2023年10月15日更新
サイト売却とは?サイト売買を成功させる方法を徹底解説【事例30選一覧】
近年、サイト売却は増加傾向にあり、企業だけでなく個人のサイトも活発に売買されています。では、サイト売却を成功させるポイントはどこにあるのでしょうか。当記事では、サイト売却を成功させる方法を事例を交えて詳しく解説しています。
1. サイト売却とは
サイト売却(サイト売買)とは、企業や個人が運営しているWebサイトを他社に売買するM&A案件の一種です。
その歴史は意外と古く、インターネット黎明期(れいめいき)の2003年頃が最初のサイト売買案件となり、2005年頃から本格的にビジネスとして成立しました。
個人のWebサイトは数万円~数十万程度で手軽に売買されていますが、アクセスが見込めるWebサイトのサイト売買案件であれば、億単位の金額が動くことも少なくありません。
サイト売却の仕組み
サイト売却の方法は、個人が運営するサイトと企業とで異なります。ここでは、一般的なサイト売却の流れを個人のサイトと企業のサイトに分けて解説します。
個人のサイト売却の流れ
個人が運営するサイトを売却する際の流れは、大まかに以下のようになります。
- サイト売買専門のサービスに自分のWebサイトを出品するまたはサイト売買サービスに査定を出す
- 買い手とマッチングしたら売買が成立
- 売却した金額が支払われる
個人のサイト売買は、サイト売買専門のサービスに出品し、査定から売買まで間に入ってもらうのが一般的であるため、企業よりもスピーディーかつ手軽に売却できます。
ただし、サブドメインのWebサイトやブログサービスの多くは売買が禁止されているので、あらかじめ確認しておきましょう。
企業のサイト売却の流れ
企業が運営するサイトを売却する際の流れは、大まかに以下のようになり個人の運営するサイトの売却に比べると複雑で手間もかかります。
- 買収したい企業や起業家から買収のオファーがある
- 売り手側は条件や売却金額を確認しM&A業者に交渉を依頼する。このとき、より条件の良い買い手を見つけてもらうように依頼することも可能
- サイトを査定してもらう
- 買い手と面談する
- 事業譲渡契約書締結
- 売買が成立
売買の交渉は企業間同士で直接行うこともできますが、相手がサイト売買に慣れている場合など、買い叩かれてしまうケースも少なくありません。
よりよい条件で売却するためには、M&A仲介会社に依頼して交渉してもらうことが大切です。また、M&A仲介会社に依頼すれば平均約2~3ヶ月での売買が可能ですが、依頼せずに行う場合は数年単位の時間がかかることもあります。
サイト売買の手法
Webサイトの売買において、一般的な手法は「事業譲渡」です。これは、物理的なもの(例:設備)から、形のないもの(例:知的財産)まで、事業で必要なあらゆるものを一度に売ることを意味します。具体的に、ウェブサイトの売買には以下のようなものが含まれます。
- ドメインやサーバーに関する権利や契約
- サイトのプログラムや内容に関する権利、アカウント情報
- 顧客の情報や関連する契約
- 取引先やその契約
- 運営スタッフの契約
- その他の技術やノウハウ
ただ、これらのものを売る際には、それぞれの手続きや細かい規定が必要です。特に、顧客の情報を譲渡する場合、それが明確に書かれていること、そして情報を元の目的通りに使うことが大切です。
専門家の意見を取り入れて、きちんとした手続きを進めることが推奨されます。また、負債や雇用に関する契約など、他の関係者の影響を受ける場合、その関係者の同意も取る必要がありますので、注意が必要です。
2. サイト売却の現状
サイト売却においては、個人のWebサイト売買は盛んに行われています。企業のWebサイト売却事例も年々増加していて、2018年度だけでも1,00億円を超える高額サイト売却案件が数十件も発生しています。
国内のサイト売却市場は2020年までに3,500億円まで達するとみられており、売り手よりも買い手が多い魅力的な分野といえます。
しかし、大手のサイト売買サイトであっても事業撤退したりその反対にベンチャー企業が超高額のサイト売買案件を相次いで制約させたりなど、M&A案件の中でも浮き沈みが激しい分野でもあります。
また、M&Aは景気の動向が反映しやすい特徴もあるため、景気が著しく鈍化した場合にはM&Aの動向も比例して鈍化する可能性が高いです。
3. サイト売却を成功させる10の方法
Webサイトの価値は、アクセス数やコンテンツの面白さ、有益な情報量の多さなどが重視されます。高い価格でサイト売却したいなら、ユーザー集約数が見込めるようWebサイトの価値を高めていくことが大切です。
この章では、サイト売却を成功させる10の方法をご紹介します。
【サイト売却を成功させる10の方法】
- サイト売却の仕組みを知る
- サイト売却実践者に話を聞く
- 需要があるアフィリエイトサイトを制作する
- アクセスにこだわったサイトを作る
- コンテンツ作りにこだわる
- 初期段階でマネタイズを意識する
- デザイナー・ライター・編集者などと組む
- サイト売却の相場を確認する
- 自サイトの査定をしてみる
- 信頼できるサイト売却サービスを利用する
①サイト売却の仕組みを知る
サイト売却を行う前に、まずはサイト売却の仕組みを知っておきましょう。サイト売却には、主に3種類の仕組みがあります。
- 仲介方式=買い手と売り手をマッチングして売却する
- 自由出品方式=売り手に直接販売したりオークションに出品したりして売却する
- 買い取り方式=希望者に直接売却する
それぞれの特徴を把握しておくとともに、前述のサイト売却の流れも確認しておくとよいでしょう。
②サイト売却実践者に話を聞く
サイトの売買経験がなければ、せっかく価値の高いWebサイトであっても買い手側に買い叩かれてしまう可能性が非常に高くなります。そのような事態を避けるため、実際にサイト売却の経験がある人に話を聞くことをおすすめします。
なかでも高値でサイト売却した成功者の経験談からは学ぶことも多いため、機会があるのであればサイト売却のきっかけやサイト売却の方法をできるだけ詳細に聞いてみましょう。
③需要があるアフィリエイトサイトを制作する
サイトを高値で売却するには、需要があるアフィリエイトサイトを制作するのが手堅いといえます。
アフィリエイトとは、WebサイトにショッピングサイトやWebサービスへのリンク広告を設置し、訪問者が広告をクリックして商品・商材・サービスを購入することで、それに応じた報酬がもらえる成果報酬型の仕組みのことです。
これからアフィリエイトサイトを制作したいなら、ユーザーに購入まで誘導できそうな興味・関心の高いテーマの商材を選ぶことが大切です。
すぐに成果を出すのは難しいですが、魅力的なコンテンツを作成して集客できるような人気のあるサイトに育てていきましょう。
④アクセスにこだわったサイトを作る
Webサイトの価値を高めるには、アクセス数も重視する必要があります。いくら魅力的なコンテンツであっても、人が集まらなければ意味がありません。
検索需要のあるキーワードを盛り込むことで、検索エンジンからユーザーを誘導できます。検索需要のあるキーワードを探すときは、Googleの提供するキーワードプランナーというサービスなどを利用するといいでしょう。
⑤コンテンツ作りにこだわる
良質なコンテンツ作りを考える場合、アクセス数の多いWebサイトやブログなどを参考にするのも良いでしょう。
Webサイトやブログ以外にも、フォロワー数の多いTwitterのインフルエンサー、YouTubeの人気ユーチューバー、インスタグラムでフォロワー数の多いInstagramグラマーなど、SNSも含めて参考になるコンテンツは身近にあります。
人気のサイトは、人を集めるだけの魅力的なコンテンツのノウハウが詰まっているため、成功のヒントを得ることも可能です。
⑥初期段階でマネタイズを意識する
マネタイズとは、インターネット上の無料サービスを利用して収益を上げる方法をいいます。
サイトを制作する際は、運営の継続が困難になった時のことも考慮して、将来的なサイト売却を見据えてマネタイズ=収益化を意識したWebサイト作りを行うことが大切です。
代表的な収益モデルには、以下のようなものがあります。
- アドネットワーク=Webサイトなどの広告媒体にネット広告を配信する
- アフィリエイト=ショッピングサイトなど誘導し購入された商品に応じて収益を得る
- 純広告=広告主と直接契約しWebサイトの広告枠を買い取ってもらう
- 課金=自社の商材やサービスをユーザーに購入してもらう
⑦デザイナー・ライター・編集者などと組む
Webサイトの価値を高める方法は、質の高い情報を継続的に発信していくことです。しかし、Webサイトの運営は大変な時間と労力がかかるうえ、クオリティの高いコンテンツを継続的に用意するのも個人では限界があります。
Webサイトのデザインはデザイナー、記事作成はライター、記事の構成や整合性を確認する編集者など、その道のプロ達と組んで分業にすることで、良質なコンテンツをスピーディに生み出せます。
⑧サイト売却の相場を確認する
Webサイト売却の相場は、月間売上額の1年から2年分が目安とされています。運営年数が長く集客力と収益力があれば、高い金額での売却も可能です。
Webサイトの運営が軌道に乗ってきたら、一度計算して相場を確かめておくといいでしょう。
⑨自サイトの査定をしてみる
Webサイト売却が現実的なものになってきたら、自サイトがどのくらいの金額で売れるのか査定してみるといいでしょう。
マッチングサイトだけでなく、M&A仲介会社も査定サービスを提供しています。なかには、相場に比べかなり低い金額を提示してくる業者やサービスもあるため、いくつかの会社で査定をしてみることをおすすめします。
⑩信頼できるサイト売却サービスを利用する
多くのサイト売却サービスは無料査定を謳っていますが、相場より低い価格で査定して買い叩く悪質な売却サービスも少なくありません。
より高い価格でWebサイト売却するなら、信頼できるサイト売却サービスを利用することが大切です。
サイト売却を成功させるためには、サイト自体に価値があることも重要ですが、交渉能力によっても売却価格に大きな差が生まれます。一般的には月間売上額の1年から2年分で取引されますが、その計算ロジックは多様です。
M&A総合研究所では、豊富な知識と経験を持つM&Aアドバイザーが専任に就き、相談から交渉、クロージングまでをフルサポートをいたします。
無料相談を行っていますので、サイト売却をご検討の場合はお気軽にお問い合わせください。
4. WEBサイト・WEBサービス関連の売却事例30選
ここでは、Webサイト売買およびWebサービス関連のサイト売買における高額売却事例をご紹介します。譲渡先・売却価格、運営歴も掲載していますので、自サイト売却の参考にしてください。
有名事例10選
まずは、国内外のWebサイト売却における有名事例10件をご紹介します。
①PillPackのM&A
アメリカのオンライン薬局サービスのPillPackが、2018年7月に世界最大のオンラインショッピングサイトのAmazonにサイト売却した高額M&A案件です。
Amazonが薬品販売事業の新規参入に乗り出したことで世界的に話題となりました。売却価格は非公表ですが、10億ドル弱(日本円で約1,100億円未満)と見られています。
- 譲渡先:Amazon
- 売却価格:非公表
- 運営歴(サイト売却時点):約5年
②QiitaのM&A
日本最大のプログラマーコミュニティのQiita(キータ)が、2017年12月25日付けでスマホゲームや引っ越し比較サービスなどの運営会社・エイチームにサイト売却した高額M&A案件です。
エイチームは中長期的な戦略として、自社の参入が難しい分野の事業展開を強化することを目的としてQiitaの買収を行いました。
- 譲渡先:エイチーム株式会社
- 売却価格:約14億5,300万円
- 運営歴(サイト売却時点):約6年
③GitHubのM&A
アメリカのソフトウェア開発プラットフォームを提供するGitHub(ギットハブ)が、2018年10月26日付け(現地時間)にWindowsの開発元であるMicrosoftにサイト売却した高額M&A案件です。
Microsoftのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」との連携強化をはじめ、オープンソース事業の拡大を目的とした買収です。
- 譲渡先:Microsoft
- 売却価格:約75億ドル(日本円で約8,200億円)
- 運営歴(サイト売却時点):約10年
④CASHのM&A
売りたいものの写真を送ることで瞬時に買い取るサービスCASH(キャッシュ)が、2017年11月21日にネットコンテンツ販売やWebサービス運営を手掛けるDMMにサイト売却した高額M&A案件です。
CASHはサービスを開始から実質2ヶ月のスタートアップ企業にもかかわらず、将来性が評価されて高額価格でのサイト売却に至りました。
しかし、2018年11月6日にCASHの運営会社であるBANKの社長・光本勇介氏がCASHの株式を5億円で買い戻すという異例の事態が起こり、世間を騒然とさせました。
- 譲渡先:DMM
- 売却価格:約70億円
- 運営歴(サイト売却時点):実質2ヶ月
⑤delyのM&A
レシピ動画サービスkurashiru(クラシル)の運営会社 delyが、2018年7月11日付けで大手ポータルサイトのYahoo!Japanを運営するヤフーにサイト売却した高額M&A案件です。
delyは当時30億円の赤字を抱えていましたが、企業価値が非常に高いことが評価されて高額案件となりました。
- 譲渡先:ヤフー
- 売却価格:約93億円
- 運営歴(サイト売却時点):約2年
⑥アオイゼミのM&A
中高生向けのオンライン学習塾アオイゼミが、2017年11月30日付けで通信教育大手のZ会にサイト売却した高額M&A案件です。
多様化する利用者のニーズに応えるため、アオイゼミがオンライン学習のパイオニアとして培ってきたノウハウや最先端のスマホアプリサービスを取り入れ、さらに質の高いサービスとして成長・発展していくことを目的に、完全子会社化に至った事例です。
- 譲渡先:Z会
- 売却価格:非公表
- 運営歴(サイト売却時点):約5年
⑦manaboのM&A
スマホ・タブレットを使った家庭教師サービスmanabo(マナボ)が、2018年6月6日付けで大手予備校グループの駿台予備学校にサイト売却した高額M&A案件です。
manaboiは、過去に駿台予備学校の競合であるZ会から資金調達を行っていましたが、最も高い評価額を提示した駿台予備学校の売却を決めたことが明らかになっています。なお、売却額は公表されていません。
- 譲渡先:駿台予備学校
- 売却価格:非公表
- 運営歴(サイト売却時点):約6年
⑧資金調達プロのM&A
ファウンダー(旧:ユービジョン)が運営する業界特化型の大手アフィリエイトサイト「資金調達プロ」が、2018年11月に東証一部上場企業にサイト売却した高額M&A案件です。
資金調達プロのWebサイトは社員やアルバイトは0人、数名の業務委託スタッフのみで運営されていたにも関わらず、ニッチなジャンルに特化したコンテンツやアフィリエイトでの収益モデルが完成していることが評価に繋がりました。
- 譲渡先:東証一部上場企業
- 売却価格:6億2,000万円
- 運営歴(サイト売却時点):約3年
⑨スマオクのM&A
中古ハイブランド品に特化したスマホ向けオークションサービス「スマオク」を運営するザワットが、2017年2月17日付けで大手フリマアプリを運営するメルカリにサイト売却した高額M&A案件です。
同業種同士ではあるものの、それぞれの顧客基盤やノウハウを活かしてさらなるサービスの強化を行っていくことを目的としたM&Aの事例です。なお、スマオクの全サービスは2019年4月1日をもって終了しています。
- 譲渡先:メルカリ
- 売却価格:非公表
- 運営歴(サイト売却時点):約4年
⑩IQONのM&A
ファッションコーディネートを作成できるサービス「IQON(アイコン)」を運営するVASILYが、2017年10月にアパレルショッピングサイト大手のZOZOTOWNを運営するZOZO(旧:スタートトゥデイ)にサイト売却した高額M&A案件です。
お互いのノウハウや資産共有を目的としたM&Aですが、IQON側が14億3,100万円の赤字(純損失は約300万円)を抱えていたため、救済措置の意味合いもあったようです。
- 譲渡先:ZOZO(旧:スタートトゥデイ)
- 売却価格:約20億円
- 運営歴(サイト売却時点):約7年
一般的事例20選
ここでは、小規模~中規模のWebサイト売却の事例20件をご紹介します。一般的な事例なのでコンテンツ名や売却先の情報は伏せられていますが、Webサイトのカテゴリ・運営歴・売上・譲渡理由などを参考にしてください。
①芸能系エンタメサイト
芸能ニュース、イベント、テレビ番組情報、時事系コンテンツなどを扱った芸能エンタメサイトのサイト売却事例です。開設から1ヶ月後にGoogleアドセンスを導入しています。
少ないリソースでの運営、売上、記事の幅の広さなどさまざまな案件に利用できそうな点が評価されて成約に至りました。
開設から短期間でも、魅力的なコンテンツと収益モデルができていれば高額で売却できることを証明した事例です。
- サイト開設時期:2018年8月
- コンテンツ形態:ブログ
- 収益モデル:Googleアドセンス
- 月間売上:約3万8,000円~約23万円
- 月間PV:8万5,000~60万
- サイト売却理由:本業が忙しく作業ができなくなってしまったため
- 売却価格:160万円
②女性向けの美容情報サイト
女性向けの化粧品紹介やレビューを掲載しているWebサイトの売却事例です。美肌に関する情報に重点を置きながらも、子供の習い事の体験レビュー記事やレシピなどの実用的な情報も掲載されています。
収益モデルはアフィリエイトです。買い手の希望通りのWebサイトであったことが、買収の決め手となったようです。
- サイト開設時期:2017年8月
- コンテンツ形態:サイトコンテンツ(独自ドメインあり)
- 収益モデル:アフィリエイト(特別単価4件あり)
- 月間売上:約3万7,000円~約33万円
- 月間PV:4,000~2万5,000
- サイト売却理由:本業が忙しく、今後の記事更新が難しくなったため
- 売却価格:300万円(希望売却価格)→249万円
③債務整理に特化した情報サイト
債務整理全般の情報に特化したWebサイトの売却事例です。ほとんどの記事を元弁護士に書いてもらっていたため情報の整合性は確かです。
収益モデルはアフィリエイトであり、過去の安定した収益の高さが評価されて成約に至りました。
- サイト開設時期:2016年1月
- コンテンツ形態:サイトコンテンツ(独自ドメインあり)
- 収益モデル:アフィリエイト広告
- 月間売上:約3万9,000円~約5万5,000円
- 月間PV:4,200~7,300
- サイト売却理由:他事業に注力するため
- 売却価格:120万円
④CMで話題の人物をテーマにしたエンタメブログ
CMで話題になった人物に焦点を当てたユニークなエンタメブログの売却事例です。その他にお役立ち記事も掲載しており、アクセス数がとても多いのは魅力です。収益モデルはアフィリエイトやバナー広告、VODです。
サイトそのものの評価だけでなく、売り手の人柄と丁寧なやり取りも評価され、成約に至りました。
- サイト開設時期:2017年5月
- コンテンツ形態:ブログ(独自ドメインあり)
- 収益モデル:楽天アフィリエイト、バナー広告、VOD
- 月間売上:約4万8,000円~約23万円
- 月間PV:14万~55万
- サイト売却理由:新規事業開始のため
- 売却価格:190万円
⑤特定のジャンルに特化した大手アンテナサイト
特定ジャンルに特化したアンテナサイトの売却事例です。月間PV数はなんと300万以上で、スマートフォンからの利用者が大半を占めています。
アンテナサイトという性質上、Googleアドセンスの使用はできないため、収益モデルはバナー広告に限定されます。魅力的なサイト構成と売り手の迅速な対応が評価され、成約に至りました。
- サイト開設時期:2012年6月
- コンテンツ形態:リンク集、ポータル(独自ドメインあり)
- 収益モデル:バナー広告
- 月間売上:約5万円~約8万円
- 月間PV:300万~400万
- サイト売却理由:多忙のため、私生活での資金不足のため
- 売却価格:80万円
⑥スポーツのお役立ち情報を扱う情報サイト
さまざまなジャンルのスポーツを一般人にもわかりやすく解説した情報サイトの売却事例です。トレンドにあまり左右されず、長く検索されやすい良質なコンテンツが揃っています。
収益モデルはバナー広告のみです。買い手が希望していたコンテンツであったため、成約に至りました。
- サイト開設時期:2017年1月
- コンテンツ形態:サイトコンテンツ(独自ドメインあり)
- 収益モデル:バナー広告
- 月間売上:約300円~約3,000円
- 月間PV:2,700~1万5,000
- サイト売却理由:他事業に専念するため
- 売却価格:40万円
⑦妊活・子育て情報に特化したアフィリエイトサイト
妊活と子育てに関連する情報をメインに取り扱っているアフィリエイトサイトの売却事例です。女性視点の記事だけでなく、アラサーパパの視点から夫婦の悩みに向き合うというテーマの人気記事を抱えています。
売り手の誠実な人柄が出ている運用方法、今後長く需要が期待できそうなコンテンツが評価され、成約に至りました。
- サイト開設時期:2014年6月
- コンテンツ形態:サイトコンテンツ(独自ドメインあり)
- 収益モデル:アフィリエイト
- 月間売上:約11万円~約20万円
- 月間PV:15万~23万
- サイト売却理由:他のサイト運営に集中したいため
- 売却価格:290万円
⑧生活関連のお役立ち記事・商品レビューブログ
季節ごとに検索需要が伸びる生活関連のロングテール記事を抱えているブログの売却事例です。サービスやレビューに関する記事には、アフィリエイトリンクを設置しています。
買い手の希望サイトと合致し、値下げにも対応してくれたことが買収の決め手となったようです。
- サイト開設時期:2015年9月
- コンテンツ形態:サイトコンテンツ(独自ドメインあり)
- 収益モデル:アフィリエイト広告
- 月間売上:約7,700円~約19万円
- 月間PV:1万6,000~3万2,000
- サイト売却理由:別事業用の資金調達
- 売却価格:60万円
⑨起業家とエンジェル投資家のマッチングサイト
資金が不足して困っている起業家と個人のエンジェル投資家とを結ぶマッチングサイトの売却事例です。収益モデルは利用料徴収のみですが、バナー広告やアフィリエイトを設置することで、さらなる収益が見込める可能性があります。
既に高性能なマッチングシステムが構築されており、他の事業にも流用できそうな点が評価され、成約に至りました。
- サイト開設時期:2016年6月
- コンテンツ形態:サイトコンテンツ(独自ドメインあり)、コミュティ、ブログ、掲示板、マッチング機能
- 収益モデル:利用料
- 月間売上:0円~5万6,000円(前月実績のみ)
- 月間PV:4,000~1万4,500
- サイト売却理由:別事業に注力するため、個人での運営・管理が難しいと判断したため
- 売却価格:50万円
⑩30~40代女性向けのファッション情報サイト
30~40代女性向けのエレガント系ファッションの情報を提供するWebマガジンの売却事例です。当初はECサイトへの集約を目的に展開していたものの難しくなったため、上手く運用してくれる人への売却を希望していました。
よくあるコピーコンテンツではなく、コンプライアンスも遵守した質の高いコンテンツが揃っていることが、買収の決め手となったようです。
- サイト開設時期:2017年9月
- コンテンツ形態:記事・情報
- 収益モデル:バナー広告、アフィリエイト広告、コンテンツマッチ広告
- 月間売上:0円~500円(※一時的にGoogleアドセンスを利用していたときの売上)
- 月間PV:1,000~3,000
- サイト売却理由:EC事業への進出ができなくなったため
- 売却価格:20万円
⑪仮想通貨・ブロックチェーンをテーマにした情報サイト
今旬のテーマである仮想通貨やブロックチェーンをテーマにした情報を取り扱うWebサイトの売却事例です。実際に仮想通貨取引を経験したことのあるトレーダー達7人が記事を執筆しているため、質の高い情報をコンスタントに提供できる強みがあります。
買い手が同じテーマのサイトを作成しようとしていたところ、既に運用されているサイトがあったため、成約に至りました。そのうえ、珍しいことではありますが買い手と売り手同士がたまたま知人であったことも決め手になったようです。
- サイト開設時期:2017年12月
- コンテンツ形態:情報ポータル、ブログ
- 収益モデル:なし
- 月間売上:なし
- 月間PV:6,000~7,000
- サイト売却理由:業務の多忙で十分な運営ができなくなったため
- 売却価格:35万円
⑫全国のビジネスホテル検索サイト
全国1,000件以上のビジネスホテル検索ができるポータルアフィリエイトサイトの売却事例です。検索結果は旅行予約サービスのWebページにリンクされており、宿泊予約されると報酬が入ってくる収益モデルを構築しています。
観光関連のビジネス立ち上げを計画していた買い手が事業拡大の一環としてWebサイトを活用できそうだと判断したため、成約に至りました。
- サイト開設時期:2012年10月
- コンテンツ形態:アフィリエイトポータルサイト
- 収益モデル:アフィリエイト
- 月間売上:1,000円~2,000円
- 月間PV:1、000~1,500
- サイト売却理由:本業が忙しくなり運営に注ぐ時間がなくなったため
- 売却価格:30万円
⑬海外向け日本製模造刀・アートソードの販売サイト
日本製模造刀・アートソードを海外向けに販売するWebサイトの売却事例です。ニッチなジャンルではありますが、フェイスブックファンも6,300人以上いるなど根強いファンが多く、WooCommerceやペイパルといった購入システムも導入されています。
輸入事業を展開している買い手が、輸出事業の足がかりにするために成約されました。海外への販売経験がある法人だったことも売り手側が譲渡する決め手となったようです。
- サイト開設時期:2017年4月
- コンテンツ形態:販売サイト
- 収益モデル:販売
- 月間売上:0円~4万1,000円
- 月間PV:24~1万5,000
- サイト売却理由:別事業に集中するため、人員不足のため
- 売却価格:30万円
⑭画像掲示板サイト
画像をアップロードして交流する画像掲示板サイトの売却事例です。自前でコンテンツを用意しなくても利用者が積極的に画像をアップするため、更新作業やメンテナンスが不要な点も評価されました。
ほぼメンテナンスの必要がなくても収益が見込めそうだったことが決め手となり、成約に至りました。今後はマネタイズ化も検討しているようです。
- サイト開設時期:2009年9月
- コンテンツ形態:画像掲示板
- 収益モデル:バナー広告
- 月間売上:1,000円~2,000円
- 月間PV:6万6、000~9万7,000
- サイト売却理由:アドセンスの審査が通らなかったため
- 売却価格:30万円
⑮僧侶の派遣サービス業
法事抱擁、葬儀の依頼に応じて僧侶を派遣するサービスの売却事例です。利用者からの問い合わせや申し込みに対応して登録している僧侶に派遣依頼を行い、利用者から料金(お布施)をもらうビジネスモデルを確立しています。
買い手側企業のシナジー効果が期待されたこと、今後リリース予定のサービスであったことが買収の決め手とされています。
- サイト開設時期:2011年9月
- コンテンツ形態:マッチング、電話対応など
- 収益モデル:利用料徴収
- 月間売上:6万円~42万5,000円
- 月間PV:7、500~1万2,000
- サイト売却理由:担当社員の退職と他事業の事業拡大が重なったため
- 売却価格:500万円
⑯猫を中心とした動物関連のメディアサイト
猫を中心とした画像や動画、エピソードを集めたメディアサイトの売却事例です。類似サイトのコンテンツと上手く差別化を図った記事を掲載しており、熱狂的なユーザーを獲得していることも強みです。
最高月間PV数は30万を記録したこともあるなど、安定して多くのアクセス数を獲得していたことが評価されて成約に至りました。
- サイト開設時期:2017年3月
- コンテンツ形態:メディアサイト
- 収益モデル:アフィリエイト
- 月間売上:1,500円~3万5,000円
- 月間PV:1万~30万
- サイト売却理由:本業が急激に忙しくなりサイト運営を放置していたため
- 売却価格:35万円
⑰某加工肉食品を紹介するレビューサイト
某加工肉食品を紹介・レビューしたWebサイトの売却事例です。特定ジャンルに特化しており、Googleの検索結果で常に1ページ目に表示される優秀なSEO対策が強みです。これまでに企業からの問い合わせも何回かあったのだそうです。
明確なコンセプト、検索結果が常に上位表示されること、買い手自身がこのコンテンツのファンであったことが購入の決め手とされています。
- サイト開設時期:2015年12月
- コンテンツ形態:紹介・レビューサイト
- 収益モデル:アドセンス、アフィリエイト
- 月間売上:7,000円~1万2,000円
- 月間PV:1万3,000~1万6,000
- サイト売却理由:今すぐ現金が必要なため、テーマである加工肉食品を食べなくなったため
- 売却価格:37万円
⑱富裕層向けの海外有名アウトドアブランド専門通販サイト
冬用のジャケットを中心としたヨーロッパの有名アウトドアブランドを専門販売する通販サイトの売却事例です。無在庫販売で安定収益が見込めることがアピールポイントとなりました。
売り手にきちんとした実績があったこと、買い手側の社長が売り手を信頼できると判断したことが買収の決め手とされています。
- サイト開設時期:2016年6月
- コンテンツ形態:通販サイト
- 収益モデル:販売
- 月間売上:0円~約40万円
- 月間PV:680~3,000
- サイト売却理由:事業転換のため、新事業に集中するため
- 売却価格:55万円
⑲雑学・季節ネタ・生活関連テーマを中心とした情報サイト
季節ごとに検索需要が伸びるテーマや生活関連のロングテール記事が掲載されている情報サイトの売却事例です。
放置していても安定してアクセスが見込めることや記事内に設置したアフィリエイトリンクからの収益が見込めることがアピールポイントです。
買い手がWebサイトのドメインに魅力を感じたこと、記事のカテゴリが扱いやすいジャンルであったことが決め手となり、成約に至りました。
- サイト開設時期:2016年6月
- コンテンツ形態:情報サイト
- 収益モデル:バナー広告、アフィリエイト、コンテンツマッチ
- 月間売上:約1万5,000円~約4万円
- 月間PV:2万4,000~3万2,000
- サイト売却理由:別サイトの運営に集中するため
- 売却価格:100万円
⑳40代独身女性向けの情報メディア
所得の高い40代独身女性をターゲットにしたインタビュー形式の大手情報メディアの売却事例です。
コピーコンテンツやコンプライアンスに違反しないオリジナル記事が3,300件以上も掲載されており、放置した状態でも安定したPV数が見込めることがアピールポイントとなりました。
非常に綺麗なWebサイトのデザインであることや大手サイトであること、記事の質が自前では作れないほど高いことに魅力を感じたことが決め手となり、成約に至りました。
- サイト開設時期:2012年10月
- コンテンツ形態:情報サイト
- 収益モデル:なし
- 月間売上:5,000円~1万円
- 月間PV:1万2,000~1万3,000
- サイト売却理由:他事業が忙しくなりスタートアップにリソースが割けなくなったため
- 売却価格:100万円
5. サイト売却の方法
サイト売却がいよいよ現実的になってきたら、売却方法も早めに決めておくことをおすすめします。ここでは、代表的な4つの方法をご紹介します。
【サイト売却の方法】
- マッチングサービスの利用
- オークションサイトの利用
- 個人的な商談
- M&A仲介会社に相談する
①マッチングサービスの利用
マッチングサービスは個人と個人、または企業と個人などさまざまなタイプの買い手と売り手をマッチングするためのサービスです。
交渉は基本的に当事者同士で行いますが、有料で仲介担当者に交渉や契約を代行してもらうことも可能です。
利用料、着手金や中間金などが無料のサービスも多いので、小規模~中規模のWebサイト売買に向いています。なお、Webサイトの登録には審査が必要なサービスがほとんどです。
②オークションサイトの利用
オークションサイトとは、Webサイトをオークション方式で売買する仕組みを取り入れているサービスです。
希望価格以上の売却金額を得る可能性も秘めていますが、買い叩かれてしまう心配もあります。
日本では、このようなオークション形式でのWebサイト売却を扱うサービスはあまり多くありませんが、「SiteStock」が通常の売却方法以外にオークション形式の売却方法も取り入れていることで有名です。
③個人的な商談
買い手と売り手の当人同士が商談して売却金額や引き継ぎ、譲渡契約などを行う方法もあります。
それぞれのステップにおいて互いの合意が必要となるため、売却までに時間がかかります。また、専門知識も必要なので初心者にはあまりおすすめできません。
④M&A仲介会社に相談する
基本的に全ての手続きを自分で行い、買い手も運次第なマッチングサービスやオークションサイトとは異なり、M&A仲介会社に依頼すれば良質な買い手探し・交渉・譲渡契約まで全て代行してくれるため、安心して任せられます。
M&A総合研究所はIT業界に強いコネクションを持っており、マッチングサービスでは出会うことが難しい買い手を見つけることも可能です。サイト売却に豊富な経験・知識を持つM&Aアドバイザーが就き、フルサポートをいたします。
当社は完全成功報酬制(※譲渡企業のみ)となっております。無料相談はお電話・Webより随時お受けしておりますので、M&Aをご検討の際はお気軽にご連絡ください。
6. サイト売却のメリット
Webサイト売却には、以下のような5つのメリットがあります。
- 新事業のための資金となる
- 自由な時間が手に入る
- 将来的な不安が解消
- 何度も繰り返せる
- 後継者が見つかる
①新事業のための資金となる
1つ目のサイト売却のメリットは、新事業のための資金が短期間でまとまって得られることです。所有するWebサイトの価値が高ければ、それだけ大きな譲渡益になります。新事業を始めるに当たって、資金調達に悩む必要がありません。
これまで培ってきたWebサイト運営のノウハウを元に、さらに大きな利益を生めるWebサイト運営に着手する経営者も少なくありません。
②自由な時間が手に入る
2つ目のサイト売却のメリットは、自由な時間が手に入ることです。上記の一般売却例でもおわかりになるように、魅力的なコンテンツ作りには多くの作業量と時間が必要です。
また、外部のデザイナーやライターなど質の高いコンテンツを維持するための人員確保や打ち合わせの調整にもかなりの時間を要します。
思い切ってWebサイト売却すれば、こうした煩わしさや心労から開放され、自由な時間が手に入ります。
③将来的な不安が解消
3つ目のサイト売却のメリットは、将来的な不安が解消されることです。個人のWebサイトやブログであっても、Webサイトの価値が高ければ数千万~億単位での高額で売却できることも珍しくない時代です。
例えば40歳で2人世帯の場合、平均寿命の85歳までにかかる金額は、合計で約1億5,000万円と言われています。単身者の場合はこの半分以下ですが、セミリタイアしても十分に生活していけるだけの資金を得ることも可能です。
④何度も繰り返せる
4つ目のサイト売却のメリットは、ノウハウを活かして何度もサイト売却を繰り返せることです。運営を軌道に乗せるまで労力がかかりますが、最初に始めた頃と比較すればさほど難しいことではないでしょう。
極力労力を減らしたいのであれば、比較的安めの価格に設定されていることが多いマッチングサイトに出品されているWebサイトを買い取り、付加価値を高めてからM&A仲介会社に依頼してサイト売却を行えば、さらに大きな譲渡益を産むことも難しくありません。
⑤後継者が見つかる
5つ目のサイト売却のメリットは、後継者が見つかることです。これまで運営していたWebサイトを我が子同然のように思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、何らかの事情でこれまでのように更新ができなくなっても、サイト売却すれば閉鎖することなく今後も残していくことが可能です。サイト売却だけに限らず、こうした点はM&Aならではの大きなメリットでしょう。
7. サイト売却の注意点
上記ではサイト売却のメリットを挙げてきましたが、残念ながら良いことばかりではありません。注意点も理解したうえで、サイト売却を検討してください。
サイト売却の注意点には、主に以下の5つです。
- クレーマーへの売却
- 不本意な価格での売却
- 売却のタイミングを逃した
- 売ることができなかった
- 税金のことを考えていなかった
①クレーマーへの売却
愛着のあるWebサイトだからこそ、譲渡後もしっかり運営してくれる買い手に譲りたいと考えるのは、サイト運営者なら誰しも同じことでしょう。
M&A仲介会社へ依頼したり個人的な知り合いに譲ったりする場合を除き、マッチングサイトやオークションサイトでの売買では、買い手がどのような人物かを知ることは難しいと言わざるを得ません。
もし売却した相手がクレーマー気質だった場合、正式な手続きを経て売却したにもかかわらず、例えば売却後のサポートと称してサイトの運用をさせられることも考えられます。
マッチングサイトやオークションサイトでの売買を行う場合は、売却相手選びが非常に重要ですが、判断が難しい要素も多いため、M&A仲介会社などに依頼をして行うほうが安全だといえるでしょう。
②不本意な価格での売却
残念ながら、無料査定サービスを謳い不当な価格を付ける悪質なサイト売却サービスも少なからず存在します。
不本意な価格を付けられてしまったら、その売却サービスには早めに見切りをつけることをおすすめします。
③売却のタイミングを逃した
マッチングサイトには掲載期限が設けられているため、必ずしも買い手がほしいタイミングと合致するとも限らないのが現状です。
かといって、何度も出品してしまうと自サイトの価値をおとしめることにもなりかねません。サイト売却を行う際は、タイミングを逃さず売却するようにしましょう。
④売ることができなかった
マッチングサイトで掲載期限内に納得のいく譲渡先が見つからなかったり、オークションサイトで売れ残ってしまったり、個別商談で失敗してしまったりなどの理由で売却自体ができないこともあります。
サイト売却ができなかったのはタイミングを逃してしまったなどの要因も考えられますが、それ以外に買い手希望者に自サイトの魅力や運営していくうえでのメリットを上手く伝えられなかったことも考えられます。
サイトの売却自体ができなかった場合は、自サイトの魅力や価値を再度見直してみましょう。また、第三者の目線から評価してもらえば、自分ではわからなかった魅力を再発見することもあります。
⑤税金のことを考えていなかった
Webサイトを売却したときには必ず税金が発生します。いくら払うことになるのかあらかじめ計算しておかないと、高額で売却できた場合は想像以上の税金を支払うことになります。
サイト売却に初めてチャレンジする人はもちろんですが、ある程度慣れた人でも税金については案外注意を陥りがちです。
M&A仲介業者やマッチングサイトの有料プランなどを利用すれば、正確な納税額の算出や手続き、税金対策についてのアドバイスももらえるので、ぜひ利用を検討してみてください。
8. サイト売却のまとめ
近年、サイト売却は企業運営のWebサイトのみならず、個人のWebサイトも盛んに行われています。国内のサイト売却市場は今後も成長すると見込まれており、売り手よりも買い手が多い魅力的な分野でもあります。
しかし、Webサイト売却には注意点もあるため、以下の成功させるポイントを意識して行うことも重要です。
- 自サイトの価値を高める
- 実績のあるM&A仲介会社に依頼する
- 不当な価格で買い叩かれたり質の悪い売り手に渡ったりする危険を避けるためにも、マッチングサイトやオークションサイトはできるだけ利用しない
- 意図せず買い叩かれそうになったら早めに手を引く
- 売却時に発生する税金の対策も怠らないようにする
信頼のおける譲渡先探し・交渉・譲渡契約を個人で行うのは知識があっても大変難しいので、サイト売却を行うときはM&A仲介会社の利用をおすすめします。
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