食品加工卸売業のM&A事例【北海道】

長年の課題であったセントラルキッチンの必要性を強く感じていた際、譲渡企業様とのM&Aという素晴らしいご縁に恵まれました。特に、これまで築き上げてこられた、立地、設備、そして何より長年業務を支えてきた従業員の皆様に、当社の事業との高い親和性を感じ、譲り受けの決断に至りました。
譲渡企業代表の事業に対する熱い想い、そしてその想いのもとで真摯に業務に励んでこられた従業員の皆様を引き継ぐことができ、大変大きな価値を感じております。今後は、譲り受けたこの場所をセントラルキッチンの中核として、既存事業の効率化に加え、新商品開発や新たな販路拡大にも挑戦し、さらなる事業成長を目指してまいります。

売主様は後継者不在を理由にご譲渡の検討をされておりました。一方で、業績が悪化されていたこともあり「本当にうちなんて売れるのだろうか」「最悪は廃業も検討している」といったご相談が最初の面談でした。 財務だけを見ると厳しい印象もありましたが、工場が清潔に保たれており立地も良かったため、魅力をしっかりと伝えられればM&Aの可能性は十分にあると思い、是非お手伝いさせて欲しい旨お伝えしました。 アドバイザリー契約締結後は、売主様にもスピーディーにご対応いただき複数の候補先に手を挙げて頂きました。 売主様にとっては事業の継続と従業員の雇用維持、買主様にとっては製造拡大に寄与することに繋がり、お互いにとってWin-WinなM&Aになったかと思います。 今後の企業成長のきっかけとなるお手伝いが出来たことを担当者として嬉しく思います。