機械器具小売業界のM&A動向!売却事例や案件情報を紹介!

取締役
矢吹 明大

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。

他業種同様に機械器具小売業界でもM&Aによる売却・買収は活況です。そこで、機械器具小売業界におけるM&Aによる売却・買収・事業承継の動向と事例や案件情報、M&Aを行うメリットやM&Aを成功させるポイントなどを掲示します。

目次

  1. 機械器具小売業界のM&A
  2. 機械器具小売業界のM&A動向
  3. 機械器具小売業界でM&A・売却・買収を行うメリット
  4. 機械器具小売業界のM&A・売却案件情報
  5. 機械器具小売業界のM&A・売却を成功させるポイント
  6. 機械器具小売業界のM&A・売却・買収の際におすすめの相談先
  7. 機械器具小売業界のM&A動向まとめ
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1. 機械器具小売業界のM&A

本記事では、機械器具小売業界のM&A動向や売却事例などを紹介します。まずは、機械器具小売業界の定義や、M&Aと事業承継の意味を解説しましょう。

機械器具小売業界とは

機械器具小売業界とは、自動車・自転車およびそのパーツ類、また家電などの電気機械器具を家庭用に販売したり、修理を行ったりする業界をさします。機械器具小売業界には、新品だけでなく中古品を取り扱う事業者も含まれます。しかし、修理を専業で行う事業者は含まれません。

M&A・売却・買収とは

M&A(Mergers and Acquisitions)とは、Mergers=合併とAcquisitions=買収頭文字を取った呼称です。具体的には、株式譲渡事業譲渡などの手法を用いて会社や事業用資産の売却・買収を行ったり、合併によって複数の法人を一つに統合したりします。

この数年来、国内でもM&Aが盛んに行われるようになりました。他の業種と同じように、機械器具小売業界でもM&Aによる業界再編が進行中です。

事業承継とは

事業承継とは、現経営者から後継者へ経営を引き継ぐことをさします。機械器具小売業界では、町の家電屋や中古車販売会社など、地域で機械器具小売を行う中小企業や小規模事業者の廃業が多く、深刻な問題です。

その廃業を防ぐために、国や地方自治体は、地方金融機関・士業専門家・M&A仲介会社などと連携しながら、事業承継の支援を実施しています。

2. 機械器具小売業界のM&A動向

昨今の機械器具小売業界の市場とM&A動向には、以下のような特徴が見られます。

  1. 一時落ち込むも販売件数はほぼ横ばいの市場 
  2. 技術を目的としたM&Aが増加傾向
  3. 異業種からの参入もありM&Aが活用されている

①一時落ち込むも販売数はほぼ横ばいの市場

機械器具小売市場は2008年のリーマン・ショックが影響し、一時期大きく縮小しました。

その後、家電分野ではスマートフォンの浸透やデジタルテレビへの買い替えなど、特定製品の特需により回復基調です。自動車分野は、軽自動車や電気自動車の需要増により堅調でしたが、近年はほぼ横ばいで推移しています。

②技術を目的としたM&Aが増加傾向

機械器具小売業界はもともと利益率が低い事業構造です。近年の原材料費や人件費の上昇などにより、さらに厳しい経営を強いられています。

したがって、機械器具小売企業各社は、販売よりも利益率の高い修理事業に力を入れるようになりました。それに伴い、修理技術の獲得を目的としたM&Aが増加傾向にあります。

③異業種からの参入もありM&Aが活用されている

近年は、機械器具製造企業による機械器具小売企業の買収が行われています。傘下に収めることで、効率の良いサプライチェーンを構築し、収益力向上を図るケースが見られます。業界をまたいだ買収により、販売ラインアップを拡充し、他社との差別化を図るケースも目立つようになりました。

3. 機械器具小売業界でM&A・売却・買収を行うメリット

機械器具小売業界でM&Aによる売却・買収を行うメリットにはさまざまなものがあります。ここでは売却側と買収側に分け、その主なメリットを掲示します。

売却側のメリット

売却側は、M&Aによって以下5つのメリットを得られます。

  • 後継者問題を解決できる 
  • 従業員の雇用を継続
  • 大手企業とのM&Aにより事業基盤が強化される
  • 個人保証や担保の解消ができる
  • 譲渡・売却益を獲得できる

後継者問題を解決できる

機械器具小売業界でも、中小企業を中心に後継者問題が課題です。後継者問不在で廃業が増加し、地域経済に大きな打撃を与える深刻な状況が危惧されているからです。M&Aによる事業承継によって後継者を見つけられれば、廃業する必要がなくなります。

従業員の雇用を継続

経営者がなかなか事業を引退できない大きな理由の一つに、従業員の職を失わせたくない思いがあります。M&Aでの事業承継によって事業を継続できれば、従業員の雇用問題も同時に解決できるのです。

大手企業とのM&Aにより事業基盤が強化される

機械器具小売業界は、スケールメリットが大きい事業構造です。大手企業の傘下に入ることでスケールメリットを得られれば、事業の成長と安定が期待できます。

個人保証や担保の解消ができる

個人保証や担保の負担を抱え続けることは、中小企業の経営者にとって何よりの不安材料です。M&Aで事業承継することによって個人保証や担保を解除できれば、経済的・精神的負担から開放されます。

譲渡・売却益を獲得できる

廃業や倒産とは異なり、M&Aでの事業承継=会社売却であれば、譲渡・売却益を得られます。リタイア後の生活費や新しいことへの挑戦資金など、さまざまな活用が可能となる資金を獲得できる点がメリットです。

買収側のメリット

買収側は、M&Aによって以下3つのメリットを得られます。

  • 事業展開スピードを加速できる 
  • 人材やノウハウなどの獲得
  • 特許や製品を獲得できる

事業展開スピードを加速できる

機械器具小売事業は、事業戦略上、販売網が重要です。M&Aによって販売店舗を獲得することで、事業展開スピードを早められます

人材やノウハウなどの獲得

人材不足が続く機械器具小売業界では、人材の確保が重要な課題です。商品自体の差別化が難しい中、販売ノウハウなどの獲得も大切です。M&Aによる買収であれば、短期間で効率良く人材やノウハウを獲得できます。

特許や製品を獲得できる

利益率の低い機械器具小売業界で利益率を上げるには、自社ブランド(PB=プライベートブランド)品を持つことも有効な手段です。メーカーを買収することによってPB商品を持てれば、収益力を高められます

4. 機械器具小売業界のM&A・売却案件情報

ここでは、実際に公開された機械器具小売業界のM&A・売却案件情報を紹介します。

  1. 中古外車の販売・修理会社
  2. 自動車部品販売会社
  3. 事務機器販売会社
  4. 照明器具の輸入販売会社
  5. 中古自動車の販売会社

①中古外車の販売・修理会社

機械器具小売業界のM&A・売却案件情報1件目は、中古外車の販売・修理会社です。

業種 自動車販売
事業形態 株式会社
地域 関西地方
譲渡希望金額 500万円

②自動車部品販売会社

機械器具小売業界のM&A・売却案件情報2件目は、自動車部品販売会社です。

業種 自動車販売
事業形態 株式会社
地域 宮崎県
譲渡希望金額 応相談

③事務機器販売会社

機械器具小売業界のM&A・売却案件情報3件目は、事務機器販売会社です。

業種 日用品・生活雑貨販売
事業形態 株式会社
地域 静岡県
譲渡希望金額 2,000万円

④照明器具の輸入販売会社

機械器具小売業界のM&A・売却案件情報4件目は、照明器具の輸入販売会社です。

業種 日用品・生活雑貨販売
事業形態 株式会社
地域 関東地方
譲渡希望金額 応相談

⑤中古自動車の販売会社

機械器具小売業界のM&A・売却案件情報5件目は、中古自動車の販売会社です。

業種 自動車販売
事業形態 株式会社
地域 大阪府
譲渡希望金額 250万円

5. 機械器具小売業界のM&A・売却を成功させるポイント

機械器具小売業界でM&A・売却を成功させるためには、以下5つのポイントを意識して行うことが重要です。

  1. M&Aの準備は計画的に行う 
  2. M&Aの目的を明確にする
  3. 他社にはない強み・技術などをアピールする
  4. 契約成立まで情報を外部に漏らさない
  5. M&Aの専門家に相談する

①M&Aの準備は計画的に行う

景気動向や国の政策などに左右されやすい機械器具小売業界でM&A・事業承継を成功させるには、売却タイミングを見計らい、なおかつ売却タイミングに合わせて企業価値を高めておく必要があります。

そのためには、M&A仲介会社などの専門家によるM&A戦略などを基に、時間をかけて準備をしておくことが重要です。

②M&Aの目的を明確にする

なぜM&A・事業承継によって事業を売却したいのか、目的を明確にすることでM&A戦略の方向性も定まり、交渉も円滑に進めやすくなります。まずは、M&Aアドバイザーとよく話し合い、自身の考えや価値観をしっかりと伝えておくことが大切です。

③他社にはない強み・技術などをアピールする

機械器具小売業界でM&A・事業承継を成功させるには、商品販売にどのような付加価値をつけているかが重要です。機械器具小売業界は商品自体での差別化が難しいだけに、他社とは違う付加価値を持っていると優良な買い手がつきやすくなります。

④契約成立まで情報を外部に漏らさない

M&Aを進めていることが従業員にもれると、離職の危険性があります。取引先や競合企業に知れると、買い手の戦略が推察されてしまい、M&A後の事業に支障が出るかもしれません。

契約成立まで、M&Aに関する情報は一部社員のみに限定し、外部に漏らさないように細心の注意を払いましょう。機密情報を厳守する専門家や買い手を選ぶことも重要です。

⑤M&Aの専門家に相談する

機械器具小売業界のM&A・事業承継では、業界の動向や国の政策動向などを読みながら、最適なタイミングやスキームを選択する必要があります。M&A動向の予測や最適なスキームの選択には、専門的な知識や見解が必要になるため、M&A仲介会社などの専門家への相談が有効です。

6. 機械器具小売業界のM&A・売却・買収の際におすすめの相談先

機械器具小売業界でM&A・事業承継を支障なく成約まで進めていくには、M&Aに関する高い専門性を持ち、機械器具小売業界に知見のある専門家のサポートがおすすめです。

中小企業のM&Aに数多く携わっているM&A総合研究所では、多様な業界・業種のM&A支援実績を持つM&Aアドバイザーがフルサポートします。通常は半年~1年以上かかるとされるM&Aを、最短3カ月で成約した実績を有する機動力もM&A総合研究所の特徴です。

料金体系は、成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。無料相談を随時受け付けていますので、機械器具小売業界でM&A・事業承継をご検討の際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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7. 機械器具小売業界のM&A動向まとめ

機械器具小売業界のM&A・売却・買収にはさまざまなメリットがあります。成功させるためには、計画的な準備と専門家のサポートがおすすめです。本記事の概要は以下のようになります。

・近年の機械器具小売業界のM&A動向
→一時落ち込むも販売件数はほぼ横ばいの市場 
→技術を目的としたM&Aが増加傾向
→異業種からの参入もありM&Aが活用されている

・M&Aによって売却側が得られるメリット
→後継者問題を解決できる 
→従業員の雇用を継続
→大手企業とのM&Aにより事業基盤が強化される
→個人保証や担保の解消ができる
→譲渡・売却益を獲得できる

・M&Aにより買収側が得られるメリット
→事業展開スピードを加速できる 
→人材やノウハウなどの獲得
→特許や製品を獲得できる

・機械器具小売業界のM&A・売却を成功させるポイント
→M&Aの準備は計画的に行う 
→M&Aの目的を明確にする
→他社にはない強み・技術などをアピールする
→契約成立まで情報を外部に漏らさない
→M&Aの専門家に相談する

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