【2018年最新】運送会社・物流会社のM&A・買収事例25選!

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

運送会社や物流会社の業績は厳しい状況の中、運送会社・物流会社のM&Aや買収の需要が高まっています。その理由には運送会社・物流会社の特徴も大きく影響しています。運送会社・物流会社のM&Aや買収の事例やM&Aのポイントについて紹介します。

目次

  1. 【2018年最新】運送会社・物流会社のM&A・買収事例25選!
  2. 運送会社・物流会社のM&A・買収の現状・動向
  3. 運送会社・物流会社のM&A・買収・売却・売買のポイント
  4. 運送会社・物流会社でM&A・買収を行うメリット
  5. 【2018年最新】運送会社・物流会社のM&A・買収事例25選!まとめ
  • 運送・物流会社のM&A・事業承継

1. 【2018年最新】運送会社・物流会社のM&A・買収事例25選!

運送会社・物流会社のM&A

運送会社・物流会社のM&A・買収の需要が高まっています。なぜ運送会社・物流会社のM&Aが増えているのか。ここでは運送会社・物流会社のM&Aの幾つかの事例を紹介します。事例は実名が分かるものについては会社名を交えながら紹介していきます。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例1.日本通運

日本通運は2016年4月に名鉄運輸(愛知県)の株式20%を獲得し資本業務提携を締結しました。これにより特に特別積合せ輸送のネットワークによる相互利用による事業強化を図るとともに、物流の連携強化や情報システムの共同開発などを行うとしています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例2.香港ヤマト運輸

中国において一貫輸送サービス提供を目的として香港ヤマト運輸は、2016年11月に中国広州市にある広州威時這沛運集団(WTD)に出資をしました。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例3.日本郵政

2015年5月に海外展開への準備として日本郵政は豪州の最大手であるトール・ホールディングス社の株式を買収しました。トール・ホールディングス社は国際宅急便や宅配などで豪州以外にも欧米諸国やアジアにネットワークを保持しているそうです。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例4.サカイ引越センター

2016年4月に引越運送業を主体としている運送会社であるサカイ引越センターはSDホールディングスの株式を取得して子会社化を行いました。

SDホールディングスをM&Aしたサカイ引越センターは、同ホールディングスをグループ内に入れる事で、越時の清掃サービス需要を確保、サカイ引越センターグループの業績やブランドイメージの発展を狙っています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例5.丸和運輸機関

2018年3月に丸和運輸機関はコープデリ生活協同組合連合会の商品個配事業をM&Aしました。丸和運輸はもともと関西圏での生活協同組合の商品個配事業を行っていましたが、今回のM&Aにより首都圏での事業展開に乗り出した形です。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例6.鴻池運輸

鴻池運輸は2018年10月に香港にあるBEL INTERNATIONAL LOGISTICS LTD.(BEL社)を完全子会社化しました。

BEL社は航空貨物事業を主力とし欧州を始め中東やインドさらには北米にもシェアを広げており、鴻池運輸は国際物流サービスにより取引拡大を視野にいれています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例7.鴻池運輸

鴻池運輸は2018年5月にエヌビーエスの全株式を買い取る形で完全子会社化しました。エヌビーエスは横浜や高砂そして長崎を拠点とする電気工事業社で、鴻池グループのエンジニアリングサービスを強化した形となりました。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例8.日本通運

日本通運は2018年3月にイタリアのファッション物流会社Transcof S.r.l(Traconf)をM&Aにより買収しました。Transcofはファッション関連の配送サービスを中心にイタリアやオーストラリア、米国、中国でシェアを誇っています。

このM&Aにより日通グループはネットワークを拡大して世界の「ファッションロジスティクス分野のリーディングカンパニー」を目指すとしています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例9.トナミホールディングス

事業拡大のシナジー効果を期待して2018年4月にトナミホールディングスはケーワイケーの全株式を取得することで完全子会社化をしました。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例10.SBSホールディングス

SBSホールディングスは2018年8月に運輸・倉庫業のリコーロジスティクスの株式66.6%取得、連結子会社化を行いました。これにより運送ネットワークの強化を図るとともに機械化や自動化といったIoTへの対応とともに海外へ事業拡大を目論んでいます。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例11.エスケーサービス

一般貨物運送業を行うエスケーサービスは2018年7月にビックカメラを子会社化しました。エスケーサービスが主力としている大型家電の配送や設置を強化する狙いがあります。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例12.ロジネットジャパン

2011年11月にロジネットジャパンが青山本店をM&Aにより買収しました。青山本店は西日本の食品輸送などに強い業者で、これにより大手食品メーカーなどのコネクトを確保するとともに陸運輸送と食品保管の分野で強化を図るとしています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例13.西日本鉄道

国際物流事業の拡大と強化を進めている西日本鉄道は2018年10月にファッションや石油プラントなどを主力としているフランスの物流会社を買収しました。これにより新たなノウハウを事業に取り込み事業強化を図るとしています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例14.商船三井

2018年1月に商船三井は欧州での働き手確保を目的としてオランダの船員配乗会社をM&Aにより買収しました。これにより欧州での人材育成や地域シェアの確保を図っています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例15.鴻池運輸

鴻池運輸は2014年には医薬品輸送を主力とした運送会社である九州産交運輸を買収しました。これにより両社で配送システムの効率的な構築を目指すとともに事業の拡大を図りました。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例16.日本通運

日本通運は2013年にパナソニックロジスティクスの普通株式の一部をパナソニックから譲渡されました。これにより運送シェアの安定化を図ったようです。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例17.レンゴー

レンゴーは2011年に、山陽自動車運送の51%の株式を阪神電気鉄道より取得することで子会社化を行いました。段ボールや板紙のリーディングカンパニーとして業界最大手だったレンゴーは、これにより更なる運送の効率化を確保しました。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例18.DHLサプライチェーン

DHLサプライチェーンは2013年にコニカミノルタホールディングスの物流業務を受託しました。これによりDHLサプライチェーンはコニカミノルタ物流から国内拠点等などの事業を継承しました。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例19.日立物流

日立物流は資生堂物流サービスやタカノ物流サービス、オリエント・ロジなどを買収し、2013年3月には日立電線ロジテックもM&Aに成功しました。これにより日立物流は多種多様な物流形態を獲得しています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例20.センコー

輸送や保管などを提供するセンコーは2013年に家庭紙卸売が主力であるアストをM&Aで買収しました。この買収により製造から販売までを一気通貫で提供できる環境を目指すとしています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例21.三菱倉庫

2010年に三菱倉庫は富士物流を買収しました。これにより両社の国内拠点の共有化を図るとともに輸送・配送機能を互換するなどシナジー効果は大きく、収益拡大やコスト改善なども見込まれています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例22.ゼロ

ゼロは自動車関連事業のHIZロジスティクス(青森県)の全株式を取得し子会社化しました。北海道と東北ブロックを統括する「ゼロ・プラス東日本」を設立するためM&Aに踏み切ったそうです。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例23.シーアールイー

物流プラットフォーム「はぴロジ」を運営するブレインウェーブが実施する第三者割当増資によりシーアールイーは2018年5月にブレインウェーブを子会社化しました。この子会社化により両社の地盤や強みを生かした事業展開を図るとしています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例24.ハマキョウレックス

ハマキョウレックスは2017年4月に山口県と福岡県に拠点を置いている千代田運輸の発行済株式を全て取得し株式譲渡契約を締結しました。これにより、ハマキョウレックスグループは中国エリアでの拠点を確保するとともに、物流ノウハウにより付加価値を生み出すとしています。

運送会社・物流会社のM&A・買収事例25.郵船海陸運輸

郵船海陸運輸は2012年に北日本倉庫港運と合併しました。北日本倉庫港運を存続会社として選択した上で、「ノーススタートランスポート」と社名を改め事業を継続させています。

2. 運送会社・物流会社のM&A・買収の現状・動向

M&A・買収の現状・動向

運送会社・物流会社のM&A・買収の現状・動向とはどうなっているのでしょうか。ここでは運送業界のM&A需要に触れる前に、業界の現状について以下について解説します。
 

  1. 業界全体で赤字営業が過半数
  2. トラックドライバーの不足
  3. 競争激化による単価下落
  4. 燃料費上昇による収益悪化
  5. 業界再編・集約の活性化
  6. 経営者の高齢化に伴う引退の増加

現状・動向①業界全体で赤字営業が過半数

社団法人全日本トラック協会が2015年に発表した運送業に関する市場規模は18兆161億円といいます。そして成長率は4.3%減少だったそうです。業界全体で赤字で縮小傾向が続いているようです。

現状・動向②トラックドライバーの不足

どの産業でも言える事ですが、特に運送会社・流通会社のトラックドライバー不足は深刻です。その影響は運送会社・物流会社だけにはとどまらず、公共工事などにおける資材の調達不足など多くの産業に影響を及ぼしています

現状・動向③競争激化による単価下落

インターネットショッピングなどの急成長により、運送会社・流通会社の競争が激化しました。それにより、運送に対する単価が低下してしまいました。人件費や運用費用などの確保が難しくなってきています。

現状・動向④燃料費上昇による収益悪化

ガソリン代の高騰はトラックなどの自動車での運送を主体とする運送会社・物流会社にとっては大きな問題です。アメリカや中東諸国の貿易摩擦もあいまって燃料費は高止まりとなっており、深刻な問題となっています。

現状・動向⑤業界再編・集約の活性化

小さな運送会社などが集約されている傾向があります。M&Aによる買収や吸収合併などで業界再編が進んでいます

現状・動向⑥経営者の高齢化に伴う引退の増加

運送会社・物流会社にも少子高齢化の波が押し寄せています。高齢者には運送会社・物流会社の仕事は非常にきつい重労働です。後継者不足により事業を継承できずに会社を畳んでしまうようです。

M&A・買収の需要は急増している!

こうした現状に対して運送会社・物流会社は事業継続が厳しい状況に追い込まれる事も少なくありません。一方で、インターネットショッピングの多様化や東京オリンピックなどに対する建設資材の運搬など物流に対するニーズは今後もさらに加速すると見られています。

そうした事から運送会社・物流会社のM&Aなど買収需要が高まっているといいます。主に大手事業主が中心となって販売の拡大やドライバー確保などが目的とみられています。

3. 運送会社・物流会社のM&A・買収・売却・売買のポイント

M&A・買収・売却・売買のポイント

それでは運送会社・物流会社のM&Aや買収、売却、売買のポイントとはどういった事が考えられるのでしょうか。5点に絞って解説させて頂きます。
 

  1. タイミングが命
  2. シナジー効果の最大化
  3. M&A業者選び
  4. 税金対策
  5. 相場の把握

ポイント①タイミングが命

運送会社・物流会社のM&Aは経済の状況が大きく影響しています。また、運送会社・物流会社のM&Aでは特にトラックドライバーなどの確保と言った側面が大きく、ドライバー年齢が高くなるについれてM&Aに対する抵抗が強くなります

このように環境や状況に左右されやすい運送会社・物流会社のM&Aはタイミングが非常に重要だといえるのです。

ポイント②シナジー効果の最大化

運送会社・物流会社のM&Aがもたらすシナジー効果を最大限に発揮させることがポイントとなります。そのためには、事業の内容や営業エリアなどはもちろんのこと、ドライバーやトラックなどの車輛や物流設備の状況をしっかりと把握してM&Aを検討する必要があります。

ポイント③M&A業者選び

運送会社・物流会社のM&Aを計画していくのであれば、M&A総合研究所をぜひご利用ください。M&A総合研究所は運送会社・物流会社のM&A実績も豊富です。

また、M&A総合研究所は中小企業などの規模が小さいM&Aの案件でも門前払いなどありませんので安心して無料でM&Aの相談を受ける事ができます

業界最安値でありながら会計士が専属で徹底的にサポートします。また、完全成功報酬型ですから安心してM&Aについてご利用いただけます。

運送会社や物流会社の売り案件もありますので、些細な事でもまずは相談してみてはいかがでしょうか。

【関連】M&A・事業承継ならM&A総合研究所
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ポイント④税金対策

運送会社・物流会社をM&Aでの買収や売買、売却などを進めるには高額な税金が必要となります。そのためM&Aを進めていくについては税金対策を計画する事が重要です。

事業承継などのM&Aでは贈与税などを考慮する制度がありますので、M&Aを検討する時には調べて有効に活用するとよいでしょう。

ポイント⑤相場の把握

運送会社・物流会社のM&Aを考えるのであれば価格相場の把握は不可欠です。条件ばかりに目を向けていては価格で損をする事も少なくありません。しっかりとした相場の把握を行う事も重要なポイントといえます。

しかしながらM&Aによる相場を把握するのは容易な事ではありません。そこでM&Aの経験豊富な専門家を活用すると良いでしょう。

【関連】運送会社・物流会社のM&A・買収・売却・売買について解説!【事例あり】

4. 運送会社・物流会社でM&A・買収を行うメリット

M&A・買収を行うメリット

運送会社・物流会社でM&A・買収を行うメリットとはいったいどのようなポイントがあるのでしょうか。運送会社・物流会社をM&Aするにあたり、売却側と買収側のそれぞれのメリットを説明します。

売却側のメリット

運送会社・物流会社をM&Aする場合の売却側に対するメリット4つを簡単に解説します。
 

  1. 大手グループに参入できる
  2. 後継者問題の解消
  3. 資金獲得
  4. 債務解消

メリット①大手グループに参入できる

運送会社・物流会社をM&Aで売却する相手によっては大手グループの場合も考えられます。大手グループとのM&Aであれば安定した収入や事業を継続できる可能性があります。

メリット②後継者問題の解消

地域でのシェアや技術はもっているものの、後継者問題により事業を継続する事ができない場合もあります。こうした運送会社・物流会社の後継者問題にもM&Aで売却を行う事により事業継続が可能となります。

また、事業継続では無しえない従業員の解雇などデメリットを避ける事もM&Aでは可能となります。

メリット③資金獲得

運送会社・物流会社の経営者が高齢化などにより事業継続が困難な場合があります。事業継続ができない場合、その後の経営者の資金確保は重要な問題です。そうした場合にも、廃業等を選択せずにM&Aで売却を選択する事により退職後の資金を獲得することができます。

メリット④債務解消

資金繰りに苦しんでいる運送会社・物流会社は少なくありません。そうした債務に追われている運送会社・物流会社にとって、M&Aによる売却は債務解消の有力な手法といえるでしょう。

買収側のメリット

運送会社・物流会社のM&Aによる売却側のメリットについてみてきました。それでは運送会社・物流会社のM&Aによる買収側のメリットはどんな事があるのでしょうか。ポイントを4点に絞って解説します。
 

  1. 事業規模拡大
  2. 資源獲得
  3. ドライバー獲得
  4. ノウハウ獲得

メリット①事業規模拡大

運送会社・物流会社のM&Aによる買収側のメリットの一つに事業規模の拡大があります。自社がウィークポイントだった地域でも、地域に密着した運送会社・物流会社をM&Aする事で地域のシェアを短時間で確保する事が可能です。

メリット②資源獲得

運送会社・物流会社のM&Aは資源獲得にもメリットがあります。トラックや運送機材など運送会社・物流会社が必要としている資機材をM&Aにより一気に保有できるのです。

メリット③ドライバー獲得

運送会社・物流会社の現状としてトラックなどのドライバー不足に悩まされています。物流のニーズは今後も増加が見込まれていますので、運送会社・物流会社をM&Aする事で大量のトラックドライバーなどを短期間で雇用する事ができるというわけです。

メリット④ノウハウ獲得

運送会社・物流会社のM&Aで大きなメリットとして見られているのが人材や運送ノウハウの獲得です。

異業種が運送会社・物流会社の業界に参入したくてもノウハウが無い場合が幾度です。そこで短時間で運送会社・物流会社のノウハウを獲得することができるM&Aは有効な手段と言えます。

またこうしたM&Aは、運送・物流業界の現状を一様に把握できるだけではなく、地域のインフラ状況や特性などの現状を知るためにも非常にメリットがあります。

5. 【2018年最新】運送会社・物流会社のM&A・買収事例25選!まとめ

運送会社・物流会社のまとめ

運送会社・物流会社のM&Aについて事例を交えて現状などを解説しました。運送のニーズは高まっている中でトラックドライバーなどの人材不足に悩まされている運送業界はM&Aによる事業継承などが進み始めています

今後もトラックドライバーなどの人材不足と後継者不足は続くと見られており、また、担い手不足は深刻化を辿ります。ニーズがある業界だけに今後もM&Aについては需要が高まっていくのではないのでしょうか。

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