2020年11月12日更新
【2020年最新】WEB広告関連会社の動向やM&A・売却・買収の事例、ポイントを解説!

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。
本記事では、WEB広告関連会社の市場動向やM&A動向、売却・買収のメリットや売却・買収を成功させるポイントについて解説します。また、WEB広告関連会社のM&A事例や売却・買収のときに依頼したい仲介会社も併せて紹介していますので参考にしてください。
目次
1. WEB広告関連会社とは
まずは、WEB広告関連会社業界のM&A動向について述べる前に、WEB広告関連会社業界の定義や特徴について以下3つに分けて解説するので確認しておきましょう。
- WEB広告関連会社業界の定義
- 日本を代表するWEB広告関連会社
- WEB広告関連会社業界の特性
それぞれ簡単に確認しておくだけでも、次の見出しで後述する業界の動向がわかりやすくなるので、参考にしてください。
WEB広告関連会社業界の定義
WEB広告関連会社業界とは、WEBサイトやアプリなどに表示する広告の広告配信側と広告媒体側を仲介する会社をさします。
主な事業としては、広告配信側と広告媒体側のマッチングや広告の企画・製作などです。また、WEB広告関連のマーケティング会社やコンサルティング会社も、WEB広告関連会社業界に含まれます。
WEB広告関連会社業界は、大きな枠組みとしてはIT業界として扱われることも覚えておきましょう。
日本を代表するWEB広告関連会社
日本を代表するWEB広告関連会社の大手は、デジマージョブの2019年4月の情報によると下記になります。
企業名 | 売り上げ高(億円) |
電通 | 15,399 |
博報堂 | 9,989 |
サイバーエージェント | 4,195 |
アサツーディ・ケイ | 3,528 |
D.A.コンソーシアムホールディングス | 2,083 |
大広 | 1,598 |
JR東日本企画 | 1,190 |
東急エージェンシー | 1,078 |
アイレップ | 902 |
オプトホールディング | 872 |
「聞いたことのある企業名がある」という人も多いのではないでしょうか。
これらの企業は従業員も売り上げも多い大企業ですが、WEB広告関連会社業界のほとんどが中小企業やベンチャー企業です。
では、どのような特性を持っているのか見ていきましょう。
WEB広告関連会社業界の特性
WEB広告関連会社業界はまだ歴史の浅い業界であるため、ベンチャー企業が多く活躍しています。
そのため、人材の年齢も若く、業界自体に勢いのあるイメージがあり、新卒の就職希望先としても高い人気がある業界です。WEB広告関連会社業界はまだ伸びしろのある業界ともいえます。
では、実際に業界の動向はどのようになっているのか確認していきましょう。
2. WEB広告関連会社業界の動向
近年のWEB広告関連会社業界の動向には、以下のような特徴が見られます。
- WEB広告関連会社業界は再編進行中
- 歴史は浅いが主要会社には強いブランド力
- 全体的に売上が堅調
3つの特徴について、詳しく確認していきましょう。
WEB広告関連会社業界は再編進行中
WEB広告関連会社業界は現在業界再編が進んでいます。
テレビや新聞といった従来の広告市場が縮小傾向にあり、大手広告代理店はWEB広告関連会社業界に進出しているからです。
広告業界だけでなく、IT業界の他分野からの進出や、大手コンサルティング会社による進出などが相次いでいます。こうした背景から市場も活発に動いていることが予想できるでしょう。
歴史は浅いが主要会社には強いブランド力
WEB広告関連会社業界の歴史はまだ浅いですが、主要な会社はブランド力を高め安定した地位を確立しています。
特に、IT系WEB広告関連会社のブランド力向上が著しく、サイバーエージェントを筆頭にWEB広告関連業界の上位に名を連ねるIT企業が増加しているのです。
こうした背景では、ブランド力を持った企業にニーズがあることもわかります。買収先を探しているのであれば、ブランド力に目を向けてみるのも良いでしょう。
全体的に売上が堅調
広告業界は成熟産業となり、テレビ広告は年々衰退し続けています。その一方でWEB広告は広告業界でのシェアを拡大し続け、高い成長率を見せています。
今後の動向として、従来の広告市場はさらに衰退し、WEB広告関連市場の伸びしろは大きいとの見方が多いことから、さらに新規参入や業界再編は進んでいくという予想も可能です。
ここまでをまとめると、WEB広告関連会社業界の市場は拡大傾向にあることがわかります。
では、M&Aなどによる売却、買収の動きはどのようになっているのかも確認しておきましょう。
3. WEB広告関連会社のM&A・売却・買収の現状
近年のWEB広告関連会社のM&A・売却・買収動向は、以下3つのようになっています。
- M&Aによる業界再編が増加傾向にある
- 海外企業への買収・M&Aも増えている
- 比較的若い業界なのでM&Aに対する障壁は低い
WEB広告関連会社のM&A・売却・買収の3つの特徴について、詳しく確認していきましょう。
M&Aによる業界再編が増加傾向にある
WEB広告関連会社業界では、電通や博報堂といった大手広告代理店によるM&Aが増加しています。
また、大手IT系広告関連会社も積極的なM&Aにより企業を拡大しており、業界再編でも売却・買収が行われている傾向もあるのです。
こうした動きから、今後の動向として他業界大手企業のM&Aによる参入が増加すると考えられます。
海外企業への買収・M&Aも増えている
WEB広告関連会社業界では、海外企業をM&Aによって買収するケースも増えています。
海外企業の買収によって、急速に進化するデジタル広告の技術を取り込み、世界でのシェアを獲得する戦略が進みつつあるからです。
今後の動向としては、WEB広告関連会社業界の高成長は世界中で進み、アジア市場の急成長が見込めるといえるでしょう。
比較的若い業界なのでM&Aに対する障壁は低い
WEB広告関連会社業界はベンチャー企業が多く若い経営者も多いことから、M&Aに抵抗のない会社が比較的多い傾向にあります。
ベンチャー企業の経営者といえば、以前まではIPOによるイグジットを目指すことがステータスでした。しかし、最近ではM&Aによるイグジットを目指すベンチャー企業経営者が増えています。
こうした動きから、M&Aは比較的行いやすいともいえるでしょう。
4. WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例
WEB広告関連会社業界のM&Aによる売却・買収事例を紹介します。
紹介する売却・買収事例は、以下の10件です。
- ウィルズ
- フィードフォース
- ディーエムソリューションズ
- 博報堂DYホールディングス
- ナディア
- ココラブル
- VOYAGE GROUP
- 電通
- オープンスマイル
- 楽天
どのようなM&Aが行われているのか詳しくチェックしていきましょう。
①ウィルズ
WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例1例目は、ウィルズによるINMホールディングスの買収です。
ウィルズは、INMホールディングスが子会社であるネットマイルとビットマイルを2020年10月に吸収合併後、INMホールディングスを連結子会社化することを決議しています。
INMホールディングスは、自社媒体Web広告事業や会員300万人を超える「ネットマイル」などを行っている会社です。
ウィルズはこのM&Aにより、潜在的な個人投資家層の拡大、事業に即した株主管理プラットフォーム事業の拡張を見込んでいます。
②フィードフォース
WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例2例目は、フィードフォースによるアナグラムのM&Aです。
2020年1月に、フィードフォースは、インターネット広告運用代行事業を中心に手掛けているアナグラムを子会社とすることを発表しました。株式の50.1%を取得します。
このM&Aにより、両社のノウハウを融合してインターネット運用型広告事業の総合的ソリューションを提供し、顧客の基盤を広げることを見込んでいます。
③ディーエムソリューションズ
WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例3例目は、ディーエムソリューションズによるセンターリーズのM&Aです。
インターネット事業やダイレクトメール事業を行うディーエムソリューションズは2019年3月、WEB広告関連会社のセンターリーズを株式譲渡により子会社化しました。
ディーエムソリューションズの技術やノウハウをセンターリーズに活かすことで、さらなる事業拡大を図っています。
④博報堂DYホールディングス
WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例4例目は、博報堂DYホールディングスによる会社統合です。
博報堂DYホールディングスは2019年2月、WEB広告関連子会社の博報堂DYデジタルとデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)を吸収合併により統合しました。
WEB広告作成を行う博報堂DYデジタルと、WEB広告仲介を行うDACを統合することにより、WEB広告関連事業を一貫して行い、事業の効率化を図っています。
⑤ナディア
WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例5例目は、ナディアによるSupershipのWEB接客ツールの吸収分割です。
デジタルコンテンツ製作を行うナディアは2019年2月、Supershipの運用するWEB接客事業「Flipdesk」を子会社に吸収分割しました。Flipdeskは顧客に応じて最適なWEB広告を訴求できるツールです。
これによりナディアはデジタルコンテンツ事業の範囲を拡大しています。
⑥ココラブル
WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例6例目は、ココラブルによるベステルのM&Aです。
WEBマーケティング事業を行うココラブルは2019年1月、WEBメディア、WEB広告などの企画・運営を行うベステルを吸収合併により統合しました。
マーケティング力に強みを持つココラブルと、企画力・マーケティング戦略に強みを持つベステルを併せることで、経営の効率化とスピードアップを図っています。
⑦VOYAGE GROUP
WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例7例目は、VOYAGE GROUPとサイバー・コミュニケーションズの経営統合です。
電通の子会社であるサイバー・コミュニケーションズとWEB広告関連事業などを営むVOYAGE GROUPは2019年1月、株式交換と会社分割による経営統合を行い、新会社を設立しました。
両社の得意領域と技術、人材を併せることで、大きなシナジー効果が生み出せると見込んでいます。
⑧電通
WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例8例目は、電通によるセプテーニ・ホールディングスのM&Aです。
電通は2018年10月、WEB広告関連会社のセプテーニ・ホールディングスをTOBによって持分法適用関連会社化しました。取得額は約70億円となっています。
また、2019年にはセプテーニの代表取締役を電通の取締役として招くなど、関係を深めています。これにより電通は、国内外のWEB広告関連業界で事業を拡大していく計画です。
⑨オープンスマイル
WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例9例目は、オープンスマイルによるLifeTechのM&Aです。
WEB広告メディア事業を営むオープンスマイルは2018年8月、WEB広告関連のマネタイズ事業を行うLifeTechの全株式を、リアルワールドから株式譲渡により1.8億円で取得しました。
リアルワールドはLifeTechの売却・譲渡によりコア事業に経営資源を集中させ、オープンスマイルはLifeTechの買収によりシナジー効果を見込んでいます。
⑩楽天
WEB広告関連会社業界のM&A・売却・買収の事例10例目は、楽天によるLOBのM&Aです。
楽天は2018年7月、WEB広告関連プラットフォーム構築事業を行うLOBを株式譲渡により買収しました。
高いWEB広告関連技術を持つLOBを子会社化することで、楽天は高精度な広告マーケティングが行えるようになり、LOBは楽天の集客力と大規模なデータを活用することで、さらに開発力を高めることができます。
5. WEB広告関連会社のM&A・売却・買収のメリット
WEB広告関連会社がM&Aによる売却・買収を行うメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
M&Aによる売却・買収を行うメリットについて、売却側・買収側それぞれの立場から解説します。
売却側
WEB広告関連会社のM&Aによる売却・譲渡側のメリットは以下5つです。
- 従業員の雇用確保
- 資本力のある企業の傘下で安定経営
- 後継者問題の解決
- 売却益の取得
- 個人保証・債務などの解消
それぞれわかりやすく解説していきますので参考にしてください。
従業員の雇用確保
WEB広告関連会社業界は比較的人材の流動性が高い業界ですが、M&Aによる売却・譲渡で大手企業の傘下に入ることができれば、従業員の雇用確保だけでなくキャリアアップにつながる可能性もあります。
資本力のある企業の傘下で安定経営
WEB広告関連会社業界は競争が激しくなっていますが、M&Aによる売却・譲渡で大手企業の傘下に入ることができれば、大手の経営リソースを利用して安定した事業を続けることが可能です。
後継者問題の解決
WEB広告関連会社業界のベンチャー企業は組織体制の不安定さから創業メンバーの離脱がよく発生しますが、M&Aによって会社を売却・譲渡することで、後継者問題を解決できます。
これは、売却した事業の後継者を「買収側が用意する」からです。
売却益の取得
WEB広告関連会社業界のベンチャー企業ではM&Aによるイグジットを目指している経営者もいますが、会社を売却・譲渡することによって、次の事業資金やセミリタイア資金を得ることができます。
個人保証・債務などの解消
個人保証・債務などの解消ができるのもメリットです。
WEB広告関連会社の設立や事業拡大の際に、経営者が個人保証を結んだり債務を抱えたりするケースがあります。廃業を選んでしまうとそのまま残ってしまい、リタイア後の生活に悪影響を与えてしまうのです。
M&Aによって会社を売却・譲渡できれば、売却範囲に個人保証や債務を含めることができるため解消できます。
一般的な会社売却については、下記の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。
買収側
WEB広告関連会社のM&Aによって買収側は、以下5つのメリットが得られます。
- 求める分野のノウハウを得られる
- 技術者や従業員を確保できる
- 新規事業・周辺事業へ低コストで参入できる
- 外注業務から内製化への転換を図れる
- サービスが細部に渡る
それぞれ確認しておきましょう。
求める分野のノウハウを得られる
求める分野のノウハウを買収すればすぐに得られるのは大きなメリットです。
WEB広告関連会社業界は、同じ広告業界の中でもノウハウや慣習が違います。他分野や他業界からWEB広告関連会社業界に参入する際は、M&Aによる買収で業界特有のノウハウを得られるでしょう。
技術者や従業員が確保できる
技術者や従業員も含めて買収できれば、即戦力として確保できます。
WEB広告関連会社業界は技術の進化が急速に進んでいますが、それに対して専門の人材不足に悩まされていることは多いです。M&Aによって専門性の高い人材を獲得できれば、他社との大きな差別化になるでしょう。
新規事業・周辺事業へ低コストで参入できる
新規事業・周辺事業を買収すれば、新規で立ち上げるよりも低コストでスタートできます。
WEB広告関連会社で、WEB広告に関連した周辺事業へ参入することで経営の一本化など多くのメリットが得られるはずです。そこで、迅速に参入するためにM&Aによる買収で関連事業を取得するという戦略も可能でしょう。
外注業務から内製化への転換を図れる
外注している事業を買収すれば内製化を進められます。
WEB広告関連会社大手は自社内・自社グループ内でWEB広告代理事業を完結できるよう組織構築を狙う動きは多いです。M&Aによる買収で事業フローの内製化ができれば、事業の効率化が見込めるでしょう。
サービスが細部に渡る
WEB広告関連会社業界は競争が激しくなり、差別化要素としてサービスの付加価値や独自性が求められるようになってきています。
M&Aによる買収で、質の高いサービスや独自性のあるサービスを展開している会社を取得できれば、企業価値の向上につながります。
一般的な会社買収については、下記の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。
6. WEB広告関連会社のM&A・売却の成功ポイント
WEB広告関連会社がM&Aによる売却・譲渡を成功させるには、以下5つのポイントを押さえることが重要です。
- 他社にはない強み・アピールポイントを持つこと
- 事前準備を入念に行う・タイミングを誤らないこと
- 売却後も別法人として活動できること
- 優秀な技術者・権利・特許などを有していること
- M&Aの専門家に相談すること
WEB広告関連会社業界での売却・譲渡を成功させましょう。
他社にはない強み・アピールポイントを持つこと
WEB広告関連会社業界では、好条件でM&Aによる売却・譲渡を行うには他社と明確に差別化できる強みが求められます。
ニッチな分野であっても、明確な強み・アピールポイントがあると会社売却が円滑に進むのです。
事前準備を入念に行う・タイミングを誤らないこと
WEB広告関連会社業界、特にベンチャー企業の間では、M&A手続きの短期化が進んでいます。
M&Aによる売却期間が長くなるほど負担も大きくなるので、事前にM&Aによる売却戦略をよく練りタイミングを誤らないことが重要です。
売却後も別法人として活動できること
M&Aというと、会社売却後は買収側に経営権を握られて自由な経営ができないというイメージがあります。
しかしWEB広告関連のベンチャー企業同士のM&Aでは、売却・譲渡後も経営にほとんど介入されず事業を行っているケースも多いです。ほとんど介入されずに事業を行うには、独自性を持っていることが大切になります。
優秀な技術者・権利・特許などを有していること
現在WEB広告関連会社業界では、AIやビッグデータを用いたマーケティング技術が進化し、技術の取得を目的とした買収が増えています。
売却・譲渡側は優秀な技術者・権利・特許を持っていることで、優位に売却を進められるでしょう。
M&Aの専門家に相談すること
M&A仲介会社はM&Aの手続きを一貫してサポートします。また、事前に売却戦略の策定を行ったり、相手企業に統合された後のサポートを行ったりする仲介会社もあるのです。
円滑な会社売却を行うためにも、まずはM&Aの専門家に相談することをおすすめします。
もしM&Aの専門家をお探しの場合は、M&A総合研究所にお任せください。
M&A総合研究所にはM&Aに精通したM&Aアドバイザーが在籍しており、親身になって案件をフルサポートいたします。
無料相談を行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
7. WEB広告関連会社のM&A・買収の成功ポイント
WEB広告関連会社がM&Aによる買収を成功させるには、以下のポイントを押さえる必要があります。
- M&A仲介会社に相談する
- M&Aのマッチングサイトなどの募集案件を探す
- 金融機関や行政機関などに相談する
3つのポイントについてしっかり確認し、WEB広告関連会社業界での買収・譲受を成功させましょう。
M&A仲介会社に相談する
M&A仲介会社は最適な相手とのマッチングや交渉、買収後の統合など、買収の際に苦労する手続きを一貫してサポートします。
無料で相談できる仲介会社も多いので、まずは相談してみましょう。無料相談を受け付けているところなら、M&Aまでの費用も抑えられるでしょう。
M&Aのマッチングサイトなどの募集案件を探す
現在、M&Aマッチングサイトは大手仲介会社の参入や他業界からの参入によって、売却・買収案件数が豊富です。
また、WEB広告関連会社の案件も、小規模企業やベンチャー企業を中心に増加しています。
M&Aマッチングサイトは、自社のペースで相手先を探せる点がメリットといえるでしょう。
金融機関や行政機関などに相談する
事業承継目的のM&Aであれば、地方の金融機関や公的機関も活用できます。現在、全国各地に事業引継ぎ支援センターが設置されています。
地方金融機関や事業引継ぎ支援センターは、地元企業の売却・買収案件に詳しい点がメリットです。
特に、事業承継は日本における深刻な問題の1つですから、中小機構によって事業承継の支援がなされています。いきなり、M&A仲介会社やマッチングサイトを利用することに抵抗のある経営者は、まず公的な支援を受けてみましょう。
また、いつも会社を出入りしている銀行・地方金融機関なども顔なじみであれば、相談してみてください。担当の部署につなげてくれるはずです。
8. WEB広告関連会社のM&Aにおすすめの仲介会社
WEB広告関連会社のM&Aにおすすめの仲介会社を5つご紹介します。
- M&A総合研究所
- GARAGE(ガレージ)
- フォーバル事業承継
- ビザイン
- 中小企業M&Aサポート
どこも同じように見えますが、それぞれ特色があるので選ぶときの参考にしてください。
M&A総合研究所
M&A総合研究所では、独自のAIシステムを採用したマッチングプラットフォームによって、精度の高いマッチングを実現しています。
M&Aアドバイザーが専任で一括サポートをするため、迅速で丁寧なM&Aを行うことが可能です。
方針 | 最適なマッチングを実現するAIプラットフォーム M&Aアドバイザーが専任で担当 |
手数料・報酬など | 相談料:無料 着手金:無料 中間報酬:無料 成功報酬:レーマン方式 |
お問い合わせ先 | 0120-401-970 |
サイトURL | https://masouken.com/lp01 |
GARAGE(ガレージ)
GARAGE(ガレージ)は、IT企業のM&Aに特化した仲介会社です。
IT企業出身者が設立メンバーなので、IT企業のM&Aに精通している強みがあります。
方針 | 事前にバリューアップコンサルティングを実施 M&A後のPMIも実施 |
手数料・報酬など | 相談料:無料 着手金:無料 中間報酬:無料 成功報酬:レーマン方式 |
お問い合わせ先 | 03-5937-2215 |
サイトURL | https://garage-xxx.jp |
フォーバル事業承継
フォーバル事業承継は中小零細企業のM&Aを得意としています。
また、元々IT関連企業のため、IT業界にも精通しているので安心して依頼できるでしょう。これまでの豊富な実績を活かした「次世代経営コンサルティング」も行っています。
方針 | 中小零細企業のM&Aに強み IT業界に精通 |
手数料・報酬など | 着手金:50万円〜200万円 成功報酬:レーマン方式 |
お問い合わせ先 | 0120-37-4086 |
サイトURL | https://www.forval-shoukei.jp |
ビザイン
ビザインでは通常のM&Aとは別に、ベンチャー企業の製品・サービス専用のM&Aによる売却を取り扱っています。
また、案件が出るのを待つM&A仲介ではなく、案件を探しに行く攻めのM&A仲介が特徴です。
方針 | ベンチャー企業のM&Aに強み 攻めの案件探し |
手数料・報酬など | 相談料:無料 着手金:無料 中間報酬:無料 成功報酬:取引金額1億円以下=150万円〜500万円 取引金額1億円超=レーマン方式 |
お問い合わせ先 | 0120-287-387 |
サイトURL | https://www.bizign.jp |
中小企業M&Aサポート
中小企業M&Aサポートは中小企業のM&Aを得意としています。
事前に綿密な計画を立てるので、高いM&A成約率を実現しているのが特徴です。丁寧かつ迅速に進めたいなら候補として検討してみるのも良いでしょう。
方針 | 中小企業特化 高成約率を実現するシステム |
手数料・報酬など | 相談料:無料 着手金:無料 中間報酬:成功報酬の10%〜20% 成功報酬:レーマン方式 |
お問い合わせ先 | 03-6860-8272 |
サイトURL | https://www.chusho-ma-support.com |
もっと詳しくM&A仲介会社を知りたい人は、下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
最適な仲介会社選びは戦略の1つとなるほど成功率に関わることも少なくありません。慎重に選んで目的を達成できるように動きましょう。
9. まとめ
WEB広告関連会社業界の市場は、現在も拡大し続けています。その一方で、後継者不足や人材不足といった背景があり、M&Aは加速しているのです。
WEB広告関連会社のM&Aを成功させるには、業界の市場動向やM&A動向を把握し、売却・買収のポイントを押さえて行うことが重要です。
M&Aによる売却を成功させるポイント
- 他社にはない強み・アピールポイントを持つこと
- 事前準備を入念に行う・タイミングを誤らないこと
- 売却後も別法人として活動できること
- 優秀な技術者・権利・特許などを有していること
- M&Aの専門家に相談すること
M&Aによる買収を成功させるポイント
- M&A仲介会社に相談する
- M&Aのマッチングサイトなどの募集案件を探す
- 金融機関や行政機関などに相談する
しっかりと成功させるポイントを押さえ、WEB広告関連会社業界でのM&Aを成功させましょう。特に、M&A仲介会社への相談は大事なポイントです。M&Aの成功・失敗を左右させるといっても過言ではありません。
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