譲渡企業
サービス業 Q社
U.F.様 インタビュー
M&Aを考え始めたきっかけ
Q1.この度、ご譲渡をお考えになった背景や経緯を教えてください。
当社は占いの店などを運営する会社です。時代の大きな変化の中で、過去10年を振り返り、これからの10年をどのように進めるべきかを考えていました。自問自答する中で、経営者として漠然とした不安を抱え、このままでは占い師や従業員に申し訳ないという気持ちが募りました。後継者も不在だったため、引き継ぎをお願いできる会社がないかと考え、M&A総合研究所のアドバイザーである祐川様に相談したことがきっかけです。
譲受企業様との出会い
Q2.ご検討を進められる上で、大事にされていた希望条件と、譲渡を決められた理由を教えてください。
譲渡価格も重要視していましたが、それ以上に、従業員や占い師の希望を反映できるM&Aであることを大切にしました。今回のお相手様は、人間的にも非常に素晴らしい方でした。意向表明書を拝見した際、当社を大切に思ってくださるお気持ちが伝わり、大変感動したのを覚えています。この方であれば、安心して当社をお任せできると確信しました。
Q3.M&Aの前後で、M&Aへのイメージは変わりましたか。
M&Aという言葉自体は知っていましたが、譲渡企業と譲受企業が当事者同士だけで簡単に成立するものだと思っていました。しかし、仲介会社が関与しない場合、交渉が前に進まないことを痛感しました。今回の経験を通じて、仲介会社が間に入ることで初めて成立するものだと改めて実感しました。
弊社との出会い
Q4.ご検討を始められてから様々な情報を収集されたことと思います。その中で弊社にご依頼いただいた理由を教えてください。
M&Aは最終的に合意に至らなければ破談になる可能性もあります。譲渡側の立場としては、経費などの費用負担が発生するものであれば進まなかった気がします。M&A総合研究所様は完全成功報酬制の料金体系を採用しているため、着手金、中間金、月額報酬がかからないというのを明確に提示されていたので安心して取り組めました。
Q5.弊社のアドバイザーはいかがでしたでしょうか。印象に残っている具体的なエピソードなどあれば教えてください。
アドバイザーの祐川様は、占い業界が初めての分野で不明瞭な部分も多かった中、当社の想いや意図を丁寧に汲み取ってくださり、最後まで寄り添っていただきました。また、双方の中立的な立場で進めてくださるなど、非常にバランス感覚に優れた方だと実感しました。M&Aは表面的な条件だけでなく、人と人との信頼関係が最も重要であると改めて感じています。
今後への思い
Q6.今回のM&Aで期待することや今後のビジョンを教えてください。
今後も私が社長として経営を続け、共同経営という形で事業を進めていく予定です。譲渡先の経営者様は当社の業界に詳しく、豊富な経験をお持ちの方です。そのため、新たな視点や斬新な考え方を取り入れながら、従業員や会社とともに、さらなる成長を目指し、より高いステージへ進む可能性を広げていきたいと考えています。
譲渡を検討されている経営者様へアドバイスをお願いいたします。
最終的にM&Aを成立させることが最も重要ですが、同時に自社の企業価値を客観的に知る貴重な機会でもあると思います。世間から見て自分の会社がどのように評価されているのか、その立ち位置を把握するだけでも、仲介会社に相談する意義が大いにあります。自社の魅力や改善点に気づくきっかけとなり、経営改善にもつながると思います。M&Aを検討している経営者様は、できるだけ早く準備を進めたり、情報収集を行ったりすることが重要です。
担当者からのコメント
今回の譲渡企業様は、業界内で十分な実績をお持ちの企業様でした。ご相談をいただいた際、売主様は今後の経営に関して複数の選択肢を検討されており、譲渡を急ぐ状況ではありませんでした。しかし、面談を重ねる中で、M&Aによる事業成長の可能性や従業員様の雇用拡大の見通しが明確になり、最終的に譲渡を決断されたと感じています。また、本件では、売主様が当方からの依頼内容に迅速に対応してくださったおかげで、スムーズにディールを進行することができました。譲受企業様は業界で長年活躍されており、譲渡企業様のさらなる成長に向けて、これまで培ってこられたノウハウを存分に発揮されることを心より期待しております。
(企業情報第一本部第四部 シニアマネージャー 祐川 和也)