マンデートとは?M&A業界における用語の意味を解説

取締役
矢吹 明大

株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。

マンデートは英語を直訳すると命令や指示を意味しますが、実際には「委任された権限」を意味する場面が多いです。本記事では、M&A業界におけるマンデートの意味・使い方・M&A仲介会社がマンデートを取得した後の業務内容などについて解説します。

目次

  1. マンデートとは
  2. M&A業界におけるマンデート後の主な業務
  3. マンデートの使い方
  4. M&Aにおけるマンデートの相談先
  5. マンデートのまとめ
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1. マンデートとは

マンデート(mandate)とは、英語を直訳すると、権限・命令・指令・任務のほか、職務執行令状・委任統治といった意味を持つ言葉です。広く使われる意味としては「権限」が一般的であり、実際には「誰かから誰かに対して与えられた権限」といった意味で使用します。

東京証券取引所の『証券用語集』によると、マンデートは「証券会社や銀行などの金融機関が、企業が株式の発行(募集)・企業の上場・シンジケートローンの組成などで資金調達を行う際に、その企業から業務の委任を受けること」とされています。

上記のようにマンデートは、金融だけでなく、政治・裁判・M&Aシーンなど、さまざまな専門分野で使われる言葉です。

マンデートの使用例

ここでは、マンデートの使用例を紹介します。

  • 金融業務におけるマンデートの使用例

「B社上場の主幹事のマンデートはD証券が獲得しました」
「プール型ファンドの投資家は分離したマンデートよりも、ファンドの投資基準に対する影響力は小さいでしょう」
「アセットオーナーはファンド運営の方針に従って、資産配分、資金調達のマンデートを展開する必要があります」
  • M&Aにおけるマンデートの使用例

「C社のM&A案件のマンデートを獲得しました」
「マンデート獲得までA社との契約条件のすり合わせを行う」

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M&A業界におけるマンデートの意味とは

M&A業界におけるマンデートは、「仲介契約書」や「業務委託契約書」といった意味で使われます。仲介契約書および業務委託契約書とは、M&Aの専門家へ仲介を依頼する際に、仲介契約・アドバイザリー契約を結ぶための契約書のことです。

M&A業界でのマンデート獲得の意味

M&A業界では、しばしば「マンデートを獲得する」といった言葉が交わされます。M&A業界におけるマンデートの獲得とは、M&Aの専門家が依頼者から仲介契約を獲得することです。

M&Aの専門家は、マンデートの獲得によって、買収先および売却先の選定・各種書類の作成・企業価値算定・交渉のサポートなど、M&Aに関するさまざまな手続きの仲介を行います。

M&A業界でのマンデートの効力

M&A業界におけるマンデートの効力は、基本的にM&Aが成立して効力発生日を迎えるまで有効です。契約によっては、M&A成立後の事業統合までマンデートの効力が有効となるケースもあります。

特定のM&A専門家との間でマンデートの効力が発生している間は、他のM&A専門家と仲介契約は結べないのが一般的です。

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2. M&A業界におけるマンデート後の主な業務

M&A業界におけるマンデート後の業務は、主に以下の流れで進められます。

  1. M&Aに向けての本格的な戦略策定
  2. 会社売却・買収の手続き
  3. 各種契約書の締結
  4. デューデリジェンスや条件交渉
  5. クロージング

それぞれの業務の流れを順番に見ましょう。

①M&Aに向けての本格的な戦略策定

M&Aの手続きに進んでいく前に、マンデート後にはまず本格的なM&A戦略を策定します。具体的には、M&Aスキームやスケジュールなどを練る段取りです。

売却側では売却価額の目安を決めるほか、企業価値を向上させるための計画も策定します。

②会社売却・買収の手続き

事前の戦略が策定できたら、売却・買収の手続きを進めます。売却先・買収先が決まっていない場合には、最適な相手探しから始める段取りです。

その後に売却先・買収先が決まったら、交渉および契約書の締結を進めます。そのほか、用いるスキームによっては、株主総会の開催・債権者保護の手続き・従業員や取引先からの個別同意の取り付けなども必要です。

③各種契約書の締結

売却先・買収先との間は、各種契約書の締結を行う必要があります。契約書には、M&Aの目的・方法・売買価額・スケジュールなどを記載するのが一般的です。

契約書に不備があると、スケジュールが延期になったり、M&A自体が中止になったりするおそれがあるため、M&Aの専門家に作成を代行してもらいながら十分に確認しておく必要があります。

④デューデリジェンスや条件交渉

M&Aの中でも最も重要となる手続きは、デューデリジェンスや条件交渉が挙げられます。デューデリジェンスとは、企業内監査のことです。

デューデリジェンスを十分に行わないと、買収後に思わぬリスクが発覚するおそれがあります。条件交渉が難航すればM&Aの期間が長くなり、場合によっては頓挫するケースも見られます。それ以外に、条件交渉や書類作成にも専門的な知識・豊富な経験が求められるため、M&Aを実施する際は専門家のサポートが欠かせないでしょう。

M&Aをご検討の際は、ぜひM&A総合研究所へご相談ください。総合研究所では、実務経験豊富なM&Aアドバイザーによって、手続きのフルサポートを実施しています。

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⑤クロージング

ここまでの手続きが不備なく進み、M&Aの効力発生日を迎えたら、クロージングへと進みます。基本的にはクロージングの段階でマンデートの効力が終了します。しかし、M&A仲介会社は、これ以降の統合プロセスや経営コンサルティングも依頼可能です。効力が延長するケースもあります。

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3. マンデートの使い方

最後に、以下のケースにおけるマンデートの使い方を紹介します。

  • M&A業界の場合
  • 金融機関の場合
  • 外交の場合
  • 霞が関の場合
  • 英語の場合

それぞれのケースにおける使用方法を順番に見ましょう。

M&A業界の場合

M&A業界のマンデートとは、仲介契約書のことです。使い方を挙げると、以下のようになります。

  • あの企業のマンデートは、私たちが持っています。

金融機関の場合

金融機関のマンデートとは、企業が株式発行や上場などを行う際に、金融機関が業務を委託されて代行することです。使い方を挙げると、以下のようになります。

  • 〇〇会社上場の主幹事のマンデートは、〇〇証券が獲得したようです。

外交の場合

外交におけるマンデートとは、交渉の裁量権を任されたことです。使い方を挙げると、以下のようになります。

  • 彼は外務大臣から貿易交渉のマンデートをもらっています。

霞が関の場合

官僚たちの間では、業界用語である霞が関用語が存在します。霞が関用語におけるマンデートとは、権限のことです。使い方を挙げると、以下のようになります。

  • イベントに関してのマンデートは課長が持っているので、許可をもらってください。

英語の場合

マンデート(mandate)は、日常会話や普段の会話文で使われるケースは少ない一方で、公的な文章や政治的な場面などでよく使われる言葉です。使い方を挙げると、以下のようになります。

  • He has a mandate to decide the budget.(彼は予算を決める権限を持っている)

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4. M&Aにおけるマンデートの相談先

M&Aの手続きに進んでいく前に、マンデート後にはまず本格的なM&A戦略を策定します。M&A仲介会社へ依頼すれば、相手先探しや交渉サポートなどM&Aに関する一貫支援が受けられるでしょう。

M&A総合研究所では、M&Aに豊富な知識と経験を持つM&Aアドバイザーが案件に専任となってフルサポートしています。料金体系は、成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。随時、無料相談を行っていますので、M&Aをご検討の際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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5. マンデートのまとめ

本記事では、M&A業界におけるマンデートの意味・使い方、およびM&A仲介会社がマンデートを取得した後の業務内容などについて解説しました。

M&A業界におけるマンデートとは、「仲介契約書」や「業務委託契約書」といった意味で用いられます。M&Aでは、幅広い専門知識や豊富な実務経験が必要となります。仲介会社と仲介契約を締結すれば、トラブルを防ぎながら円滑な手続きの遂行が可能です。

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