2018年11月01日公開
2018年11月01日更新
【M&A速報】電通・VOYAGE GROUP・CCIが資本業務提携!その内容と理由を解説!

10月31日電通・VOYAGE GROUP・CCIが資本業務提携を行いました。2019年1月1日には、経営統合の一環として株式交換や吸収分割が行われる予定です。電通・VOYAGE GROUP・CCIにおける資本業務提携の内容と、3社それぞれの理由を解説します。
1. 電通・VOYAGE GROUP・CCIが資本業務提携
株式会社電通(以下、電通)、株式会社VOYAGE GROUP(以下、VOYAGE GROUP)、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(以下、CCI)は、3社の間で、資本業務提携を締結したことを、10月31日付で発表しました。資本業務提携を行ったのは、インターネット広告事業に関する領域です。
電通・VOYAGE GROUP・CCIの間で結ばれた資本業務提携や、今後行われる予定である株式交換や吸収分割をもって電通は、CCIだけでなく新しくVOYAGE GROUPの親会社となります。つまり、今後VOYAGE GROUPとCCIは電通傘下となります。
今回は、
- 電通・VOYAGE GROUP・CCIが行った資本業務提携の具体的な内容
- 資本業務提携をおこなった3社の各々の目的と理由
- 資本業務提携を行ったことで考えられるシナジー効果
について解説します。
この記事を読めば、電通・VOYAGE GROUP・CCIが行った資本業務提携について理解を深めることができます。
2. 3社間での資本業務提携の具体的な内容
今回、締結されたのは、電通・VOYAGE GROUP・CCIの間で結ばれた資本業務提携ですが、今後3社間における経営統合の一環として、株式交換や吸収分割が行われる予定です。
今回締結された契約と、今後行われる予定の株式交換や吸収分割によるM&Aについて、分かりやすく解説します。
3社間での資本業務提携契約の締結
今回、資本業務提携契約を締結した電通・VOYAGE GROUP・CCIのうち、CCIは既に電通の完全子会社です。10月31日に行われた3社の取締役会において、3社が協同でインターネット広告事業を行うことで、さらなる価値を生み出せると考え、より緊密に連携をおこなうために、電通・VOYAGE GROUP・CCIの間で資本業務提携が契約されました。
資本業務提携締結後、電通・VOYAGE GROUP・CCIそれぞれの公式ホームページより、資本業務提携が契約された旨と、今後のM&Aの予定について、情報が公開されました。
電通・VOYAGE GROUP・CCIが資本業務提携を行い、インターネット広告事業の連携を行うことで、CCIは今まで通り、電通に対してインターネット広告商品・サービスの提供を行うとともに、VOYAGE GROUPとの広告商品販売の取引を、より活発に行っていきます。
3社が連携することにより、インターネット広告事業に関して、より多くのシナジー効果が期待されています。
今後予定している株式交換や吸収分割
電通・VOYAGE GROUP・CCIにおける経営統合の一環として、今後、VOYAGE GROUPとCCIの間では株式交換、VOYAGE GROUPの吸収分割、VOYAGE GROUPの商号変更が予定されています。
今後の予定としては、2018年12月上旬に、VOYAGE GROUP・CCIにおける株式交換に関する臨時株主総会と、VOYAGE GROUPにおける吸収分割と商号変更に関する臨時株主総会が開かれる予定です。
また、2019年1月1日付で、VOYAGE GROUP・CCIは株式交換をし、VOYAGE GROUPは吸収分割と商号変更を行う予定です。
これらが予定通り進んだ後の最終的な形としては、現在のVOYAGE GROUPの株主が46.9%、電通が53.1%の株を保有する純粋持株会社(以下、新会社)が、VOYAGE GROUPにより設立され、新会社はVOYAGE GROUPとCCIを100%子会社とします。
電通としては、保有していたCCIの株式を、VOYAGE GROUPに交付し、代わりにVOYAGE GROUPの株式を取得します。これにより、VOYAGE GROUPは電通傘下となります。
3. 資本業務提携をおこなった3社の目的と理由
電通・VOYAGE GROUP・CCIがおこなった資本業務提携に関して、3社それぞれが考える目的と理由について解説します。
(※電通・VOYAGE GROUP・CCI各社ホームページからの情報を参考にしています)
電通の目的と理由
電通は、インターネットサービスの領域において、電通とその子会社や関連会社の計1018社による電通グループの中で、それぞれの会社の強みを活かし、顧客に対し多様なサービスを提供してきました。電通では、「デジタルマーケティング」領域の重要性が増加していることから、さらに広範囲なサービス提供体制を目指しています。
電通は、VOYAGE GROUPの持つアドプラットフォーム領域やメディア領域での技術力や製品における強みを活かし、自社のもつ強みを活用することにより、インターネット広告領域の、経済成長のスピードや事業の多角化において、より多くのシナジー効果を引き出せると考え、電通・VOYAGE GROUP・CCIにおいて資本業務提携契約を締結しました。
VOYAGE GROUPの目的と理由
VOYAGE GROUPは、広告配信を行うアドプラットフォーム事業・販促系メディアの企画運営を行うポイントメディア事業・新規事業の開発を行うインキュベーション事業の3つを主力事業としています。これらの3つの事業を行いながらも、新しい事業を展開していくことを目的としています。
VOYAGE GROUPは、電通やCCIがもつ、マスメディアやナショナルクライアントに対するリーチ力における強みを活かし、自社のもつ強みを活用することにより、より多くのシナジー効果を引き出せると考え、電通・VOYAGE GROUP・CCIにおいて資本業務提携契約を締結しました。
CCIの目的と理由
CCIは、電通とソフトバンク株式会社の合弁会社として発足し、幅広い企業において、広告事業への参入やサポートを行い、業界団体の理事として業界の発展を推進する役割を担ってきました。電通傘下となった後は、自社での最新技術の開発を行いながら、電通に対してサービスの提供を行ってきました。今後は、複雑化するニーズに対応できる経営体制を整えることを目的としています。
今後は、VOYAGE GROUPの強みを活かしながら、自社や電通の強みを活用することで、より多くのシナジー効果を引き出せると考え、資本業務提携契約を締結しました。
4. 電通・VOYAGE GROUP・CCIの資本業務提携まとめ
電通・VOYAGE GROUP・CCIが行った資本業務提携の内容と理由について解説しました。
今回のポイントとしては、
- 電通・VOYAGE GROUP・CCIが資本業務提携を行った
- インターネット広告事業に関するシナジー効果が期待されている
- 2019年1月1日VOYAGE GROUP・CCIは株式交換を行う
- 2019年1月1日VOYAGE GROUPは吸収分割と商号変更を行う
- VOYAGE GROUPは電通傘下となる
が挙げられます。
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