【55歳・56歳・57歳】早期退職(リタイア)に必要な資金・貯蓄は?【実例まとめ】

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

55歳、56歳、57歳という定年まであと少しではある年齢で早期退職による早期リタイアを考える方もいるでしょう。早期リタイアに必要な資金や貯蓄などはどのくらいなのでしょうか。55歳、56歳、57歳それぞれについて早期リタイアの資金や実例を紹介します。

目次

  1. 早期退職に必要な資金を決めるのは?
  2. セミリタイアと完全リタイアの違い
  3. 55歳で早期リタイアしたら?
  4. 56歳で早期リタイアしたら?
  5. 57歳で早期リタイアしたら?
  6. 早期リタイアの資金は1歳違っても変わってくる
  7. 早期退職に必要な資金のまとめ
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1. 早期退職に必要な資金を決めるのは?

早期退職に必要な資金

早期退職による早期リタイアを考えた時に、生活に必要な貯蓄などはどのくらいなのでしょうか。早期退職に必要になる貯蓄などの資金について解説します。

早期リタイア後の生活費

早期退職による早期リタイアを決断した場合、生活費は必要な資金を決めるもっとも重要な要素です。反対に言えば、生活費が見込めないまま早期退職に踏み切るのはリスクしかありません。まずは生活ができる貯蓄があるか資金をしっかりと見つめましょう。

年齢

次に年齢です。早期リタイアする年齢により必要になる貯蓄などの資金は変わってきます。年齢が若ければ若いほど、貯蓄などの資金の額は大きくなっていきます。今回のテーマである55歳、56歳、57歳であればある程度、貯蓄の先行きが見えるのではないでしょうか。

早期リタイア後の収入

早期リタイアを行った場合、その後の収入をどのように得ていくかも考える必要があります。収入の当てがあるかどうかにより、貯蓄などの早期退職に必要な資金は大きく変わってくるからです。ここでは以下の項目について考えてみます。

  • 退職金
  • 年金
  • 不労所得

退職金

まずは退職金だけを当てにする場合です。この場合ですと、退職金の額にもよりますが、余裕を持った資金が必要となります。

年金

年金を収入の当てにする方法もあります。しかし、年金受給までに年数が必要な事と、年金の受給金額だけでは生活が苦しくなる可能性もある事から、ある程度の資金が必要となると言われています。

不労所得

最後に不労所得です。不動産などの不労所得を得られる場合は、月々の所得額にもよりますが多くの資金を必要とはしません。働いていた時よりも収入が減るものの、生活するには必要な収入を得られれば十分といえます。

2. セミリタイアと完全リタイアの違い

セミリタイアと完全リタイア

早期リタイアには「セミリタイア」と「完全リタイア」の二種類があります。セミリタイアは仕事を退職するものの、何かしらの収入を得る方法です。一方の完全リタイアは、貯蓄以外の資金を調達が無いリタイアを指しています。

完全リタイアの方がより多くの資金を準備する事が必要となります。セミリタイアと完全リタイアでは、貯蓄や資金の必要額が大きく変わってくるのです。

3. 55歳で早期リタイアしたら?

55歳で早期リタイア

ここからは、実例を元に早期リタイアについて解説します。実例の中からメリットや課題を紹介します。まずは55歳でリタイアした実例です。

実例紹介

さてまずは55歳で早期リタイアを行った人の実例です。仮に55歳のこちらの男性をAさんとすると、Aさんは56歳を迎える前に55際のうちに早期退職を試みました。早期退職の理由は持病による通院と子供たちとの時間的余裕を作るためだったといいます。

早期リタイアに向けては、趣味の旅行も行いたいためセミリタイアとしてバイトや資格取得なども視野に入れながら資金を考えていたといいます。早期退職割金と投資信託による収入を生活費に充てる計画で55歳でAさんは早期リタイアを実行しました。

生活費

Aさんは55歳から60歳までの生活費を27万円と見積もっていたそうです。しかし、実際は27万円では賄えませんでした。これは55歳という若さゆえに行動の範囲が広い事と、酒代を計算していなかったことだと言います。

時間的余裕ができる上に55歳のAさんは自由にくらせるがあまりに、当初想定していた資金以上を使ってしまっていたようです。今後は60歳からの年金受給に向けて生活費を抑えながら生活するようにしたということです。

リタイア後の満足度

早期リタイアを行った事で、子供との時間を持てたのはもとより親との時間も持てるようになったと言います。金銭的には計画通りにはいかなかったAさんですが、家族との絆が深まり満足度は高かったそうです。

資金に関するポイント

55歳で早期リタイアを実行した場合、資金に対してはどういったポイントが必要となるのでしょうか。それは、先のAさんの例にもあるように年齢的若さからくるレジャーなどの費用です。まだまだ動ける年齢だからこそ自由な時間に資金を浪費してしまいます。

また、お酒をたしなむ場合は今まで以上にお酒を飲む機会が増えたという人もいます。それは昼間からちょっと飲んだり、友人と飲む時間が増えたりとさまざまです。ゆとりある生活を目指すのであれば資金にもゆとりが必要だという事になります。

生活パターンによる必要額

それでは55歳の早期リタイアにおいて、必要となると言われている資金の額はどの程度なのでしょうか。一般的観点で言われている金額を紹介します。

最低限

まずは55歳で早期リタイアして最低限の生活費の必要額です。住んでいる環境にもよりますが、多様性を考えて月に22万円を最低限の生活費と考えると、55歳で早期リタイアした時に必要な貯蓄額は約4,500万円と言われています。

少しゆとりがある生活

次に55歳で早期リタイアして少しゆとりがある生活を過ごす場合です。これも住んでいる環境にもよりますが、月に30万円の生活費として考えると、55歳で早期リタイアした時に必要な貯蓄額は約7,500万円と言われています。

余裕を持つなら

最後は55歳で早期リタイアしてゆとりがある生活を過ごす場合です。ゆとりある生活として月に35万円程度の生活費を見込むとすれば、55歳で早期リタイアした時に必要な貯蓄額は1億円程度が必要だと言われています。
 

4. 56歳で早期リタイアしたら?

56歳で早期リタイア

次に紹介する早期リタイアの事例は56歳の年齢です。56歳で早期リタイアした男性のBさんについて、紹介しますので、参考にしてください。

実例紹介

56歳でIT会社を早期退職したBさんは、完全リタイアは目指さずにタクシードライバーとして第二の人生を歩みました。しかもBさんが選んだのはタクシーの中でも介護タクシーの分野です。

56歳で早期退職をして、タクシーに必要な第二種運転免許と介護ヘルパーの資格を取得し介護タクシーの世界へ飛び込みました。

想定外だったのは需要の多さだったそうです。思いのほか介護タクシーの需要が多く、少し稼げれば良いと思っていたBさんには重労働となってしまいました。時間に余裕を持つ生活どころか、忙しい毎日を送っているという事です。

生活費

介護タクシーが思いのほか人気となったため、56歳で早期退職したBさんの生活費は潤う結果となりました。生活費において困る事はないそうです。

リタイア後の満足度

56歳で早期退職をしたものの介護タクシーの忙しさに時間的余裕がなくなってしまったBさんですが、「ありがとう」という言葉がやり甲斐だと言います。IT会社では人と触れる事が少なかったため、人との触れ合いに満足感を感じているという事でした。

資金に関するポイント

介護タクシーが思わぬ需要を生んだBさんでしたが、予想外だったのがタクシーの維持費だといいます。石油高騰などを背景に予想以上に経費が嵩んでしまったそうです。環境による支出の増加は早期リタイアのリスクとして考えられます。

生活パターンによる必要額

それでは56歳の早期リタイアにおいて、必要となると言われている資金の額はどの程度なのでしょうか。一般的観点で言われている金額を紹介します。

最低限

まずは56歳で早期リタイアして最低限の生活費の必要額です。55歳で紹介したのと同様に月に22万円を最低限の生活費と考えると、56歳で早期リタイアした時に必要な貯蓄額は約4,000万円と言われています。

少しゆとりがある生活

次に56歳で早期リタイアして少しゆとりがある生活を過ごす場合です。月に30万円の生活費として考えると、56歳で早期リタイアした時に必要な貯蓄額は約7,000万円と言われています。

余裕を持つなら

最後は56歳で早期リタイアしてゆとりがある生活を過ごす場合です。ゆとりある生活として月に35万円程度の生活費を見込むとすれば、56歳で早期リタイアした時に必要な貯蓄額は9,600万円程度が必要だと言われています。

5. 57歳で早期リタイアしたら?

57歳で早期リタイア

最後に紹介する早期リタイアの事例は57歳の年齢における場合です。57歳で早期リタイアした男性のCさんについて、紹介しますので参考にしてください。

実例紹介

商社を57歳で早期退職したCさんはタイに移住しました。40代の頃から早期退職を考えていたCさんは、57歳の時、貯金が1700万円程度あったといいます。さらに早期退職にあたり退職金が2800万円入りました。それでも早期リタイアに対しては多い金額ではありません。

若いころから57歳で早期退職をするシミュレーションをしていたCさんは現在はタイで無職だといいます。しかし、貯蓄を切り崩していくだけで生活は間に合っているそうです。

生活費

57歳で早期リタイアをしたCさんの場合は、物価の安い東南アジア地域に生活を移した事もあり、月に10万円の生活費で十分に足りているそうです。

リタイア後の満足度

日本で働いていた時では考えられないくらい、自由な時間を持て余しているCさん。自分に好きなだけ時間を使う事ができる現在の生活に大満足だと言います。

ただ、Cさんは独身だったという状況も大きいと考えられます。奥さんや子供がいるとまた違った選択肢もあったかもしれません。

資金に関するポイント

早期退職制度を利用した退職により、通常の退職金より多くの資金を調達できた事がポイントとなります。また、40代の頃から早期リタイアに向けて準備を重ねてきた事も大きなポイントです。リタイアに向けて計画性をもって行動するのが大切な事といえるでしょう。

生活パターンによる必要額

それでは60歳を定年とすると、まさに定年手前である57歳の早期リタイアにおいては、必要となると言われている資金の額はどの程度なのでしょうか。年金受給まで年数が少ない所もポイントとなります。

最低限

まずは57歳で早期リタイアして最低限の生活費の必要額です。前の解説と同様に月に22万円を最低限の生活費と考えると、57歳で早期リタイアした時に必要な貯蓄額は約3,700万円と言われています。

少しゆとりがある生活

次に57歳で早期リタイアして少しゆとりがある生活を過ごす場合です。月に30万円の生活費として考えると、57歳で早期リタイアした時に必要な貯蓄額は約6,600万円と言われています。

余裕を持つなら

最後は57歳で早期リタイアしてゆとりがある生活を過ごす場合です。ゆとりある生活として月に35万円程度の生活費を見込むとすれば、57歳で早期リタイアした時に必要な貯蓄額は9,200万円程度が必要だと言われています。

【関連】セミリタイア生活に密着!失敗・成功の事例5選!

6. 早期リタイアの資金は1歳違っても変わってくる

早期リタイアの資金は変わってくる

早期リタイアを考えた場合、年齢による必要になる資の額は大幅に変わります。では、どういった部分で必要な資金に違いが出てくるのでしょうか。以下の項目をポイントに解説します。

  • リタイアする年齢と年金の受給金額は連動
  • 退職金額の違い
  • 年金受給までの年数の違い

リタイアする年齢と年金の受給金額は連動

リタイアする年齢により年金の受給金額変わるため、早期リタイアに必要となる資金が変わります。例えば、定年まで働いた場合に受給される年金が214万円だった場合です。この場合に50歳で早期リタイアを行うと、175万円の受給額に変わります。

50歳で早期リタイアを行うと年間で実に40万円もの差がうまれるのです。これは年齢が若くなればなるほど差が開きます。このように、年金の受給額が変わるため、必要となる資金も変わるという事です。

退職金額の違い

次に退職金の違いです。基本的に一つの会社に勤めた年数に比例して退職金は増加していきます。会社の規定により貰える金額は差があるものの、年齢と金額の関係性はどの会社も変わりません。年齢が若いほど退職金が少なくなるという訳です。

年金受給までの年数の違い

早期リタイアの年齢で年金の受給額が変わるだけではありません。年金を受給できるまでの年数にも当然ながら違いが生まれます。若いほど年金受給まで年数がかかります。

早期リタイアの資金を考えた場合、年金受給までの期間で必要な資金を計算しますから、必然的に若いほど早期退職に必要な資金は増額するという訳です。

7. 早期退職に必要な資金のまとめ

早期退職に必要な資金のまとめ

ここまで足早に早期退職について解説しました。早期退職を考えた時に二つの大きなポイントがある事が分かりました。

早期リタイア後の生活によって違う

早期リタイア後の生活環境により必要な資金が変わるという事が分かりました。都会に住んだり海外に住んだり、また自分の生活にどこまでゆとりを持たせるかで大きく資金が変わる事がわかりました。

退職年齢が1歳違うとこんなに違う

早期退職する年齢が1歳違うだけで、必要な資金に大きな差が生まれる事がわかりました。早期リタイアは目指す年齢を考えて、自分に必要な資金を計画建てる必要があるでしょう。また、セミリタイアも視野に入れながらリタイア後の生活を計画すると良いでしょう。

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