譲渡企業
教育・学習支援業 A社
代表取締役 S.T.様 インタビュー
M&Aを考え始めたきっかけ
Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。
同業種で働く親族に、ゆくゆくは会社を継いでもらう予定で考えておりました。しかし後継者が海外で起業することになったため、後継者を探さなければならないということで、M&Aを検討し始めました。そして、M&Aについて知識もなかったため、M&A総合研究所様に相談させていただきました。
デジタルコンテンツ販売業R社様との出会い
Q2.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件と、R社様への譲渡を決められた理由を教えてください。
SNSを活用して集客ができれば、さらに会社が成長できるのではないかと数年前から考えていました。しかし、当社の従業員にSNSの知見があるものがおらず、SNSを使ったマーケティングに取り組めていないという現状がありました。一方で当社は教育の質には自信があるため、SNSに強みを持つ会社様であることが第一条件でした。
ー譲渡後に関する希望条件などはありましたか。
私の人生の大半が英語に関わる仕事に携わっておりましたので、”趣味=仕事”のように英語が生活の一部になっていました。そのため、M&A後も自分のライフスタイルは崩さずに働けることが前提条件としてありました。将来、完全にリタイアしても、私個人としては英語を活かしたスタイルは維持していきたいと思っています。SNS、働き方、リタイア後、この3つが全部満たされていたこと、なおかつ譲受企業様のお人柄も良く、譲渡を決めさせていただきました。
Q3.M&Aの前後で、M&Aへのイメージは変わりましたか。
M&Aを検討し始めた頃に、地元新聞に地域で有名な企業のM&A記事が掲載されており、大きな話題になりました。その記事を読み、当初のイメージとして”買収されてしまった”というマイナスの雰囲気がなんとなくあったように思います。しかし実際はそのようなマイナスなことはなく、譲渡する立場からも希望条件をしっかりと出して、条件にあったお相手とご一緒し、共に成長していくものであるというプラスのイメージに変わりました。
弊社との出会い
Q4.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと思います。その中で弊社にご依頼いただいた理由を教えてください。
最初は自社の企業価値を知るためにM&A総合研究所様にご相談をしたのがスタートでした。やはり費用面も気になるポイントでもあり、完全成功報酬型であれば安心して進められるだろうと思いました。また、上場会社であること、裏付けのある豊富なデータやバックアップ体制があるなど、信頼性が高いというのが決め手となりました。担当アドバイザーの勝田様が非常に優秀であったこともご依頼した重要な理由として挙げられます。
Q5.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
担当アドバイザーの勝田様は、当社の事業について細かな数字を分析し希望に合った企業様とのご縁があるまで地道に探してくださりました。本当に粘り強く取り組む方だと思います。当社のような小さい会社であっても最後までフォローしてくださり感謝しています。譲受企業様が望むスケジュールもあったため、必要な書類を揃える際にも丁寧かつ柔軟にさまざまなサポートをしてくださいました。そのため安心して進められました。
今後への思い
Q6.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
インフルエンサーマーケティングを活用した手法で、これまでできなかったことを実際に進めていただけるワクワク感があります。ぜひうまくいってほしいです。個人としてもYouTubeチャンネルの立ち上げをするなど、SNSの準備を進めていく予定です。
譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。
さまざまな条件、希望を伝えることで、条件に合う企業様と出会えるのではないでしょうか。ご縁やタイミングがあるため、時間がかかる可能性もありますが、貫きたい条件は貫いた方が良いのではないかと思います。また担当者の選別は非常に重要な為、勝田様のような信頼できるアドバイザーの見極めも大事かもしれません。
担当者からのコメント
譲渡企業様は、地域に根差した非常に魅力ある英会話教室を複数展開しており業績も堅調に推移しておりました。一方、譲渡オーナー様は当初親族内での承継を想定していましたが、実現が難しくなったことをきっかけにM&Aの検討を開始されました。譲渡オーナー様が重視されていた「SNS活用」や譲渡後の「英語を中心とした生活」「事業への関り方」等を中心に「こだわり」を限りなく実現できるよう尽力させていただいた結果、条件を満たし今後の事業展開も期待できるお相手へのご譲渡を決心されました。この度はこのような良縁のご支援できたことを非常に嬉しく感じております。今後益々のご発展を祈念いたします。
(企業情報第一本部第二部 次長 勝田 啓登)