FacebookのInstagramの買収額は1位?FacebookのM&A事例あり

取締役 営業本部長
矢吹 明大

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。

Facebookが行ったInstagramの買収は、どのようなM&Aだったのでしょうか。この記事では、FacebookによるInstagramの買収額や、買収の理由などを解説、FacebookによるM&A事例や、買収額についてのランキングも掲載しています。

目次

  1. Facebookとは
  2. FacebookによるInstagramの買収額と理由
  3. FacebookがInstagramを買収した時の株価などの影響(シナジー効果)
  4. M&Aの相談はM&A総合研究所へ
  5. Facebookによる買収の取引額1位はInstagramなのか
  6. FacebookのM&A事例
  7. Facebookが企業買収する際の主な戦略
  8. まとめ
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1. Facebookとは

Facebookとは、利用者の交流を深めるSNSのことです。画像・動画を投稿したり、ほかの利用者とメッセージを交換したりと、交流する人を限定してコミュニケーションが図れる点が特徴です。

提供のきっかけは、大学内の交流を促すためといわれています。当時、アメリカ・ハーバード大学に在籍していたマーク・ザッカーバーグが、学生向けのサービスとして提供を始めた「ザ・フェイスブック」がSNSの起源です。

当初は、ハーバード大学のメールアドレスを持つ学生間で、大学に関する情報の共有などに利用されていました。その後は、全米の大学・高校にまで利用する範囲を広げ、現在では13歳以上にまで利用者の範囲を広げています。

Instagramとは

Instagramとは、スマートフォン向けに提供されている写真共有アプリのことです。Instagramは、ケビン・シストロムとマイク・クリーガーによるベンチャー会社で開発され、iOS向けのアプリとして提供が始まりました。

Instagramの特徴は画像に特化している点で、アプリの利用により画像の加工・投稿・共有が行えます。さらに、ほかのSNSと連携してFacebookやTwitter、Tumblrなどにも画像の投稿が可能です。

Instagramのアプリは、公開から2カ月ほどで100万人のユーザーを獲得し、2018年の6月には10億人のユーザーを抱えるまでに拡大して、その後も年々利用者の数を増やしています。

2. FacebookによるInstagramの買収額と理由

この章では、Facebookが実行したInstagramの買収について、買収額や買収の理由や双方が得たメリットを紹介します。

 

  • FacebookによるInstagramの買収額は
  • FacebookによるInstagramの買収理由は
  • どんなメリットがあったか

FacebookによるInstagramの買収額は

FacebookによるInstagramの買収額は、7.15億ドルです。買収額の内訳は、現金が5.21億ドルでInstagramの従業員に交付されるクラスB株式は1.94億ドルとしています。

買収に合意した時点では買収額を10億ドルとしていましたが、FacebookはInstagramの買収を発表した後、株式公開を行っています。

これによりFacebookの株価が下落したため、Instagramの買収額も7.15億ドルに下がったとされています。

推測される現在の企業価値は

Instagramの売上高は公表されていないものの、およそ200億ドルといわれています。

Instagramの買収額は7.15億ドルのため、Instagramの現在の価値は、買収したときと比べてはね上がったといえるでしょう。

ちなみに、Facebookの株式時価総額は約6,851億ドルです。(2020年7月16日時点の終値と発行株式数から計算)

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FacebookによるInstagramの買収理由は

FacebookがInstagramを買収した理由は、モバイル市場でシェアを獲得するためです。Instagramはアプリのリリースから2カ月ほどで100万人のユーザーを獲得しています。さらに、androidに対応させることでユーザー数を増やし、約1年後には1,000万に達しています。

Instagramの驚異的な伸び率は、Facebookの獲得速度を上回っていました。このままモバイル市場で
Instagramと戦っていては自社の売上に影響を及ぼすと捉え、FacebookはInstagramの買収に踏み切ったとされています。

もちろん、ライバルを抱え込むことだけが買収の理由ではありません。Facebookは、Instagramの収益化に目をつけていました。これから会社の規模が大きくなるInstagramには多くのコストがかかるため、運営維持のための資金が必要といえます。

しかし、Instagramのアプリは無料で提供され広告もつけていないため、収入を得る手段が備わっていません。

Facebookはそこに注目し、自社が備えている広告の掲載ノウハウを活用することで、Instagramに広告が掲載でき収益を得られると考えたのでしょう。

Facebookは、モバイル市場でのシェア拡大と広告による事業の収益化を目的に、Instagramの買収を行ったといえます。

どんなメリットがあったか

買い手側のFacebookと売り手側のInstagramは、買収が実行されたことでどのようなメリットを得られたのでしょうか。この章では、買収が行われたことにより得られたメリットについて、それそれの立場から解説していきます。

Facebook側

Facebookのメリットには、モバイル市場への移行・モバイル広告のデータ取集が挙げられます。FacebookがInstagramを買収するまでは、主にPCの利用者にサービスを提供していました。

買収前のFacebookはモバイル市場へ進出したばかりで、多くのユーザーを獲得するには至っていません。しかし、Instagramを買収したことで対象会社が抱えるモバイル市場のユーザーを獲得し、Instagramが収集するデータも得られたといえます。

Facebookの広告収入のうちモバイル広告で得た収入は、2014年第4四半期が69%で2015年第4四半期には約80%を占めるまでになり、2016年第4四半期に至っては約84%を占めています。

Instagramが広告を開始したのが2015年であり、買収によってモバイル市場への移行・データの収集が成功し、モバイル広告による収益を増やしているといえるでしょう。

Instagram側

Instagramのメリットは、広告ノウハウの活用と独立性の維持です。Facebookは収入のほとんどを広告によって賄っています。

Facebookには広告から収益を得るノウハウが備えられているため、Instagramが買収に応じたことで広告インフラの構築にかかる資金を節約できたといえるでしょう。

また、Facebookがロシアで発信された偽の情報で信用を落としているときも、Instagramに避難が及ぶことはありませんでした。

Instagramにも偽の情報が投稿されていましたが、画像・動画に特化したSNSのため記事の投稿を主とするFacebookとは一線を画したといえます。

3. FacebookがInstagramを買収した時の株価などの影響(シナジー効果)

FacebookによるInstagramの買収は、それぞれの会社にどのような影響を及ぼしたのでしょうか。この章では、両社に見られる買収の影響について解説します。

Facebookへの影響

Instagramの買収によるFacebookへの影響を、株価ともたらされるシナジーに分けて、次の順で紹介します。
 

  1. Instagramの買収によるFacebook株価への影響
  2. Instagramの買収によるFacebookのシナジー効果への影響

①Instagramの買収によるFacebook株価への影響

Instagramの買収によるFacebookの株価への影響を見ると、上場後に株価が下落していることがわかります。

アメリカのナスダック市場に上場を果たした2012年の5月18日の株価は1株38ドルでしたが、同年9月4日には17.73ドル(終値)まで落ち込んでいます。

その後も18ドルの後半から19ドル後半の株価が続き、上場時点の株価まで回復したのは翌年の8月ごろです。

Facebookが上場を境に、株価を大きく下げたのは、将来における成長を投資家たちが悲観的に捉えていたことが要因とされています。

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②Instagramの買収によるFacebookのシナジー効果への影響

Instagramの買収によるFacebookのシナジー効果では、広告収入の増加に影響を及ぼしているとみられます。Facebookの2012年第3四半期の決算では、広告収入において昨年の同じ期と比べた結果36%も増加したとのことです。

月間のアクティブユーザー数も前年と比べて26%も増え、1日のアクティブユーザー数も28%の増加が見られます。

また、モバイルに限ったアクティブユーザー数では、前年と比較して61%も増えているとのことです。

さらに、同年の第4四半期の決算では広告収入のうちモバイルによる収入が第3四半期と比べて約14%から約23%を占める割合まで増加しています。

このように、FacebookはInstagramの買収によりモバイルを含む利用者の数を増やしたことで、広告による収入増加のシナジーを得られたといえるでしょう。

Instagramへの影響

FacebookによってInstagramが買収されたことで、Instagramの月間アクティブ数が増加しています。買収前の2011年9月3日の時点では1,000万人だった利用者が、2013年の2月26日で1億人に達しています。

月間アクティブ数は買収から時間を経過するごとに増加し、2014年3月25日で2億人を超えて2017年の9月27日には8億人に達したとしています。

さらに、広告の配信に長けたFacebookのノウハウを活用することで、広告収入を得ているとみられています。

FacebookはInstagram単体の収益については公表していませんが、推定される売上高は2018年で80~90億ドル、2019年には140億ドルに達すると推測されています。

このように、Instagramは買収されたことでFacebookとの連携を図り、アクティブユーザー数を増やし広告による売上高を伸ばしているといえるでしょう。

4. M&Aの相談はM&A総合研究所へ

FacebookとInstagramの事例でもわかるように、M&Aを実施すれば買い手と売り手の双方に影響が及びます。

買い手・売り手とも納得できるM&Aとするためにも、M&A仲介会社などの専門家へ依頼することをおすすめします。

M&A総合研究所では、豊富な知識と経験を持つM&Aアドバイザーが担当につき、クロージングまでしっかりサポートいたします

M&Aの料金体系は完全成功報酬制(譲渡企業様のみ)です。着手金は譲渡企業様・譲受企業様ともに無料となっておりますので、安心してご相談いただけます。

無料相談を受け付けていますので、M&Aを検討されている方はお気軽にお問い合わせください。お電話・Webより随時お受けしております。

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5. Facebookによる買収の取引額1位はInstagramなのか

Facebookによる買収額を見てみると、上場前では写真共有アプリを提供するInstagramの7.15億ドルが1位でした。

しかし、上場後はOculus VRを約20億ドルで買収し、WhatsAppに至っては約218.5億ドルとしています。

このような買収履歴により、Facebookの買収額ランキングではWhatsAppが1位、Oculus VRが2位、Instagramが3位の買収額と位置づけられるでしょう。
 

Facebookによる買収額
1位 WhatsApp 約218.5億ドル
2位 Oculus VR 約20億ドル
3位 Instagram 7.15億ドル

6. FacebookのM&A事例

Facebookは、これまでにどのような企業を買収してきたのでしょうか。Facebookの買収例を知りたい方に向けて、M&A事例を紹介します。以下の項目から、買収額・買収目的を把握してください。順に解説します。

【FacebookのM&A事例】

  1. FacebookによるWhatsAppのM&A
  2. FacebookによるOculus VRのM&A
  3. FacebookによるInstagramのM&A
  4. FacebookによるLiveRailのM&A
  5. FacebookによるWit.aiのM&A
  6. FacebookによるGIPHYのM&A

①FacebookによるWhatsAppのM&A

1つ目に紹介するFacebookのM&A事例は、WhatsAppのM&Aです。Facebookは2014年の10月に、スマートフォン向けのメッセージングアプリを手掛けるWhatsAppの買収を終えています。

買収発表後の株価上昇と従業員への譲渡制限付株式の交付のために、買収額は当初の額よりも60億ドル近くも増えているとのことです。

 

FacebookのM&A事例
①FacebookによるWhatsAppのM&A
買収額 約218.5億ドル 現金 45.9億ドル
Aクラス株式+譲渡制限付株式 172.6億ドル
買収目的 Instagramなどとの連携により、自社の成長・ユーザーとの繋がりを高めるため

②FacebookによるOculus VRのM&A

2つ目に紹介するFacebookのM&A事例は、Oculus VRのM&Aです。Facebookは2014年の7月に、VR用のヘッドマウントディスプレイを開発するOculus VRの買収を完了させています。

また、買収契約では事業・プロジェクトの達成度合いに応じて、3億ドルの対価を支払うことを定めています。

 

FacebookのM&A事例
②FacebookによるOculus VRのM&A
買収額 約20億ドル 現金 4億ドル
クラスB普通株式 約16億ドル(2014/3/21の株価より算出)
買収目的 VRの技術をゲーム以外の分野に展開させるため

③FacebookによるInstagramのM&A

3つ目に紹介するFacebookのM&A事例は、InstagramのM&Aです。Facebookは2012年の8月に、写真共有アプリを提供するInstagramの買収を済ませています。

買収に合意をした時点では買収額を10億ドルとしていたものの、株式公開による株価の下落に合わせて、買収額を下げたとのことです。

 

FacebookのM&A事例
③FacebookによるInstagramのM&A
買収額 7.15億ドル 現金 5.21億ドル
クラスB普通株式 1.94億ドル
買収目的 Instagramの独自性と機能を維持し、ほかの製品に取り込むため
自社の資本・技術を提供し、Instagramの価値を高めるため

④FacebookによるLiveRailのM&A

4つ目に紹介するFacebookのM&A事例は、LiveRailのM&Aです。Facebookは2014年の7月に、オンライン動画向けの広告配信プラットフォームを提供するLiveRailの買収を発表しています。

Facebookは、LiveRailの広告配信プラットフォームの活用によって、リリースしたプレミアム動画広告の精度向上を図る見込みです。

 

FacebookのM&A事例
④FacebookによるLiveRailのM&A
買収額 非公開
買収目的 利用者に関連性の高い広告を提供するため

⑤FacebookによるWit.aiのM&A

5つ目に紹介するFacebookのM&A事例は、Wit.aiのM&Aです。Facebookは2015年の1月に、開発者向けに自然言語処理のプラットフォームを提供するWit.aiを買収しています。

 

FacebookのM&A事例
⑤FacebookによるWit.aiのM&A
買収額 非公開
買収目的 Facebook Messengerの機能を高めるため

⑥FacebookによるGIPHYのM&A

6つ目に紹介するFacebookのM&A事例は、GIPHYのM&Aです。Facebookは2020年の5月に、すでにFacebookやInstagramで利用していたGIFのプラットフォーム「GIPHY API」を提供するGIPHYを買収しています。

これによりFacebookは、GIPHYが持つデータの取得や自社で提供しているGIFプラットフォームの向上を目指すとしています。
 

FacebookのM&A事例
⑥FacebookによるGIPHYのM&A
買収額 4億ドル
買収目的 GIPHYのデータ取得、GIFプラットフォームの向上のため

7. Facebookが企業買収する際の主な戦略

Facebookは企業買収を行う際に、どのような戦略を用いているのでしょうか。ここでは、Facebookが取った企業買収の戦略を、2012年の上場前と上場後に分けて紹介します。

 

  • 上場前に行った企業買収の戦略
  • 上場後に行った企業買収の戦略

上場前に行った企業買収の戦略

Facebookが上場を果たす前に行った企業買収では、どのような戦略が用いられたのでしょうか。Facebookは、人材・開発チーム・サービスを獲得するために企業買収を行ったとされています。
 

  1. 優れた人材の確保
  2. 開発チーム・提供サービスの承継
  3. 他社のサービスを獲得する

①優れた人材の確保

1つ目に挙げる上場前に行ったFacebookによる企業買収の戦略は、優れた人材の確保です。Facebookは2007年に、設立して間もないParakeyを買収しています。

Parakeyは、ウエブブラウザのFirefoxを開発したBlake RossとJoe Hewittによって設立された会社です。Parakeyはサービスを公表する前にFacebookによって買収されたため、提供されるサービスについては詳しく知らされていません。

ただ、創業者が語ったサービス内容には「ハードディスク内のすべてのものを扱えるプラットフォームを目指す」とあります。

Facebookは対象企業を買収することで、画像・動画のアップ機能などにParakeyの開発技術を応用したとされ、買収による優れた人材の確保を行ったといえるでしょう。

②開発チーム・提供サービスの承継

2つ目に挙げる上場前に行ったFacebookによる企業買収の戦略は、開発チーム・提供サービスの承継です。Facebookは2011年の3月に、グループチャットサービスを提供するbelugaを買収しています。

Facebookはbelugaを買収してから、モバイル向けに「Facebook Messenger」の提供を始めています。これは、belugaが提供するグループチャットサービスをベースに開発されたとのことです。

その後、買収されたbelugaはサービスの移行を見届けて、2011年の12月にグループチャットサービスの提供を終了させています。

belugaはGoogle社出身の3名によって設立された会社です。Facebookは、開発チームと提供するグループチャットサービス2つを獲得し、自社でメッセージングアプリの提供を成功させたといえるでしょう。

③他社の提供サービスを獲得する

3つ目に挙げる上場前に行ったFacebookによる企業買収の戦略は、他社の提供サービスを獲得する方法です。Facebookは2012年の8月に、写真共有アプリを提供するInstagramを買収しています。

Instagramは社員13人の企業で、提供するアプリに対応するのはiOSのみでしたが、その後androidにも対応し、提供初日に100万人以上のユーザーを獲得しています。

このようなInstagramの成長性に目をつけたFacebookは、アプリ開発に長けたInstagramを買収し、自社サービスの強化を図ったとのことです。

自社に取り込まず独立性を保ちブランドを残すことで、自社サービスとの共有に取り組むとしています。

上場後に行った企業買収の戦略

Facebookが上場後に行った企業買収では、モバイルに重きを置いた戦略を取っています。モバイル関連の買収を見てみると、上場前は13.7%だったのが上場後は42.3%にも拡大しています。

買収の増加は、収入額の増加にも現れています。モバイル事業からの広告収入は年々増え、2014年の第2四半期では、2013年第2四半期と比べて約41%も増加しているとのことです。

さらに、2014年第2四半期の広告収入は26.8億ドルでしたが、モバイル広告による収入は広告収入の約62%を占めています。

このような結果から、Facebookは上場後に取った企業買収の戦略により一定の成果を上げているといえるでしょう。

【関連】M&A戦略の策定方法!目的や注意点も解説!事例あり

8. まとめ

FacebookによるInstagramの買収について、買収額や買収の理由、得られたメリットなどを紹介しました。FacebookはInstagramを買収したことでモバイル市場でのシェアを獲得し、モバイル広告による収入を増やしていることがわかります。

FacebookはInstagramなどを買収することで、市場の動きに合わせた戦略を取ってきたといえるでしょう。

企業の維持と事業の成長を図るには、買収する時期・戦略が必要といえます。これから買収を進めようと考えている場合は、M&Aの専門家に協力を依頼して適切なアドバイスとサポートを受けることをおすすめします。

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