英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却!業界動向や相場、手法、案件探しも解説【成功事例あり】

取締役
矢吹 明大

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。

本記事では、英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却について、業界動向や売却相場、よく利用されるM&A手法や手続きの流れを説明します。また、英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aを成功させるポイントなども解説します。

目次

  1. 英会話教室・語学学校とは
  2. 英会話教室・語学学校の業界動向と課題
  3. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却動向
  4. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却相場
  5. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却手法を解説
  6. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却の流れ
  7. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却の成功事例
  8. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却を成功させるポイント
  9. 英会話教室・語学学校のM&A・売却案件の探し方
  10. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却に関する相談先
  11. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却まとめ
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1. 英会話教室・語学学校とは

英会話教室・語学学校とは

英会話スクール・英会話教室・語学学校は堅調な伸びを見せる業種で、M&Aも今後さらに活発になると考えられます。

この章では、英会話スクール・英会話教室・語学学校の市場規模や学習塾との違いなど、基本的な事項を見ていきましょう。

英会話教室・語学学校の市場規模

矢野経済研究所の「語学ビジネス市場に関する調査を実施(2021年)」によると、2020年における英会話スクール・英会話教室・語学学校の市場規模は、前年度と比べると10.8%減った7,817億円です。

しかし、幼児や子供を中心に生徒が戻りつつあるため、市場は回復すると考えられます

英会話スクールとの違い

英語の語学学校を英会話教室や英会話スクールと呼ぶこともあるので、「これらの違いは何か」と思う方もいるでしょう。基本的に、英会話教室と英会話スクールの意味は同じで、両者を区別して使うケースはありません。

学習塾との違い

学習塾は子供向けに学校教育の補足を行うところで、英会話スクール・英会話教室・語学学校とは全く違うものです。学習塾では、英語以外にも国語・数学などの各教科を指導しますが、英会話スクール・英会話教室・語学学校は英語を始めとする語学のみを教えます

また、英会話スクール・英会話教室・語学学校は、就学前の児童や成人も対象とする点が学習塾とは異なるのです。

【関連】学習塾のM&A・事業承継・事業譲渡・会社売却のコツは?メリットと成功事例を紹介

2. 英会話教室・語学学校の業界動向と課題

英会話教室・語学学校の業界動向と課題

英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aを成功させるためには、業界動向や業界の課題を把握することが重要です。この章では、英会話スクール・英会話教室・語学学校の業界動向と課題を解説します。

英会話教室・語学学校の業界動向

英会話スクール・英会話教室・語学学校は、グローバル化や外国語教育における改革の影響もあり、ニーズが伸びて市場規模が拡大しています。オンライン英会話などサービスの多様化も進み、市場は今後も拡大するでしょう。

英会話教室・語学学校の課題

英会話スクール・英会話教室・語学学校は市場規模が拡大して堅調なものの、競争の激化により生き残りは厳しいです。いかにしてほかの英会話スクール・英会話教室・語学学校とサービスを差別化するかが、今後の課題といえます。

3. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却動向

英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却動向

英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却動向には、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却に見られる以下3つの動向を解説します。

【英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却動向】

  1. 需要の増加に合わせてM&Aも増加傾向
  2. 学習塾グループによるM&Aも増加
  3. 講師不足を解消する目的のM&Aも見られる

①需要の増加に合わせてM&Aも増加傾向

英会話スクール・英会話教室・語学学校は市場規模が拡大し、需要の増加に合わせて新規参入や事業拡大を目指したM&Aが増加しています。

②学習塾グループによるM&Aも増加

近年は、城南進学研究社や京進といった学習塾グループが、塾経営のノウハウを生かして英会話スクール・英会話教室に参入するケースが多いです。

③講師不足を解消する目的のM&Aも見られる

M&Aは事業拡大以外に、人材確保を目的として行われるケースもよくあります。英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aでも同様で、講師不足を解消する目的でM&Aを行うケースも見られるのです。

4. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却相場

英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却相場

M&A・買収・売却の価格は、最終的に売り手と買い手との交渉で決まるため、一概にこれくらいが相場というのは難しい部分もあります。

英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却事例では、取引額が公開されていないものが多く、実態がわかりにくいのも理由の一つです。

しかし、大手マッチングサイトの案件を見ると、小規模の英会話スクール・英会話教室・語学学校は、数百万円や1,000万円~3,000万円くらいの価格帯が多いことがわかります。

【関連】M&Aの譲渡価格の相場はいくら?決め方を解説!

5. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却手法を解説

英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却手法を解説

M&Aには手法がいくつかあるので、英会話スクール・英会話教室・語学学校を買収・売却する際は、どの手法を選ぶかよく検討する必要があります。

この章では、英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却に用いられる主な手法を見ていきましょう。

株式売却(譲渡)

株式譲渡(株式売却)とは、譲渡企業(下図A社)の株式を譲受企業(B社)へ売却し、譲受企業が譲渡企業の経営権を得るM&A手法です。

株式譲渡は、英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aで最もよく利用されるM&A手法で、M&A手法を選ぶ際はまず株式譲渡から考えるのが一般的といえます。

事業売却(譲渡)

事業譲渡(事業売却)とは、英会話スクール・英会話教室・語学学校に関する事業資産を売却するM&A手法です。

株式譲渡と違って株式は譲渡しないので、譲渡企業(下図A会社)の経営権はそのまま残ります。事業譲渡は株式譲渡の次によく利用されるM&A手法です。

【関連】事業譲渡の手続き・流れやスケジュールを徹底解説!期間はどれぐらい?

その他のM&A手法

英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aにおける株式譲渡・事業譲渡以外のM&A手法には、第三者割当増資・株式交換・株式移転・合併・分割・資本提携・業務提携があります。

このうち、第三者割当増資・株式交換・株式移転・合併・分割は主に大企業が利用するM&A手法なので、株式譲渡や事業譲渡に比べると、英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aで使われることは少ないです。

【英会話スクール・英会話教室・語学学校のその他のM&A手法】

  • 第三者割当増資
  • 株式交換
  • 株式移転
  • 合併
  • 分割
  • 資本提携
  • 業務提携

6. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却の流れ

英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却の流れ

英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aをスムーズに進めるには、あらかじめ流れを把握することが大切です。この章では、英会話スクール・英会話教室・語学学校におけるM&A・買収・売却の流れを解説します。

【英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却の流れ】

  1. M&A仲介会社などに相談
  2. M&A先の選定・交渉
  3. 基本合意書の締結
  4. デューデリジェンスの実施
  5. 最終契約書の締結
  6. クロージング

①M&A仲介会社などに相談

英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aを行う際は、専門的な知識や経験および売買先を探すネットワークが必要です。

特に、経営者のみで自社に合う売却先を探すのは難しいため、まずはM&A仲介会社などの専門家に相談することをおすすめします。

②M&A先の選定・交渉

M&A仲介会社に相談してどのようなM&Aを行いたいか、相手先に希望する条件は何か、などを伝えると仲介会社はそれを踏まえてM&A先をピックアップします。

その候補先の中から交渉を進めたい相手先を決定すると、M&Aの成立に向けて交渉が進むのです。

③基本合意書の締結

M&A先の候補が決まったら、まずは双方の経営者が実際に会って面談し、M&Aを行えるかどうかを検討します。

交渉が進み、M&Aに関する諸条件が固まったら、基本合意書を締結して合意内容を書面にします

④デューデリジェンスの実施

基本合意の段階では、買い手企業はまだ売り手企業の詳細がわかりません。特に、財務内容などは買収の際に重要となるので、最終契約を締結する前に十分調査する必要があるのです。

買い手企業が売り手企業の内容を調査することを「デューデリジェンス」といい、デューデリジェンスは財務・法務・税務など多岐に渡ります。買い手にとって費用と手間がかかりますが、M&Aを成功させるために必須のプロセスです。

⑤最終契約書の締結

デューデリジェンスを実施して売り手企業に問題がないことがわかれば、最終契約書を締結してM&Aを確定させます。

【関連】M&Aで必要な契約書について徹底解説【ひな形サンプルあり】| M&A・事業承継ならM&A総合研究所

⑥クロージング

最終契約書を締結したら、株式や事業資産を譲渡して代金の支払いを行い、契約内容を実行するクロージングです。クロージングをもって、M&Aの手続きは一通り完了となります。

【関連】M&Aのクロージング手続きの内容や期間を解説!必要書類や成功ポイントは?

7. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却の成功事例

英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却の成功事例

この章では、英会話スクール・英会話教室・語学学校におけるM&A・買収・売却の成功事例から、以下の6例を紹介します。

【英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却の成功事例】

  1. 京進によるダイナミック・ビジネス・カレッジのM&A
  2. 城南進学研究社によるアイベックのM&A
  3. KDDIによるイーオンホールディングスのM&A
  4. ヒューマンアカデミーによる米・カナダ語学学校運営会社のM&A
  5. 京進によるコペル・インターナショナルのM&A
  6. レアジョブによるリップル・キッズパークのM&A

①京進によるダイナミック・ビジネス・カレッジのM&A

2018年12月、京進は、株式譲渡の手法によりダイナミック・ビジネス・カレッジを連結子会社としました。ダイナミック・ビジネス・カレッジは日本語学校を運営し、京進は学習塾を運営する会社です。

これにより、京進は新規事業として日本語教育事業を展開し、そのほかの語学事業にもシナジー効果が発揮することを狙っています

②城南進学研究社によるアイベックのM&A

2018年8月に、城南進学研究社がアイベックの株式を取得し、子会社化しました。城南進学研究社は城南予備校などを運営する会社で、アイベックは企業向けの英会話スクール・英会話教室などを手掛ける会社です。

城南進学研究社における社会人教育への進出などがM&Aの目的となっています。

③KDDIによるイーオンホールディングスのM&A

2018年1月に、KDDIがイーオンホールディングスの全株式を取得し、完全子会社化しました。KDDIは「au」ブランドのモバイル通信やインターネットサービスなどを手掛ける会社で、イーオンホールディングスは英会話スクール・英会話教室のイーオンなどを展開する持株会社です。

当M&Aの実施により、KDDIの通信技術とイーオンホールディングスの英会話スクール・英会話教室サービスを融合させ、バーチャル英会話などの新しいサービスの提供を目指します

④ヒューマンアカデミーによる米・カナダ語学学校運営会社のM&A

2017年5月に、ヒューマンアカデミーが、カナダとアメリカの語学学校運営会社3社をM&Aで子会社化しました。

ヒューマンアカデミーは、英会話スクール・英会話教室を始めとする教育事業を展開する会社で、留学事業の強化および小学校英語教師の育成事業がM&Aの目的です。

⑤京進によるコペル・インターナショナルのM&A

2017年4月、京進がコペル・インターナショナルの全株式を取得し、完全子会社化しました。京進は学習塾や英会話スクール・英会話教室などを運営する会社で、コペル・インターナショナルは「コペル英会話教室」を運営する会社です。

子供向けサービスに強い京進と、大人向けサービスに強いコペル・インターナショナルの協働によるシナジー効果の獲得、および京進の首都圏への進出がM&Aの目的となっています。

⑥レアジョブによるリップル・キッズパークのM&A

2016年12月に、レアジョブがリップル・キッズパークの全株式を取得し、完全子会社化しました。

レアジョブはオンライン英会話スクール・英会話教室「レアジョブ英会話」を運営する会社で、リップル・キッズパークは子供向けオンライン英会話スクール・英会話教室「リップル・キッズパーク」を運営する会社です。

レアジョブは、オンライン英会話スクール・英会話教室の事業拡大を目的として、当M&Aを実施しています。

8. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却を成功させるポイント

英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却を成功させるポイント

英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却を成功させるには、以下のポイントを押さえることが大切です。

【英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却を成功させるポイント】

  1. M&A・買収・売却戦略を入念に準備する
  2. 経営状態を把握しできる限り黒字化する
  3. 人材の流出などが起こらないように慎重に進める
  4. 簿外債務などの問題が起こらないように確認する
  5. 相性の良いM&A仲介会社を見つける

①M&A・買収・売却戦略を入念に準備する

M&Aでは、準備不足のために失敗してしまうケースが多く見られます。英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aは、本格的な手続きに入る前の段階で、戦略を入念に準備することが大切です。

②経営状態を把握しできる限り黒字化する

英会話スクール・英会話教室・語学学校を買収する側は、「できれば黒字経営の会社を買収したい」と考えます。そのため、売却する側はM&Aの手続きに入る前に、自社の経営状態を把握してできる限り黒字化することが重要です。

③人材の流出などが起こらないように慎重に進める

M&Aは従業員の労働環境を大きく変えるため、不満を持った従業員が退職するケースも少なくありません。英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aは、講師などの人材流出などが起こらないように慎重に進める必要があります。

④簿外債務などの問題が起こらないように確認する

英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aで買い手が懸念することの一つに、簿外債務の存在があります。買収後に売り手の簿外債務が発覚すると、買い手にとって大きな損失となり、場合によっては将来の経営にも大きく影響するのです。

売り手はあらかじめ自社の財務・会計をチェックし簿外債務などの問題が起こらないように確認しましょう。

⑤相性の良いM&A仲介会社を見つける

英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aでは、仲介会社などの専門家に相談して、サポートを受けながら進めます。M&A仲介会社はそれぞれ強みや特徴を持つので、自社と相性の良いM&A仲介会社を見つけることが大切です。

9. 英会話教室・語学学校のM&A・売却案件の探し方

英会話教室・語学学校のM&A・売却案件の探し方

英会話教室・語学学校におけるM&A・売却案件の探し方として、サイトを活用する方法があります。この章では、おすすめのサイトを見ていきましょう。

TRANBI

TRANBI(トランビ)は、個人や中小企業におけるM&Aを主に手掛けるイノベーションプラットフォームです。売却希望価格が500万円の案件など複数の英会話スクール・英会話教室の案件が、現在(2021年12月時点)掲載されています。

スピードM&A

スピードM&Aは、会社や事業を売買できるマッチングプラットフォームです。英会話駅前教室の案件や子供向け英会話教室の案件など、現在(2021年12月時点)複数の英会話教室・語学学校におけるM&A・売却案件が掲載されています。

10. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却に関する相談先

英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却に関する相談先

英会話スクール・英会話教室・語学学校のM&Aをお考えの際は、ぜひM&A総合研究所へご相談ください。M&A総合研究所では、M&Aの豊富な知識と経験を持つM&Aアドバイザーが案件をフルサポートいたします。

料金体系は、成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です。(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります。)無料相談をお受けしていますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

【関連】M&A・事業承継ならM&A総合研究所
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11. 英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却まとめ

英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却まとめ

英会話スクール・英会話教室・語学学校は市場規模が拡大しているので、M&Aは今後さらに活発になると考えられます。M&Aの手続きやポイントを知ることが、英会話スクール・英会話教室・語学学校経営者にとって今後重要となるでしょう。

【英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却動向】

  1. 需要の増加に合わせてM&Aも増加傾向
  2. 学習塾グループによるM&Aも増加
  3. 講師不足を解消する目的のM&Aも見られる

【英会話スクール・英会話教室・語学学校のその他のM&A手法】
  1. 第三者割当増資
  2. 株式交換
  3. 株式移転
  4. 合併
  5. 分割
  6. 資本提携
  7. 業務提携

【英会話教室・語学学校のM&A・買収・売却を成功させるポイント】
  1. M&A・買収・売却戦略を入念に準備する
  2. 経営状態を把握しできる限り黒字化する
  3. 人材の流出などが起こらないように慎重に進める
  4. 簿外債務などの問題が起こらないように確認する
  5. 相性の良いM&A仲介会社を見つける

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