後継者不足の求人募集に役立つM&Aマッチングサイトとは?メリットも解説【中小企業向け】

取締役
矢吹 明大

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。

中小企業は経営者の高齢化などを受けて、後継者不足が深刻化しており、中小企業向けに後継者の求人募集に役立つM&Aマッチングサイトも増加している状況です。本記事では、後継者不足の求人募集におすすめのマッチングサイトのメリット・デメリット、選ぶポイントを解説します。

目次

  1. 後継者不足の解決策
  2. 後継者不足の際に役立つM&Aマッチングサイトとは
  3. M&Aマッチングサイトを利用するメリット・デメリット
  4. M&Aマッチングサイトを選ぶポイント
  5. 後継者の求人募集をマッチングサイトで行う注意点
  6. 後継者探し・事業承継のご相談は専門家へ
  7. 後継者不足の求人募集に役立つM&Aマッチングサイトまとめ

1. 後継者不足の解決策

後継者不足は、現代日本における重大な問題として取り上げられています。

中小企業の経営者の高齢化がもたらす問題は解決が難しく、後継者不在の理由で廃業を余儀なくされる企業は少なくありません。

中小企業庁の『中小企業庁長官 平成30年 年頭所感』(2018年)によると、今後10年間で70歳(平均引退年齢)を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人にもおよび、そのうち約半数の127万人(日本企業全体の3分の1)が後継者不足に悩まされると報告されています。

こうした現状を放置すれば、中小企業・小規模事業者廃業が急増し、2025年頃までの10年間累計で約650万人の雇用・約22兆円のGDPが失われる可能性が高いです。

後継者不足を解決するには、まず後継者となる人材を見つける必要があります。

ここでは、後継者不足を解決するためのマッチングサイトを紹介する前に、まず後継者探しの解決策を以下の項目に分けてまとめました。
 

  1. 親族などから後継者を探す
  2. 従業員から後継者を探す
  3. 知人から後継者を紹介してもらう
  4. 後継者の求人募集を行うマッチングサイトを利用する

それぞれの方法を詳しく紹介します。

①親族などから後継者を探す

中小企業の経営者が後継者探しをする場合、最も一般的なのが親族から探す方法です。

子供や身内の信頼できる人を後継ぎとして後継者候補に指名するケースは多く、すでに人となりを十分に知っていることから事業を引き継ぎやすい方法だといえます。

相続で事業承継をする場合、贈与を併用すれば課税額が抑えられる可能性もあり、ケースによってはM&Aを実施するよりも時間・費用をかけずに事業承継を済ませることも可能です。

②従業員から後継者を探す

中小企業では、自社で働く従業員にそのまま後継者として会社の後を継いでもらう方法もあります。

ただし、後継者は会社を丸ごと買い取れるだけの資金力が必要となるため、技術・知識だけではなく資金力の面でも現経営者からのサポートが求められるケースがある点に注意しなければなりません。

なお、子供などの後継者が成人していない場合、成人するまで従業員に会社を任せる「ワンポイントリリーフ」といった手法の活用もできます。確実に事業を存続させながら後継者を育てる時間を確保できるため、教育時間の不足に悩む経営者におすすめです。

③知人から後継者を紹介してもらう

自身の知人から後継者を紹介してもらう方法もあります。

現経営者である自身のことをよく知る人物から紹介してもらう場合、経営者の意向や経営方針などを十分に考慮してもらえるため、納得のいく後継者が見つかりやすいです。

ただし、紹介を受ける知人が私情を挟む場合もあり、経営者の不利益につながるおそれがあります。必ずしも自身の周囲に事業承継に詳しい知人がいるとは限らない点もデメリットのひとつです。

④後継者の求人募集を行うM&Aマッチングサイトを利用する

現代では後継者不足に悩む中小企業が多数存在しており、解決策としてM&Aなどによる事業承継が活用されています。これに伴い、M&Aの活用をはじめ事業承継する後継者の求人募集を行えるマッチングサイトも増加している状況です。

ここでいうマッチングサイトとは後継者不足に陥っている中小企業の深刻な問題を解決するためのサイトであり、起業意思のある人と後継者不足に悩む中小企業の経営者が多く活用しています。事業の内容と起業家の志向が一致すれば、事業承継の実施を図ることが可能です。

【関連】後継者探しの方法や成功ポイントを解説!後継者不足のオススメ相談先は?

2. 後継者不足の際に役立つM&Aマッチングサイトとは

後継者不足の際に役立つM&Aマッチングサイトとは、後継者が見つからない企業と会社を買いたい人を結びつけるサービスです。

M&Aマッチングサイトといっても、各社によって特徴・サービスが異なります。したがって、自社にとってどのマッチングサイトを選択すればベストなのかを十分検討する必要があるでしょう。

利用料金も異なります。当事者の双方が無料で利用できるサービスもあれば、買い手のみに費用が発生するものなどさまざまなため、M&Aマッチングサイトを利用する際は、事前によく確認しましょう。

3. M&Aマッチングサイトを利用するメリット・デメリット

M&Aマッチングサービスが急速に増えつつありますが、M&Aマッチングサイトを利用するメリット・デメリットを理解しましょう。

メリット

後継者のいない企業にとって、M&Aマッチングサービスを利用すると以下のメリットが得られます。

  • 全国から事業を引き継ぎたい企業や個人などの後継者を探すことが可能であり、選択肢も豊富
  • M&A専門家のアドバイスが受けられ、スムーズに後継者探しと事業承継ができる
  • 事業が継続できれば従業員の雇用が守られ、技術・ノウハウも承継できる

デメリット

M&Aマッチングサービスを活用した場合のデメリットを見てみましょう。

  • M&Aマッチングサービスを利用するとサービス内容によって費用が発生する
  • 自社に合った後継者の条件にマッチングできない可能性もある

4. M&Aマッチングサイトを選ぶポイント

M&Aマッチングサイトを選ぶ際の押さえておきたいポイントを解説します。

案件数

M&Aマッチングサイトを選ぶ際は、案件数や実績を確認しましょう。案件数が多ければ、それだけ選択肢も増えるのでマッチングできる確率は高まります。売り手であれば、会員数や録数が多いサイトを選ぶのがベストです。成約実績は最終的なマッチング数であると判断できます。

中小企業庁は、2016年に実施した小規模事業者に対するアンケートによると、事業承継・引継ぎ支援センターを「知っている」「聞いたことがある」と回答した小規模事業者は約2割でした。

事業承継・引継ぎ支援センターは公的機関であるといった安心感はあるものの、M&Aマッチングサイトと比較すると案件数や登録数は少ないと考えて良いでしょう。

得意の業界・規模

M&Aマッチングサイトによって、得意の業界・規模が異なります。1,000万円以下のスモールM&Aを探している人が、数億〜数十億円規模の案件が掲載されているM&Aマッチングサイトを利用しても、希望条件の案件は見つかる可能性は低いでしょう。

海外企業を買収したい企業は、クロスボーダーM&Aに強いマッチングサイトに登録する方が適しており、ある業種に特化したサイトも出てきています。飲食店に特化したサイト、建設業に特化したサイト、医療法人M&Aを専門とするサイトなど、種類が細分化されつつあるでしょう。

したがって、M&Aマッチングサイトを選ぶ際は、自社が希望する業界の事情に精通しているサイトを選択すると選定もスムーズに実施できます。

料金体系の明快さ

M&Aマッチングサイトの料金体系はさまざまです。サイトによってサービスによって異なるため、特徴や料金なども事前に調べておく必要があります。リスクを避けるために、料金体系が分かりやすく表示されているサービスを選択しましょう。

5. 後継者の求人募集をマッチングサイトで行う注意点

後継者の求人募集を行えるマッチングサイトは非常に便利ですが、いくつかの注意点も存在します。注意点を理解せずにむやみに活用すれば、失敗してしまうおそれがあります。

ここでは、後継者求人のマッチングサイトの注意点をまとめましたので、理解を深めておきましょう。
 

  1. 確実に人材が見つかるわけではない
  2. 諸費用がかかるサイトもある

それぞれの注意点を順番に見ていきます。

①確実に人材が見つかるわけではない

たとえ後継者の求人募集でマッチングサイトを活用したとしても、確実に人材が見つかるとは限りません。

事業の土地柄・事業内容・規模などの諸条件によっては、スムーズに後継者が見つからないケースもあります。こうしたケースではマッチングサイトを活用する手間ばかりがかかってしまうため、活用は慎重に検討しなければなりません。

後継者求人のマッチングサイトを利用していると、他の手段での後継者探しを怠ってしまい、マッチングサイトで人材が見つからなかったときに危機的状況に陥るケースも見られます。マッチングサイト以外での対策も、しっかり取り組むようにしましょう。

②諸費用がかかるサイトもある

後継者求人のマッチングサイトの中には、諸費用がかかるサイトもあります。

後継者がいないからといってむやみに多くのマッチングサイトに登録すると、諸費用ばかりかさみ後継者が見つからない事態に陥るケースもあるため注意が必要です。

後継者求人のマッチングサイトを活用する場合には、業種などを考慮しながらさまざまなマッチングサイトを比較して、最も自社に合致した後継者求人のマッチングサイトを選ぶようにしましょう。

【関連】【中小企業】後継者不足で廃業した事例15選!廃業理由や売却と廃業どちらが得かも解説!

6. 後継者探し・事業承継のご相談は専門家へ

後継者探し・事業承継マッチングの相談は、専門家に持ちかけることをおすすめします。

昨今の日本では個人事業・小規模事業などのM&A案件も多く出回っており、中小企業の後継者不足に悩む経営者の方を減らすための取り組みが積極的に行われている状況です。

事業承継マッチングサイトにはない強み

数ある専門家の中でも、M&A総合研究所には、事業承継マッチングサイトにない大きな強みが複数あります。ここでは、M&A総合研究所が選ばれる理由を紹介します。
 

  1. 経験豊富な専門家がアドバイス
  2. M&A・事業承継に対する幅広い知識
  3. 後継者や承継企業への紹介可能

①経験豊富な専門家がアドバイス

M&A総合研究所では、中小企業の事業承継やM&Aに関する経験が豊富な専門家が多数在籍しており、これまでに培ってきた実績から最適な提案を可能としております。

事業承継マッチングサイトでもアドバイザーなどが相談対応を行っているケースもあるでしょう。M&A総合研究所は事業承継・M&Aの専門家が実際の事例や正しい知識を用いながら後継ぎ探しのサポートを提供しています

②M&A・事業承継に対する幅広い知識

M&A総合研究所では、M&A・事業承継に特化した知識を持ったアドバイザーが在籍しております。

これにより、実際のM&Aプロセスに潜む問題・障害を解決できるほか、さまざまな業種・分野にも柔軟に対応できる点が強みです。

③後継者や承継企業への紹介可能

M&A総合研究所では多くの実績と豊富なネットワークから後継者や承継企業の紹介を実現しており、最適なマッチングを図るためのシステムを構築しています。

これまで多くのマッチング実績を積み重ねてきたM&A総合研究所では、業種・状況に応じて後継者探し・事業承継先を見つけ出すだけでなく仲介業務の提供も可能です。

無料相談を行っておりますので、後継者探しに困っている方はお気軽にご相談ください。

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7. 後継者不足の求人募集に役立つM&Aマッチングサイトまとめ

中小企業の後継者不足問題は年々深刻化しています。しかし、本記事で紹介したように、最近では第一次産業からIT分野に至るまで幅広い分野に特化したマッチングサイトが誕生しており、適切なマッチングを図れるようになっている状況です。

国内では経営者の高齢化により、貴重な知識・技術・サービスなどが廃業とともに消滅していく状況にあるほか、生産性の低下も目立っています。

その一方で、責任感や実力を持って会社を経営していきたいと思っている人も多く存在しており、こうした人に経営のチャンスを与えられるためにも、企業規模を問わず後世に承継していく施策が重要です。

後継者不足で廃業を考えている経営者の方は、本記事で紹介したマッチングサイト・M&A仲介業者を利用しながら、大切な経営資源を次世代につなぐバトンタッチを図ると良いでしょう。

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