2020年08月13日更新
SES事業会社のM&Aにおすすめの仲介会社20選【案件一覧あり】

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。
本記事では、システムエンジニアをクライアント企業へ派遣する「SES事業会社」をM&Aで買収・売却・譲渡したいときに、おすすめのM&A仲介会社を20社紹介します。そのほか、SES事業会社の買収・売却・譲渡動向や、仲介会社を選ぶときのポイントもまとめました。
目次
1. SES事業会社とは
SES事業会社は、IT関連企業で働いている方であれば誰もが知っているような会社ですが、他業種の方にとってはそれほどなじみのない会社です。
そこではじめに、SES事業会社の定義について簡単に解説します。
SES業界の定義
SESとは「システム・エンジニアリング・サービス」の略であり、SES会社が雇用するシステムエンジニア(SE)を、SEを必要とするクライアント企業に派遣して働かせる労働形態のことです。
一見すると派遣会社の事業と似ていますが、派遣社員の指揮命令権は派遣先企業にあるのに対して、SESにおける指揮命令権はSES企業側にあるという点に大きな相違が見られます。
このように指揮命令権がSES企業側にあるため、クライアント企業ではSEに対して残業・休日出勤などを求められません。
とはいえSESを利用すれば、クライアント企業では案件ごとに適したスキルを持つSEを確保できます。
SES契約と請負・派遣契約の違い
ここでは、SES契約と、請負契約・派遣契約に見られる違いについて解説します。これらの言葉を区別せずに使っている経営者の方も多いことから、スムーズにM&Aを実施するためにも把握しておくと良いでしょう。
SES契約と請負契約の間にある相違点は、報酬が支払われる対象です。請負契約では特定の仕事の完成に対して報酬が支払われるのに対して、SES契約では特定期間内の労働に対して報酬が支払われます。そのため、SES契約では期間内に仕事が完成しないケースであっても、報酬が支払われる仕組みです。
また、SES契約と派遣契約の間では、明確な雇用期間の有無に相違点が見られます。派遣契約ではクライアント企業が実施するプロジェクトの完成を期限として派遣されるのに対して、SES契約では雇用期間が明確に定められているのです。
また、先述したように、指揮命令権をクライアントに与えるかどうかという点にも相違が見られます。以上を把握しておくと、自社がM&Aを行いたい業界についてより鮮明に絞り込むことが可能です。
2. SES事業会社のM&A・買収・売却・譲渡動向
ここでは、SES事業会社のM&A・買収・売却・譲渡動向について解説します。SES事業会社の主なM&A動向は、以下の5つです。
- SES事業会社によるIT企業のM&Aが増加傾向にある
- 海外大手資本からのM&Aが増えつつある
- 国内同業種のM&Aも活発である
- 業界内の海外投資も増えている
- 優秀な人材を確保するM&Aも増加している
それぞれの項目を順番に見ていきましょう。
①SES事業会社によるIT企業のM&Aが増加傾向にある
IT業界では、スキルを持つシステムエンジニアが慢性的に不足しています。そのため、SES事業会社がIT企業をM&Aにより買収して、技術者を確保するという事例が増加傾向にある状況です。技術者不足は今後も続く見込みであるため、これに伴いSES事業会社によるM&Aもさらに増加していくものと見られます。
②海外大手資本からのM&Aが増えつつある
最近では、大手海外資本が日本のSES企業をM&Aにより買収する事例も増えつつあります。
もともと海外企業が日本人のシステムエンジニアをゼロから育てようとすると非常に多くの手間がかかりますが、M&Aを実施すればスキルのある人材を即座に確保が可能です。
大手企業のシステム開発は大規模になりやすく費用も莫大であるため、優秀なSEを確保するSES企業を買収し子会社化して、外注よりも費用を抑えたうえで開発を進めたいという意図が見られます。
③国内同業種のM&Aも活発である
SES業界では、SES会社・IT会社・派遣会社といった国内同業種によるM&Aも活発です。SEは慢性的に人材不足であるため、同業種の会社を買収して人材を確保しようとする動きが目立っています。
本来は自社で若手や未経験者を雇ってスキルを身に付けさせるのが正攻法ですが、それほどの費用や時間をかけられない企業が多いのが実情です。
そこで最近では、大手SES会社を中心に、優秀な人材を持つ中小SES会社の買収により、能力の高い技術者をスピーディーに確保しながら業績を伸ばしています。
④業界内の海外投資も増えている
最近では発展途上国への事業展開を目的に、M&Aによる海外投資を積極的に行っているSES会社も多いです。
日本やアメリカなどの先進国とは違い、発展途上国の中には、優秀なSEが育っていなかったりIT化に向けたインフラが整備されていなかったりする国もあります。こうした国に先行投資すると、長期的視点で事業の発展が目指せるのです。
将来的に海外投資に成功する事例が増えれば、SES会社による海外投資もさらに活発化していく見込みです。
⑤優秀な人材を確保するM&Aも増加している
SES業界では、技術者の高齢化やハードワークのイメージで若い人材が敬遠するといった理由で、慢性的な人材不足に陥っています。そこで、スキルを持った優秀なSEを確保するために、SES会社を買収するという事例が増加傾向にある状況です。
現時点でもシステムエンジニアは人材不足ですが、IT技術者不足は今後さらに深刻化していく見込みです。そのため、高いスキルを持った優秀な人材を求めるM&Aは、今後も活発に行われていくと推測されます。
3. SES事業会社のM&A・買収・売却・譲渡におすすめの仲介会社20選
SES事業会社をM&Aで売却・買収するとき、一般的にはM&A仲介会社からサポートを受けることになります。しかしM&A仲介会社は非常に数が多く、どの会社を選べば良いのかわからない経営者の方も多いです。
ここでは、SES事業会社のM&A・買収・売却・譲渡におすすめのM&A仲介会社を20社紹介します。
①M&A総合研究所
M&A総合研究所では、経験豊富なM&Aアドバイザーにより手続きのフルサポートを実施しております。独自AIによるマッチングシステムを保有しているため、最適な相手先をスピーディーに提案可能です。
国内最安値水準の手数料体系に強みがあるほか、完全成功報酬制を採用しておりますので、成約に至らない限り費用は一切発生いたしません。相談料は無料となっておりますので、SES事業会社を対象とするM&Aの実施を検討している場合にはお気軽にご相談ください。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~大規模まで対応 |
公開されている実績の例 | ・売上20億円の飲食業の事業承継 ・創業3年のIT企業を10億円で株式売却 ・売上8億円の介護施設運営会社の売却 |
手数料・報酬 | 成功報酬のみ |
お問い合わせ先 | 0120-401-970 |
サイトURL | https://masouken.com/lp01 |
②日本M&Aセンター
日本M&Aセンターは、中小企業のM&Aを得意とする仲介会社です。創業30年ほどの老舗であり、今までの成約実績は5,000件に及びます。
対応エリア | 国内・ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国など |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~中規模 |
公開されている実績の例 | ・システム開発会社テクノフュージョンの売却 ・システム開発会社インサイトの売却 ・受託開発ソフトウエア会社ジェイエスシーの売却 |
手数料・報酬 | 着手金・成功報酬 |
お問い合わせ先 | 0120-03-4150 |
サイトURL | https://www.nihon-ma.co.jp/ |
③インテグループ
インテグループは、中堅・小規模のM&Aに強い仲介会社です。金融機関・会計事務所との広いネットワークを保有しており、多彩な選択肢からベストな売買先を探せます。リーズナブルな完全成功報酬制も魅力です。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~大規模まで対応 |
公開されている実績の例 | ・売上約3億円のSES会社の株式譲渡 ・売上約1億円のWEB制作会社の株式譲渡 ・SES会社によるソフト販売会社の買収 |
手数料・報酬 | 成功報酬のみ |
お問い合わせ先 | 03-6206-6980 |
サイトURL | https://www.integroup.jp/ |
④ストライク
ストライクは、独自のマッチングシステム「SMART」と日本最大級の拠点網を保有しており、日本全国いかなる地域でも最適な売買先を提案しています。IT・ソフトウエア業界のM&A実績も豊富です。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~大規模まで対応 |
公開されている実績の例 | ・関東のIT・ソフトウエア会社の株式譲渡 ・関東のIT・ソフトウエア会社の事業承継 ・関東のIT・ソフトウエア会社の株式交換 |
手数料・報酬 | 要お問い合わせ(相談無料) |
お問い合わせ先 | 0120-552-410 |
サイトURL | https://www.strike.co.jp/ |
⑤M&Aクラウド
M&Aクラウドは、自分で売買先を見つけられるマッチングサイトです。仲介会社を介さずに、自身で直接相手と交渉できます。手数料は買収側のみに発生するため、売却側は一切料金がかかりません。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~中規模 |
公開されている案件の例 | ・ディーバによるIT企業の買収 ・イノベーションによるIT企業の買収 ・サンワカンパニーによるIT企業の買収 |
手数料・報酬 | ・売却側は無料 ・買収側は成約時に手数料が発生 |
お問い合わせ先 | 03-6431-8460 |
サイトURL | https://macloud.jp/ |
⑥中小企業M&Aサポート
中小企業M&Aサポートは、中小企業のM&Aに特化した仲介会社です。成功報酬が150万円からと中小企業に適した料金体系になっています。特に1億円以下に収まる小規模なM&Aにおすすめです。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~中規模 |
公開されている実績の例 | ・ITコンサルティング会社の売却 ・ウェブマーケティング会社の売却 ・システム開発会社の会社分割 |
手数料・報酬 | 中間金・成功報酬 |
お問い合わせ先 | 03-6860-8272 |
サイトURL | https://www.chusho-ma-support.com/ |
⑦山田コンサルティンググループ
山田コンサルティンググループは、IT関連企業のM&Aに強みを持つ仲介会社です。M&Aの仲介だけでなく、IT戦略立案から導入に至るまで幅広いコンサルティング業務を手掛けています。
対応エリア | 国内・海外 |
得意業種 | 海外事業・IT・不動産 |
案件規模 | 小~大規模まで対応 |
公開されている実績の例 | ・医療法人の基本構想および計画策定 ・建設・ホテル業の事業承継 ・化学品メーカーの海外進出支援 |
手数料・報酬 | 要お問い合わせ |
お問い合わせ先 | 03-6212-2510 |
サイトURL | https://www.yamada-cg.co.jp/ |
⑧パラダイムシフト
パラダイムシフトは、IT領域に特化したM&Aアドバイザリー会社です。上場企業のM&Aからアプリ単体の売却といった小規模なM&Aに至るまで、幅広く取り扱っています。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | IT |
案件規模 | 小~大規模まで |
公開されている実績の例 | ・データベース運営企業の売却 ・WEB制作会社の株式譲渡 ・WEBデザイン・メディア運営企業の事業譲渡 |
手数料・報酬 | 要お問い合わせ |
お問い合わせ先 | サイト内メールフォームより |
サイトURL | http://paradigm-shift.co.jp/ |
⑨クラフト
クラフトは、中小企業のM&Aおよび資金調達に関するアドバイスを行うコンサルタント会社です。事業の経験が豊富なスタッフによる実践的なアドバイスに魅力があります。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~中規模 |
公開されている実績の例 | ・ソフトウエア開発会社の資金調達と事業買収 ・飲食店の事業再生 |
手数料・報酬 | 成功報酬のみ |
お問い合わせ先 | 03-5860-4360 |
サイトURL | https://www.craft-managing.com/ |
⑩M&Aキャピタルパートナーズ
M&Aキャピタルパートナーズは、中堅・中小企業に強いM&A仲介会社です。中間報酬は発生しますが、成功報酬の10%を中間報酬として先払いするシステムであり、最終的な支払金額は完全成功報酬制と同じになります。
対応エリア | 国内・海外 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~中規模 |
公開されている実績の例 | ・関東のIT企業の譲渡 ・ソフトウエア受託開発会社の株式譲渡 |
手数料・報酬 | 中間報酬(成功報酬の10%)・成功報酬(残りの90%) |
お問い合わせ先 | 03-6880-3800 |
サイトURL | https://www.ma-cp.com/ |
⑪エスネットワークス
エスネットワークスは、中堅・中小企業を中心に、親身なサポートで最適なM&Aを提案する仲介会社です。アジア諸国(ASEAN)にグループ拠点があり、クロスボーダーM&Aも手掛けています。
対応エリア | 日本・アジア諸国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~中規模 |
公開されている実績の例 | ・売上15億円の建設会社の譲渡 ・売上1億円のシステム開発会社の譲渡 |
手数料・報酬 | 成功報酬のみ |
お問い合わせ先 | 03-6825-1875 |
サイトURL | https://es-ma-networks.jp/ |
⑫コーポレート・アドバイザーズM&A
コーポレート・アドバイザーズM&Aは、会計事務所グループのM&A専門会社です。M&Aだけでなく、相続対策や財産コンサルティングなど幅広いサポートを行っている点に特徴があります。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~中規模 |
公開されている実績の例 | ・ソフトウエア開発会社の株式譲渡 ・ドラッグストア運営会社の株式譲渡 |
手数料・報酬 | 要お問い合わせ(相談無料) |
お問い合わせ先 | 03-3593-3239 |
サイトURL | https://co-ad.jp/ |
⑬スパイラルコンサルティング
スパイラルコンサルティングは、ベンチャー企業を中心に多数のM&Aを手掛けてきた会計事務所をルーツとするコンサルティング会社です。単なる売却ではなく、成長戦略としてのM&Aを得意としています。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~大規模まで |
公開されている実績の例 | ・YUNARIの株式譲渡 ・ロイネスの株式譲渡 |
手数料・報酬 | 成功報酬のみ |
お問い合わせ先 | 0120-123-522 |
サイトURL | https://ma.scale.style/ |
⑭かえでファイナンシャルアドバイザリー
かえでファイナンシャルアドバイザリーは、海外の案件も積極的に取り扱っているM&Aアドバイザリー会社です。海外企業とのクロスボーダーM&Aをお考えの方におすすめといえます。
対応エリア | 国内・海外 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~大規模まで |
公開されている実績の例 | ・ソフトウエア開発会社の株式譲渡 ・ゼネコンの民事再生・株式分割 |
手数料・報酬 | 成功報酬のみ(海外案件は中間金あり) |
お問い合わせ先 | 03-6205-7994 |
サイトURL | https://www.kaedefa.com/ |
⑮早稲田M&Aパートナーズ
早稲田M&Aパートナーズは、ベンチャー企業専門のM&A仲介会社です。上場やIPOに変わるエグジット手法としてのM&Aを提案しています。IT系の人脈も広く、SES事業会社のM&Aにおすすめです。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | ベンチャー企業専門 |
案件規模 | 小~中規模 |
公開されている実績の例 | ・ポータルサイト運営会社の株式譲渡 ・アパレル会社の株式譲渡 |
手数料・報酬 | 成功報酬のみ |
お問い合わせ先 | 03-5826-6066 |
サイトURL | https://ma-masters.co.jp/ |
⑯ロシェル
ロシェルは、中小企業の事業承継に強いM&A仲介会社です。お客様第一主義の精神で、成約後のサポートも含めてトータルに支援しています。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~中規模 |
公開されている実績の例 | ・関東地方のIT企業の譲渡 ・関東地方のシステム開発会社の譲渡 |
手数料・報酬 | 成功報酬のみ |
お問い合わせ先 | 03-5829-8412 |
サイトURL | https://www.rochelle.co.jp/ |
⑰たすきコンサルティング
たすきコンサルティングは、経験豊富な会計士・税理士がサポートするM&A仲介・コンサルティング会社です。M&A仲介業務だけでなく、M&Aアドバイザリー・財務コンサルティングなども手掛けています。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 中~大規模 |
公開されている実績の例 | ・システム開発会社の株式譲渡 ・内装工事業者の株式譲渡 |
手数料・報酬 | 要お問い合わせ |
お問い合わせ先 | 0120-007-888 |
サイトURL | https://www.tasuki.pro/ |
⑱森経営コンサルティング
森経営コンサルティングは、企業の成長につながる経営戦略を提案するコンサルティング会社です。赤字企業のM&A実績も豊富であるため、赤字を理由にM&Aできないと悩んでいる経営者にもおすすめです。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~大規模まで |
公開されている実績の例 | ・中堅EC系企業のM&A ・大手ゲーム会社のM&A |
手数料・報酬 | 要お問い合わせ |
お問い合わせ先 | サイト内メールフォームより |
サイトURL | https://mori-keiei.com/ |
⑲GFE税理士法人
GFE税理士法人は、東京・長野を拠点とするコンサルティング会社です。M&Aアドバイザリー・黒字化支援・相続対策など、企業経営に関するさまざまなサポートを提供しています。
対応エリア | 東京・長野 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~大規模まで |
公開されている実績の例 | 非公開 |
手数料・報酬 | 要お問い合わせ |
お問い合わせ先 | 0267-31-0152 |
サイトURL | http://hrd.gfe-consulting.co.jp/ |
⑳IPO・M&Aコンサルタントグループ
IPO・M&Aコンサルタントグループは、創業30年ほどの老舗コンサルタント会社です。最低手数料が100万円と非常に低く設定されているため、社員数名程度の小規模なSES会社にもおすすめといえます。
対応エリア | 全国 |
得意業種 | 全業種対応 |
案件規模 | 小~中規模 |
公開されている実績の例 | 非公開 |
手数料・報酬 | 成功報酬のみ |
お問い合わせ先 | 03-5979-2349 |
サイトURL | http://ipoma-c-group.com/ |
4. SES事業会社のM&A・買収・売却・譲渡の際の仲介会社の選び方
SES事業会社のM&Aで仲介会社を選ぶとき、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。選び方の主なポイントは、以下の4点です。
- その分野の専門的知識・M&A実績を持っている
- M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている
- 手数料・相談料・報酬体系がわかりやすい
- 担当スタッフの対応・相性が良い
それぞれのポイントを順番に見ていきましょう。
①その分野の専門的知識・M&A実績を持っている
ひとことにM&Aといっても、業種によって必要なノウハウは異なります。M&A仲介会社を選ぶときは、自社の分野の専門的知識・M&A実績を持っているのかチェックしましょう。
SES会社のM&Aであれば、IT専門の仲介会社やSES会社のM&A実績が豊富な仲介会社を選ぶと良いです。
②M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている
M&Aでは、税務・財務・会社の業界知識など幅広い知識が必要になります。仲介会社を選ぶときは、担当スタッフがM&Aに関する幅広い知識・経験を持っているのかチェックしましょう。
例えば、M&A実績が豊富なスタッフや会計士や税理士の資格を持つスタッフなどを選ぶと良いです。
③手数料・相談料・報酬体系がわかりやすい
M&A仲介会社の手数料・相談料・報酬体系は、会社によって異なります。システムがわかりにくい仲介会社だと、M&A後に予想以上の請求をされてトラブルになるおそれがあるのです。仲介会社を選ぶときは、報酬体系がわかりやすいかチェックしておくようにしましょう。
M&A仲介会社の報酬体系は、着手金・中間金・成功報酬が一般的です。この中でも着手金・中間金が無料の完全成功報酬制を採用する仲介会社は、システムがわかりやすいためおすすめといえます。
④担当スタッフの対応・相性が良い
たとえ経験・知識が豊富なスタッフでも、性格が合わなかったり対応が遅かったりする問題があると、満足のいく成約は実現できません。仲介会社を選ぶときは、担当スタッフの対応・相性もチェックしておきましょう。
とはいえ、担当スタッフの対応・相性は実際に接しないとわからないため、無料相談を積極的に利用しながら相性の良いスタッフを探すことをおすすめします。
5. SES事業会社M&A・買収・売却・譲渡案件一覧
最後に、最近のSES事業会社のM&A案件・事例から、いくつかピックアップして紹介します。大規模な会社のM&A案件・事例は技術者確保の目的で実施されるケースが多い一方で、小規模な会社のM&A案件・事例は経営者の個人的な理由で実施されるケースが多いです。
①インフラ技術者SES事業の譲渡
近畿地方のインフラ技術者SES事業の譲渡が公開されています。知人から事業を引き受けたものの専門外であるため、SES事業に興味がある人に譲渡したいという意図です。
所在地エリア | 近畿 |
売上高 | 2,500万円~5,000万円 |
譲渡・売却希望価額 | 1,000万円~3,000万円 |
アピールポイント | 安定的な収益 |
②AI搭載のHRTechシステムを売りたいです。
AIビジネスサービス・ITサービス企業の売却が公開されています。経営自体は順調ですが経営者が商売人気質ではないために、商売人気質の経営者に事業を譲りたいという意図です。
所在地エリア | 東京 |
売上高 | 非公開 |
譲渡・売却希望価額 | 3億円 |
アピールポイント | 今話題のAIを活用したHRTechシステム |
③ナレッジスイートによるビクタスの買収
ここからは、実際に行われたM&A事例を紹介します。
2018年、ナレッジスイートは、SES企業であるビクタスの全株式を取得して完全子会社化しました。本件M&Aにより、ナレッジスイートでは、ビクタスに所属する優秀なSEを確保しています。
所在地エリア | 東京都 |
売上高 | 13億円 |
売却価額 | 3億1,700万円 |
アピールポイント | 優秀なSEが所属 |
④ITbookによるRINETの買収
2018年、ITコンサルティング会社のITbookは、SES会社RINETの株式を取得し子会社化しました。本件M&Aにより、ITbookでは新規事業への拡大が図られた一方で、RINETでは経営基盤の確保が図られています。
所在地エリア | 東京都 |
売上高 | 3億700万円 |
売却価額 | 1億円 |
アピールポイント | 100%自社社員による帰属意識の高さ |
⑤夢真ホールディングスによるネプラスの買収
2018年、夢真ホールディングスは、ネプラスの株式を取得し子会社化しました。ネプラスはSES事業とネットワーク機器の販売・レンタルを手掛ける会社で、50人以上の優秀なシステムエンジニアが在籍しています。
本件M&Aは、若手や未経験者のSEが多い夢真ホールディングスからすると、優秀なSEの確保を狙った事例です。
所在地エリア | 東京 |
売上高 | 12億7,000万円 |
売却価額 | 20億9,000万円 |
アピールポイント | 優秀なSEが所属 |
⑥DELTA Holdingsによるエヌジェイホールディングスの買収
2018年、DELTA Holdingsは、ゲーム開発などを手掛けるトーテックの株式70%を取得し子会社化しました。トーテックは、エヌジェイホールディングスの子会社です。本件M&Aにより、DELTA Holdingsでは、トーテックの優秀な人材の確保が図られています。
所在地エリア | 東京都 |
売上高 | 11億6,700万円 |
売却価額 | 1億2,600万円 |
アピールポイント | 優秀なSEが所属 |
6. まとめ
SES事業は技術者の不足や海外投資の増加などで、今後もM&Aが活発に実施される見込みのある業種です。自社に合った仲介会社を選びながら、納得のいく条件でM&Aを成約させましょう。
【SES事業会社のM&A・買収・売却・譲渡動向】
- SES事業会社によるIT企業のM&Aが増加傾向している
- 海外大手資本からのM&Aが増えつつある
- 国内同業種のM&Aも活発である
- 業界内の海外投資も増えている
- 優秀な人材を確保するM&Aも増加している
【SES事業会社のM&A・買収・売却・譲渡の際の仲介会社の選び方】
- その分野の専門的知識・M&A実績を持っている
- M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている
- 手数料・相談料・報酬体系がわかりやすい
- 担当スタッフの対応・相性が良い
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