福岡の調剤薬局のM&A事例を解説!売り案件もご紹介!

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

福岡の調剤薬局では、薬剤師の不足が東京や大阪よりも顕著であるため、事業継続のためにM&Aを検討している経営者も多いことでしょう。本記事では、福岡の調剤薬局のM&Aについて、実際の事例や売り案件、おすすめの相談先や調剤薬局事情などを紹介します。

目次

  1. 福岡の調剤薬局事情
  2. 福岡の調剤薬局のM&A事例
  3. 調剤薬局のM&Aは全国的に活況の理由
  4. 福岡の調剤薬局の売り案件
  5. 福岡で調剤薬局のM&Aを行う際の相談先
  6. まとめ
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1. 福岡の調剤薬局事情

福岡の調剤薬局事情

近年の調剤報酬の改定などによって、福岡の調剤薬局でも、M&Aによる事業承継や業界再編が活況となっています。福岡の調剤薬局事情を把握するにあたって、押さえておきたいポイントは以下の3点です。

【福岡の調剤薬局事情】

  1. 大手チェーン店の事業拡大の波
  2. 薬剤師不足を抱えている
  3. 地域性の強い地元の調剤薬局も多く点在

①大手チェーン店の事業拡大の波

調剤薬局は大手による寡占がまだ比較的進んでおらず、中小規模の調剤薬局が全国に多く存在しています。

しかし、近年は大手チェーン店の事業拡大が進みつつあり、アインHD・クオール・総合メディカルといった大手チェーンが軒並み店舗数を増やしています。

この傾向は、今後もさらに加速していく可能性が高く、福岡でも中小の調剤薬局が大手チェーンにM&Aで買収される事例が増加すると考えられます。

②薬剤師不足を抱えている

調剤薬局では、以前より慢性的な薬剤師不足が問題となっています。薬剤師の数自体は減少しているわけではないものの、全国に6万軒以上ある調剤薬局の需要を満たせていないのが現状です。

なかでも福岡などの地方都市は、東京や大阪などの大都市圏よりも薬剤師不足が深刻な状況になっています。

福岡の薬剤師の年収は東京や大阪より高い傾向がありますが、これは福岡の調剤薬局が薬剤師の確保に苦労しているためだといえるでしょう。

③地域性の強い地元の調剤薬局も多く点在

患者にとって薬局というのは健康にかかわるため、長年懇意にしている薬剤師のいる調剤薬局を好むなど、地域性の強さも重要な要素になります。

調剤薬局は大手チェーンによる業界再編が進んでいるものの、地域性の強い地元の調剤薬局もまだ多く点在しているのが現状です。

福岡でも、総合メディカルやアインファーマシーズなどによるM&A事例がありますが、大手チェーンによる寡占状態にはまだ至っていない状態です。

2. 福岡の調剤薬局のM&A事例

福岡の調剤薬局のM&A事例

福岡の調剤薬局のM&A事例は公開されているものがあまり多くないですが、この章ではその中から、主に大手チェーンによる業界再編の事例を4例ご紹介します。

【福岡の調剤薬局のM&A事例】

  1. ルナ調剤による健光の事業譲受
  2. 総合メディカルによる総合ヘルスケアサービスの吸収合併
  3. メディカルシステムネットワークによるトータル・メディカルサービスの株式取得
  4. アインファーマシーズによるシティファーマ等の吸収合併

①ルナ調剤による健光の事業譲受

ルナ調剤

出典: https://luna-pharmacy.com/

2019年に、ルナ調剤株式会社は、株式会社健光が運営する調剤薬局2店舗を事業譲受しました。譲受したのは、福岡県糟屋郡の秀英堂薬局若宮本店と、福岡市の六本松店です。

ルナ調剤は、調剤薬局以外にも様々な事業を営む「株式会社ソフィアホールディングス」の子会社で、関東を中心に関西・東北・九州で調剤薬局チェーンを展開しています。

②総合メディカルによる総合ヘルスケアサービスの吸収合併

総合メディカル

出典: https://www.sogo-medical.co.jp/

2014年に、総合メディカル株式会社は、連結子会社である総合ヘルスケアサービス株式会社を吸収合併しました。

総合メディカルは福岡市に本社を置く企業で、調剤薬局の大手チェーン以外にも、医療機器の販売や医療コンサルティングなど、医療関連事業を幅広く営んでいます。

一方の総合ヘルスケアサービスは、病院内売店を営む企業です。総合メディカルは、吸収合併で経営を一体化することで、サービスの向上を図っています。

③メディカルシステムネットワークによるトータル・メディカルサービスの株式取得

メディカルシステムネットワーク

出典: http://www.msnw.co.jp/

2013年に、株式会社メディカルシステムネットワークの子会社である株式会社ファーマホールディングが、株式会社トータル・メディカルサービスの株式を取得し子会社化しました。

ファーマホールディングは札幌に本社を置く医療関連会社で、 トータル・メディカルサービスは福岡県に本社のある、調剤薬局事業などを営む企業です。

ファーマホールディングは、この買収によるシナジー効果の獲得と、九州での店舗数拡大を目的としています。

④アインファーマシーズによるシティファーマ等の吸収合併

アインファーマシーズ

出典: https://www.ainj.co.jp/

2014年に、株式会社アインファーマシーズは、連結子会社の株式会社シティファーマ・株式会社古賀調剤薬局・有限会社サプトルカ調剤薬局・株式会社八重山ファーマシーを吸収合併しました。

アインファーマシーズは札幌に本社を置く調剤薬局チェーンで、古賀調剤薬局・サプトルカ調剤薬局は福岡県の調剤薬局です。

アインファーマシーズは、吸収合併することで管理業務を一本化し、事業効率を高めるのが狙いとしています。

3. 調剤薬局のM&Aは全国的に活況の理由

全国的に活況の理由

近年は、調剤薬局のM&Aが全国的に活況になってきています。その主な理由としては、以下の5つが考えられます。

【調剤薬局のM&Aは全国的に活況の理由】

  1. 創業者が引退年齢を迎えている
  2. 大手グループの事業エリア拡大による影響
  3. ブランド力がなく薬剤師が集まらない
  4. 親族への事業承継が難しい
  5. 年々改定される医療報酬への不安

①創業者が引退年齢を迎えている

近年は、団塊世代の調剤薬局創業者が引退年齢を迎えており、事業を後継者に譲るためのM&A事例が増加しています。

団塊世代の引退は2020年代にピークになるので、調剤薬局のM&Aの活況は今後もしばらく続くと考えられます。

②大手グループの事業エリア拡大による影響

調剤薬局は中小企業が多い業種ですが、近年はアインホールディングスや総合メディカルといった大手グループが、中小の調剤薬局をM&Aで獲得して、事業エリアを拡大する業界再編が進んでいます。

大手グループによるM&Aは、関東や関西などの大都市圏で多い傾向にありますが、福岡への事業エリア拡大を目指している大手グループも多いので、今後は九州でのM&A事例も増加していくと考えられます。

③ブランド力がなく薬剤師が集まらない

福岡の調剤薬局における薬剤師不足は、関東や関西よりも深刻であり、給与を高くするなどして薬剤師を確保しようと苦慮している調剤薬局が多いのが現状です。

中小の調剤薬局は大手に比べてブランド力がないため、薬剤師が集まらない傾向があります。

中小の調剤薬局が、薬剤師を確保して安定した経営を続けるために、大手チェーンに事業を譲渡する事例は今後も増加していくでしょう。

④親族への事業承継が難しい

一昔前は経営者が高齢になると、その子供や親族が後を継ぐのが一般的でした。しかし近年は、少子化や価値観の変化などにより、親族への事業承継が難しくなってきています

事業承継の選択肢としては、従業員を後継者に据える「親族外事業承継」もありますが、株式を取得するための資金面の問題などから、なかなか主流な手段とはならないのが実情です。

そこで、M&Aにより事業承継先を探し、親族でも従業員でもない第三者を後継者に据える事例が増加しています。

調剤薬局は地域医療を支える重要な存在なので、後継者がいないなら廃業すればいいと単純に考えることはできないため、経営を継続する手段として、M&Aを選択する事例は今後も増加していくでしょう。

⑤年々改定される医療報酬への不安

医療報酬は2年に一度改定され、調剤薬局の経営に大きな影響をもたらします。特に近年は、対物業務から対人業務重視への方針転換の過渡期にあり、今までにない思い切った改定が行われているのが特徴です。

そのため、医療報酬への不安から経営の継続が困難だと判断した調剤薬局が、M&Aにより事業を売却する事例が増加しています。

4. 福岡の調剤薬局の売り案件

売り案件

福岡の調剤薬局の売り案件は公開されているものがほとんどありませんが、今現在確認できる事例を1例だけご紹介したいと思います。

福岡県の調剤薬局の事業譲渡

福岡県の調剤薬局の事業譲渡案件です。元医師が経営する従業員5人以下の小規模な調剤薬局で、特定の医療機関からの処方箋がメインとなっています。
 

地域 福岡
譲渡希望価格 1,000万円~5,000万円
譲渡理由 戦略見直しのため

5. 福岡で調剤薬局のM&Aを行う際の相談先

相談先

調剤薬局のM&Aを考えている経営者の中には、どこで相談したらいいかよく分からないという方もいるでしょう。

福岡で調剤薬局のM&Aを行う際に、考えられる相談先は以下の5つです。それぞれに長所や特徴がありますので、以下で一つずつ詳しく解説します。

【福岡で調剤薬局のM&Aを行う際の相談先】

  1. M&A仲介会社
  2. マッチングサイト
  3. 地元の金融機関
  4. 地元の弁護士・会計士・税理士など
  5. 福岡県事業引継ぎ支援センターなど

①M&A仲介会社

M&A仲介会社とは、M&Aの仲介業務を専門とする民間企業のことです。専門知識と実績に長けており、売買先のネットワークも広いのが特徴です。

M&Aの相談は金融機関や公的機関などでも受け付けてもらえますが、これらの機関は実務面を提携のM&A仲介会社を紹介することが多いです。

ですから、M&Aの相談先としては、始めからM&A仲介会社を選んでおくのが効率的だといえるでしょう。

①株式会社M&A総合研究所

株式会社M&A総合研究所は、M&Aの経験豊富な会計士・弁護士に、薬剤師を加えた「調剤M&Aチーム」を擁するM&A仲介会社です。

独自AIのマッチングシステムにより最適な売買相手を提案し、希望価格以上での成約を目指して親身にサポートします。

料金は成約時に成功報酬を支払うだけの「完全成功報酬制」で、着手金や中間金などが無料なのも魅力です。

【関連】M&A・事業承継ならM&A総合研究所
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②株式会社九州メディファ

株式会社九州メディファは、九州・沖縄の調剤薬局のM&Aを専門に取り扱うM&A仲介会社です。地域密着型のM&A仲介会社で、福岡の調剤薬局のM&A相談先として最適です。

調剤薬局のM&A以外に薬局開業相談も受け付けているので、新規に調剤薬局を開業したい薬剤師の方の相談先としてもおすすめです。

③株式会社 エムシー・マネジメント

株式会社エムシー・マネジメントは、福岡市に本店を構えるM&A仲介会社です。全国のM&Aを取り扱っていますが、九州や中国地方のM&Aに力を入れています

経験豊富なベテランスタッフを多数擁しており、中堅・中小企業の発展的なM&Aをサポートしています。

②マッチングサイト

マッチングサイトとは、会社の売却・買収を希望する経営者がその情報を掲載するサイトで、その情報を見て相手にコンタクトし、M&Aの交渉をすることができます

マッチングサイトはM&A仲介会社に売買相手を紹介してもらうのではなく、自分で相手を探せるのが特徴です。

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③地元の金融機関

銀行や信用金庫など地元の金融機関でも、調剤薬局のM&Aの相談をすることができます。福岡では、西日本シティ銀行・福岡中央銀行・福岡銀行などが、M&Aの相談を受け付けています。

金融機関の職員は必ずしもM&Aのスペシャリストというわけではありませんが、福岡の事情とネットワークに長けているので、M&Aの相談先として有力な選択肢の一つです。

④地元の弁護士・会計士・税理士など

地元の弁護士・会計士・税理士などに、福岡の調剤薬局のM&A相談をすることも可能です。

もし、調剤薬局のM&Aに明るい弁護士・会計士・税理士を知っているなら、そこに相談するのも有力な選択肢となります。

⑤福岡県事業引継ぎ支援センターなど

近年の中小企業経営者の高齢化を受けて、政府も事業承継の支援に乗り出しています。福岡では福岡県事業引継ぎ支援センターが設置されており、こちらで調剤薬局のM&A相談をすることもできます。

民間のM&A仲介会社は非常に数が多いので、どこに相談したらいいか決めかねることもあるかもしれません。そういった場合は、公的機関に相談してみるのも安心感があるでしょう。

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6. まとめ

まとめ

大手チェーンの台頭、そして経営者の高齢化や薬剤師不足などから、福岡での調剤薬局のM&Aは今後も増加していくと考えられます。

中小の調剤薬局の経営者にとっては、M&Aのメリットを理解して、経営の選択肢の一つとして早い段階から意識しておくことが重要になるでしょう

【福岡の調剤薬局事情】

  1. 大手チェーン店の事業拡大の波
  2. 薬剤師不足を抱えている
  3. 地域性の強い地元の調剤薬局も多く点在

【福岡の調剤薬局のM&A事例】
  1. ルナ調剤による健光の事業譲受
  2. 総合メディカルによる総合ヘルスケアサービスの吸収合併
  3. メディカルシステムネットワークによるトータル・メディカルサービスの株式取得
  4. アインファーマシーズによるシティファーマ等の吸収合併

【調剤薬局のM&Aは全国的に活況の理由】
  1. 創業者が引退年齢を迎えている
  2. 大手グループの事業エリア拡大による影響
  3. ブランド力がなく薬剤師が集まらない
  4. 親族への事業承継が難しい
  5. 年々改定される医療報酬への不安

【福岡で調剤薬局のM&Aを行う際の相談先】
  1. M&A仲介会社
  2. マッチングサイト
  3. 地元の金融機関
  4. 地元の弁護士・会計士・税理士など
  5. 福岡県事業引継ぎ支援センターなど

M&A総合研究所では、会計士・弁護士・薬剤師による調剤M&Aチームが、福岡の調剤薬局のM&Aをトータルサポートします

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