オーガニックグロースとは

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企業情報第三部 部長
鎌田 実築

三菱UFJ銀行にて中堅中小企業法人担当として、企業再生支援、事業承継支援、資産活用コンサルティング等幅広く活動。その後M&Aアドバイザーとして複数の業種で成約実績を積み、規模・エリアも問わず幅広い相談に対応。

オーガニックグロースとは自社の経営資源のみで会社の成長を成し遂げることを指し、オーガニックグロースに対してM&Aグロースもあります。本記事では、オーガニックグロースのメリットとデメリット、オーガニックグロースとM&Aグロースの違いなどについて解説します。

目次

  1. オーガニックグロースとは
  2. オーガニックグロースのメリット・デメリット
  3. オーガニックグロースとM&Aグロースの違い
  4. まとめ
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1. オーガニックグロースとは

オーガニックグロースとは

オーガニックグロースとは、自社の経営資源のみで会社の成長を成し遂げることを指します。対して、M&Aや資金調達などによって成長することを、M&Aグロースまたはノンオーガニックグロースといいます。

スタートアップのようにM&Aを行う資金がなく、かつ資金調達を行う信用力もない場合、自社の経営資源(資金・技術・ノウハウ・人材など)のみで成長を図る必要があります。

しかし、限られた資金と人材、ノウハウしか持たない企業がオーガニックグロースによって成長していくのは簡単ではありません。

そこで、近年は速いサイクルで仮説と検証を繰り返すリーンスタートアップを実施したり、小さく複数の事業を始めて大きくなりそうな事業に時間と人材を投入していく方法を採用するスタートアップが増えています。

一方で、早い段階から大きな資金調達に成功し、その資金を元手にM&Aなどによって成長していく、ノンオーガニックグロース型のスタートアップも存在します。

ノンオーガニックグロース型の成長戦略であれば短期間で大きく成長できる可能性がある一方で、失敗したときの負担が大きい、投資家からの監視が厳しい場合があるなどのデメリットもあります。

オーガニックグロースとM&Aグロース(ノンオーガニックグロース)はそれぞれ一長一短あり、どちらを行うにしても、その方法に合った経営戦略を計画的に構築しなければなりません。

【関連】資金調達コストとは?計算方法やコスト比較、抑える方法を解説

2. オーガニックグロースのメリット・デメリット

オーガニックグロースのメリット・デメリット

オーガニックグロースはメリット・デメリットがあり、状況によってはM&Aを活用したほうが効果的な場合もあります。本章では、オーガニックグロースのメリットとデメリットを解説します。

オーガニックグロースのメリット

まずは、オーガニックグロースの主なメリット5つについて解説します。

【オーガニックグロースのメリット】

  1. 少ないリスクで成長できる可能性がある
  2. 仮説と検証のサイクルが回しやすい
  3. 投資家を気にせず自由にビジネスができる
  4. 中長期でビジネスを育てられる
  5. 失敗したときの方向転換がしやすい

1.少ないリスクで成長できる可能性がある

オーガニックグロースは、自社の経営資源のみで事業を成長させていくので、ノンオーガニックグロースのように最初から借金を背負うことはありません。そのため、資金面のリスクは抑えつつ事業を展開することが可能です。

しかし、資金が少ないということはやりたい事業ができないことにもつながるので、限られた資金でやりたい事業をいかにできるよう工夫するかが大切です。

2.仮説と検証のサイクルが回しやすい

オーガニックグロース型で事業を行う場合、最初の事業は小さく始めざるを得ませんが、逆にいえば仮説と検証のサイクルを回しやすいということでもあります。

近年のスタートアップのトレンドとしては、事業が完成する前にまず市場に投入してユーザーの反応をみて検証・改善を繰り返す方法がよく用いられています。

3.投資家を気にせず自由にビジネスができる

資金調達によって得た資金でビジネスを回していく場合、投資家にもよりますが一般的にはビジネスの進捗状況をチェックされることになります。

投資家によっては早く投資資金を回収することを求めるケースもあるので、資金長達を受けた会社としては投資家の意向に沿った計画を立てざるを得ないことにもなりかねません。

一方、資金用達を行わず自社の経営資源だけでビジネスを作り上げていく場合は、外部の意向に振り回されることなくビジネスがしやすいという利点があります。

4.中長期でビジネスを育てられる

前述のように、投資家による事業への介入がある場合、ある程度の期間を定めて結果をだすことを求められるケースが多くみられます。

しかし、売上は上がってもなかなか利益はでないというケースも少なくないので、短期間で利益をだすために無理な事業展開を行ってしまうケースも少なからずみられます。

それに対して、投資家の介入がなくビジネスができる場合は、ビジネスを回していける最低限の利益さえ確保できれば、中長期目線で事業を育てていくことも可能です。

5.失敗したときの方向転換がしやすい

投資家から資金調達を受けている場合、事業内容を大幅に方向転換するには投資家からの承諾も必要となります。

しかし、場合によっては同意が得られなかったり、経営者が考えているのとは違う方向性を提示されることもあるでしょう。

スタートアップが最初に始めた事業で成長し続けるケースはそれほど多くなく、多くの場合は途中で方向転換を繰り返しながらビジネスを進めていきます。その際に、外部の声に振り回されて方向性がブレてしまうケースも少なくありません。

しかし、オーガニックグロース型で事業を行っていれば、事業の方向転換は社内の判断で実施することができます。

【関連】アライアンスとは?M&A・資本提携・業務提携の違い、メリットを解説

オーガニックグロースのデメリット

オーガニックグロースには多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

【オーガニックグロースのデメリット】

  1. 成長に時間がかかりやすい
  2. 資金不足に陥りやすい
  3. 人材の確保が難しい
  4. 信用を得るまで時間がかかる
  5. できる事業が限られる

1.成長に時間がかかりやすい

M&Aや大型の資金調達ができれば、短期間で大幅に事業を成長させることも可能です。しかし、オーガニックグロースによって自社の限られた経営資源内で事業を成長させるためには、多くの場合で地道な積み重ねが必要です。

創業から1年~3年で廃業する企業も多いなかで、成長に時間がかかるということはリスクのひとつでもあります。

2.資金不足に陥りやすい

オーガニックグロースは自社の経営資源だけでビジネスを進めていくので、早めに売上が立たなければ資金不足に陥りやすくなります。

また、オーガニックグロース型で事業を行っている企業のなかには、売上は十分だせていても廃業・倒産に至ってしまうケースもあります。

オーガニックグロースで事業を展開していくには、資金に関する計画性と専門家の助言が大切といえるでしょう。

3.人材の確保が難しい

M&Aや資金調達を活用できれば優秀な人材の確保も可能になりますが、オーガニックグロースでは人材確保の難しさが課題となります。

特に、近年はさまざまな業種で人材不足が深刻となっており、大企業でなければ十分な人材の確保は難しくなっています。

4.信用を得るまで時間がかかる

オーガニックグロースでは宣伝やマーケティングにかけられる資金にも限りがあるので、会社やサービスに信用力が付くまでに時間がかかるケースが多くなります。

特に、スタートアップのような創業から年数の浅い企業にとっては、いかに信用力をつけていくかが死活問題ともなります。

5.できる事業が限られる

M&Aや資金調達ができれば新たな事業展開もしやすくなりますが、オーガニックグロースの場合は限られた資金と人材でやり繰りしなければならないので、新事業を展開する余裕を作ることは簡単ではありません。

オーガニックグロースで事業展開を加速させるには、まずひとつ目の事業を成功させ、その事業の収益でさらに収益性の高い事業を作っていくといった流れが必要になります。

【関連】事業展開の方法や考え方・戦略を解説!フレームワークや成功・失敗事例も紹介!

3. オーガニックグロースとM&Aグロースの違い

オーガニックグロースとM&Aグロースの違い

オーガニックグロースとM&Aグロースには、メリット・デメリットの面で違いがあります。

【オーガニックグロースのメリット】

  1. 少ないリスクで成長できる可能性がある
  2. 仮説と検証のサイクルが回しやすい
  3. 投資家を気にせず自由にビジネスができる
  4. 中長期でビジネスを育てられる
  5. 失敗したときの方向転換がしやすい

【オーガニックグロースのデメリット】
  1. 成長に時間がかかりやすい
  2. 資金不足に陥りやすい
  3. 人材の確保が難しい
  4. 信用を得るまで時間がかかる
  5. できる事業が限られる

【M&Aグロースのメリット】
  1. 短期間で飛躍的な成長が可能
  2. 優秀な人材の確保が可能
  3. 新たな事業を始めやすい
【M&Aグロースのデメリット】
  1. 買収資金が必要
  2. M&A先の選別と交渉が必要
  3. M&A後の統合作業に失敗する可能性
オーガニックグロースとM&Aグロースにはそれぞれメリットとデメリットがありますが、M&Aグロースの場合は適切な専門家のサポートを受けることで成功率を高めることが可能です。

M&A総合研究所では豊富な専門知識を持つアドバイザーがフルサポートいたしますので、M&Aグロースでの成長を戦略的に実行することが可能です。

また、着手金・中間報酬などのない完全成功報酬制となっているので、M&Aが成立するまで手数料が発生することはありません。

ご相談は無料でお受けしておりますので、M&Aをご検討の際はお電話またはメールフォームよりお気軽にご連絡ください。

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4. まとめ

まとめ

オーガニックグロースとは、自社の経営資源のみで会社の成長を成し遂げることを指し、多くのメリットがあります。

しかし、成長までに時間がかかったり資金不足に陥りやすいなどのデメリットもあり、M&Aグロースのほうが適しているケースもあるので、さまざまな角度からよく検討することが大切です。

【オーガニックグロースのメリット】

  1. 少ないリスクで成長できる可能性がある
  2. 仮説と検証のサイクルが回しやすい
  3. 投資家を気にせず自由にビジネスができる
  4. 中長期でビジネスを育てられる
  5. 失敗したときの方向転換がしやすい
【オーガニックグロースのデメリット】
  1. 成長に時間がかかりやすい
  2. 資金不足に陥りやすい
  3. 人材の確保が難しい
  4. 信用を得るまで時間がかかる
  5. できる事業が限られる

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