セミリタイアとは?アーリーリタイアとの意味の違いや条件を解説!

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

最近セミリタイアという言葉をよく耳にする事があります。しかし、セミリタイアとは一体どう状態を表すのでしょうか。そこで、セミリタイアとはどういった事なのか、似た言葉であるアーリーリタイアの意味と違いについても触れながら解説します。

目次

  1. セミリタイアとは?その意味を解説
  2. 早期リタイアとは?その意味を解説
  3. アーリーリタイアとは?その意味を解説
  4. セミリタイアとアーリーリタイアの違いは?
  5. セミリタイアをする条件
  6. セミリタイアを継続する方法
  7. まとめ
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1. セミリタイアとは?その意味を解説

田舎の風景

若いうちに貯蓄を作って、今の仕事から早めに手を引きたいなどといった声を聞くことがあります。そうした方法の一つに「セミリタイア」があります。

また、セミリタイアとにた言葉に「アーリーリタイア」、「早期リタイア」があります。どの言葉も現在の仕事を早期で退職して、資産や貯蓄で生活するという意味です。しかし、一つ一つの意味の違いはわからないものです。

そこで今回は、セミリタイアの言葉の意味や生活方法、仕事や資産、貯蓄といったセミリタイアに係る条件などについて解説していきます。

定年まで仕事を続けていく生活が嫌になっている人にはセミリタイアなどの生活スタイルは魅力がある手段とはいえます。今後のご自身の仕事や生活について見つめなおせるきっかけになるかもしれません。

セミリタイアとは

そもそもセミリタイアの定義とはどういった条件なのでしょうか。セミリタイアを辞書で調べても特に意味が解説されていません。セミリタイアという言葉は大橋巨泉さんが1990年に発言した事で知られる表現となりました。

セミリタイアという言葉は、現在では貯金や資産を溜めて置き、仕事を定年退職する前に退職をして、自分の時間や生活を楽しみながら仕事でも収入を得るという意味で使われています。

メインの仕事を退職して、自由な生活の片手間で収入を得るという条件となります。そのため、収入が今までより大幅に減ってしまうため、それまでに溜めていた貯金や資産がセミリタイアには重要な条件という訳です。

大橋巨泉さんはこの時、芸能界から完全に引退する、アーリーリタイアや早期リタイアではなくセミリタイアという選択肢を行った訳です。そして、芸能界との交流を保ちながら海外で生活をしたというわけです。

ちなみに、何かしらの収入を得ずに生活を続けていく事を「完全リタイア」と呼びます。そのため、完全利泰はセミリタイアよりも多くの貯金と資産が必要とされています。

2. 早期リタイアとは?その意味を解説

子供と夕日

セミリタイアと似た言葉に「早期リタイア」があります。それでは早期リタイアとはどういった時に使われる言葉なのでしょうか。

早期リタイアとは一般的に、早期優遇退職制度に基づいて定年前に退職金などを受け取り、定年前に退職を行う事です。早期リタイアは「希望退職」という言葉でも表現される事があります。


会社が行う早期優遇退職とは、定期的に取り組んでいる方針である場合と、業績の悪化により行われる場合のパターンがあります。

早期リタイアをする時に、早期優遇退職を受けるには、勤続年数のほか年齢などの条件が満たされれている必要があります。早期優遇退職により会社を引退した場合、一般的には勤続年数に見合った会社既定の退職金のほかに「割増退職金」が加算されます。

早期優遇退職を使用して早期リタイアする人のほとんどは、定年退職の少し前の年齢の方が多いようです。

3. アーリーリタイアとは?その意味を解説

山登りを楽しむ

セミリタイアと似た言葉に「アーリーリタイア」というものがあります。アーリーリタイアは早期リタイアと意味合いは非常に似ています。

アーリーリタイアとは会社などメインの仕事から早期で退職する事です。年齢的には30代から50代ぐらいの方が多く見受けられます。ほとんどの場合は早期優遇退職制度などの条件に満たない人が退職する事を意味しています。

アーリーリタイアは、早期リタイアと同様に仕事を退職した後に、貯蓄と資産のみで生活を成り立たせていく「完全リタイア」と、時間のある生活を送りながら軽い収入を得ていく「セミリタイア」のどちらかのタイプに分かれていきます。

4. セミリタイアとアーリーリタイアの違いは?

夫婦で楽しむ

ここまではセミリタイア、早期リタイア、アーリーリタイアについて解説しました。それぞれに似た言葉でありながら定義が違う事が理解できましたでしょうか。

早期リタイアとアーリーリタイアは似た言葉の意味を持っていることがわかりました。ただ、条件が少し違うというだけだという事です。

一方で、セミリタイアとアーリーリタイアは似ている言葉だと捉えられがちでしたが、実はアーリーリタイアの先に選択肢の一つとしてセミリタイアがあるという事なのです。

なので、似た言葉ではありますが、使用する時には混乱しないようにして使い分けるように注意したいものです。

5. セミリタイアをする条件

笑顔の老夫婦

細かく言うとアーリーリタイアについては曖昧なところもありますが、早期リタイアとアーリーリタイアの条件ははっきりしています。それは会社を早期で退職する時に、早期優遇退職が受けられるか受けられないかという所です。
 
では、セミリタイアの条件とはどういったものなのでしょうか。そして、どこまで仕事に関わっている事がセミリタイアと呼ばれるのでしょうか。

結論から言いますと、セミリタイアに明確な条件は存在しません。仕事の時間や貯金、資産の額などこれといった決まりがないのです。

しかし、セミリタイアを望む人の多くは時間的な余裕や精神的な余裕を求めて仕事を退職している人がほとんどです。そのため、時間的余裕と精神的余裕が持てているかどうか、これがセミリタイアを満たす条件と言えるでしょう。

反対に言える事は、仕事を退職したにも関わらず、新たな仕事に時間を取られたり、精神的余裕が持てなかったりしている場合はセミリタイアとは呼びにくいという訳です。

貯蓄額はいくらあればいい?

とは言え、セミリタイアを行う場合は貯金や資産など、その後の生活のための貯蓄が必要なのも事実です。ここでは以下のパターンにおいて、貯金がどのくらい必要なのか解説します。

  • 都心で暮らす場合
  • 郊外で暮らす場合
  • 田舎で暮らす場合
  • 海外移住する場合

都心で暮らす場合

まずは都心で暮らす場合です。セミリタイアをして都心で暮らす場合はある程度の貯金額が必要となります。セミリタイアをする年齢にも変わりますが5000万円以上は貯金として欲しい物です。

また、貯金額が少なくても都心の場合は、仕事などについてはある程度の求人がありますので、セミリタイア後の仕事はあまり困らないかもしれません。しかし、仕事を見つけるまでの資金は不安が無い程度は必要です。

都心は固定資産税が田舎に比べると高くなります。そういった部分にもしっかりと対応しましょう。

郊外で暮らす場合

都心から少し離れた郊外で暮らす場合もやはり貯金はある程度必要です。郊外であれば仕事もそこそこあるはずですから、セミリタイアの後に仕事を心配する必要はないかもしれません。

場合によっては職場までの距離などがある程度かかる場合もありますが、そういった場合はセミリタイアの意味合いが少し薄れてしまいます。いずれにせよ、貯金はしっかりと貯めておくべきです。

田舎で暮らす場合

セミリタイアをして田舎で暮らす選択肢を選ぶのは、40代や50代などの方が多いです。都会で働いてつかれてしまった人たちが田舎での暮らしを求めるという形です。

自分の好きな場所で住めるといったメリットがありますが、仕事を探すとなると地域によっては求人が少ない場合もあります。ただし、都心と比べると固定資産税も安く物価も抑えられていますので、貯金はある程度確保すればよいのではないでしょうか。

海外移住する場合

セミリタイアをして海外に移住するという人も多く耳にします。海外の中でも特に東南アジアなどは、気候が温暖でありながら物価も安く、ある程度の貯蓄でも悠々自適な贅沢な生活ができる場合があるからです。

海外に移住する場合はビザなどが必要となりますので、しっかりとチェックしておきましょう。

生活費に必要な資産?

生活費に必要な資産となると地域によってどのような物があるのでしょうか。以下の項目に分けながら簡単に解説します。

  • 都心で暮らす場合
  • 郊外で暮らす場合
  • 田舎で暮らす場合
  • 海外移住する場合

都心で暮らす場合

都心で暮らす場合、資産として一番重要な物は住まいです。マンションや一戸建てなどを所有していれば資産として価値があります。ただし、固定資産税などの税金も負担が増えますので、セミリタイア後の出費は考えておきましょう

郊外で暮らす場合

郊外で生活をする場合も一番の資産は一般的に住まいとなります。もちろん、資産には株や貯蓄などもありますが、マンションや一戸建てなどの資産は大切です。資産をしっかりと把握して出費に備えましょう

田舎で暮らす場合

田舎で暮らす場合、土地などの資産は場所によっては価値があまり無い場合もあります。ただし、畑などの農地の場合は、自給生活を送るための生活に必要な資産ともなります。土地などの資産には頼らずに貯金など実効性がある資産を念頭におきましょう。

また、田舎だからと言って住民税が安いとは限りません。人口の少ない市町村では住民税などが高く設定されている地域もありますから、そういった部分もしっかりとチェックしましょう。

海外移住する場合

海外へ移住する場合は、国内にある資産を全て償却してしまうとリスクが少なくなります。もちろん、国内に居住するスペースを確保しておきたい場合は、資産を残しておくのも一つの方法です。

また、税金などに就いては日本とは大きく異なる場合もありますので、移住する国の税金の仕組みについてしっかりとチェックしておきましょう。

資産運用でセミリタイアは可能?

セミリタイアは、会社を退職した後もある程度の収入が必要となります。それではセミリタイア時に定期的な収入を得る方法として資産運用は可能なのでしょうか。セミリタイアの敵収入として以下の資産運用について解説します。

  • 株式投資の場合
  • 不動産投資の場合
  • その他の投資の場合

株式投資の場合

セミリタイア後に株式投資を行う場合です。セミリタイアした後の株式投資にはメリットがあります。それは、働いていた時と違い株式の動きに柔軟に対応できるからです。今ではインターネットなどでも株式の情報が入手できるため場所も選びません。

ただし、株式で安定した収入を得るにはそれなりに株式に対する知識と、株式の動きに張り付いている必要があります。場合によってはセミリタイアのメリットの一つである、時間の余裕といった概念からは少し外れてしまうかもしれません。

不動産投資の場合

セミリタイア後に不動産投資を行う場合はどうでしょうか。不動産は日々値段が大きく変化するものであはありません。そのため、リスクはあるものの不動産投資はある程度セミリタイア後の収入源としては理にかなっている部分があります。

もちろん、会社務めの時から不動産に関わっていた人であれば知識があるので運用は可能です。しかし、不動産投資をセミリタイア後に一から覚える場合は、リスクが伴う事と短期間での儲けが出にくい所は理解しておきましょう。

その他の投資の場合

為替や出資など、そのたの投資についても知識などが事前に備わっているのであれば、セミリタイア後の収入源として見込む方法もあります。しかし、セミリタイア後に一から覚えるとなるとそう簡単ではありません。

セミリタイアした時に投資のリスクに対応できる貯金があるのであれば、投資によって資産を獲得していく方法も選択肢の一つです。一方で、セミリタイア時に貯金や資産があまり無いようであれば、安定した収入源を確保する事をおすすめします

セミリタイアする年齢は?

男性の寿命を80歳、女性の寿命を87歳と過程し、月に20万円ほどの生活費が必要とされた場合、セミリタイア時の貯金額がどのくらいあれば、年齢的にセミリタイアが可能だと言われているのでしょうか。

セミリタイアする年齢が35歳の場合、セミリタイア後の月収が10万円以上ある場合は5000万円程度の貯蓄があればセミリタイアが可能だとされています。

もちろん月収が15万円程度であれば3000万円程度でも可能でし、月収が20万円以上あるようであれば、貯金は必要ありません。反対に貯金が5万円以下の場合、35歳でセミリタイアする場合は貯金が一億円以上は必要となりそうです。

45歳でセミリタイアを考えた場合も5000万円以上の貯金は欲しい物です。月に3万円程度の収入しか見込めない場合は8000万円程度かそれ以上の貯金が必要になります。セミリタイアをする年齢と貯金の関係は、年齢が若ければ若いほど貯金の額が必要となるわけです。

6. セミリタイアを継続する方法

スマホが置かれた机

せっかくセミリタイアをしたであればセミリタイア生活を長く続けたいものです。そこで、セミリタイアを継続する方法について、以下の項目に絞り簡単に解説します。

  • 家族構成と必要資金を事前に計算
  • セミリタイア前に収入源を増やす
  • 暮らす場所をきちんと厳選する
  • アルバイトなどで収入を得る
  • セミリタイア後の生活設計を持つ

家族構成と必要資金を事前に計算

セミリタイアした時に、独身であれば自分の生活資金を考えればよいですが、子供や奥さんなどがいる場合はそうはいきません。家族構成に合わせた資金をしっかりと計画しておきましょう

セミリタイア前に収入源を増やす

セミリタイアを決断したら、収入源を増やすのも大切です。資産運用でも良いですしネットビジネスでも良いです。何かしら収入源を確保しておくことでセミリタイア後の不安が軽減されます。

暮らす場所をきちんと厳選する

「なんとなく田舎に暮らしたい」といった気持ちだけで田舎暮らしを始めて後悔している人を良く見かけます。憧れの気持ちは分かりますが、自分の今までの生活とかけ離れている生活に馴染めない事はよくある事です。

せっかくのセミリタイアですから、憧れの場所で生活するのも大切です。一方で思ってもいない地域の特性や風土があったり、自分の生活に欠かせなかった物がなくなってしまったりします。セミリタイア後に自分が生活をする場所をしっかりとリサーチして選ぶようにしましょう。

アルバイトなどで収入を得る

セミリタイアした場合、時間にゆとりがあるものの定期的な収入は必要です。アルバイトなどで短い時間でも安定して収入が得る事が必要です。

セミリタイア後の生活設計を持つ

セミリタイアはゴールではなく新たな生活のスタートです。スタート地点に立つ前にしっかりとセミリタイア後の生活設計を考えておきましょう。

7. まとめ

夕日を眺める人

セミリタイアは会社を退職して、時間的余裕と精神的余裕を手に入れる手法だという事が分かりました。また、セミリタイアには安定した収入が必要となる事も理解できました。

セミリタイアは自分らしい生活を送りたい方には魅力的ではあるものの、収入が大幅に減るというリスクも伴います。理想の生活を手に入れるためにセミリタイアをする時は生活設計をしっかりと組み立てる事が重要です。

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