2021年03月30日更新
近畿地方のM&A・事業承継の成功事例20選【売却案件一覧】

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。
本記事では、近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の成功事例について紹介しています。また、近畿地方でおすすめのM&A仲介会社や、現在の売却案件についてもまとめました。近畿地方で実際に行われたM&A・事業承継・会社売却の事例を知りたい方は、ぜひご覧ください。
目次
1. 近畿地方のM&A・事業承継動向
経済産業省の近畿経済産業局 総務企画部企画調査課の「近畿経済の概要ー経済指標でみた近畿ー」によると、近畿地方の経済規模は、全国シェアのうち約20%を占めています。製造業の事業所数は対全国比で19.2%のシェアを占めており、大きな経済圏が構築されている点が特徴的です。
この章では、まず近畿地方のM&A・事業承継動向について解説していきます。
近畿地方のM&A動向
レコフの調査によると、2018年に実施された近畿地方(大阪除く)のM&A件数は227件と報告されており、これまで過去最高だった2017年の197件を上回りました。なお、大阪府におけるM&A件数は379件と報告されています。
同じくレコフの発表した「2020年6月の全国・地域別M&A状況」によると、2020年1月〜6月の期間における近畿地方のM&A件数は、買い手が地域内企業であった件数が208件・売り手が地域内企業であった件数が161件でした。
近畿地方のM&A件数は、長期的に見ると増加傾向にあり、今後もM&A件数は増えていくと予想されています。
なぜなら、近畿地方では、スタートアップの投資拡大・海外市場への参入などを狙う企業の増加が見られるためです。
近畿地方の事業承継動向
近畿地方において代表的な商業地域に位置する大阪府は、中小企業の街と呼ばれるほどに中小企業が密集する地域です。しかし、近年は、中小企業の廃業率が高まっています。その最大の要因は、後継者問題です。
中小企業経営者の高齢化と人口減少による後継者不足が原因となり、廃業・倒産を余儀なくされる中小企業が増加しています。この問題を解消する施策として、国・各地方自治体などは事業承継支援の強化を図っている状況です。
代表的な施策としては、事業引継ぎ支援センター・事業承継ネットワークの設置があり、これに伴い今後ますます事業承継の件数が増加していくと予測されます。
なお、事業引継ぎ支援センター・事業承継ネットワークについては、以降の章で詳しく解説します。
2. 近畿地方のM&A・事業承継・会社売却の成功事例20選
ここでは、近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の成功事例を紹介します。
近畿地方のM&A・会社売却の成功事例10選
まずは、近畿地方におけるM&A・会社売却の成功事例をご紹介します。
【近畿地方のM&A・会社売却の成功事例】
- ファーマライズホールディングスによるヘルシーワークのM&A
- 大丸エナウィンによるサンキホールディングスのM&A
- ウエルシアホールディングスによる金光薬品のM&A
- 明光ネットワークジャパンによるケイ・エム・ジーコーポレーションのM&A
- 京進によるシンセリティグループのM&A
- KNT-CTホールディングスによる箱根高原ホテルのM&A
- コニシによる近畿鉄筋コンクリートのM&A
- 近畿日本鉄道によるKNT-CTホールディングスのM&A
- 近畿日本鉄道による子会社と関連会社のM&A
- 日本カーリットによる並田機工とそのグループ会社のM&A
それぞれの事例を順番に見ていきましょう。
①ファーマライズホールディングスによるヘルシーワークのM&A
近畿地方のM&A・会社売却成功事例の1つ目は、ファーマライズホールディングスによるヘルシーワークのM&Aです。
2020年1月、ファーマライズホールディングスは、ヘルシーワークの株式65%を追加で取得し完全子会社化すると発表しました。本M&Aは、経営資源の相互活用・共同事業の展開などによるシナジー効果の創出を目的に実施されています。
なお、ファーマライズホールディングスは、2014年5月にヘルシーワークと資本業務提携および株式譲渡契約書を締結すると発表していました。本件の株式取得価額は3億5,000万円です。本事例は、両社が持つ経営資源の相互活用・事業強化などを目的に実施されています。
②大丸エナウィンによるサンキホールディングスのM&A
近畿地方のM&A・会社売却成功事例の2つ目は、大丸エナウィンによるサンキホールディングスのM&Aです。
2019年7月、大丸エナウィンは、サンキホールディングスを株式取得により買収すると発表しました。株式取得価額は非公表です。
大丸エナウィンは、販売面・保安面・供給面などにおけるシナジー効果の創出を目的に本M&Aを実施しました。
③ウエルシアホールディングスによる金光薬品のM&A
近畿地方のM&A・会社売却成功事例の3つ目は、ウエルシアホールディングスによる金光薬品のM&Aです。
2019年3月、ウエルシアホールディングスは、金光薬品を株式取得により子会社化すると発表しました。なお、株式取得価額は非公表です。
ウエルシアホールディングスは、近畿地方から中国地方までの事業基盤の拡大を目的に本M&Aを実施しました。
④明光ネットワークジャパンによるケイ・エム・ジーコーポレーションのM&A
近畿地方のM&A・会社売却成功事例の4つ目は、明光ネットワークジャパンによるケイ・エム・ジーコーポレーションのM&Aです。
2018年12月、明光ネットワークジャパンは、ケイ・エム・ジーコーポレーションを株式取得により完全子会社化すると発表しました。なお、株式取得価額は非公表になっています。
明光ネットワークジャパンは、明光義塾チェーンの競争力強化を目的に本M&Aを実施しました。
⑤京進によるシンセリティグループのM&A
近畿地方のM&A・会社売却成功事例の5つ目は、京進によるシンセリティグループのM&Aです。
2017年7月、京進は、シンセリティグループを株式取得によって連結子会社化しました。株式取得価額は6億4,200万円です。
京進は、介護事業への参入に向けたシナジー効果の創出を目的に本M&Aを実施しました。
⑥KNT-CTホールディングスによる箱根高原ホテルのM&A
近畿地方のM&A・会社売却成功事例の6つ目は、KNT-CTホールディングスによる箱根高原ホテルのM&Aです。
2013年12月、KNT-CTホールディングスは、持分法適用関連会社である箱根高原ホテルの株式を親会社の近畿日本鉄道に4億800万円で株式譲渡しました。本M&Aは、旅行業を中心とした事業運営を進めるために実施されています。
⑦コニシによる近畿鉄筋コンクリートのM&A
近畿地方のM&A・会社売却成功事例の7つ目は、コニシによる近畿鉄筋コンクリートのM&Aです。
2013年11月、コニシは、近畿鉄筋コンクリートを株式取得により子会社化しました。なお、株式取得価額は非公表です。
コニシは、近畿鉄筋コンクリートが得意とする新設橋梁分野事業における事業拡大・既存事業の販路拡大などを目的として本M&Aを実施しています。
⑧近畿日本鉄道によるKNT-CTホールディングスのM&A
近畿地方のM&A・会社売却成功事例の8つ目は、近畿日本鉄道によるKNT-CTホールディングスのM&Aです。
2013年1月、近畿日本鉄道は、連結子会社であるKNT-CTホールディングスの発行済株式総数の1.5%を日本政策投資銀行に株式譲渡しました。なお、株式譲渡価額は非公表とされています。
本M&Aは、観光産業の競争力強化・地域活性化支援を目的に行われました。
⑨近畿日本鉄道による子会社と関連会社のM&A
近畿地方のM&A・会社売却成功事例の9つ目は、近畿日本鉄道による子会社と関連会社のM&Aです。
2013年1月、近畿日本鉄道の子会社であるクラブツーリズムと関連会社の近畿日本ツーリストは、近畿日本ツーリストを親会社とする経営統合のために株式交換を行いました。
この株式交換では、クラブツーリズムの普通株式1株に対して、近畿日本ツーリストの普通株式8,500株を割当てて交付しています。本事例は、シナジー効果による新規事業のビジネスチャンスの獲得を目的に実施されました。
⑩日本カーリットによる並田機工とそのグループ会社のM&A
近畿地方のM&A・会社売却成功事例の最後は、日本カーリットによる並田機工とそのグループ会社のM&Aです。
2012年8月、日本カーリットは、並田機工とそのグループ会社であるナミタ・ナック東京・ナック九州を株式取得によって子会社化すると発表しました。株式取得価額は非公表です。
日本カーリットは、金属加工分野の事業展開を目的に大阪で事業を展開する並田機工を買収しました。
近畿地方の事業承継の成功事例10選
続いて、近畿地方における事業承継の成功事例をご紹介します。
【近畿地方における事業承継の成功事例】
- キャロム・プランニングによる共和コーポレーションへの事業承継
- ダスキンによるダスキンサーヴ近畿への事業承継
- 三重県の観光施設運営企業によるプライベートエクイティファンドへの事業承継
- 法面保護工事を営む会社による建設機械などリース会社への事業承継
- 近畿地方の調剤薬局による事業承継
- 近畿地方の鉄鋼二次加工業会社による事業承継
- 太陽光発電の販売・施工会社による事業承継
- 制御盤などの設計・配線電気工事を行う企業による事業承継
- 電子回路基板製造を行う企業の事業承継
- 不動産売買・仲介・賃貸会社による事業承継
それぞれの事例を順番に見ていきましょう。
①キャロム・プランニングによる共和コーポレーションへの事業承継
近畿地方の事業承継事例の1つ目は、キャロム・プランニングによる共和コーポレーションへの事業承継です。
2018年8月、キャロム・プランニングは、運営しているアミューズメント施設の1店舗を共和コーポレーションに事業承継しました。
共和コーポレーションは、出店コストの低減と短期間での店舗網強化を目的に本事例を実施しています。
②ダスキンによるダスキンサーヴ近畿への事業承継
近畿地方の事業承継事例の2つ目は、ダスキンによるダスキンサーヴ近畿への事業承継です。
2011年9月、ダスキンは、会社分割により、訪問販売事業の一部直営店事業を子会社のダスキンサーヴ近畿に事業承継しました。ダスキンは、訪問販売事業の拡大を目的に本事例を実施しています。
③三重県の観光施設運営企業によるプライベートエクイティファンドへの事業承継
近畿地方の事業承継事例の3つ目は、三重県の観光施設運営企業によるプライベートエクイティファンドへの事業承継です。
三重県で観光施設を運営する上場企業は、施設運営事業をプライベートエクイティファンドに事業売却しました。売却価格は非公表です。
本事例は、観光施設運営会社の経営効率化・財政体質の強化を目的に行われました。
④法面保護工事を営む会社による建設機械などリース会社への事業承継
近畿地方の事業承継事例の4つ目は、法面保護工事を営む会社による建設機械などリース会社への事業承継です。
近畿地方で法面保護工事業を営む会社は、近畿圏内の本社を置く建設機械などリース会社へ事業承継を行いました。なお、事業承継にかかった金額は非公表となっています。
法面保護工事を営む会社はかねてから後継者不足に直面しており、従業員の雇用確保・借入金の連帯保証解除・創業者利益の獲得などを目的に事業承継を実施しました。
⑤近畿地方の調剤薬局による事業承継
近畿地方の事業承継事例の5つ目は、近畿地方の調剤薬局運営企業による事業承継です。
近畿圏で調剤薬局を運営する企業は、関東の調剤薬局運営企業に事業承継を行いました。事業承継にかかった金額は非公表です。後継者問題を解消する目的で本事例の事業承継を行っています。
⑥近畿地方の鉄鋼二次加工業会社による事業承継
近畿地方の事業承継事例の6つ目は、近畿地方の鉄鋼二次加工業会社による事業承継です。
近畿地方で鉄鋼製品の製造・卸売業を展開する会社は、創業家における資本承継問題を解決するために近畿地方の上場企業に事業承継を行いました。なお、事業譲渡価額は非公表です。
⑦太陽光発電の販売・施工会社による事業承継
近畿地方の事業承継事例の7つ目は、近畿地方の太陽光発電の販売・施工会社による事業承継です。
近畿地方で太陽光発電の販売・施工事業を運営する会社は、関東で法人向け通信販売を展開する上場企業に対して事業承継を実施しました。当事例は、譲受企業の事業拡大を実現するために行っています。
⑧制御盤などの設計・配線電気工事を行う企業による事業承継
近畿地方の事業承継事例の8つ目は、近畿地方にある制御盤などの設計・配線電気工事を行う企業による事業承継です。
近畿地方で制御盤などの設計や配線電気工事を提供する企業は、九州で建築材料・金属材料などの卸売業を展開する企業へ事業承継を行いました。当事例は、後継者問題を解消する目的で実施されています。
⑨電子回路基板製造を行う企業の事業承継
近畿地方の事業承継事例の9つ目は、近畿地方で電子回路基板製造を行う企業による事業承継です。
近畿地方で電子回路基板の製造事業を展開する企業は、中部地方のIT企業へ事業承継を行いました。
譲渡側企業は後継者問題を解消する目的で事業承継を実施しており、譲受企業は新規事業参入を目的にこの事業承継に同意しています。
⑩不動産売買・仲介・賃貸会社による事業承継
近畿地方の事業承継事例の最後は、近畿地方の不動産売買・仲介・賃貸会社による事業承継です。
近畿地方で不動産売買・仲介・賃貸事業を展開する不動産会社は、中部地方のサイト運営会社に事業承継を行いました。
譲渡会社は後継者問題に直面しており、これを解消する目的で事業承継を実施しています。譲受企業は事業の多角化を検討しており、本事業承継に同意しました。
3. 近畿地方のM&A・事業承継の売却案件一覧
ここからは、実際に掲載されている近畿地方のM&A・会社売却・事業承継案件をご紹介します。
個別指導塾
M&A案件の1つ目が、奈良県にある個別指導塾の事業譲渡です。近隣の小中学生を対象に教育事業を展開していましたが、財務的理由により事業譲渡を希望しています。
業種 | 専門サービス |
都道府県 | 奈良県 |
法人形態 | 個人事業 |
譲渡価格 | ~1,000万円 |
iPhone修理・サービス業
近畿地方のM&A案件の1つに、iPhone修理・サービス業の事業譲渡があります。iPhoneの画面修理・バッテリー交換などを行う事業です。即日修理という魅力によりリピーター率が高い点に強みがあります。
業種 | 専門サービス |
都道府県 | 近畿地方 |
法人形態 | 個人事業 |
譲渡価格 | 希望なし |
マツエクサロンの事業譲渡
近畿地方のM&A・事業承継案件の3つ目は、マツエクサロンの事業譲渡です。大阪に店舗があり、毎月安定した来店者数を記録しています。後継者不足解消のために事業承継を希望しました。
業種 | 美容・健康食品 |
都道府県 | 大阪府 |
法人形態 | 株式会社 |
譲渡価格 | ~1,000万円 |
学習塾事業・設備譲渡
近畿地方のM&A・事業承継案件の4つ目は、滋賀県にある個別学習塾の事業譲渡です。アクティブラーニング教材を使った教育事業を提供しています。経営者が家族の介護に専念するために、当案件の事業譲渡を希望している状況です。
業種 | 教室・教育・ノウハウ |
都道府県 | 滋賀県 |
法人形態 | 個人事業 |
譲渡価格 | 希望なし |
保育園・老人ホームの譲渡
近畿地方のM&A・事業承継案件の5つ目は、保育園・老人ホームの譲渡です。歯科医や栄養士による発育サポート(保育園)や月1度の健康診断(老人ホーム)を行いながら、サービスの質向上を図っていました。後継者不足解消のために、譲渡を希望しています。
業種 | 介護・福祉・医療 |
都道府県 | 近畿地方 |
法人形態 | その他 |
譲渡価格 | 2.5億〜5億円 |
【成長中】ガジェット取扱説明系Webメディア
近畿地方のM&A・事業承継案件の6つ目は、ガジェット取り扱い説明系Webメディアの事業譲渡です。SEO集客がメインでありドメインがある程度育っていることから、安定した集客力を持っています。
業種 | ウェブサイト |
都道府県 | 和歌山県 |
法人形態 | 株式会社 |
譲渡価格 | 希望なし |
4. 近畿地方でM&A・会社売却の相談におすすめの仲介会社
近畿地方でM&A・会社売却・事業承継を成功させるためには、M&A仲介会社・仲介サービスの利用がおすすめです。ここでは、近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の相談におすすめの仲介会社を紹介します。
【近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の相談におすすめの仲介会社】
- M&A総合研究所
- レコフ
- ALIVAL
- トランビ
- 京都銀行
- 関西みらい銀行
- 名南M&A
- ブレイクスルー
- 日本経営グループ
- 矢野会計事務所
それぞれの仲介会社を順番に見ていきましょう。
①M&A総合研究所
M&A総合研究所には、専門的知識・豊富なM&A実績を有したアドバイザーが在籍しており、M&A・事業承継の相談から手続きまでフルサポートを実施しております。
全国の案件に対応しておりますので、近畿地方のM&A・会社売却・事業承継をご検討の際もぜひご相談ください。
当社は完全成功報酬制(※譲渡企業のみ)となっており、着手金は完全無料です。無料相談はお電話・Webより随時お受けしておりますので、お気軽にご連絡ください。
サイトURL | https://masouken.com/lp01 |
方針 | アドバイザーによる専任サポート |
得意業種・案件規模 | 得意業種:全業種 案件規模:小規模〜中規模 |
手数料・報酬など | 相談料:無料 着手金:無料 中間報酬:譲受企業のみ 成功報酬:完全成功報酬制(譲渡企業様のみ) |
お問い合わせ先 | 0120-401-970 |
②レコフ
近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の相談におすすめの仲介会社2社目は、レコフです。
レコフは長年にわたりM&A事業を運営しており、豊富な経験・知識があります。そのため、M&A・事業承継について効果的な助言を求めることが可能です。
サイトURL | https://www.recof.co.jp/ |
方針 | M&A提案による日本産業界の活性化 |
得意業種・案件規模 | 得意業種:全業種 案件規模:中規模〜大規模 |
手数料・報酬など | 相談料:無料 着手金:無料 中間報酬:成功報酬の10% 成功報酬:レーマン方式 |
お問い合わせ先 | 03-3221-4945 |
③ALIVAL
近畿地方でM&A・事業承継・会社売却を実施したいのであれば、ALIVALのM&Aナビを活用する方法もあります。
M&Aナビは、M&Aマッチングプラットフォームの1つです。M&A・事業承継の交渉相手探しから実務作業までオンラインで完結させられます。マッチング・交渉・成約まで一貫してサポートしてもらえるので、初心者でも安心です。
サイトURL | https://ma-navigator.com/ |
方針 | 低コストで安心のM&Aを実施するナビゲーションシステム |
得意業種・案件規模 | 得意業種:全業種 案件規模:小規模〜中規模 |
手数料・報酬など | 相談料:無料 着手金:無料 中間報酬:無料 成功報酬:最低報酬200万円+変動報酬 |
お問い合わせ先 | 03-6435-0909 |
④トランビ
トランビは、国内最大級の事業承継・M&Aプラットフォームを運営している会社です。近畿地方のM&A・事業承継案件・実績を多数持っています。
近畿地方の金融機関とも提携を結んでいるため、スムーズに交渉相手を見つけ出すことが可能です。
サイトURL | https://www.tranbi.com/ |
方針 | 国内最大級の事業承継・M&Aプラットフォーム |
得意業種・案件規模 | 得意業種:全業種 案件規模:小規模〜大規模 |
手数料・報酬など | 相談料:無料 着手金:無料 中間報酬:無料 M&A成約時:買い手;成約価額の3%/ 売り手;成果報告手続きにより無料 |
お問い合わせ先 | サイト内のお問い合わせフォームから |
⑤京都銀行
近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の相談におすすめの仲介会社5社目は、京都銀行です。京都銀行は2015年よりM&A推進室を設置しており、数ある地方銀行の中でも特にM&A実績を豊富に持っています。
サイトURL | https://www.bizssuc-ffmagz.com/list/kyoto.html |
方針 | 近畿地方のM&Aに強い地域密着型銀行 |
得意業種・案件規模 | 得意業種:全業種 案件規模:小規模〜大規模 |
手数料・報酬など | 要お問い合わせ |
お問い合わせ先 | 075-361-2211 |
⑥関西みらい銀行
近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の相談におすすめの仲介会社6社目は、関西みらい銀行です。関西みらい銀行は、M&Aアドバイザリー業務を提供しています。また、事業承継ご相談センターを設置しており、気軽に事業承継について相談可能です。
サイトURL | https://www.kansaimiraibank.co.jp/ |
方針 | 関西最大の金融グループによる高度な金融ノウハウの提供 |
得意業種・案件規模 | 得意業種:全業種 案件規模:要お問い合わせ |
手数料・報酬など | 要お問い合わせ |
お問い合わせ先 | 0120-03-8506(事業承継ご相談センター) |
⑦名南M&A
近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の相談におすすめの仲介会社7社目は、名南M&Aです。名南M&Aは名古屋に本社を構えていますが、大阪にもオフィスを持っています。
東海・近畿エリアを中心とする専門チームにより、クライアントの経営課題に寄り添いながら事業のさらなる発展に寄与している仲介会社です。
サイトURL | https://www.meinan-ma.com/ |
方針 | 企業の真価を次代へつなげる |
得意業種・案件規模 | 得意業種:全業種 案件規模:要お問い合わせ |
手数料・報酬など | 要お問い合わせ |
お問い合わせ先 | 0120-123-745 |
⑧ブレイクスルー
近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の相談におすすめの仲介会社8社目は、ブレイクスルーです。スモールM&Aに特化したM&Aマッチングプラットフォーム「MAポート」を運営しています。
MAポートは近畿地方での成約実績も複数持っているほか、Webサイトの売買なども扱っているため、小規模な事業の譲渡を検討されている方にもおすすめです。
サイトURL | http://www.maport.jp/ |
方針 | 個人事業主でもOK Webサイトなども売買できるスモールM&Aプラットフォーム |
得意業種・案件規模 | 得意業種:全業種 案件規模:小規模〜中規模 |
手数料・報酬など | 相談料:無料 着手金:無料 中間報酬:無料 成功報酬:売買金額に応じて変更 |
お問い合わせ先 | 03-5940-6871 |
⑨日本経営グループ
近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の相談におすすめの仲介会社9社目は、日本経営グループです。
大阪に本社を置いており、保険・医療・福祉機関のコンサルティング業務をメインに活動しているほか、M&A支援も行っています。
サイトURL | https://nkgr.co.jp/ |
方針 | 医療・介護施設の効果的なM&Aを支援 |
得意業種・案件規模 | 得意業種:保険・医療・福祉機関 案件規模:小規模〜中規模 |
手数料・報酬など | 相談料:無料 要お問い合わせ |
お問い合わせ先 | 06-6865-1373 |
⑩矢野会計事務所
最後に紹介する近畿地方のM&A・会社売却・事業承継におすすめの相談先は、大阪にある矢野会計事務所です。
矢野会計事務所はM&A支援業務を提供しているほか、後継者対策のための事業承継についてもサポートしています。
サイトURL | http://www.yanokaikei.jp/ |
方針 | 税理士として、ニーズに適した提案を実現 他仕業との連携で総合的なサポートを実現 |
得意業種・案件規模 | 得意業種:全業種 案件規模:小規模〜中規模 |
手数料・報酬など | 要お問い合わせ |
お問い合わせ先 | 072-464-5777 |
5. 近畿地方で事業承継の相談ができる後継者バンク
ここまで、M&A・事業承継の相談におすすめできる仲介会社を紹介してきました。近畿地方の中小企業経営者のうち事業承継の相談をしたいとお考えの方は、公的機関・金融機関への相談も可能です。
事業引継ぎ支援センター(後継者バンク)・事業承継ネットワークなどに相談すると、近畿地方での事業承継をスムーズに進められます。
後継者バンク
後継者不足に悩まされている中小企業経営者は、後継者バンクの活用を検討すると良いでしょう。
後継者バンク(大阪府では後継者バンク、滋賀県・京都府・三重県では後継者人材バンク、奈良県・兵庫県・和歌山県では未設置)とは、事業引継ぎ支援センターが行っている事業の1つで、後継者不足に悩んでいる中小企業と中小企業の運営に意欲がある起業家を結び付ける事業です。
後継者バンクを利用すればスムーズなマッチングが可能となるほか、事業承継を的確に進められます。
後継者バンクの目的・メリット
事業引継ぎ支援センターが後継者バンク事業を展開する目的には、主に以下の3つがあります。
【後継者バンクの目的】
- 中小企業が直面する後継者不足の解消
- M&A・事業承継のスムーズな実現
- 起業意欲がある人材に対する支援
後継者バンクは、後継者不足に直面している中小企業に相談対応・マッチングを行ったり、M&A・事業承継のサポートを行ったりして、中小企業を支援しています。
中小企業は後継者バンクを利用すると、自分たちの会社・事業をしっかりと引き継いでくれる後継者をスムーズに見つけられるのです。
その一方で、中小企業を引き継ぐ側からすると、後継者バンクの活用により、創業資金を抑えられるうえに、中小企業がもともと保有している経営資産もそのまま引き継げるというメリットがあります。
後継者バンクの利用方法
後継者バンクを利用する場合、一般的に、各府県にある事業引継ぎ支援センターに申込書を提出します。続いて、M&A・事業承継の専門家と面談を行うと後継者バンクに登録されるので、後継者とのマッチングを待つという流れです。
事業承継の交渉相手が見つかったら、交渉を開始します。そして両者が事業承継に同意できたら、事業承継の契約を結ぶという段取りです。
事業承継ネットワーク
事業承継を検討されている中小企業経営者の方であれば、事業承継ネットワークを活用するという方法もあります。事業承継ネットワークとは各都道府県に拠点を置く機関であり、該当地域における事業承継支援の強化を目的としたネットワークです。
事業承継ネットワークは、一般的に、商工会議所・金融機関などに設置されているケースが多いです。事業承継ネットワークを利用すると、事業承継に関するアドバイスや支援が受けられます。
事業承継ネットワーク事業とは
中小企業庁は、2017年度に、地域の事業承継支援体制の強化を目的として、地方自治体などと連携して事業承継ネットワーク事業をスタートさせました。これに伴い、各地域の連携団体には事業承継ネットワークが設置されています。
中小企業庁は、事業承継ネットワークの拡大を全国に拡大して、さまざまなニーズを満たすための制度強化を目指している状況です。
近畿ブロックベンチャー型事業承継推進事業とは
公益財団法人大阪産業局では、近畿ブロックベンチャー型事業承継推進事業を展開しています。
近畿ブロックベンチャー型事業承継推進事業とは、ベンチャー型事業承継を推進するイベントなどの実施や、近畿管内外の若手後継者発掘などにより、若手後継者のコミュニティ形成/強化・支援機関ネットワークの形成を図る事業です。
上記の活動をとおして、若手後継者が事業承継をきっかけに新たな取組にチャレンジする機運を創出し、既存中小企業の経営革新を促進するという狙いがあります。
近畿ブロックベンチャー型事業承継推進事業では、新たに中小企業を引き継ぐ若手の後継者に向けて、先輩後継者の情報をポータルサイト・SNSなどで発信したり、若手後継者に対する講座を開催したりしている状況です。
大阪府事業承継ネットワーク
近畿地方の代表的な事業承継ネットワークは、大阪府事業承継ネットワークです。大阪府事業承継ネットワークでは、府内を8つのブロックに分けて、ブロックごとに密着して事業承継に関する支援を行っています。
大阪府事業承継ネットワークの受付時間・連絡先は、以下のとおりです。
大阪府事業承継ネットワーク | |
受付時間 | 平日午前9時~午後5時30分 |
連絡先 | 06-4708-7027 |
URL | https://www.obda.or.jp/jigyo/syoukei.html |
事業引継ぎ支援センター
事業承継に関する相談なら、事業引継ぎ支援センターを利用する選択肢もあります。事業引継ぎ支援センターとは、中小企業の存続・事業承継に関する悩みの解決を目的に、全国各地の商工会議所内に設置されている機関です。
事業引継ぎ支援センターを利用すると、事業承継に関する相談はもちろん、M&A・事業承継専門家による支援・後継者とのマッチングなどのサービスが受けられます。
ここからは、近畿地方の事業引継ぎ支援センターの利用を検討されている方に向けて、各府県の事業引継ぎ支援センター情報を以下にまとめました。
滋賀県事業引継ぎ支援センター | |
設置場所 | 大津商工会議所内 |
連絡先 | 077-511-1503 |
URL | https://shiga-hikitsugi.jp/ |
京都府事業引継ぎ支援センター | |
設置場所 | 京都商工会議所内 |
連絡先 | 075-353-7120 |
URL | http://www.kyo.or.jp/keisyo/ |
奈良県事業引継ぎ支援センター | |
設置場所 | 奈良商工会議所内 |
連絡先 | 0742-22-0175 |
URL | https://www.nara-cci.or.jp/hikitsugi/ |
大阪府事業引継ぎ支援センター | |
設置場所 | 大阪商工会議所内 |
連絡先 | 06-6944-6257 |
URL | http://www.osaka.cci.or.jp/b/ojhs12/ |
兵庫県事業引継ぎ支援センター | |
設置場所 | 神戸商工会議所内 |
連絡先 | 078-367-6650 |
URL | https://www.hyogo-hikitsugi.jp/ |
和歌山県事業引継ぎ支援センター | |
設置場所 | 和歌山商工会議所内 |
連絡先 | 073-499-5221 |
URL | http://www.wakayama-cci.or.jp/wakayama/business/hikitsugi/ |
6. まとめ
今回は、近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の成功事例やおすすめの相談先などを中心に紹介しました。
【近畿地方のM&A・会社売却の成功事例】
- ファーマライズホールディングスによるヘルシーワークのM&A
- 大丸エナウィンによるサンキホールディングスのM&A
- ウエルシアホールディングスによる金光薬品のM&A
- 明光ネットワークジャパンによるケイ・エム・ジーコーポレーションのM&A
- 京進によるシンセリティグループのM&A
- KNT-CTホールディングスによる箱根高原ホテルのM&A
- コニシによる近畿鉄筋コンクリートのM&A
- 近畿日本鉄道によるKNT-CTホールディングスのM&A
- 近畿日本鉄道による子会社と関連会社のM&A
- 日本カーリットによる並田機工とそのグループ会社のM&A
【近畿地方における事業承継の成功事例】
- キャロム・プランニングによる共和コーポレーションへの事業承継
- ダスキンによるダスキンサーヴ近畿への事業承継
- 三重県の観光施設運営企業によるプライベートエクイティファンドへの事業承継
- 法面保護工事を営む会社による建設機械などリース会社への事業承継
- 近畿地方の調剤薬局による事業承継
- 近畿地方の鉄鋼二次加工業会社による事業承継
- 太陽光発電の販売・施工会社による事業承継
- 制御盤などの設計・配線電気工事を行う企業による事業承継
- 電子回路基板製造を行う企業の事業承継
- 不動産売買・仲介・賃貸会社による事業承継
【近畿地方のM&A・会社売却・事業承継の相談におすすめの仲介会社】
- M&A総合研究所
- レコフ
- ALIVAL
- トランビ
- 京都銀行
- 関西みらい銀行
- 名南M&A
- ブレイクスルー
- 日本経営グループ
- 矢野会計事務所
事業引継ぎ支援センター(後継者バンク)・事業承継ネットワークは、公的機関に設けられているという面で安心感がある一方、登録案件数は少なく希望どおりのマッチングが行われない可能性もあるため注意が必要です。
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