2025年07月04日更新
M&Aの「のれん」とは?償却の会計処理や仕訳、メリット・デメリットをわかりやすく解説
本記事では、のれん償却の仕訳と会計処理について詳しく解説し、それに伴うメリットとデメリットも具体的に説明します。のれん償却の理解を深めることは、適切な財務戦略を立案することに役立ちます。また、会計基準に準拠した償却方法と、その影響を解説します。
目次
1. M&Aで登場する「のれん(営業権)」とは?
のれん(営業権)は、企業が他の企業を買収する際、購入価格がその企業の純資産時価を超えた差額として計上される会計上の項目です。この差額は、ブランド名や顧客基盤など、目に見えない資産の価値を表しています。ここでは、のれん(営業権)の意味と由来、減価償却の基本、およびのれん償却のプロセスとその会計処理について解説します。
のれん(営業権)の意味とことばの由来
のれん(営業権)は、M&Aなどで企業が別の企業を買収した際に、購入価格がその企業の純資産の時価を超えた場合に生じる差額のことです。
この差額は、買収された企業のブランド名や顧客基盤、従業員の専門知識など、形には表れない無形資産の価値を反映しています。歴史的には、「のれん」は店舗の信用や顧客の信頼を象徴する暖簾(のれん)から名づけられ、昔は「営業権」とも呼ばれていました。
減価償却とは
減価償却とは、資産の購入費用をその資産の使用可能期間にわたって分配し、会計上の費用として計上することです。この方法により、企業は大きな購入や投資が直接利益に影響を与えるのを防ぎ、より安定した財務状況を維持できます。
無形資産も含め、多くの資産は使用とともに価値が減少するため、減価償却は企業の財務健全性を反映する重要な手法です。
のれん償却の概要と会計基準による違い
のれん償却とは、M&Aによって計上されたのれんを、一定の期間にわたって規則的に費用として配分する会計処理です。日本の会計基準では、のれんは企業の超過収益力を生み出す源泉であり、その効果は永続的ではないと考えられているため、規則的な償却が求められます。
一方、国際財務報告基準(IFRS)や米国会計基準では、のれんの価値は維持・向上する可能性があるとして定期的な償却を認めず、代わりに毎期その価値が著しく低下していないかをテスト(減損テスト)し、価値が低下した場合にのみ損失を計上します。
2. のれん償却の期間と具体的な方法
のれん償却は、無形資産の価値減少を会計上適切に反映させるための重要なプロセスです。日本の会計基準に従い、のれん償却は最長20年間で行われ、期間の変更は許されません。
また、償却方法としては定額法が一般的に採用されています。これらの基準は財務報告の透明性と予測可能性を向上させるために設けられています。
のれんの償却期間
のれんの償却期間は、日本の会計基準において厳格に定められています。のれんの価値の源泉である「超過収益力」が、どのくらいの期間持続するかを見積もり、その効果が及ぶ期間にわたって償却を行う必要があります。
最長20年の期限がある
日本の会計基準では、のれん償却を最長20年の期間で行うことが義務付けられています。この20年という期間は、のれん(営業権)に含まれるブランド価値や特許などの無形資産が理論的に経済的価値を提供し続けると見込まれる限界を示しています。
この制限は、企業が無形資産の価値減少を適切に財務報告に反映させることを保証し、過剰な資産評価による投資家への誤解を防ぐために設けられています。
期間の変更はできない
一度設定されたのれん償却期間は、原則として変更することが許されていません。この規定は、企業が会計期間に応じて恣意的に償却期間を変更することを防ぎ、財務報告の透明性と信頼性を保持することを目的としています。
企業は初めに慎重に償却期間を設定する必要があり、一度決定された後はその期間に従って計画的に償却を進めることが求められます。
のれんの償却方法
のれん償却方法として最も一般的に採用されているのは定額法です。この方法では、のれん(営業権)の初期認識額を予定された償却期間にわたって均等に分配し、各会計期間における償却費用を一定額で計上します。この均等な償却は、のれんに代表される無形資産の価値が時間と共に一定の割合で低下するという考えに基づいています。
定額法はそのシンプルさから、企業の財務管理を容易にし、投資家や利害関係者に対する財務状況の透明性と予測可能性を向上させる効果があります。この方法により、企業は将来の財務計画をより確実に立てられ、経済的な意思決定において安定した基盤を提供します。
3. のれん償却の仕訳方法|日本基準とIFRSの違い
のれん(営業権)は、買収した企業の帳簿価格を超える部分であり、その価値の減少を反映させるために定期的な償却が必要です。ここでは、企業が他の企業を買収した際に発生するのれんの会計処理と償却の手法について詳しく解説します。
①日本会計基準(J-GAAP)での取り扱い
日本会計基準は、日本国内での企業会計を規定する一連の基準であり、主に企業会計基準委員会(ASBJ)によって設定されています。これらの基準は、企業がその財務諸表を作成する際のルールを提供し、財務報告の透明性、一貫性、比較可能性を保証することを目的としています。
日本の会計基準は、日本の法律、文化、市場の慣習に根ざしており、特に国内の投資家や利害関係者向けに最適化されています。細則主義に基づき、具体的な計算方法や会計処理の規定が詳細に定められている点が特徴です。
償却期間・仕訳
日本の会計基準では、のれん償却期間は20年以内とされています。のれんは、買収された企業の超過収益力を象徴し、無形固定資産として計上されます。
のれん償却は通常、直接控除法や定額法を使用して行われます。たとえば、のれん額が1,200万円の場合、20年間で均等に償却すると、毎月の償却額は5万円です。この償却額は、販売費及び一般管理費として損益計算書に計上されます。
のれんの価値が下落したときの減損処理
のれんの価値が著しく下落したと判断された場合、日本の会計基準でも減損処理が求められます。事業の収益性が悪化するなど「減損の兆候」が見られる場合に、のれんの回収可能性を判定します。その結果、帳簿価額を回収できないと判断されると、回収不能な金額を減損損失として特別損失に計上し、帳簿価額を減額します。
②国際会計基準(IFRS)
国際会計基準(IFRS)は、国際会計基準審議会(IASB)によって設定され、世界中の多くの国々で採用されています。IFRSの主な目的は、異なる国々の企業間での財務報告の比較可能性を高めることにあります。
この基準は原則主義に基づいており、会計処理の際に一定の柔軟性を持たせています。これにより、多様な経済環境下での適用が可能となり、グローバルな観点からの透明性と一貫性が求められます。IFRSは特に国際的に事業を展開する企業や、外国の投資家からの資金調達を目指す企業にとって有利です。
のれん償却は行わない
国際会計基準(IFRS)において、のれん(営業権)は償却される対象ではありません。これは、のれんが有形資産ではなく、将来の経済的利益を生む無形資産と見なされるためです。
のれんは、買収時に支払われた金額が買収対象企業の公正な時価総額を超えた場合に発生し、その超過額が無形の経済的価値、例えばブランド名、顧客基盤、技術的な優位性として認識されることから、これを定期的に償却するのではなく、維持されると見なされます。
したがって、IFRSではのれんに対して定期的な償却を行う代わりに、年次の減損テストが求められます。
減損テストを行う
IFRSにおけるのれん(営業権)の会計処理の重要な側面は、毎年実施される減損テストです。のれんの帳簿価値がその回収可能額を上回っているかどうかを評価するために、減損テストが必須とされています。
このテストは、のれんが含まれるキャッシュ生成単位(CGU)の将来のキャッシュフローを予測し、現在価値に割り引くことで行われます。
もしのれんの帳簿価値が回収可能額を超える場合、その差額が減損損失として認識され、直ちに損益計算書に費用として計上されます。これにより、会計上の資産価値が現実の経済状況に即して調整されるため、投資家に対する透明性が保たれます。
4. のれんを償却する4つのメリット
のれん償却は、企業の無形資産の価値を時間とともに減少させ、経済的な実態に即した財務報告を可能にするメリットがあります。このプロセスは、のれん(営業権)の実態を明確に把握し、一括での赤字計上を避けることで財務の安定性を維持します。
さらに、減損のリスクを段階的に吸収し、国際会計基準に見られる減損テストよりも手間が少ないというメリットがあります。ここでは、のれん償却のメリットについて詳しく解説します。
のれんの実態を把握できる
1つ目のメリットとして、のれん償却を行うことで、企業は買収した無形資産の価値が時間とともにどのように変化しているかを定期的に評価し、確認できます。
この償却プロセスを通じて、のれんによって代表されるブランド価値や特許などの無形資産が経時的にどのように劣化または価値を変動させているかの具体的なデータを得ることが可能です。
この情報は、企業が戦略的な財務計画を策定する際の重要な基盤となり、投資家や利害関係者に対して透明性を提供し、信頼性のある企業評価に繋がります。
一括で赤字計上せずに済む
2つ目のメリットとして、のれん償却は、M&Aによる大型支出を数年に渡って分割して費用化することを可能にします。これにより、大規模な取得に関連する財務的負担を、より長い期間にわたって平準化でき、急激な利益の下落を緩和します。
結果として、一括での大幅な赤字計上を避けられ、企業の収益性の安定に効果的です。また、利益の変動を滑らかにすることで、経営の予測可能性を高め、投資家に対して安定した財務運営をアピールすることが可能です。
減損の場合の影響を最小限に抑えられる
3つ目のメリットとして、減損発生時の損失額を抑えられる点が挙げられます。のれんを毎年償却することで帳簿価額が減少していくため、将来的に減損処理が必要になった際の損失額が小さくなります。
IFRSのように償却を行わない場合、減損の兆候が現れた際に巨額の減損損失を一括で計上する「減損の崖(クリフ)」と呼ばれるリスクがありますが、毎年の償却はこの財務的インパクトを緩和する効果があります。
減損テストよりも手間がかからない
4つ目のメリットとして、国際会計基準(IFRS)ではのれんの減損テストが年次で必要とされる一方で、日本の会計基準におけるのれん償却では、このような継続的なテストが不要です。
減損テストは詳細な財務分析を要求する複雑なプロセスであり、相応のコストと時間がかかる作業です。のれん償却を適用することにより、企業はこれらの手間とコストを削減し、財務処理を単純化することが可能です。その結果、企業は他の経営資源を戦略的な活動やビジネスの成長に注力できます。
5. のれんを償却する2つのデメリット
のれん償却は、企業の財務に複数のデメリットをもたらすことがあります。特に、償却中は利益を圧迫し、適切な償却期間の設定が難しいという問題があります。これらの要素は、企業の利益の見通しを悪化させたり、財務戦略の柔軟性を制限したりする可能性があります。ここでは、のれん償却のデメリットについて詳しく解説します。
償却中は利益を圧迫する
1つ目のデメリットとして、のれん償却費が毎期費用として計上されるため、その期間中の営業利益を圧迫する点が挙げられます。のれん償却費は、実際の現金の支出を伴わない「非現金支出費用」ですが、損益計算書上では費用として扱われます。
そのため、のれんの額が大きいM&Aを行うと、償却期間中は利益が低く見え、株価や投資家からの評価に影響を与える可能性があります。
償却年数の判断が難しい
2つ目のデメリットとして、のれん償却期間の設定は、企業の戦略的判断に大きく依存しますが、これは非常に難しい問題です。のれんの価値は無形資産に関連するため、その経済的な利益がどれだけ持続するかを予測することは容易ではありません。
適切な償却期間を設定するためには、将来のキャッシュフローや収益性を正確に予測する必要があり、誤った判断は財務報告の信頼性を損なうことにも繋がります。さらに、一度設定された償却期間は変更が困難であり、経営環境の変化に柔軟に対応できないというデメリットも存在します。
6. M&Aで「のれん」が重要視される理由
のれんは会計上の概念ですが、M&Aの実務において非常に重要視されます。その主な理由を3つの観点から解説します。
①買収価格の妥当性を示す指標
のれんは、買収価格が対象企業の純資産時価を上回った差額であり、いわば「純資産に上乗せして支払った金額」です。この金額が、対象企業のブランド力や技術力といった無形資産の価値に見合っているかが、M&Aの成否を判断するうえで重要な論点となります。のれんの額は、買収価格の妥当性を測る一つの指標として機能します。
②将来の収益性を測るバロメーター
のれんは、対象企業が将来生み出すであろう「超過収益力」を資産として計上したものです。したがって、のれんを計画通りに償却し、さらにそれを上回る利益を生み出せているかは、M&Aが成功しているかを測るバロメーターとなります。逆に、のれんの減損処理が必要になる事態は、M&Aが期待通りの成果を上げていないシグナルと捉えられます。
③PPA(取得原価の配分)との関連性
M&A後には、買収価格(取得原価)を、買収した企業の資産・負債に時価で配分する「PPA(Purchase Price Allocation)」という手続きが必要です。この過程で、顧客リストや特許権、商標権といった無形資産が個別に識別・評価されます。そして、取得原価からこれらの識別可能な資産・負債の純額を差し引いた残りが、のれんとして計上されます。PPAの結果はのれんの金額を左右するため、両者は密接に関連しています。
7. M&Aにおけるのれん償却の税務上の扱い
のれん償却の税務上の扱いには特有の規定が存在します。通常、のれん償却費は税務上の損金には含まれませんが、特定のM&A手法を用いた場合、「資産調整勘定」として認められることがあります。
この勘定項目は課税所得を減少させる効果があるため、M&Aの実施方法によって税務上の影響が大きく異なることに注意が必要です。
税務上の費用には含まれない
税務上、のれん償却費は損金処理されないため、税金の計算には直接影響を与えません。これは、のれんが財務報告上で企業の資産価値を反映するために存在するものであっても、実際のキャッシュフローや直接的な支出には結びつかないためです。
例えば、企業が他社を買収して発生したのれんは、その企業の総合的な価値の一部として計上されますが、税務上はこれを直接の経費として扱うことはできません。このように、のれん償却を税務上で費用として認めることなく処理することにより、企業の純利益は影響を受けず、税負担が無意味に増加することを防ぎます。
M&Aの一部の手法を用いた場合は「資産調整勘定」が発生する
事業譲渡や非適格合併といったM&Aスキームを用いた場合、税務上の「のれん」にあたる「資産調整勘定」が発生することがあります。これは、譲り受けた資産の時価が負債の時価を上回る部分を指し、税務上5年間にわたって均等償却することで損金への算入が可能です。この損金算入は課税所得を減少させる効果があるため、M&Aのスキームを検討するうえで非常に重要な要素となります。
この償却処理によって、課税所得が減少し、結果的に税負担が軽減される効果があります。この制度を利用することで、M&Aを行う企業は初期投資に関連する税負担を緩和し、長期的な財務戦略を効果的に展開することが可能です。
8. のれんの扱いはM&Aの専門家への相談がおすすめ
のれん償却は、M&A取引において重要な会計処理の1つであり、その複雑さから専門家への相談がおすすめです。M&Aに詳しい仲介会社、金融機関、または公的支援機関は、のれん(営業権)の正確な評価、財務戦略の策定、税務処理の支援を提供し、企業が取引を効果的に進めるための専門知識とリソースを提供します。
これらの専門家や機関に相談することで、M&A取引におけるリスクを最小限に抑え、戦略的な意思決定を支援することが可能です。
M&Aに詳しい知識と経験豊富なM&A仲介会社に相談する
のれん償却は複雑な会計処理を必要とするため、M&A取引に精通した専門家の助けが不可欠です。M&A仲介会社は、M&Aのプロセス全体にわたって専門的な知識とサポートを提供し、企業が正確なのれん(営業権)の評価を行うのを支援します。
これらの会社は、事前のデューデリジェンスの実施、取引構造の設計、適切な評価方法の選定と提案を通じて、企業が適正な価値評価と税務戦略を確立できるよう助けます。
さらに、交渉段階での戦略的アドバイスや契約後の統合プロセスの管理まで、一貫した支援を提供することで、企業がM&A取引を効果的に進められます。
金融機関に相談する
M&A取引では資金調達が重要な要素の1つであり、金融機関はこのプロセスで中心的な役割を果たします。銀行やその他の金融機関は、企業がM&Aにより成長する際の融資を通じて資金提供を行います。これに加えて、金融機関はのれん償却を含む財務戦略の策定においても専門的な助言を提供できます。
特に大きな金融機関では、専門のM&A部門を設けており、財務デューデリジェンス、評価額の算出、税務効果の分析など、M&Aに関連する包括的なサービスを提供しています。これにより、企業は財務上のリスクを管理し、戦略的な意思決定を行うための情報を得ることが可能です。
公的支援機関(事業承継・引継ぎ支援センターなど)
公的支援機関は、特に中小企業に対してM&Aや事業承継を含む多様なビジネスサポートを提供しています。中小企業庁や商工会議所、地域経済振興機関などは、補助金の提供、税制面でのアドバイス、融資サポートなどを行っており、これらの支援を通じて中小企業の事業拡大や経営安定を促進しています。
また、これらの機関はのれん償却の会計処理や税務処理に関する正確な情報を提供し、複雑な会計基準や税法の解釈に関する支援も行います。公的機関に相談することで、M&A取引に伴う財務戦略を確実に構築し、経営リスクを最小限に抑えながら取引を進められるため、特に初めてM&Aを行う企業にとって大きなメリットがあります。
9. のれん償却は専門家に相談しながら会計処理をしよう
のれん償却の取り扱いは、その計算や処理が複雑であるため、専門的な知見が求められます。このプロセスでは、的確な評価と適切な会計処理が必要とされるため、専門家の助言は非常に価値があります。
経験豊かな専門家や機関に相談することで、企業は会計および税務の誤りを避け、法規制に準拠した方法でのれん(営業権)を償却できます。
したがって、M&Aを検討する企業は、取引の各段階で専門家と密に連携し、その知識と経験を活用することが成功につながります。このアプローチにより、企業は経済的な利益を最大化し、将来的な財務リスクを軽減できるでしょう。
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