近畿地方のM&A・事業承継・会社売却なら!成功事例も紹介

取締役
矢吹 明大

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。

近畿地方でM&A・会社売却・事業承継を実施する場合は、事前に動向やポイントを把握しておくと役立ちます。本記事では、近畿地方のM&A・事業承継・会社売却の動向や相談先の選び方、実際の成功事例などを紹介しています。

目次

  1. 近畿地方のM&A・事業承継動向
  2. 近畿地方のM&A・事業承継の売却案件一覧
  3. 近畿地方のM&A・事業承継に役立つ公的支援
  4. 近畿地方のM&A・事業承継・会社売却ならM&A総合研究所へ
  5. 近畿地方のM&A・事業承継・会社売却まとめ
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1. 近畿地方のM&A・事業承継動向

経済産業省の近畿経済産業局 総務企画部企画調査課の「近畿経済の概要ー経済指標でみた近畿ー(2021年3月)」によると、近畿地方の経済規模は、全国シェアのうち約20%を占めています。製造業の事業所数は対全国比で16.6%のシェアを占めており、大きな経済圏が構築されている点が特徴的です。

この章では、まず近畿地方のM&A事業承継動向を解説します。

出典:近畿経済産業局 総務企画部企画調査課「近畿経済の概要ー経済指標でみた近畿ー(2021年3月)」

近畿地方の経済状況

近畿地方は、かつて天下の台所と呼ばれた大阪を中心に、明治維新までは日本の首都として栄えた京都・奈良、太平洋ベルトの一角を担ってきた神戸など、近代工業・伝統工業をはじめ独自の産業構造が目立っています。

商業は、江戸時代以来、経済の中心地であったことから、現在でも西日本の中心地として位置付けられています。工業では、高度経済成長期には堺市や神戸市などで重化学工業が発展し阪神工業地帯を形成しており、現在では播磨灘や内陸部の琵琶湖東岸などに工業地が拡大しています。

なお、産業別構成を見ると、直年は製造業(鉱工業)、卸売・小売業、金融・保険業などの比率が低下する一方で、不動産業、公務・教育・保険衛生・社会事業などの比率が上昇している点が特徴的です。

加えて、近畿地方の出荷額はリーマン・ショック以後、徐々に回復しました。全国におけるシェアは2011年以後低下していたものの、近年は上昇傾向が見られます。

近畿地方のM&A動向

近畿地方のM&A件数は、長期的に見ると増加傾向にあり、今後もM&A件数は増えていくと予想されています。

なぜなら、近畿地方では、スタートアップの投資拡大・海外市場への参入などを狙う企業の増加が見られるためです。

近畿地方の事業承継動向

近畿地方における代表的な商業地域に位置する大阪府は、中小企業の街と呼ばれるほどに中小企業が密集する地域です。しかし、近年は、中小企業の廃業率が高まっています。その最大の要因は、後継者問題です。

中小企業経営者の高齢化と人口減少による後継者不足が原因となり、廃業・倒産を余儀なくされる中小企業が増加しています。この問題を解消する施策として、国・各地方自治体などは事業承継支援の強化を図っている状況です。

代表的な施策としては、事業承継・引継ぎ支援センターの設置があり、これに伴い今後ますます事業承継の件数が増加していくと予測されます。

なお、事業承継・引継ぎ支援センターは、以降の章で詳しく解説します。

2. 近畿地方のM&A・事業承継の売却案件一覧

本章では、実際に掲載されている近畿地方のM&A・会社売却・事業承継案件を紹介します。

個別指導塾

M&A案件の1つ目が、奈良県にある個別指導塾の事業譲渡です。近隣の小中学生を対象に教育事業を展開していましたが、財務的理由により事業譲渡を希望しています。

業種 専門サービス
都道府県 奈良県
法人形態 個人事業
譲渡価格 ~1,000万円

iPhone修理・サービス業

近畿地方のM&A案件の1つに、iPhone修理・サービス業の事業譲渡があります。iPhoneの画面修理・バッテリー交換などを行う事業です。即日修理を行ってもらえる魅力により、リピーター率が高い点に強みがあります。

業種 専門サービス
都道府県 近畿地方
法人形態 個人事業
譲渡価格 希望なし

マツエクサロンの事業譲渡

近畿地方のM&A・事業承継案件の3つ目は、マツエクサロンの事業譲渡です。大阪府に店舗があり、毎月安定した来店者数を記録しています。後継者不足解消のために事業承継を希望しました。

業種 美容・健康食品
都道府県 大阪府
法人形態 株式会社
譲渡価格 ~1,000万円

学習塾事業・設備譲渡

近畿地方のM&A・事業承継案件の4つ目は、滋賀県にある個別学習塾の事業譲渡です。アクティブラーニング教材を使った教育事業を提供しています。経営者が家族の介護に専念するために、当案件の事業譲渡を希望している状況です。

業種 教室・教育・ノウハウ
都道府県 滋賀県
法人形態 個人事業
譲渡価格 希望なし

保育園・老人ホームの譲渡

近畿地方のM&A・事業承継案件の5つ目は、保育園・老人ホームの譲渡です。歯科医や栄養士による発育サポート(保育園)や月に1度の健康診断(老人ホーム)を行いながら、サービスの質向上を図っていました。後継者不足解消のために、譲渡を希望しています。

業種 介護・福祉・医療
都道府県 近畿地方
法人形態 その他
譲渡価格 2.5億〜5億円

【成長中】ガジェット取扱説明系Webメディア

近畿地方のM&A・事業承継案件の6つ目は、ガジェット取扱説明系Webメディアの事業譲渡です。SEO集客がメインでありドメインがある程度育っていることから、安定した集客力を持っています。

業種 ウェブサイト
都道府県 和歌山県
法人形態 株式会社
譲渡価格 希望なし

3. 近畿地方のM&A・事業承継に役立つ公的支援

近畿地方の中小企業経営者のうち、事業承継の相談をしたいとお考えの方は、公的機関・金融機関への相談も可能です。

事業承継・引継ぎ支援センターおよび後継者バンクなどに相談すると、近畿地方での事業承継をスムーズに進められます。

後継者バンク

後継者不足に悩まされている中小企業経営者は、後継者バンクの活用を検討すると良いでしょう。

後継者バンク(大阪府では後継者バンク、滋賀県・京都府・三重県では後継者人材バンク、奈良県・兵庫県・和歌山県では未設置)とは、事業承継・引継ぎ支援センターが行っている事業の1つで、後継者不足に悩んでいる中小企業と中小企業の運営に意欲がある起業家を結び付ける事業です。

後継者バンクを利用すればスムーズなマッチングが可能となるほか、事業承継を的確に進められます。

後継者バンクの目的・メリット

事業承継・引継ぎ支援センターが後継者バンク事業を展開する目的には、主に以下の3つがあります。

  • 中小企業が直面する後継者不足の解消
  • M&A・事業承継のスムーズな実現
  • 起業意欲がある人材に対する支援

後継者バンクは、後継者不足に直面している中小企業に相談対応・マッチングを行ったり、M&A・事業承継のサポートを行ったりして、中小企業を支援しています。

中小企業は後継者バンクを利用すると、自分たちの会社・事業をしっかりと引き継いでくれる後継者をスムーズに見つけられるのです。

その一方で、中小企業を引き継ぐ側からすると、後継者バンクの活用により、創業資金を抑えられるうえに、中小企業がもともと保有している経営資産もそのまま引き継げる点にメリットがあります。

後継者バンクの利用方法

後継者バンクを利用する場合、一般的に、各府県にある事業承継・引継ぎ支援センターに申込書を提出します。その後、M&A・事業承継の専門家と面談を行うと後継者バンクに登録されるため、後継者とのマッチングを待ちます。

事業承継の交渉相手が見つかったら、交渉を開始します。両者が事業承継に同意できたら、事業承継の契約を結ぶ段取りです。

ベンチャー型事業承継政策とは

公益財団法人大阪産業局では、近畿ブロックベンチャー型事業承継推進事業を展開しています。

ベンチャー型事業承継政策とは、ベンチャー型事業承継を推進するイベントなどの実施や、近畿管内外の若手後継者発掘などにより、若手後継者のコミュニティ形成と強化・支援機関ネットワークの形成などを図る事業です。

上記の活動を通じて、若手後継者が事業承継をきっかけに新たな取組にチャレンジする機運を創出し、既存の中小企業の経営革新を促進する狙いがあります。

ベンチャー型事業承継政策では、新たに中小企業を引き継ぐ若手の後継者に向けて、先輩後継者の情報をポータルサイト・SNSなどで発信したり、若手後継者に対する講座を開催したりしている状況です。

大阪府事業承継ネットワーク

近畿地方の代表的な事業承継ネットワークとして、大阪府事業承継ネットワークが挙げられます。大阪府事業承継ネットワークでは、府内を8つのブロックに分けて、ブロックごとに密着して事業承継に関する支援を行っています。

大阪府事業承継ネットワークの受付時間・連絡先は、以下のとおりです。
 

大阪府事業承継ネットワーク
受付時間 平日午前9時~午後5時30分
連絡先 06-4708-7027
URL https://www.obda.or.jp/jigyo/syoukei.html

事業承継・引継ぎ支援センター

事業承継に関する相談なら、事業承継・引継ぎ支援センターを利用する選択肢もあります。事業承継・引継ぎ支援センターとは、中小企業の存続・事業承継に関する悩みの解決を目的に、全国各地の商工会議所内に設置されている機関です。

事業承継・引継ぎ支援センターを利用すると、事業承継に関する相談はもちろん、M&A・事業承継専門家による支援・後継者とのマッチングなどのサービスが受けられます。

近畿地方の事業承継・引継ぎ支援センターの利用を検討されている方に向けて、各府県の事業承継・引継ぎ支援センター情報を以下にまとめました。

滋賀県事業承継・引継ぎ支援センター
設置場所 滋賀県大津市打出浜2番1号 コラボしが21 9階
連絡先 077-511-1505
URL https://shiga-hikitsugi.jp/

京都府事業承継・引継ぎ支援センター
設置場所 京都市下京区四条通室町東入 京都経済センター7階
連絡先 075-353-7120
URL http://www.kyo.or.jp/keisyo/

奈良県事業承継・引継ぎ支援センター
設置場所 奈良市柏木町129-1 奈良県産業振興総合センター3階
連絡先 0742-93-8815
URL https://www.nara-cci.or.jp/hikitsugi/

大阪府事業承継・引継ぎ支援センター
設置場所 大阪市中央区本町橋2番8号
連絡先 06-6944-6257
URL http://www.osaka.cci.or.jp/b/ojhs12/

兵庫県事業承継・引継ぎ支援センター
設置場所 神戸市中央区港島中町6-1 神戸商工会議所会館8階
連絡先 078-303-2299
URL https://www.hyogo-hikitsugi.jp/

和歌山県事業承継・引継ぎ支援センター
設置場所 和歌山県和歌山市西汀丁36番地 和歌山商工会議所5階
連絡先 073-499-5221
URL https://shoukei.wakayama-cci.or.jp/

4. 近畿地方のM&A・事業承継・会社売却ならM&A総合研究所へ

近畿地方でM&A・事業承継・会社売却をご検討されている経営者様は、ぜひ一度M&A総合研究所へご相談ください。

M&A総合研究所は、中小・中堅規模のM&A案件を主に取り扱っており、全国に案件に対応しています。当社には、知識や支援実績の豊富なアドバイザーが多数在籍しており、ご相談からクロージングまで丁寧にサポートいたします。

M&A総合研究所の料金体系は成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。無料相談を随時お受けしておりますので、M&Aをご検討の際はお電話・Webよりどうぞお気軽にお問い合わせください。

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5. 近畿地方のM&A・事業承継・会社売却まとめ

今回は、近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の成功事例やおすすめの相談先などを中心に紹介しました。

事業承継・引継ぎ支援センターおよび後継者バンクは公的機関に設けられている面で安心感がある一方、登録案件数は少なく希望どおりのマッチングが行われない可能性もあるため注意が必要です。

M&Aを成功させるには、該当する分野の専門知識・経験による交渉力などが必要となるため、M&A仲介会社などの専門家によるサポートを受けることをおすすめします。

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