2026年01月14日更新
機械器具小売のM&A動向と売却・買収の成功ポイントを徹底解説
機械器具小売のM&Aは、市場の成熟や後継者不足を背景に活発化しています。本記事では、最新の業界動向や売却・買収のメリット、成約に向けた重要ポイントを詳しく解説します。戦略的な事業承継を検討中の方はぜひ参考にしてください。
目次
1. 機械器具小売の市場環境とM&Aの最新動向
2025年から2026年にかけての機械器具小売の市場およびM&A動向には、主に以下のような特徴が顕著に現れています。
- 人口動態や消費行動の変化による販売数量の停滞
- 高度な保守・メンテナンス技術の確保を目的とした買収
- サプライチェーン再編に伴う異業種・メーカーによる参入
①国内需要の成熟と2026年に向けた販売環境の変化
国内市場は成熟期にあり、2026年にかけて世帯数の減少や物価高騰の影響がより深刻化すると予測されています。最新の市場展望では、実質賃金の伸び悩みによる買い替えサイクルの長期化から、機械器具小売の販売数量は依然として厳しい局面が続く見込みです。
②高度な修理・メンテナンス技術の獲得ニーズ
2025年以降、家電や車両のスマート化・IoT化が加速し、修理にはより高度な専門知識が求められています。利益率が低い新車や新品の販売に依存せず、収益性の高いアフターフォロー体制を強化するため、熟練した技術者や認定工場を持つ企業を対象としたM&Aが活発になっています。
③D2C拡大とサプライチェーン再編による合流
2026年に向けてメーカーが直接消費者に販売するD2C(Direct to Consumer)モデルが一般化する中、製造企業が機械器具小売の拠点を買収して顧客接点を強化する動きが加速しています。これにより物流効率の最適化を図るとともに、顧客データを直接収集して製品開発に活かす戦略的な統合が増えています。
2. 機械器具小売業界の売却事例
ここでは、機械器具小売業界の売却事例を紹介します。
- オートバックスセブンが近藤自動車工業を完全子会社化
- フルテックがワイズ・コーポレーションを子会社化
- ティーガイアがRelay2を連結子会社化
- ノジマがシグニの全株式を譲渡
- オートバックスセブンがファトラスタイリングを連結子会社化
- エフティグループがエフティコミュニケーションズの全株式をICコーポレーションに譲渡
- キヤノンITソリューションズがベトナム子会社を関東物産に持分譲渡
- ケーズホールディングスとサワハタキャリーサービスの株式交換
- Sin Lian Wah Lighting Sdn .Bhd.からレカムへの会社売却
- ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントからノジマへの子会社売却
- Caterham Cars Group LimitedからVTホールディングスへの株式売却
- サンオータスが新車自動車小売販売業の子会社株式を譲渡
- オートスターズからオートバックスセブンへの会社売却
- 文教堂からビックカメラグループへの事業譲渡
- 北日本車検整備工場からホットマンへの会社売却
- 光洋自動車からVTホールディングスへの会社売却
- テクニカルアーツからケーズホールディングスへの会社売却
- コクサイショパーズエイトからオートバックスセブンへの会社売却
- Courts Asia社からノジマへの株式売却
- アベルネットから綿半ホールディングスへの会社売却
- ウエインズインポートからネクステージへの会社売却
- J.フロントリテイリングによるエディオンへのフォーレスト株式売却
①オートバックスセブンが近藤自動車工業を完全子会社化
2024年4月、オートバックスセブンは、近藤自動車工業の全ての株式を取得し、完全子会社化すると発表しました。
オートバックスセブンは、カー用品店最大手のチェーンでありカー用品の卸売および小売、車検・整備、車買取・販売、塗装など行うフランチャイズで展開している企業です。対象企業の近藤自動車工業は、自動車の修理・整備、販売、自動車用品の販売を行っています。
今回のM&Aにより、新たな整備事業者とのネットワークを構築し、さらなる収益力向上を目指します。
②フルテックがワイズ・コーポレーションを子会社化
2024年1月、フルテックはワイズ・コーポレーションの株式を取得し、子会社化すると決議しました。
フルテックは、自動ドア装置の販売・施工・保守サービス、ステンレスサッシ・製作金物製造販売及び付帯関連する事業、駐輪システムの販売・管理・運営、建具工事業・機械器具設置工事業など幅広い事業を行っています。
ワイズ・コーポレーションは、組込み系制御基板の開発・設計・製造 、コンピュータ応用機器のシステム企画・開発設計・製造、情報通信、ソフトウェアの受託開発・製作を行う企業です。
今回のM&Aにより、ワイズ・コーポレーションの高い技術開発力を獲得し、商品開発拡大を目指します。また、さらなる業容拡大を図るとしています。
③ティーガイアがRelay2を連結子会社化
2022年4月、ティーガイアが、アメリカでWi-Fiソリューションの開発・販売を行っているRelay2の株式を追加取得し、連結子会社化すると発表しました。持株比率は51.32%になります。2019年11月に資本業務提携していました。
ティーガイアは、携帯電話等の販売と代理店業務、ソリューション、ブロードバンド等の通信サービスの販売取次業務などを展開している会社です。今回のM&Aにより、ティーガイアは、Relay2のエッジコンピューティング等を活用し、新たな事業拡大を目的としています。
④ノジマがシグニの全株式を譲渡
2022年4月、デジタル家電大手のノジマは、完全子会社のシグニの全株式を、ベーシック・キャピタル・マネジメント(以下、BCM)が運営するBCM-V投資事業有限責任組合に譲渡しました。シグニは、動物医療分野における医療必需品販売及び経営支援サービスを行っている会社です。
BCMは、中小・中堅企業を投資対象とする投資ファンド運営会社です。ノジマは、シグニの事業とのグループシナジーが見込めないと判断し、この譲渡に至りました。BCMは、シグニの事業拡大と継続的発展を支援するとしています。
⑤オートバックスセブンがファトラスタイリングを連結子会社化
2022年2月、オートバックスセブンは、カスタムコンプリートカ―のデザイン・開発・製造を行っているファトラスタイリングの株式70%を取得すると発表しました。これにより、連結子会社化します。株式譲渡日は2022年4月1の予定です。
オートバックスセブンは、オートバックスグループ店舗のフランチャイズ本部としてカー用品の卸売・小売・整備・車両買取・板金・塗装などを展開しています。
このM&Aにより、オートバックスセブンは、本格的にカスタムコンプリートカー市場へ参入し、グループのさらなる収益拡大を目的とします。
⑥エフティグループがエフティコミュニケーションズの全株式をICコーポレーションに譲渡
2022年2月、エフティグループは、連結子会社のエフティコミュニケーションズの株式をすべて、資産の取得、所有、売買等を行うICコーポレーションに譲渡しました。これにより、連結子会社から外れます。
エフティグループは、ソリューション・環境・インターネット・技術サポートなどの事業を展開するグループ会社です。エフティコミュニケーションズは、ネットワークセキュリティ商品の販売や、環境省エネルギーサービスの販売などを行っている会社です。
このM&Aにより、エフティグループは、エフティコミュニケーションズの事業拡大を目指し、グループを含めたそれぞれのさらなる企業価値拡大を目的としています。
⑦キヤノンITソリューションズがベトナム子会社を関東物産に持分譲渡
2021年11月、キヤノンITソリューションズは、子会社であるMaterial Automation(Thailand) Co., Ltd.とともに保有するベトナムのMAT VIET NAM COMPANY LIMITEDの株式の全持分を関東物産に譲渡しました。譲渡価額は公表されていません。
MAT VIET NAM COMPANY LIMITEDは、ベトナム国内でITハードウェア・ソフトウェアへの導入提案・販売・サービス提供を行っています。関東物産は、主に工作機械などの設備販売を行う商社です。キヤノンITソリューションズは、事業の選択と集中を行いました。
⑧ケーズホールディングスとサワハタキャリーサービスの株式交換
2021年10月、ケーズホールディングスは、サワハタキャリーサービスが完全子会社となる株式交換を実施する基本合意書を締結したと発表しました。2022年1月現在、株式交換の実施時期や交換比率などは未定です。
ケーズホールディングスは、グループで家庭電気製品小売業やそれに付帯する工事・修理事業を行っています。サワハタキャリーサービスは、一般貨物自動車運送業、業務用機器・家電製品メンテナンス、電気工事業、 産業廃棄物収集運搬業などを行っている企業です。
ケーズホールディングスとしては、25年前から配送・工事などの業務委託をしてきたサワハタキャリーサービスを傘下にすることで、配送・工事の安定かつ効率的な体制構築とサービス向上を図る目的があります。
⑨Sin Lian Wah Lighting Sdn .Bhd.からレカムへの会社売却
2021年10月、レカムは、Sin Lian Wah Lighting Sdn .Bhd.の全株式を取得し、完全子会社化しました。取得価額は7億2,500万円です。Sin Lian Wah Lighting Sdn .Bhd.は、マレーシアで電器・照明器具の卸売業を行っています。
レカムは、グループでビジネスホン・デジタル複合機・ネットワーク商品・LED照明・その他エコ商品の販売、その他OA機器全般の販売、設置工事・保守サービスの提供などを行っている企業です。レカムとしては、マレーシア市場の開拓・事業展開の拡大を図る狙いがあります。
⑩ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントからノジマへの子会社売却
2021年10月、ノジマは、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが新設した100%子会社AXNの全株式を取得し、完全子会社化しました。取得価額は公表されていません。ノジマは、デジタル家電製品の販売とそれに付帯する工事・修理・技術指導事業などを行っています。
新設されたAXNは、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの子会社2社が行ってきた有料衛星放送事業と、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとJCOMが共同出資した会社が行ってきた有料衛星放送事業を承継しています。
つまり、ノジマはAXNの子会社化により、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとJCOMの子会社化が行ってきた海外ドラマの衛星放送事業を譲受したのです。
⑪Caterham Cars Group LimitedからVTホールディングスへの株式売却
2021年4月、VTホールディングスは、Caterham Cars Group Limitedの全株式を取得し、完全子会社化しました。取得価額は公表されていません。VTホールディングスは、国内有数の自動車ディーラーグループです。
イギリスの自動車メーカーグループであるCaterham Cars Group Limitedは純粋持株会社で、傘下に自動車の生産・販売を行うCaterham Cars Limitedと、自動車のメンテナンス・修理を行うSeven Motorsport Limitedの2社がいます。
Caterham Cars Group Limitedグループは、VTホールディングスの子会社の主力販売車種である「スーパーセブン」を生産しており、VTホールディングスとしては、生産メーカーを傘下に加えることで、付加価値向上や収益改善が図れると判断しました。
⑫サンオータスが新車自動車小売販売業の子会社株式を譲渡
2020年2月、サンオータスは、新車自動車小売販売業を行っている子会社モトーレン東洋とメトロポリタンモーターズの全株式を譲渡しました。譲渡先は、モトーレン東洋がエー・エル・シー、メトロポリタンモーターズがダイワグループです。
譲渡価額は非公表となっています。サンオータスは、現在の基幹ビジネスであるエネルギー事業と今後の主力事業を目指すMaaS関連事業の2部門に注力する考えです。
⑬オートスターズからオートバックスセブンへの会社売却
オートバックスセブンのフランチャイジーであるオートスターズは、2019年11月、フランチャイザーのオートバックスセブンへ株式を譲渡し、子会社となりました。オートスターズは、熊本県でオートバックスを8店舗展開しています。
オートバックスセブンは、オートスターズを子会社化することで、直接営業体制の効率化と強化を図っています。
⑭文教堂からビックカメラグループへの事業譲渡
2019年10月、文教堂は、ソフマップへ、アニメキャラクターのグッズ販売事業を譲渡しました。文教堂は、ゲームや書籍・雑誌、CD・DVDなどのソフトメディア商品をチェーン展開しています。ソフマップは、ビッグカメラの完全子会社です。
ビックカメラグループとしては、本M&Aにより、サービス拡充を図る目的です。文教堂は、事業のスリム化による経営改善を行っています。
⑮北日本車検整備工場からホットマンへの会社売却
宮城県に拠点を置く北日本車検整備工場は、2019年10月にホットマンへ全株式を売却し、子会社となりました。ホットマンは、イエローハットやアップガレージなど複数ブランドのフランチャイズ展開を行っています。
このM&Aにより、ホットマンは、サービスの拡充を図る目的です。
⑯光洋自動車からVTホールディングスへの会社売却
2019年8月、光洋自動車は、VTホールディングスへ全株式を売却し、子会社となりました。輸入車販売を行う光洋自動車は、国産自動車販売で資本力とノウハウを持つVTホールディングスの傘下に入ることで、北海道でのさらなる事業拡大を図るものです。
⑰テクニカルアーツからケーズホールディングスへの会社売却
テクニカルアーツは、2019年6月にケーズホールディングスへ全株式を売却し、子会社となりました。テクニカルアーツは、ケーズホールディングスが店舗内に開設しているパソコン教室を受託運営していましたが、子会社化により、店舗拡大とサービスのさらなる向上を進めています。
⑱コクサイショパーズエイトからオートバックスセブンへの会社売却
オートバックスセブンのフランチャイジーであるコクサイショパーズエイトは、2019年3月、オートバックスセブンへ全株式を売却し、子会社となりました。
コクサイショパーズエイトは、長野県でカー用品小売業を営んでいます。オートバックスセブングループ入りとともにオートバックス美濃と商号を変更しました。オートバックスセブンは、中部地方での営業体制効率化と強化を図っています。
⑲Courts Asiaからノジマへの株式売却
2019年3月、シンガポールのCourts Asia Limitedの全株式を、ノジマのシンガポール子会社であるNojima Asia Pacific Pte.Ltd.が公開買付けで取得しました。
ノジマグループは、デジタル家電専門店を国内だけでなく海外でも展開しています。Courts Asiaをグループに迎えることで、東南アジアでのデジタル家電販売体制の強化を進めています。
⑳アベルネットから綿半ホールディングスへの会社売却
家電やPCの通信販売を行っているアベルネットは、2018年12月に、綿半ホールディングスへ全株式を売却し、完全子会社となりました。綿半ホールディングスは、スーパーセンター(食料品スーパーとディスカウントストアを完全に一体化した小売業態)を展開中です。
このM&Aにより、両社の経営資源などを相互活用することにより、取り扱い商品の拡充、通信販売のノウハウやシステム基盤の共有を図り、シナジーが期待できるとしています。
㉑ウエインズインポートからネクステージへの会社売却
2018年6月、アウディの正規ディーラーであるウエインズインポートは、ネクステージへ全株式を売却し、子会社となりました。ネクステージは、名古屋市を拠点に置く、新車と中古車の販売会社です。
このM&Aにより、ネクステージは、自社グループの販売ラインアップにアウディを加え、事業規模拡大を進めています。
㉒J.フロントリテイリングによるエディオンへのフォーレスト株式売却
2017年8月、J.フロントリテイリングは、埼玉県に拠点を置く通販会社のフォーレストの全株式を、家電販売大手のエディオンへ売却しました。フォーレストは、J. フロントリテイリングの連結子会社でした。
J. フロントリテイリングは、大丸松坂屋百貨店やパルコなどを傘下に持つ持株会社です。J.フロントリテイリングとフォーレストは、eコマース事業に力を入れているエディオン傘下にフォーレストが加わることが各社の事業成長につながると判断し、当M&Aに至っています。
3. 3. 機械器具小売のM&Aを成功に導くための重要ポイント
機械器具小売のM&Aにおいて、希望条件での成約を実現するために意識すべきポイントを解説します。
①譲渡価格を左右する独自の強みや修理技術の棚卸し
自社が保有する特定のメーカーへの対応力や、地域でのシェア、他社が模倣できない特殊な修理技術などは大きなアピール材料となります。2025年以降の市場では「売る力」だけでなく「維持する力」が評価されるため、これらを可視化して買い手候補に提示することが重要です。
②優秀な技術者や整備スタッフの継続雇用
機械器具小売の付加価値は「人」に帰属する部分が多いため、M&A後の技術流出は大きなリスクとなります。譲渡後も従業員が安心して働き続けられるよう、処遇の維持やキャリアパスの提示について買い手側と早期に協議し、キーマンの離職を防ぐ対策が必要です。
③取引先メーカーや主要顧客との関係維持・承継
特約店契約や代理店契約の内容によっては、資本構成の変化が契約継続に影響を及ぼす場合があります。M&Aの実行にあたっては、主要な取引メーカーとの信頼関係をいかに維持し、スムーズに承継できるかを精査しておくことが、事業の安定性を担保する鍵となります。
4. 機械器具小売業界でM&A・売却・買収を行うメリット
機械器具小売業界でM&Aによる売却・買収を行うメリットにはさまざまなものがあります。ここでは売却側と買収側に分け、その主なメリットを掲示します。
売却側のメリット
売却側は、M&Aによって以下5つのメリットを得られます。
- 後継者問題を解決できる
- 従業員の雇用を継続
- 大手企業とのM&Aにより事業基盤が強化される
- 個人保証や担保の解消ができる
- 譲渡・売却益を獲得できる
後継者問題を解決できる
機械器具小売業界でも、中小企業を中心に後継者問題が課題となっています。後継者問不在で廃業が増加し、地域経済に大きな打撃を与える深刻な状況が危惧されているからです。M&Aによる事業承継によって後継者を見つけられれば、廃業する必要がなくなります。
従業員の雇用を継続
経営者がなかなか事業を引退できない大きな理由の一つに、従業員の職を失わせたくない思いがあります。M&Aでの事業承継によって事業を継続できれば、従業員の雇用問題も同時に解決できるのです。
大手企業とのM&Aにより事業基盤が強化される
機械器具小売業界は、スケールメリットが大きい事業構造です。大手企業の傘下に入ることでスケールメリットを得られれば、事業の成長と安定が期待できます。
個人保証や担保の解消ができる
個人保証や担保の負担を抱え続けることは、中小企業の経営者にとって何よりの不安材料です。M&Aで事業承継することによって個人保証や担保を解除できれば、経済的・精神的負担から開放されます。
譲渡・売却益を獲得できる
廃業や倒産とは異なり、M&Aでの事業承継=会社売却であれば、譲渡・売却益を得られます。リタイア後の生活費や新しいことへの挑戦資金など、さまざまな活用が可能となる資金を獲得できる点がメリットです。
買収側のメリット
買収側は、M&Aによって以下3つのメリットを得られます。
- 事業展開スピードを加速できる
- 人材やノウハウなどの獲得
- 特許や製品を獲得できる
事業展開スピードを加速できる
機械器具小売事業は、事業戦略上、販売網が重要です。M&Aによって販売店舗を獲得することで、事業展開スピードを早められます。
人材やノウハウなどの獲得
人材不足が続く機械器具小売業界では、人材の確保が重要な課題です。商品自体の差別化が難しい中、販売ノウハウなどの獲得も大切です。M&Aによる買収であれば、短期間で効率良く人材やノウハウを獲得できます。
特許や製品を獲得できる
利益率の低い機械器具小売業界で利益率を上げるには、自社ブランド(PB=プライベートブランド)品を持つことも有効な手段です。メーカーを買収することによってPB商品を持てれば、収益力を高められます。
5. 機械器具小売業界のM&A・売却案件情報
ここでは、実際に公開された機械器具小売業界のM&A・売却案件情報を紹介します。
- 中古外車の販売・修理会社
- 自動車部品販売会社
- 事務機器販売会社
- 照明器具の輸入販売会社
- 中古自動車の販売会社
①中古外車の販売・修理会社
機械器具小売業界のM&A・売却案件情報1件目は、中古外車の販売・修理会社です。
| 業種 | 自動車販売 |
| 事業形態 | 株式会社 |
| 地域 | 関西地方 |
| 譲渡希望金額 | 500万円 |
②自動車部品販売会社
機械器具小売業界のM&A・売却案件情報2件目は、自動車部品販売会社です。
| 業種 | 自動車販売 |
| 事業形態 | 株式会社 |
| 地域 | 宮崎県 |
| 譲渡希望金額 | 応相談 |
③事務機器販売会社
機械器具小売業界のM&A・売却案件情報3件目は、事務機器販売会社です。
| 業種 | 日用品・生活雑貨販売 |
| 事業形態 | 株式会社 |
| 地域 | 静岡県 |
| 譲渡希望金額 | 2,000万円 |
④照明器具の輸入販売会社
機械器具小売業界のM&A・売却案件情報4件目は、照明器具の輸入販売会社です。
| 業種 | 日用品・生活雑貨販売 |
| 事業形態 | 株式会社 |
| 地域 | 関東地方 |
| 譲渡希望金額 | 応相談 |
⑤中古自動車の販売会社
機械器具小売業界のM&A・売却案件情報5件目は、中古自動車の販売会社です。
| 業種 | 自動車販売 |
| 事業形態 | 株式会社 |
| 地域 | 大阪府 |
| 譲渡希望金額 | 250万円 |
6. 機械器具小売業界のM&A・売却を成功させるポイント
機械器具小売業界でM&A・売却を成功させるためには、以下5つのポイントを意識して行うことが重要です。
- M&Aの準備は計画的に行う
- M&Aの目的を明確にする
- 他社にはない強み・技術などをアピールする
- 契約成立まで情報を外部に漏らさない
- M&Aの専門家に相談する
①M&Aの準備は計画的に行う
景気動向や国の政策などに左右されやすい機械器具小売業界でM&A・事業承継を成功させるには、売却タイミングを見計らい、なおかつ売却タイミングに合わせて企業価値を高めておく必要があります。
そのためには、M&A仲介会社などの専門家によるM&A戦略などを基に、時間をかけて準備をしておくことが重要です。
②M&Aの目的を明確にする
なぜM&A・事業承継によって事業を売却したいのか、目的を明確にすることでM&A戦略の方向性も定まり、交渉も円滑に進めやすくなります。まずは、M&Aアドバイザーとよく話し合い、自身の考えや価値観をしっかりと伝えておくことが大切です。
③他社にはない強み・技術などをアピールする
機械器具小売業界でM&A・事業承継を成功させるには、商品販売にどのような付加価値をつけているかが重要です。機械器具小売業界は商品自体での差別化が難しいだけに、他社とは違う付加価値を持っていると優良な買い手がつきやすくなります。
④契約成立まで情報を外部に漏らさない
M&Aを進めていることが従業員にもれると、離職の危険性があります。取引先や競合企業に知れると、買い手の戦略が推察されてしまい、M&A後の事業に支障が出るかもしれません。
契約成立まで、M&Aに関する情報は一部社員のみに限定し、外部に漏らさないように細心の注意を払いましょう。機密情報を厳守する専門家や買い手を選ぶことも重要です。
⑤M&Aの専門家に相談する
機械器具小売業界のM&A・事業承継では、業界の動向や国の政策動向などを読みながら、最適なタイミングやスキームを選択する必要があります。M&A動向の予測や最適なスキームの選択には、専門的な知識や見解が必要になるため、M&A仲介会社などの専門家への相談が有効です。
7. 機械器具小売業界のM&A・売却・買収の際におすすめの相談先
機械器具小売業界でM&A・事業承継を支障なく成約まで進めていくには、M&Aに関する高い専門性を持ち、機械器具小売業界に知見のある専門家のサポートがおすすめです。
中小企業のM&Aに数多く携わっているM&A総合研究所では、多様な業界・業種のM&A支援実績を持つM&Aアドバイザーがフルサポートいたします。通常は半年~1年以上かかるとされるM&Aを、最短3カ月で成約した実績を有する機動力もM&A総合研究所の特徴です。
料金体系は、成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。無料相談を随時お受けしていますので、機械器具小売業界でM&A・事業承継をご検討の際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
8. 機械器具小売業界のM&A動向まとめ
機械器具小売業界のM&A・売却・買収にはさまざまなメリットがあります。成功させるためには、計画的な準備と専門家のサポートがおすすめです。本記事の概要は以下のようになります。
・近年の機械器具小売業界のM&A動向
→一時落ち込むも販売件数はほぼ横ばいの市場
→技術を目的としたM&Aが増加傾向
→異業種からの参入もありM&Aが活用されている
・M&Aによって売却側が得られるメリット
→後継者問題を解決できる
→従業員の雇用を継続
→大手企業とのM&Aにより事業基盤が強化される
→個人保証や担保の解消ができる
→譲渡・売却益を獲得できる
・M&Aにより買収側が得られるメリット
→事業展開スピードを加速できる
→人材やノウハウなどの獲得
→特許や製品を獲得できる
・機械器具小売業界のM&A・売却を成功させるポイント
→M&Aの準備は計画的に行う
→M&Aの目的を明確にする
→他社にはない強み・技術などをアピールする
→契約成立まで情報を外部に漏らさない
→M&Aの専門家に相談する
9. 専門小売業界の成約事例一覧
10. 専門小売業界のM&A案件一覧
【東海地方/業歴10年以上】ゴルフ用品販売/ゴルフ練習場運営
その他の卸・小売/娯楽・スポーツ/中部・北陸案件ID:4316公開日:2026年10月05日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
ゴルフ関連総合サービス(練習場運営、用品リテール事業等)
【関東エリア/管楽器専門店】販売×リペア×音楽教室をワンストップで提供
教室・教育・ノウハウ/専門サービス/娯楽・スポーツ/関東・甲信越案件ID:4314公開日:2026年10月05日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
関東エリアにて管楽器販売・リペア・音楽教室の運営を手掛ける企業。
【調剤薬局兼ドラッグストア×静岡県】駅徒歩2分/中核病院至近
食品卸・小売/医薬品卸・小売/その他の卸・小売/中部・北陸案件ID:4291公開日:2026年09月25日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
◆調剤薬局兼ドラッグストア1店舗の運営
イギリス/高級バスルーム製品専門店
その他の卸・小売/海外案件ID:4271公開日:2026年09月16日売上高
50億円〜100億円
営業利益
10億円〜25億円
譲渡希望価格
約55億円/EVベース(応相談)
イギリスを拠点に、ショールーム(8拠点)・オンライン・B2Bで展開する、高級バスルーム製品のリーディングブランド
【富裕層向け提案力】自社工場での一貫対応可能な高級内装建材卸・小売業
建築・内装リフォーム/中部・北陸案件ID:4190公開日:2026年08月20日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
空間デザインの提案から自社加工・施工管理までを行う内装建材の小売・卸売業の企業です。
【首都圏/海外の王室御用達ブランドのアパレル・雑貨を輸入・販売/売上7億円超】
繊維・衣料卸・小売/関東・甲信越案件ID:4176公開日:2026年08月17日売上高
5億円〜10億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1円
高級アパレル・雑貨販売業
【営業利益5,000万円以上/好立地】中古ゴルフ用品ショップ
その他の卸・小売/その他/非公開案件ID:4082公開日:2026年07月15日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
西日本にて中古ゴルフ用品の買取・販売を行う事業者様でございます。好立地かつ豊富な品揃えで、地域で高い認知度を誇っております。
【好立地/事業譲渡】 爬虫類カフェ
飲食店/近畿案件ID:4077公開日:2026年07月14日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億6,000万円
爬虫類カフェ運営 その他小売販売
【関西/全国500社超の顧客基盤】幼児教育玩具の販売業
その他の卸・小売/教室・教育・ノウハウ/近畿案件ID:4066公開日:2026年07月13日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
非公開
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
幼稚園や保育園向けの幼児教育玩具・保育家具・絵本などの卸売および店舗での小売事業を展開しています。
【FA案件 / フィリピン】医療機器及び医療消耗品卸・小売
医薬品卸・小売/海外案件ID:3968公開日:2026年06月05日売上高
50億円〜100億円
営業利益
10億円〜25億円
譲渡希望価格
約190億円(EVベース・応相談)
フィリピンの医療機器及び医療消耗品の小売・卸売事業
【関西・財務良好】携帯ショップ運営
人材派遣・アウトソーシング/人材紹介/その他/近畿案件ID:3902公開日:2026年05月19日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
携帯ショップ運営
【独占販売権×体験型店舗】アウトドア・レジャー用品の輸入卸・リテールテイメント事業
その他の製造業/その他の卸・小売/娯楽・スポーツ/関東・甲信越案件ID:3853公開日:2026年04月27日売上高
2.5億円〜5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
アウトドア・レジャー用品の輸入卸売、リテールテイメント事業を行う企業になります。
【事業譲渡/高収益】東日本×ゴルフ用品販売業
その他の卸・小売/非公開案件ID:3784公開日:2026年04月06日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
1000万円〜5000万円
譲渡希望価格
1億円〜2.5億円
対象事業はゴルフ用品販売事業
【急成長市場 / リーディングカンパニー】関西×ドールEC&店舗販売
その他の卸・小売/近畿案件ID:3740公開日:2026年03月24日売上高
10億円〜25億円
営業利益
損益なし
譲渡希望価格
7億円(応相談)
ECおよび店舗でのドール販売、海外ドールの輸入事業等を展開
【北陸】医薬品・介護福祉用品の販売業
医薬品卸・小売/介護・福祉・医療/中部・北陸案件ID:3219公開日:2025年09月24日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1円+役員借入金の返済(応相談)
医薬品、介護福祉用品の販売
【大手取引先多数】北海道の生花卸売業・小売業
その他の卸・小売/ECサイト(カートあり)/北海道案件ID:2964公開日:2025年06月25日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
5000万円〜1億円
・北海道内を中心に生花、鉢物、資材の卸売及び、道内に花屋を3店舗以上を運営している老舗企業 ・自社で加工所や保存倉庫を保有しているため、高い品質かつスピーディーに製品を届けることが可能
【首都圏/EBITDA6,500万円】化粧品・健康食品販売業
食品製造/医薬品製造/ECサイト(カートあり)/関東・甲信越案件ID:2867公開日:2025年05月21日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
2.5億円〜5億円
・健康食品販売 ・化粧品販売
【シンガポール】老舗の生花販売店
その他の卸・小売/ウェブサイト/ECサイト(カートあり)/海外案件ID:2328公開日:2024年10月16日売上高
5億円〜10億円
営業利益
5000万円〜1億円
譲渡希望価格
希望なし
シンガポールにて生花販売を営んでいます。
【東北地方】楽器販売店・音楽教室
その他の卸・小売/教室・教育・ノウハウ/その他/東北案件ID:1747公開日:2024年04月07日売上高
1億円〜2.5億円
営業利益
〜1000万円
譲渡希望価格
1000万円〜5000万円
地域唯一の総合楽器店を営んでいます。また、音楽教室を複数店舗運営しており、生徒数は約1,000名抱えております。
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