されることは視野に入れていますか。その際の方針も併せて教えてください。

今まで通り、良いお話があれば積極的に行いたいと思っています。リフォームが主軸となりますが、業種に捉われずシナジーが得られるよう多角化を目指します。

弊社との出会い

Q5.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。

和工房様からの信頼が厚かったのが印象的です。アドバイザーの松尾様がしっかりと関係を築いてくださったからこそ、今回スムーズに進められたと感じています。

M&Aを考えていらっしゃる経営者様にアドバイスをお願いいたします。

どこを見てどう判断するのかを検討すると良いのではないでしょうか。M&Aにおいては、お相手先様が見えないというのは非常に不安です。今回、和工房様が真面目に、堅実に経営されているとわかりましたし、リスクマネジメントにおいても問題点が最初から見えていたのが良かったと思います。また、今後の抱負としては、ここから成功に結び付けていければと期待しています。

担当者からのコメント

譲渡企業様は後継者不在で、共同創業の両オーナー様は早期引退を希望されていました。 他のM&A仲介会社様と、1年間M&Aを動いたものの大きな進展も無く、廃業も視野に入れていらっしゃる中で、ご縁を頂き今回ご支援させていただきました。 譲受企業様は、リフォーム業と親和性の高いリペア業の譲渡企業様と出会い、事業領域拡大や職人の育成強化、SDGs的な観点といった様々なシナジーを見込んで、快く譲り受けの話を進めていただきました。 ご支援をスタートしてから約5カ月、TOP面談からは約2カ月半でご成約まで至ることができ、後継者問題解決と成長戦略の2つが実現できるM&Aとなったと感じております。
(企業情報第七本部第一部 マネージャー 松尾 康太郎)
松尾 康太郎

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